月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


酒宴備忘録と岩殿山散歩

怠惰な週明けから始まり、週末に近づいてから急激に面倒くさい仕事を割り振られてしまった先週一週間。
もう少し先々の見通しが立てば良いのですが……どうにもなりません。

そんな状況下でも、なんとか色んなものを放り投げてお休みを満喫したい週末は、怒涛の飲み会ラッシュですっかりアルコール漬けにされてしまいました。
めくるめく飲み会3連発です。


第一弾は金曜の夜から。
フォロワーのしろかえる氏が仕事の用件で東京に来るということで、折角の機会にと飲むことに。共通のフォロワーの優月さんも誘って、3人で20時頃からワインのお店で乾杯です。
都合3本ほどワインを空けて、さらに新宿で軽く二次会をすれば、いつの間にやら時刻は午前2時を過ぎています。
久しぶりに0時を大幅に超えて飲み散らしてしまい、ネカフェに泊まって土曜は朝帰りとなりました。

第2弾は土曜の昼。我ながら朝帰りからの昼飲みは剛毅に過ぎたかと思いましたが、仕方がないことです。
高校の友人連中と秋葉原に集まり、友人の結婚式の算段についてアレコレ相談しながら杯を傾けます。
忘年会ぶりな面子が主で久しぶり感は薄いですが、それでも積もる話は溜まるもの。長々と飲んだ挙げ句に、軽く秋葉原巡りもしてから、解散となりました。

第3段の酒宴はそのまま土曜の夜のこと。昼飲みの足でそのまま船橋に向かい、半月クラスタの面々と合流して飲み会です。
みかん氏がはるばる来日したということで、久しぶりに6名と随分な数が集まりました。
魚と日本酒の美味しいお店で色々と飲み比べていき、随分と楽しく盛り上がって、挙げ句には二次会まで行っての終電での帰宅となりました。


連続飲酒ですっかり疲れ果て、若干二日酔い気味で迎えた日曜の朝。それでも天気予報の晴れを見れば、懲りずに出掛けたくなるのが人の性です。

日帰りで軽めのお出かけということで、以前から目を付けていた山梨県大月市にある岩殿山に行ってみることにしました。

八王子から中央線に揺られて小一時間ほど。普段は富士急方面に乗り換えてしまい、あまり周囲を歩くこともない大月駅に下車します。
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車窓からも見える駅の北側に聳えた岩塊が目的地、岩殿山です。
登山口までは駅から歩いて20分ほど。駅から気軽に行ける距離感が良いですね。
もっとも、山とはいえ城址公園として整備されているので、30分ほどひたすら階段を登る根気があれば、山頂に辿り着くのはさほど難しくはありません。
むしろ、中腹にある"ふれあいの館"なる管理施設風の建物を覗いたら、ヤマノススメの展示パネルがあったことの方が驚きなくらいです。
関東日帰り圏内の山は……もうどこもヤマノススメの足跡があるのでしょう…………。
岩殿城跡とされる自然の岩を利用した門の跡を抜ければ山頂に到着です。
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大月の町を一望し、その向こうには富士山も聳え立っています。もう少し空気が澄んでいれば、実に綺麗だったことでしょう。
ちなみにこの岩殿山のお城は戦国時代、武田氏配下の国衆小山田氏の城だったのだとか。川に挟まれた岩塊の上の平地を利用した東国屈指の堅城。
武田氏滅亡の際には武田勝頼が落ち延びようとして、小山田氏の妨害により辿り着けなかったとも伝わる戦乱の時代のお城だそうです。

岩殿山で一休みしたら、ここからがこの山歩きの本番です。
西隣の天神山とその向こうにある名勝「稚児落とし」へ向けて山道を通り抜けていきます。
公園を外れたこちらのコースは、もはやれっきとした登山道。呑気な散歩道どころか、絶壁を鎖伝いで歩くような、ちょっと気を付けないと部分まであるので注意が必要です。
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手袋を着用して、足元も確認しながら慎重に通り抜けていきます。
眼下には桂川と中央道、その向こうに中央線の線路があり、終始文明的な音が聞こえる環境でのこの冒険感。不思議な気持ちになりますが、鎖場の練習としては丁度よいのかも知れません。

