月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


社畜疾走の結婚式

先週から引き続き、ビックリするほどの繁忙期ぶり。
6時半に出勤して22時に退勤する生活も一週間続くと随所に齟齬をきたし始めてしまいます。

どうにも始末に負えないのですが、週末の備忘録だけは残しておきます。

土曜も働いて夜中に実家に帰った先週末。日曜だけは予定を抉じ開けて高校時代の友人の結婚式へ参加です。
二次会の運営も依頼されてしまったため、少しばかりいつもとは違うテンションでの出席になります。
午前中から披露宴で軽く飲み、その後は時間つぶしに高校時代の友人連中と1.5次会でもう一杯。
事実上の本番となる二次会ではチェキを撮る係をしながら、ビール片手にあっちへこっちへとふらふらして過ごし、最後は三次会で飲み直して――帰宅です。
羅列すると日がな一日、呑んでいただけの気もしますが、楽しかったので良しとしましょう。

少しガス抜きをして……また月曜からは6時半出勤。いつまで体が持つかと大いに疑問ですが、どうなることでしょうか。

社畜稼業とねじ込む野営の備忘録

先週の頭以来、文字通り朝から晩まで働く羽目になってしまった3月後半。

言い出せばキリがないほどの愚痴が積み重なっていますが、唯一の成果は土日の出勤だけは回避してキャンプに行ってきたことでしょう。
前日に22時まで仕事をしながら、朝は5時に起きて始発電車で高尾駅へ向かいました。
8時過ぎの高尾駅から、フォロワーの冴さんの車に拾われて、行って来たるは朝霧高原のふもとっぱらキャンプ場でした。
ここでキャプたん氏とも合流し、一泊です。

色々ありましたが……時間がないので、広々と楽しんだことだけを記しましょう。
大体、"ゆるキャン"の通りだった! といったとこです。

日曜日はその後は西湖の湖畔にある温泉でひとっ風呂浴びて、帰宅となり……月曜からは6時半出勤の日々。
控えめに言ってシンドいのですが……いつまで続くことでしょうか。

今はこれしかメモることができません。

酒宴備忘録と岩殿山散歩

怠惰な週明けから始まり、週末に近づいてから急激に面倒くさい仕事を割り振られてしまった先週一週間。
もう少し先々の見通しが立てば良いのですが……どうにもなりません。

そんな状況下でも、なんとか色んなものを放り投げてお休みを満喫したい週末は、怒涛の飲み会ラッシュですっかりアルコール漬けにされてしまいました。
めくるめく飲み会3連発です。


第一弾は金曜の夜から。
フォロワーのしろかえる氏が仕事の用件で東京に来るということで、折角の機会にと飲むことに。共通のフォロワーの優月さんも誘って、3人で20時頃からワインのお店で乾杯です。
都合3本ほどワインを空けて、さらに新宿で軽く二次会をすれば、いつの間にやら時刻は午前2時を過ぎています。
久しぶりに0時を大幅に超えて飲み散らしてしまい、ネカフェに泊まって土曜は朝帰りとなりました。

第2弾は土曜の昼。我ながら朝帰りからの昼飲みは剛毅に過ぎたかと思いましたが、仕方がないことです。
高校の友人連中と秋葉原に集まり、友人の結婚式の算段についてアレコレ相談しながら杯を傾けます。
忘年会ぶりな面子が主で久しぶり感は薄いですが、それでも積もる話は溜まるもの。長々と飲んだ挙げ句に、軽く秋葉原巡りもしてから、解散となりました。

第3段の酒宴はそのまま土曜の夜のこと。昼飲みの足でそのまま船橋に向かい、半月クラスタの面々と合流して飲み会です。
みかん氏がはるばる来日したということで、久しぶりに6名と随分な数が集まりました。
魚と日本酒の美味しいお店で色々と飲み比べていき、随分と楽しく盛り上がって、挙げ句には二次会まで行っての終電での帰宅となりました。


