月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


西へ流れる話

流れ流されるままに、外泊の多い昨今。今日も今日とて出張案件によりお宿にお泊りです。
ついには、スマホでやる類のゲームにも手を出してしまうほど、家にいる時間が短くなっていますが、旅行は好きなので今のところは性に合ってます。


そんな訳で先週の末から、都内で研修があったために内房を抜け出して都会の方へ。
高校時代の友人の家に泊めてもらいながら過ごして、節分だった2月3日の金曜日から徐々に行動が始まります。

夕刻、研修帰りに代々木八幡宮での節分祭に遭遇したりしながら、神奈川の実家へ移動。一旦、車を拝借して荷物を回収に内房へ向かいます。
所定の荷物を回収したら、帰りがけに木更津の海上電柱群に寄り道。いざ夜景撮影! と思ったものの、残念ながら強風と寒さに散々な結果に終わってしまい、ほうほうの体で再び実家に戻りました。

一夜明けて、若干寝坊気味に目覚めた土曜日は、寝起きの勢いのまま新幹線に乗り込み、京都へ。
京都から東海道線を東に折り返し、石山駅からバスに乗り継ぎます。
南へ向かうバスに終点まで30分程揺られて、辿り着いたのは佐久奈度神社という式内社です。
琵琶湖から瀬田川を南へ下り、大きく屈曲した土地に、遙か飛鳥時代から鎮座するという古いお社です。主祭神は瀬織津姫神、川や水の女神です。
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由緒はあまり語られてないのですが、きっと川舟にとって要衝か難所か、何か神を祀るべき理由があったのでしょう。
目と鼻の先が宇治や琵琶湖とは思えない山奥感を醸し出した土地に、ひっそりと佇む社でありました。

さて、ひとまずの目的は達したのですが、気付いてみれば寝坊もあってこの時点での時刻は15時過ぎとどこに行くにも中途半端。
宇治方面など行きたい気もしていたのですが、流石に今から行っては夕暮れです。
そんな折に地図を見て目に入ったのが、神社から川を挟んで10分程の立木観音堂でありました。
往路にもバスから参拝客が沢山居たのが目に入っていたのですが、その頃はまだ関心の外側。ところが、次の行き先に悩む段になってみれば、俄然興味が湧いてくるというものです。

フラッと入り口まで歩いてみれば、急な階段がお出迎えしてくれます。
軽い気持ちで登らざるを得ませんね!
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正直、登っている途中に何度後悔したことかわかりませんが……後から800段以上もある石段だったことを知って、道のりの長さにようやく納得するほどの過酷さでした。
とは言え、登ってみれば風情あるお寺とお茶による歓待。縁日だったのか、通常通りなのかはわかりませんが、ひっきりなしに訪れる参拝客と祈祷の鐘の音に、山間の大寺の雰囲気を味わって疲れも癒えるようでした。
本堂の裏には奥の院もあり、そちらもまた小さな祠のような建物が佇んで、わびさびを感じる光景。関西圏は少々詳しくなっていた気がしていましたが、まだまだ知らないところが沢山あるのだと実感させられる良い寄り道になりました。

立木観音から下山して、石山駅へ戻るバスと京阪電車を乗り継いで、この日最後に寄り道したのは膳所本町駅。
大津市街の東の外れくらいに位置するこの界隈で、夕暮れの街を散歩しつつダメ元の御朱印集めに勤しみました。
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最初に寄った膳所神社は神職の方も見当たらず、取り付く島のない空振りでしたが、次に訪れた和田神社は小さいながらもよく手入れされたお社。
鳥居の奥に木造の立派な門が続き、その奥には神楽殿を経て本殿が並ぶ配置で、脇にはイチョウの巨木がそびえ立ちます。
境内の敷地こそ広くはないものの侮るなかれ、その本殿は国の重文に指定されています。
御朱印を貰いがてら、神社の方に聞いたところでは目の前の道が旧東海道なのだとか何とか。この何でもない風景の中に歴史の深さが詰まっている光景こそ、関東ではなかなか無い畿内の奥深さでしょうか。
参拝を終えて改めて神社の前の道に出れば、確かに古い建物が多い気がします。
折角ですから地図を見ながら当たりをつけて、旧東海道を辿るように西へ歩きます。何件かのお寺と石坐神社を経由して、17時過ぎにJRで石山の隣駅、膳所駅に到着し、電車移動に戻りました。