無事に通り抜けて、開けた場所にくればさっきまで居た岩殿山が左手に見えてきます。
改めて見ると随分と遠くに来てしまいましたし、随分と急な山だったのだとわかります。階段がなければ到底登れそうもないような角度、城を築いた人たちはどうやって登ったのでしょうか……不思議になってしまいます。
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そんな場所から林の中の天神山山頂を示す看板を通り過ぎて、さらに少し歩くとなんだか断崖絶壁の縁、随分とファンキーなところに人がたくさんいるのが目に付きます。
一枚岩に見える大絶壁の上端からカメラを構えたり、休憩したりしている登山客の数々――この場所こそが岩殿山歩きの一番の見所、稚児落としと呼ばれるポイントです。
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右手の岩殿山から連なる山道を抜けて、写真すぐ下の岩塊の上を歩いてこの断崖に到ります。
よく見やれば後続の登山者が岩塊の上を歩く姿が見えるのですが、岩の大きさと比べると豆粒にもならないような存在感になってしまいます。
眼下には大月の町、列車が走れば音まで聞こえるような距離にありながら、圧倒的な自然の偉力を味わえる不思議な空間。天気の良さも相まって、岩の上で日向ぼっこすれば図らずも長居してしまう気持ちよさがありました。

休憩がてらに雄大な光景を満喫したら、あとは下山あるのみ。
岩殿山のハイキングコースは通り抜けられるコースになっているので、来た時とは反対側に暫く下っていけば文明の圏内に帰ってくることができます。
下山口から駅までは歩いて30分ほど。ちなみに稚児落としから岩殿山方面へ"逆走"することも可能なのですが、コースの入り口が駅から遠く、場所もわかりにくいので、あまり反対向きに歩く登山者には会いませんでした。


下山後は大月駅前で大月名物らしい"おつけだんご"なるスイトンか味噌汁のような汁を食べて、帰路へ。
休息も兼ねて、久しぶりに少し早目の時間に内房の自宅に戻って今を迎えました。
明日の出勤が……つらい。

箱根の峰と三浦の桜

先日までの極寒が嘘のように、ひたすらに温い空気が蔓延した3月初頭。
春の嵐を想起する強風が吹き荒れる日もありましたが、寒波の後のホッとするような陽気に、雪解けの季節に歓呼する北国の気持ちがわかったような気がしました。

先週の豪遊で懐具合が厳しい今週末。それでも、朗らかな陽気に誘われてしまっては出掛けるより他に選択肢はありません。
ハイキングに桜見物と、近場で楽しく春の先取りをしてきました。


金曜日のうちに神奈川の実家に帰り、土曜日は朝から小田急線ですぐさま箱根方面へ。
元寮生と合流し、箱根登山鉄道の終点強羅駅まできたら、駅前の売店で昼食を調達して目指すべき箱根の外輪山へと向かいました。

最初の目的地は駅前から真正面に見える明星ヶ岳。手が届きそうなほど近くに見える山ですが、登山道に入るには一旦、早川の抉り出した谷間へと下り、対岸の宮城野地区まで行かなくてはなりません。
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歩道は階段、車道はつづら折りになるほどの急傾斜を下って川を越え、少しだけ住宅街を通り抜けて都合15分ほどの道のり。案内板も乏しくわかりにくい行程ですが、なんとか山の入口に到着です。
これは後から気付いたのですが、本来のコース設定では箱根湯本駅から早川沿いの国道を走るバスで登山口に向かうべきだった様子です。
川を越えて少し歩いたくらいから、急に登山口とバス停を示した案内板をあちこちに見掛けました。

閑話休題。登山道に入ってしまえば、もうこちらのものでしょう。慎重かつ気楽に山歩きです。
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明星ヶ岳は1000mにも満たない比較的低い山。山頂付近まで森林が続き、眺望が良好とはお世辞にも言えない山でしたが、春の陽気のなかで歩くには足元も良く気持ちのよい山です。