連続飲酒ですっかり疲れ果て、若干二日酔い気味で迎えた日曜の朝。それでも天気予報の晴れを見れば、懲りずに出掛けたくなるのが人の性です。

日帰りで軽めのお出かけということで、以前から目を付けていた山梨県大月市にある岩殿山に行ってみることにしました。

八王子から中央線に揺られて小一時間ほど。普段は富士急方面に乗り換えてしまい、あまり周囲を歩くこともない大月駅に下車します。
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車窓からも見える駅の北側に聳えた岩塊が目的地、岩殿山です。
登山口までは駅から歩いて20分ほど。駅から気軽に行ける距離感が良いですね。
もっとも、山とはいえ城址公園として整備されているので、30分ほどひたすら階段を登る根気があれば、山頂に辿り着くのはさほど難しくはありません。
むしろ、中腹にある"ふれあいの館"なる管理施設風の建物を覗いたら、ヤマノススメの展示パネルがあったことの方が驚きなくらいです。
関東日帰り圏内の山は……もうどこもヤマノススメの足跡があるのでしょう…………。
岩殿城跡とされる自然の岩を利用した門の跡を抜ければ山頂に到着です。
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大月の町を一望し、その向こうには富士山も聳え立っています。もう少し空気が澄んでいれば、実に綺麗だったことでしょう。
ちなみにこの岩殿山のお城は戦国時代、武田氏配下の国衆小山田氏の城だったのだとか。川に挟まれた岩塊の上の平地を利用した東国屈指の堅城。
武田氏滅亡の際には武田勝頼が落ち延びようとして、小山田氏の妨害により辿り着けなかったとも伝わる戦乱の時代のお城だそうです。

岩殿山で一休みしたら、ここからがこの山歩きの本番です。
西隣の天神山とその向こうにある名勝「稚児落とし」へ向けて山道を通り抜けていきます。
公園を外れたこちらのコースは、もはやれっきとした登山道。呑気な散歩道どころか、絶壁を鎖伝いで歩くような、ちょっと気を付けないと部分まであるので注意が必要です。
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手袋を着用して、足元も確認しながら慎重に通り抜けていきます。
眼下には桂川と中央道、その向こうに中央線の線路があり、終始文明的な音が聞こえる環境でのこの冒険感。不思議な気持ちになりますが、鎖場の練習としては丁度よいのかも知れません。

無事に通り抜けて、開けた場所にくればさっきまで居た岩殿山が左手に見えてきます。
改めて見ると随分と遠くに来てしまいましたし、随分と急な山だったのだとわかります。階段がなければ到底登れそうもないような角度、城を築いた人たちはどうやって登ったのでしょうか……不思議になってしまいます。
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そんな場所から林の中の天神山山頂を示す看板を通り過ぎて、さらに少し歩くとなんだか断崖絶壁の縁、随分とファンキーなところに人がたくさんいるのが目に付きます。
一枚岩に見える大絶壁の上端からカメラを構えたり、休憩したりしている登山客の数々――この場所こそが岩殿山歩きの一番の見所、稚児落としと呼ばれるポイントです。
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右手の岩殿山から連なる山道を抜けて、写真すぐ下の岩塊の上を歩いてこの断崖に到ります。
よく見やれば後続の登山者が岩塊の上を歩く姿が見えるのですが、岩の大きさと比べると豆粒にもならないような存在感になってしまいます。
眼下には大月の町、列車が走れば音まで聞こえるような距離にありながら、圧倒的な自然の偉力を味わえる不思議な空間。天気の良さも相まって、岩の上で日向ぼっこすれば図らずも長居してしまう気持ちよさがありました。

休憩がてらに雄大な光景を満喫したら、あとは下山あるのみ。
岩殿山のハイキングコースは通り抜けられるコースになっているので、来た時とは反対側に暫く下っていけば文明の圏内に帰ってくることができます。
下山口から駅までは歩いて30分ほど。ちなみに稚児落としから岩殿山方面へ"逆走"することも可能なのですが、コースの入り口が駅から遠く、場所もわかりにくいので、あまり反対向きに歩く登山者には会いませんでした。


下山後は大月駅前で大月名物らしい"おつけだんご"なるスイトンか味噌汁のような汁を食べて、帰路へ。
休息も兼ねて、久しぶりに少し早目の時間に内房の自宅に戻って今を迎えました。
明日の出勤が……つらい。