この日の晩は、大学以来の友人と彼の会社の同僚と大阪で飲み会。そのまま友人の家に泊まって、飲み直しながらアニメを見て寝落ちしました。

翌日曜日は昼前まで前日の宿酔との戦い。久しぶりに日本酒を散々飲んだ後に、焼酎まで入れたのは重かったのでしょうか。
12時過ぎにようやく体が再起動し、何とか新大阪駅まで到着します。友人と昼食を摂ったら、彼と別れて再び西へ向かう新幹線に乗り込みます。
行って来たるは九州の玄関口、北九州市の小倉です。なんか、去年も来た気がしますが、仕方ないですね。
用件は月曜からなので、この日曜日は九州でフリータイム。神社巡りに精を出したいところでしたが、またしても着いたのは15時過ぎと絶妙な頃合い。行けても一つか二つだろうと考え、モノレール沿いのお社に的を絞ります。
一つ目は小倉市街から少し南に下ったところにある菅原神社。町中の小さな社でしたが、梅を神紋とする天神様だけに、既に梅の花が綻びかけていたのが目に入りました。
春はもう近いのかもしれませんね。

さらにそこからモノレールで南に下り、片野駅で降りて西へ15分ほど歩くと2社目の神社、篠崎八幡宮に至ります。
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随神門のお多福がインパクト絶大ですが、古くは奈良時代にも祈祷の記録が残ると言う古い神社です。
現在の鎮座地に遷ったのは平安末期とされていますが、北九州の八幡宮らしく神功皇后に関わる伝説があったり、鎮座地に古墳群が遺っていたりと、古くからこの界隈を人々が行き交っていたことを偲ばせる社でありました。

篠崎八幡宮に参拝し、駅に戻れば時刻は17時過ぎ。神社巡りとしては時間切れと行って間違いない頃合いでしょう。
有り余った元気をどこに投げつけるかと、思案しながら駅の広告に目をやれば「新日本三大夜景」なる不穏なワードが目に飛び込んできました。
曰く八幡駅から少し行った皿倉山から望む北九州市街の夜景は逸品なのだとか。残りの2つが奈良の若草山から望む奈良市街の夜景と、山梨は笛吹市の丘から望む甲府盆地の夜景だとかで、あまり期待できない気もしてしまったのですが……他に行くアテもないですし、足を向けてしまいます。
駅からは無料のシャトルバスとケーブルカーで楽々山頂へ。
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眼前に広がるのは期待よりはずっとキレイな北九州の夜景でした。
信じ難いほどの強風が吹付け、眼下は微妙に霞がかっている悪条件下ですが、それでも眩く輝く市街地には息を呑む美しさがありました。
条件が良ければ、八幡の製鉄所や関門海峡もくっきり見えたことでしょうが、そこまで望まずとも霞にボンヤリと光り輝く街並みも、それはそれで幻想的で悪くないと思わせる雰囲気があります。
あまりの寒さに長居こそできませんでしたが、期待していた以上の光景にすっかり良い気分になることができました。

この後、下山して小倉駅界隈に戻ったら駅近くの“一銭洋食”屋さんで夕飯を食べて宿に。月曜以降のあれこれに備える体制を整えていたら、日付が変わってしまいました。


斯様な次第で今日から出張案件。休みはあるのか、観光はできるのか、甚だ不透明ですが、強く生きましょう。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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