明星ヶ岳の山頂を確認したら、ここからは尾根線伝いに隣の明"神"ヶ岳を目指すことにします。
明星ヶ岳から明神ヶ岳へ連なる稜線は森林帯も途切れ気味となり、背の低い木々と背の高いハコネダケに彩られて空の広い道が続きます。
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傾斜の大きいところでは不意に視界が開け、次に目指す頂が目の前に姿を現したりします。青空と尾根道の組み合わせ、個人的には山の風景の中でも一番好きな光景です。
そんな開けた風景のある場所の一つで大休止し、お湯を沸かして昼食にカップ麺を啜ります。
山のご飯はだいたい美味しいのでズルいですよね。

明神ヶ岳へ通じる道は、一部区間で残雪が溶けて酷く泥濘んでいましたが、概ね気持ちよく歩ける状態。
春の霞に隠れ気味でしたが、相模湾越しに三浦半島まで見える景色を横目に、90分ほどかけて目的の山頂に到りました。
明神ヶ岳1169m、今年最初の1000m級の山です。
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この山頂からは南西の眺望が開けており、強羅の町並みと早雲山を望むことができます。
また西を見れば金時山の向こう側に、春霞を腰に巻いた富士山も聳えています。
霞み気味とは言え青空と心地よい陽気の中で辿り着いた山頂、数カ月ぶりに山歩きの楽しさを満喫し、幸先の良い今年初ハイキングとなりました。

来た道を戻るように下って、途中の分岐から明星ヶ岳を経由せずに宮城野へ降りる経路を選択し、15時過ぎには無事に下山。
近くの日帰り温泉に立ち寄り、汗を流して一服です。
山歩き後の露天風呂と風呂上がりのコーヒー牛乳、ついでにビール。文句のつけようがない至高の時間です。
この後はケーブルカーとロープウェイを乗り継いで芦ノ湖へ――などと考えていたのに、うっかり長居し過ぎてしまいロープウェイの運行が終了してしまったのだけが失敗と言えるでしょう。
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仕方ないので箱根湯本に戻って、夜の温泉街で一杯引っ掛けて帰ることにいたしました。


実家に帰って一泊し、なんやかんやとぐずぐずしているうちに家を出たのが昼前となってしまった日曜日。
この日も大学時代の友人連中と連れ立ってお出かけです。
京急線に揺られて、手始めに馬堀海岸の海が見えるスーパー銭湯へ。海と温泉とビールで昼から悪業を重ねてから、向かったのは三浦海岸駅です。
ソメイヨシノよりもずっと早咲きな河津桜が、見頃を迎えたという話が流れてきたので軽い気持ちで見に来た次第です。
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駅前に降り立てば満開の桜と、いい匂いのする露店やビールの提灯が観光客を出迎えてくれました。
折よく桜まつりも開催中なのだとかで、三浦海岸の駅前から近隣の小松ヶ池公園まで連なる河津桜の並木道がお祭りの会場となっています。
もっとも、祭りらしいのは始点と終点に当たる駅前の一帯と公園の広場くらい。他は出店の立つ余地もない普通の歩道を歩きながら、連なる並木を眺めて散歩することになります。
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余談ながら桜とあわせてアブラナ科の黄色い花もちょうど見頃を迎えていました。
菜の花にしては茎が頑丈な気がしましたので、恐らくはダイコンの花だと思われます。今一つ確信が持てないのが正直なところですが……。

桜まつりのあとは折角なので海を見ようと三浦海岸にも足を伸ばします。
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コンビニでお酒を買って、波打ち際で遊びながら一杯。日が沈んだら撤収して、横浜で飲み直して解散となりました。


横浜からの帰路は、迂闊なことに終電を逃してしまい千葉のネカフェにて一泊です。
月曜は始発電車で帰宅して、仮眠を取って出勤。いつかこのパターンになる日が来るとは思っていましたが、3年目にしてついにやらかしてしまいました……。
ただ、思ったよりはなんとかなったのが不幸中の幸いでしょうか。無事に仕事を終えて……今まさに猛威を奮っている春の嵐の方が、余程大問題でありました。