箱根の峰と三浦の桜

先日までの極寒が嘘のように、ひたすらに温い空気が蔓延した3月初頭。
春の嵐を想起する強風が吹き荒れる日もありましたが、寒波の後のホッとするような陽気に、雪解けの季節に歓呼する北国の気持ちがわかったような気がしました。

先週の豪遊で懐具合が厳しい今週末。それでも、朗らかな陽気に誘われてしまっては出掛けるより他に選択肢はありません。
ハイキングに桜見物と、近場で楽しく春の先取りをしてきました。


金曜日のうちに神奈川の実家に帰り、土曜日は朝から小田急線ですぐさま箱根方面へ。
元寮生と合流し、箱根登山鉄道の終点強羅駅まできたら、駅前の売店で昼食を調達して目指すべき箱根の外輪山へと向かいました。

最初の目的地は駅前から真正面に見える明星ヶ岳。手が届きそうなほど近くに見える山ですが、登山道に入るには一旦、早川の抉り出した谷間へと下り、対岸の宮城野地区まで行かなくてはなりません。
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歩道は階段、車道はつづら折りになるほどの急傾斜を下って川を越え、少しだけ住宅街を通り抜けて都合15分ほどの道のり。案内板も乏しくわかりにくい行程ですが、なんとか山の入口に到着です。
これは後から気付いたのですが、本来のコース設定では箱根湯本駅から早川沿いの国道を走るバスで登山口に向かうべきだった様子です。
川を越えて少し歩いたくらいから、急に登山口とバス停を示した案内板をあちこちに見掛けました。

閑話休題。登山道に入ってしまえば、もうこちらのものでしょう。慎重かつ気楽に山歩きです。
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明星ヶ岳は1000mにも満たない比較的低い山。山頂付近まで森林が続き、眺望が良好とはお世辞にも言えない山でしたが、春の陽気のなかで歩くには足元も良く気持ちのよい山です。

明星ヶ岳の山頂を確認したら、ここからは尾根線伝いに隣の明"神"ヶ岳を目指すことにします。
明星ヶ岳から明神ヶ岳へ連なる稜線は森林帯も途切れ気味となり、背の低い木々と背の高いハコネダケに彩られて空の広い道が続きます。
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傾斜の大きいところでは不意に視界が開け、次に目指す頂が目の前に姿を現したりします。青空と尾根道の組み合わせ、個人的には山の風景の中でも一番好きな光景です。
そんな開けた風景のある場所の一つで大休止し、お湯を沸かして昼食にカップ麺を啜ります。
山のご飯はだいたい美味しいのでズルいですよね。

明神ヶ岳へ通じる道は、一部区間で残雪が溶けて酷く泥濘んでいましたが、概ね気持ちよく歩ける状態。
春の霞に隠れ気味でしたが、相模湾越しに三浦半島まで見える景色を横目に、90分ほどかけて目的の山頂に到りました。
明神ヶ岳1169m、今年最初の1000m級の山です。
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この山頂からは南西の眺望が開けており、強羅の町並みと早雲山を望むことができます。
また西を見れば金時山の向こう側に、春霞を腰に巻いた富士山も聳えています。
霞み気味とは言え青空と心地よい陽気の中で辿り着いた山頂、数カ月ぶりに山歩きの楽しさを満喫し、幸先の良い今年初ハイキングとなりました。

来た道を戻るように下って、途中の分岐から明星ヶ岳を経由せずに宮城野へ降りる経路を選択し、15時過ぎには無事に下山。
近くの日帰り温泉に立ち寄り、汗を流して一服です。
山歩き後の露天風呂と風呂上がりのコーヒー牛乳、ついでにビール。文句のつけようがない至高の時間です。
この後はケーブルカーとロープウェイを乗り継いで芦ノ湖へ――などと考えていたのに、うっかり長居し過ぎてしまいロープウェイの運行が終了してしまったのだけが失敗と言えるでしょう。
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仕方ないので箱根湯本に戻って、夜の温泉街で一杯引っ掛けて帰ることにいたしました。


実家に帰って一泊し、なんやかんやとぐずぐずしているうちに家を出たのが昼前となってしまった日曜日。
この日も大学時代の友人連中と連れ立ってお出かけです。
京急線に揺られて、手始めに馬堀海岸の海が見えるスーパー銭湯へ。海と温泉とビールで昼から悪業を重ねてから、向かったのは三浦海岸駅です。
ソメイヨシノよりもずっと早咲きな河津桜が、見頃を迎えたという話が流れてきたので軽い気持ちで見に来た次第です。
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駅前に降り立てば満開の桜と、いい匂いのする露店やビールの提灯が観光客を出迎えてくれました。
折よく桜まつりも開催中なのだとかで、三浦海岸の駅前から近隣の小松ヶ池公園まで連なる河津桜の並木道がお祭りの会場となっています。
もっとも、祭りらしいのは始点と終点に当たる駅前の一帯と公園の広場くらい。他は出店の立つ余地もない普通の歩道を歩きながら、連なる並木を眺めて散歩することになります。
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余談ながら桜とあわせてアブラナ科の黄色い花もちょうど見頃を迎えていました。
菜の花にしては茎が頑丈な気がしましたので、恐らくはダイコンの花だと思われます。今一つ確信が持てないのが正直なところですが……。

桜まつりのあとは折角なので海を見ようと三浦海岸にも足を伸ばします。
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コンビニでお酒を買って、波打ち際で遊びながら一杯。日が沈んだら撤収して、横浜で飲み直して解散となりました。


横浜からの帰路は、迂闊なことに終電を逃してしまい千葉のネカフェにて一泊です。
月曜は始発電車で帰宅して、仮眠を取って出勤。いつかこのパターンになる日が来るとは思っていましたが、3年目にしてついにやらかしてしまいました……。
ただ、思ったよりはなんとかなったのが不幸中の幸いでしょうか。無事に仕事を終えて……今まさに猛威を奮っている春の嵐の方が、余程大問題でありました。

春霞の琉球散策

先日の休日出勤の代価に振替休日を獲得した今週の月曜日。
降って湧いた3連休を有効活用するべく、久しぶりに遠くへ出掛けることにしました。

当初は一昨年に行き損ねた香港のあんこう邸を考えていたのですが、春節とシーズンが被ってしまい予算内では航空券が取れないことが判明してしまいます。
みかん氏を訪ねてソウル、あるいは中国沿岸か、国内か……と代替の目的地を検討した結果、手持ちのANAマイルで飛べる最遠方として沖縄那覇が候補に急浮上です。
この時期の沖縄は観光の閑散期とあってマイルが割安。気候も穏やかで人も少なく、海遊びをしないなら十二分に楽しめる穴場シーズンなのだとか。
これはうってつけの目的地を見つけたと、航空券と宿の手配を済ませたら、あとは当日を待つばかりです。


そういう次第で土曜日は朝から羽田空港に移動し、10時半頃の便で那覇へ向けて飛び立ちます。
少々の遅延と着陸後の諸々で、空港を出て日本最西端の駅、ゆいレールの那覇空港駅に辿り着いたのは14時過ぎくらいになりました。
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ここから那覇市街までは、初めて乗るゆいレールで移動です。
乗る直前まで全く知らなかったのですが、ゆいレールでは通常の乗車券も券面に印字されたQRコードを改札機に読ませるシステムになっています。
磁気式でもICカードでもない初めて見るシステムですが、切符自体は一見すると普通の磁気式と変わりありません。
恥ずかしながら最初の改札では仕組みに気付くまで少し時間がかかってしまい……初っ端からちょっと躓きですね。

閑話休題。
無事にモノレールに乗り込み市中心部の県庁前駅で下車したら、駅から海の方を目指して歩くこと15分ほど。
この日の最初の目的地は琉球八社の一つにして琉球国新一宮である波上宮という神社です。
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琉球八社とは、その起源は判然としないながらも、明治期に国家神道が定められる以前から琉球王国内に存在した、主な神社八社を総称した呼び名だそうです。
いずれも本来はその主体となるお寺があるそうですが、現状に到る経緯は複雑で今一つよくわからないのが正直なところ。
ただ少なくとも相応の由緒のある神社だそうで、特に波上宮はその規模や連続性から沖縄で唯一の官社として扱われた格式を誇ります。
社殿は海に面した低い丘の上に建つ沖縄風の立派なもの。今でこそ周囲も埋め立てられていますが、昔はより海に突き出したような地形だったそうです。名前の通り波の上のお宮と言った風情だったのでしょう。
沖縄の神社などマニアックな場所かと思っていたのですが、那覇市街に最も近いビーチも近くにあってか、ひっきりなしに観光客が参拝していく賑わいぶり。落ち着いて写真が取れないのは少し残念でしたが、無事に御朱印を頂戴することもできました。