お伊豆と雪山の話

気付けば2月。記録的な寒波に見舞われ、外へ出る足も竦んでしまう今日この頃。
首都圏でも今年2度目の雪が降り、北陸では記録的な豪雪になったとか。

そろそろ寒いところを彷徨くのも飽きてきたので、この週末は温泉で温まろうと画策してみました。
向かったのは近場の未乗車区間たる伊豆箱根鉄道の修善寺方面です。


東海道本線を下りに揺られて、最初に降り立ったのは伊豆箱根鉄道駿豆線の始発駅、三島……ではなく、伊豆半島から西へ少し行き過ぎた沼津駅。
駅で大学の友人“元下宿生”と合流したら、駅から海沿いに南下するバスに乗りこみます。

海辺をのんびり走るバスで30分ほど。降り立ったのは、あわしまマリンパークの最寄りのバス停。
こんもりと綺麗な形をした目前の島へ、不穏なデザインの渡し船で向かえば、目的地に到着です。
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あわしまマリンパークは駿河湾上の小島、淡島全体を観光地として整備した珍しい形態のテーマパークです。
水族館やカエル館が目玉の施設ですが、他にも海軍遺構や神社にホテルと盛り沢山な色々があるそうです。
「ラブライブ! サンシャイン」の舞台になったとかで、随分とコラボしていたりファンらしき人が見受けられたりしましたが、私はラブライブ! 自体を見ていないので何とも…………。

メインの水族館は地形の制約や歴史の古さもあってか、展示は比較的控えめな規模感です。
しかしながら、水族館のアレコレにも言及した手書きの解説や、タカアシガニやヌタウナギに触れるふれあいコーナーは、大規模な水族館では却ってお目にかかれない奇抜な内容で興味深いです。
またイルカのプールもこれまた湾の一部を網で仕切っただけの随分と開放的な構造。
折角なのでイルカショーも見物しましたが、アットホームなノリであっさり始まりあっさり終わる不思議な面白さがありました。
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ところで、このマリンパーク。オリジナルのキャラクターもいるのですが、これが何を思ったか“雌雄同体”なのだとか。
ウミウシの擬人化だからだそうですが……そう言われて見ると、どちらにも見える絶妙なラインのキャラデザなのが、何とも小憎い可愛らしさです。

閑話休題。
水族館のあとはその裏手。淡島の頂上へ向かう階段を登って淡嶋神社に参拝です。
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祭神は弁財天。由緒書を確認し損ねてしまったのですが、海に縁のある神様ですから湾内の小島に祀られても何も不思議ではないでしょう。
時期によっては参拝客で賑わうそうですが、今回は人気の殆ど無い静かな雰囲気。社の裏手から富士山が良く見えるとのことでしたが、残念なことに立入禁止となっていたので見ることは叶いませんでした。

淡島神社から下山したら、島の最後にカエル館も見学。名前の通り多種多様なカエルが展示されています。
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展示とは言え、飼育のために土もあれば草も岩場もある環境。数ある水槽の中には擬態上手なカエルが姿を隠してしまい、容易に姿を確認できない水槽も1つや2つではありません。
ほとんどの時間をカエル探しに費やし、葉っぱの裏や木の陰にどうにか見つけ出すこともあれば、真正面に堂々としているのを何故か見落としてしまうことまで。
最後まで見つけられなかった水槽も幾つかありましたが、自然の生み出した隠れ上手の見事さを体感し、かなり楽しむことができました。
散々擬態に悩まされたあとですと、最後に見るアルビノのカエルの存在感もまた格別。自然界では長生きできない理由も納得してしまいます。

淡島から本土に戻ったら、今度はタクシーに乗って10分ほどの移動。一山越えた伊豆長岡にて一泊です。
素泊まりの温泉宿と、珍しいビールを多数揃えたオシャレ飲み屋で夜を過ごして日曜を迎えました。