波上宮の参拝後は昼食を摂りに寄り道などしつつ再び県庁前駅に戻り、駅前の商業ビル内にある那覇市歴史博物館へ。
この歴史博物館、ごく普通のテナントビルの4階に立地しており、同じフロアには普通のお店もテナントとして入っています。
観光客然とした格好で一般のエリアを通り抜けるのは多少気恥ずかしいところもありました。
それでも、展示面積的にも内容にもあまり期待してなかったはずが、侮るなかれです。
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戦前の那覇市街を復元したミニチュア以外全て撮影禁止でしたが、数多の伝統的な織物の図案やその技法、代表的な衣服が展示されており、来た甲斐のある興味深い内容でした。


博物館の見学を終えたら、既にお酒を飲み始めてもいい頃合い。気温も関東基準では4月の下旬頃といった暑くもなく寒くもない程よいぬるさ。
外で飲めるお店を求めて国際通りに繰り出せば、少し入った路地ですぐに立呑屋さんを発見です。
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オリオンビールを飲み始めたら、もう何も言うことはありません。
1000円でおつまみ1品と任意のアルコール3杯のセット。ビールと泡盛2杯で気持ちよく出来上がるのに、時間はほとんどかかりませんでした。


斯様な次第でほろ酔い気分にながらも、このまま夜を終えるにはまだ早い気分な18時過ぎ。
少しネットで調べると、波上宮へ向かう道中にあった福州園なる中国庭園で二胡の演奏会があるのだとか。庭園自体は歴史的な背景があるものでもなく、さほど興味も無かったのですが二胡の生演奏はちょっと聴いてみたい気分です。
さらに言えば庭園もライトアップされているとかで、写真を撮るにはいいかも知れないと思い立ち、行ってみることにしました。
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何事も思い立ったが吉日ですね。ライトアップされた庭園はなかなか乙な雰囲気があります。
肝心要の二胡の演奏については……巧拙こそよくわかりませんが、酔い醒ましに夜風を浴びながら聴く音楽の気持ち良さだけで十分でしょう。
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演奏を聴いて、その後にふらりと庭園を一周。あまり綺麗に撮れなかったのが心残りではありますが、面倒だと思わずに来た価値はありました。

酔いも醒めて気持ちよくなったところで、再び国際通りの裏通りまで舞い戻り、もう一軒。
地図で見れば無駄に数km歩いているのですが、そこはご愛嬌です。
次に見つけたお店も1000円で3杯飲めるお店ですが、面白店主に絡まれて盛り上がり調子に乗って3杯以上飲んでしまいました。
何故か他のお客さんのお土産という"千葉県産"落花生を貰ったりしながら、今度こそいい時間まで飲み語り、気持ちよくこの日の宿へと辿り着きました


日曜日は朝早めに起床してレンタカーを調達し、ドライブに向かう日。

本島を南北に繋ぐいくつかの国道を北上し、手始めに本島中部、宜野湾市の普天満宮へ向かいます。
普天満宮も前日の波上宮と同じく琉球八社の一つ。往古、後背の洞窟に神々を祀ったのが始まりと伝わる古社だそうです。
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Wikipediaによれば、波上宮と並んで琉球処分後にあっても信仰と勢力を維持した数少ない神社なのだとかなんとか。
朝早すぎたために洞窟の見学はできませんでしたが、御朱印は無事に頂戴できました。
素朴な雰囲気の社は日本と変わらないように感じます。


普天満宮の次は車で15分ほどの距離にある中村家住宅を見学。こちらは国の重要文化財に指定されています。
王国時代の家屋の形態を今に残す貴重な建物なのだとか。
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受付から風避けの石垣を抜ければ、赤瓦の上にシーサーを頂いたまさに沖縄といった古民家が出迎えてくれます。
内部も見学することができるのですが、夏を考慮した風通しの良い造りは爽快そのものです。
前日に続く初夏の陽気と程よく通り抜ける温い風、観光客の少ない静けさも合わさって、いつまでも寛いでいられそうな穏やかな時間を満喫できました。
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ちなみに案内板曰く、このような赤瓦作りは王国時代には士族だけのものだったのだとか。そのため、庶民にも普及したのは明治以降のことだそうです。
この建物も建造は王国時代ですが、瓦葺きについては明治以降の造作だとか。沖縄といえば赤瓦に白漆喰のイメージでしたが……意外と知らないものですね。
また、帰路には売店でお茶と茶菓子のサービスもあります。運転と見学の後にホッと一息できますね。


中村家住宅の主"中村家"は案内書に曰く、遡るとかつて中城城に護佐丸という武将(官人)が入城した際に、付き従って移り住んだ家柄なのだとか。
その中城城の城址は中村家住宅から車で5分ほどの距離。今やグスク群の一つとして世界遺産にも登録されています。
本来、行き先候補には挙がってなかったのですが、それほど近くにあるのなら寄らない手はないでしょう。
世界遺産だけあって、駐車場も広く行けばすぐに分かるのがありがたいところです。広大な城内は発掘調査と並行して遺構が修復され、公園として整備されつつある印象です。
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このお城は幕末期、黒船来航のペリー提督も訪問して、その石積みの流麗さを賞賛したのだとか。海を見下ろす丘の上、尾根に沿って広がる見るからに堅牢な城壁は、確かに見事でありました。
一方で南国らしく植物の方もその成長の勢いは盛んです。整備の間に合ってない場所では城壁を歪めて木の根が張り巡らされる様も見受けられ、これはまたこれでロマンあふれる光景でありました。


中城城跡の見学を終えたら、ここからは一気に国道を北上して本島北部の本部半島を目指します。
道中、不意の集中豪雨に見舞われてヒヤリとする場面もありましたが、どうにか辿り着いたのは本部半島の海洋博公園にある水族館、かの有名な美ら海水族館です。
以前から、沖縄に行くなら外せないと考えていましたが、ようやく念願かなって機会が巡ってきた次第です。
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道草のし過ぎで水族館着は昼過ぎの一番混雑しそうな時間帯。加えて日曜ということもあり、まともに見て回れない水槽もある程の混雑具合です。
それでも、一番肝心な巨大水槽とジンベイザメの遊泳は遠目に見ても圧巻の迫力です。
この他、琉球海溝近隣を題材にした深海コーナーではカイロウドウケツやコトクラゲなど初めて見る生き物も見ることができました。
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特にカイロウドウケツは、その精緻な構造を話には聞いていたものの、実物を見るのは初めてのこと。ライトに照らされた白磁の網目は見事というより他にありませんでした。

またこの海洋博公園、名前の通りかつて開催された"海洋博覧会"の名残として整備された公園です。
そのため水族館以外にも植物園や古民家園など、園内には文化施設が点在しています。
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特に古民家園は琉球諸島の様々な階層や地域の民家を復元しており、先に訪れた中村家住宅と同じように興味をそそります。
赤瓦の普及前の茅葺屋根と竹壁の家などは、沖縄というよりもっと南の異国の島を思わせる風情があり、沖縄の文化の奥深さを
感じることができました。

また海洋文化館は太平洋地域のカヌーを中心に、種々の文物が展示されていて、こちらも面白い。
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テーマが地味なせいか人も少なく穴場といった風情でしたが、スターナビゲーションに用いる木製の海図や、カヌーの実物に、建造する道具類まで置いてあります。
他ではそうそうお目にかかれない代物が目白押しであり、思った以上に長時間滞在してしまう程でした。