日曜日は昼前に友人たちと合流する予定ですが、朝は10時前に宿をチェックアウトして少し寄り道から。
伊豆の国パノラマパークのロープウェイに乗って、朝の絶景を見物しましょう。
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ロープウェイで登るのは標高452mの伊豆葛城山。数字で言えばさほど高くはないのですが、海まで遮る山がほとんど無いので眺望は抜群です。
山頂では朝から怠惰なビールを決め込みつつ、その大パノラマを鑑賞します。
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駿河湾から富士山、丹那一帯の山並みまでを望むことができました。

葛城山からはロープウェイと徒歩で伊豆長岡駅ヘ向かい、伊豆箱根鉄道駿豆線で終点の修善寺駅へ。
ここで大学の友人をさらに2人追加して、だるま山高原レストハウスへ向かうバスに乗車です。
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予定通りのバス停に着いたら、レストハウスで軽く昼食をとってから今回の一番の目的、金冠山へのハイキングに出発です。

だるま山高原レストハウスから金冠山へのハイキングコースは、尾根沿いの防火帯を歩く比較的平坦な初心者向きのコース。富士山のよく見える頂上目指して、歩きやすい道を1時間と少しで往復する中高年にも人気なお手軽コース……のはずでした。
が、踏み込んで早々のこの雪景色です!
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温暖な伊豆だから大丈夫だろうと油断していましたが、先日の積雪は侮りがたいものがあったようです。
木のない防火帯だけが白い帯と化してますが、森の中も当然真っ白です。
幸いにして深い雪という訳ではなく、先人の踏みしめた跡もあるので危険な状況ではなかったですが……低山と言えど冬山に油断は禁物ですね。
予期せぬ雪中行軍の練習となってしまいましたが、これもいい経験。青空と白い雪の対比が美しい光景です。
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なんだかんだと言いつつも、若さに任せて標準的なコースタイムで頂上に至れば、そこから見えるのは圧巻のパノラマです。
南東に連なる伊豆の山並から、西の戸田漁港、北西の富士山やその向こうの南アルプスまで見渡せます。
猛烈に風が強く、落ち着いて写真も取れなかったことだけが残念なところ。
景色は良くとも、遮るもののない頂上の暴風を受けて、立っているのもやっとの状態に陥ってしまったのでは、早々に下山するより他になしです。
帰路は流石に雪中行軍を避けて、並行する一般道を経由してレストハウスに戻り、バスにて修善寺温泉へと下りました。

修善寺温泉では温泉街の日枝神社にて御朱印を頂戴してから、日帰り湯にて一服します。
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冷え切った体が温まり、山中では無自覚だった疲れが出てくるような心地よい疲労感を満喫してから、近くの飲み屋さんで旅の締めと致しました。


もちろん、「帰るまでが遠足」との標語もあるくらい帰路も大切な行程。
二次会を三島から東海道本線のグリーン車で開催し、飲んだくれるままに東京で乗り継いで帰ります。
帰り着いたときには、とうの昔に日付が変わっていたのも仕方のないことでしょう。翌日ちゃんと出勤しただけでも御の字です。

茅ヶ崎野営

週明けに関東を見舞った大雪以来、寒波が居座って凍てつくような日々を送る羽目になった1月の4週目。
社内試験のノイローゼになりそうな運用に心身を削られながらも、どうにか生き残ってやり過ごし……この週末は満を持しての今冬2回目となる冬キャンプを実施しました。


行ってきたのは茅ヶ崎市にある柳島キャンプ場。海辺の松林にある町場のキャンプ場です。
実家の近くで高校の友人“総統代行”とフォロワーの朔氏と合流し、荷物を整えたら圏央道を南下してすぐ。
早々に荷物を降ろしたら、買い出しも済ませて昼過ぎからまったりと野営が始まります。
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今回も何故か1人1火種活動が捗ります。1人、七輪を投入する猛者がいたのはご愛嬌でしょうか。
嵩張りますし、着火までの手間も大概なのですが、一旦安定してしまえばその炭火による火力の安定感は焚き火の比ではありません。
図らずも文明の利器の偉大さを思い知る気分でしょうか。

ビールと焼肉に始まって、ゆるキャンを見習った坦々餃子鍋と日本酒の組み合わせへ。
さらにはオイルサーディンを炭火で炙って、醤油とニンニクでいただいて22時の消灯時間まで淡々と杯を傾けて夜を過ごします。
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余録として、当然いつもの高温活動も行います。周囲に転がる松の枯れ枝を使えば、面白いほど簡単に燃え上がって昇温も捗ってしまいます。
スチール缶と組み合わせた簡易的な炉を拵えれば、念願のガラスの軟化点までもあっさりと到達してしまいました。
未だかつてない程の温度に容易に到達してしまいますから、松の燃えやすさには驚くばかりでしょうか。「松明」として用いられるだけのことはあるんですね、今後も活用していきたいところです。

スローペースなお酒のせいか、量を飲んだ割には悪影響も少ないままに就寝して、翌朝はキャンプ場の裏の海岸から日の出を眺めて朝を迎えます。
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南東の空から昇る朝日は洋上ではなく三浦半島か房総半島の上から姿を表します。
驚いたのは遥か東方に聳えるはずの筑波山のシルエットまで確認できることこんなに遠くまで見通せるとは思いもよらないことです。(※2/8:方角を調べ直したら房総半島の山らしいです。見た目がそっくりで驚くばかりです……。)
加えて、房総半島の南端部は水平線上に浮かび上がって、いわゆる蜃気楼というべき状態に。蜃気楼なんて話には聞いていても、本物を拝むのは初めての経験です。
いいものを観てしまいました。たまには早起きもするものです。

蜃気楼と朝日を眺めた後は、夜明けを過ぎても下がり続ける気温に難儀しながら朝食を摂って、チェックアウトの時間となります。

帰りがけに近くに鎮座する鶴嶺八幡宮に参拝です。
源氏が関東地方に進出した当初に勧請したと伝わる由緒正しき八幡宮です。
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境内はそこかしこにラミネートされたお守りやおみくじの案内が掲示された、少し俗っぽい町の小さな社と行った風情。
しかしながら、旧東海道から境内まで約1kmほどの距離を真っ直ぐに伸びる参道と、一部で保存された松並木に、その歴史の深さと過去の隆盛ぶりを偲ばせる凄みがありました。
ちゃんと御朱印も頂戴して、無事に帰路へ。


今回の冬キャンプ、火勢をつけすぎて備品のいくつかに穴を開けてしまったのだけが痛恨事でしょうか。
そんな日もありますよね……。
今週は社内試験でナーバスさが続く日々。早く終わってほしいものですが、ままならない。

朝霧高原の緩い野営

年の瀬も押し迫って、気づけばクリスマスです。
もう一声で年末、2017年も数えるほどしか残ってないですね!
諸々のイベント事が重なってしまい、全く年末の準備が進んでないのですが、それもまた致し方ないことでしょう。

日曜日がクリスマスイブとなったこの週末。
去年に続いて冬キャンプをしたいとの話になり、折角ならばと来期にアニメをやる“ゆるキャン”に先手を打って聖地巡礼をすることになりました。
近年、アウトドアに関心の高い半月クラスタの面々を誘って、行ってきたのは朝霧高原の富士山YMCAグローバルエコヴィレッジというキャンプ場です。
去年もそう言えば朝霧高原でしたね。富士山が雄大な高原地帯、凍てつく空の下で凍えながら飲む紅茶が格別です。

親の車を拝借して、ヘク猫氏と朔氏をピックアップしたら246から東名を抜ける経路で富士宮へ。
去年のキャンプや先の富士登山でも利用した富士宮駅近くのイオンモールで買い出しをして、現地に到着。
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チェックインを済ませて設営場所を決定したら、後続のキャプたん氏、冴氏、あんこう氏とも順次合流の流れとなりました。

今回のキャンプ場は朝霧高原らしい広大な原っぱの、下草を刈り取ったような空間。
起伏が多いのが玉に傷ですが、特大の富士山がどこからでも見える開放感抜群の立地は、まさに冬キャンプに求められるシチュエーションと言っても過言ではないでしょう。