文化館の見学を終えて、時間を確認すれば既に16時をゆうに過ぎている状況。海洋博公園でだいぶ長居をしてしまいました。
レンタカーの返却の都合もあるので、帰路は寄り道せずに高速道路を使って一気に那覇市街へ帰還です。
車を返したら、この日も国際通りの裏通りへ繰り出して泡盛を堪能しつつ、残りの夜を過ごすことにしましょう。
前日が安居酒屋巡りだったのに対して、この日は観光客然とした名物料理の多い居酒屋へ。
一軒目ではラフテーやチャンプルーなど「沖縄っぽい」ものを食べて過ごし、二軒目には島唄の生演奏があるお店でのんびりしながら寝る時間を迎えることとなりました。


振休で休みとなった月曜日、沖縄最終日はゆいレールに乗って朝一番に首里城へ向かいます。
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首里城は言わずと知れた琉球王国の首府。復元された各施設は世界遺産にも指定されています。
高校の修学旅行で訪れた頃には、既に復元を終えていたはずなのですが、当時は都合もあって訪れないまま帰ってしまい、ここを見学するのは初めてです。
朱塗りの派手な正殿を朝一番の空いているタイミングで眺めることができたのは、何よりの幸運でしょう。

首里城を見学したら、そのすぐ裏手にある瑞泉酒造も見学。戦前から泡盛の醸造を手がける歴史あるメーカーです。
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一通りの行程を映像で視聴し、実際の機材を拝見して……朝から試飲コーナー! 出来立ての新酒から、熟成された古酒、加水する前の原酒まで味見することができます。
特に泡盛の原酒はアルコール53度となかなかに強烈なお酒。法律上「泡盛」とは表記できないため、品名が「原料用アルコール」となっているのもまた強烈でありました。

また首里城の南側の斜面には、金城町の石畳と呼ばれる古風な街路が伸びています。王国時代の地割の面影を残す趣深い区画です。
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折角なので朝食もそんな路地の喫茶店でいただきます。
那覇市街を一望する木陰のテラスで飲むコーヒーは、優雅というより他にないシチュエーション。普段の柄ではない、陽気にやられてたまには洒落込んでみたくなってしまいました。

朝食後は坂を下るようにふらりふらりと街路をお散歩。
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ノスタルジックな光景に誘われるまま巡っているうち、首里城まで戻るのも億劫なところまで彷徨い込んでしまいます。
仕方ないので、Google地図を頼りにゆいレールのおもろまち駅まで二駅分ほど歩いてしまいました。


おもろまち駅からは再びゆいレールで県庁前駅まで戻り、今度はここからバスに揺られて少し南の郊外、小禄地区へ。
飛行機の時間もあるので、最後に訪れることにしたのは那覇市街を見渡せる丘にある旧海軍司令部壕と呼ばれる施設です。
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沖縄戦の際、沖縄に残置された海軍の陸上兵力は、陸軍と連携しこの小禄一帯に陣地を構えて立て篭りました。
司令部壕はその名の通り、司令部が設置され、そして最後には玉砕を迎えた地下壕です。
遺構は現在も公園として整備保存され、地下壕としては珍しく内部を見学することが可能です。
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通路や通信室、司令官室など……広大な地下壕は全てではないものの、かなりの範囲を見学可能です。
生存者の証言に基づいたイラスト付きの解説板も置かれ、狭く暗い壕の中では過ごした苦難の日々に思いを馳せることができるようになっています。
沖縄戦の戦争遺構としては比較的マイナーな部類な気もしますが、実物を見て初めてわかる距離感や雰囲気もあり、歴史を学ぶ良い機会となりました。

見学後は売店の方の案内のお陰でタイミングよくバスに乗ることができ、そのままゆいレールに乗り継いで空港方面へ。
2泊3日の沖縄旅もお終いです。
最後にお土産を買い込んで、羽田行きの便で関東へと帰ることになりました。


全体的に天気に恵まれなかった沖縄旅行。去年の晴男ぶりの反動でしょうか。
それでも致命的な悪天候には遭遇せず、むしろのんびりと歩き回ることができたのは良かったといえるかもしれません。

しかし、これで去年貯め込んだANAのマイルはほぼ全放出の状態。安易に飛行機に乗るのはもう難しいので、しばらくは遠出はできないかもしれません。
暖かくなってきましたし、ハイキングとかキャンプとか、そちら方面に注力したいですね。

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