人数が揃ったら、日が暮れて寒くなる前に早々に宴の準備に取り掛かりましょう。
火を起こして、おやつを食べながらベーコンを厚切りに。ビールを飲みながら炭火で焼いて、その間にメインディッシュのすき焼きも準備します。
ベーコンもすき焼きもどちらも“ゆるキャン”準拠のメニュー。今回のこだわりです。
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美味しく焼けたベーコンに言葉を失いながらも作業を進めて、おいおいとすき焼きに移行です。
すき焼きが始まって、辺りが暗くなり始めれば、あとは持参の防寒具に任せて夜の屋外宴会が続くばかり。
鍋で熱燗したりワインも温めたり、ウィスキーが飛び出したり、直火で賞味期限切れのオイルサーディンを調理したり……焚き火があるのでワイルドになっていますが、本質的にはいつもどおりの宴会です。
途中でキャンプ場併設のお風呂に入ったりしつつも、寒さに音を上げて早い時間に終わるものかと思えば、0時少し前まで飲み明かしていた始末。
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ふとあたりを見渡せば、透き通った冬空に満天の星々が散らばり、町灯りが薄っすらと富士山の影を描く絶景を演出していたのも特筆に値する光景でしょう。
最高に楽しい気分のまま、テントでの夜を迎えました。

翌朝は幸か不幸か微妙な曇天。
富士山が雲に隠れてしまったのは残念ですが、放射冷却が抑えられ朝の冷え込みがマイルドだったのは幸運といえるかもしれません。
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キャンプでの朝食はカップ麺と相場が決まっていたのですが、今回は料理が得意なメンバーも居るので朝も優雅にカルボナ―あらなどを頂きます。
朝から外で食べる手の込んだ料理の味は格別です。

朝食後はお酒が抜け切らないテンションのまま悪ふざけをしつつ片付け工程へ。
宴のあとの車座は、なんとも言えず……汚いですね。撤収完了時にはちゃんと綺麗にしたので安心です。
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朔氏が見事なブリッジを披露したり、一人用テントを使った威嚇モーションがあったり、撤収用に乗り入れた車でガルパンごっこをしたりと、個々に挙げれば頭痛が痛くなりそうな有様でしたが、概ね楽しかったので良しとしましょう。

昼前にようやく撤収したら、続いてこれも“ゆるキャン”に登場したまかいの牧場へ、ジェラートと昼食を摂りに向かいます。
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作中では「“じゅ”かいの牧場」でしたが、建物も立地もほぼ同じです。
牧場内の同じお店で、適当にアイスを食べながら一息。特段に何をするでもないですが、キャンプの反省でも語りながら小一時間滞在してしまいました。


まかいの牧場を出たら、滋賀に帰るというあんこう氏と別れて、残りの面子は本栖湖から国道300号を経由し身延方面へ。
何でも作中に登場した美味しいまんじゅう屋さんがあるので行ってみたいのだとか。
経路的にも作中の時系列的にも脈絡のない、とんだ山越え寄り道ですが仕方ありません。
ここまで来たら面白いので一緒に行く以外の選択肢はありませんでした。
小一時間ほどヘアピンカーブを駆け抜けて身延駅前にいたり、商店街で目的のおまんじゅう屋さんへ。
作中と同じく試食にお茶まで付いてくるホスピタリティを味わって、感激しながらお土産用に購入します。
みんなで買ったらお店近くのベンチに移り、マンガを広げて「絵と一緒だ!!」とすっとぼけたことを言うのまでがお約束です。
ここでおやつを食べながら再び雑談タイムがはじまるのですが、時計を見れば既に15時を過ぎてしまった頃合い。
そうろそる帰路に就かないと、渋滞に巻き込まれて終電を逃す恐れが出てきてしまったので、泣く泣く撤収することになりました。

愛知へ向かうキャプたん氏と道中で別れ、東名に乗ってからSAで冴氏、朔氏ともお別れ。
最後にヘク猫氏を通りがかりの駅で降ろして実家に向かい、真冬のキャンプは終わりを迎えました。


これで今年の遠出の予定は全て終了。あとはコミケに行って、年の瀬を迎えるだけです。
残り数日の出勤日を、頑張って乗り切らないと行けないですね。

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