月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


海外艦と相模の神社の話

すっかり秋めいてきたどころか、コンビニでは冬のビールまで売られ始めた10月半ば。
そう、10月半ばです。忘年会の算段が必要な季節になってきています。


だがしかし、まだまだ秋はこれから。週末は有効に活用したいところです。
特に先の日曜日は海上自衛隊の観艦式の本番。関連イベントのFleet Weekも佳境に入り、土曜日には海外からの訪問艦の一般公開もありました。
……が、当初の予定では天気も冴えない予報だったので、ボチボチと映画でも見て過ごすつもりでした。
しかしながら房総の家を出て、わざわざ映画館の最寄り駅で下車してみれば、思ったよりも良好な空模様です。
何となく……本当に何となく、このまま映画館に行っては後悔すると思い、直感を信じて二度手間も無視して2週連続となる横須賀へ行きました。

もはや見慣れた横須賀駅と横須賀総監部の看板を抜けて、おなじみの手荷物検査をクリアしたら、お待ちかねの見慣れぬ艦船が目の前に現れます。
2015_10@横須賀の海外艦0004 2015_10@横須賀の海外艦0010
最初に見学したのはフランスのフリゲート艦“Vendermiaire”、ヴァンデミエールと読みフランスの革命歴の1月を意味する単語なのだとか。海外領土の保護を任務とする船とはWikipedia情報。
ただこの船、正面入ってすぐの立地が良すぎたのか、混みすぎていたのが残念なところ。
2015_10@横須賀の海外艦0018 2015_10@横須賀の海外艦0037
随所のフランス語表示に感心しながら、艦橋まで見学できる贅沢なサービスでしたが、真っ当に写真を撮る暇はありませんでした。

2隻目はインド艦の“SAHYADRI”さん。「サヒャドリ」と読むそうで由来は西ガーツ山脈の別名からな模様。こちらも艦種はフリゲートか駆逐艦の扱いな様です。
少し緑がかった塗装のスラリと格好いい船な印象。斜めに据え付けられたレーダーもチャームポイントでしょうか。
2015_10@横須賀の海外艦0051 2015_10@横須賀の海外艦0054
乗艦口から国旗とエンブレムが掲示されて、歓迎されている雰囲気がまた良いです。
またインド艦は艦内も中々に独特な雰囲気です。方々に観光ポスターを貼り付けてあったり、安全啓発のポスターが直裁的に過激な絵面だったりと色々ありますが、最も象徴的なのは進入禁止の掲示に等身大の水兵のパネルを使うセンス。
こういうの大好きです……。
2015_10@横須賀の海外艦0067 2015_10@横須賀の海外艦0072
そして、後部のヘリ格納庫に至っても水兵さんが観光誘致のキャンペーンをしている有り様です。
クッキーも配っていて、思わず貰ってしまいましたが、味は可もなく不可もなしといったところ。
ポスターのキャッチフレーズは“incredible India”でしたが、この姿勢がまさにインクレディブルですね。

続いて3隻目に観に行ったのは韓国の駆逐艦の“DAE JO YEONG”「テ・ジョヨン(大祚栄)」です。由来は古代、渤海国を建国した王の名前だとか。
2015_10@横須賀の海外艦0084 2015_10@横須賀の海外艦0085
艦内には渤海王の事績や、韓国海軍の活躍を紹介したパネルが掲示してあったのですが、館内撮影禁止だったのが残念なところ。
ざっくりとした印象としては、やはり艦影や艦内外の雰囲気がフランスやインドの船と比べて自衛艦や米軍艦に似ているなといったところ。やはり米軍の影響力が大きいのでしょうか。
2015_10@横須賀の海外艦0098 2015_10@横須賀の海外艦0105
ちなみにコチラの船のヘリ格納庫は、韓国海軍のPVを上映中でした。
英語でひたすら韓国海軍の雄姿を映す映像、横須賀でやって一体誰に何を訴えかけるのかと甚だ解し兼ねますが、ぼんやり見てたら割と面白かったのは内緒です。
さらに余談ながら、この少し前には隣の自衛艦のヘリ甲板で吹奏楽の演奏をしてましたし、どうもヘリ格納庫と言うのは多目的ホール扱いされるのが万国共通の取り扱いな気がしてきたのも、この頃です。

ラスト、4隻目はオーストラリアのフリゲート“STUART”、読みは「スチュアート」で一般的な男性名詞ですが、由来はスコットランドのスチュアート朝からとか。
2015_10@横須賀の海外艦0111 2015_10@横須賀の海外艦0112
煙突のカンガルーの絵がオーストラリア感ありますね。
艦内の見学は通路だけでしたが、感激することにヘリ格納庫がちゃんとヘリ格納庫として展示されています。
2015_10@横須賀の海外艦0135 2015_10@横須賀の海外艦0141
ヘリコプターまで置いてあるサービス精神の旺盛さ。警備の水兵さんも非常にフレンドリーで、見学客の様々な要求に笑顔で答えていたのがとても印象的な展示でした。

海外艦の後は折角なので少しばかり日本の自衛艦も見学してから、電車に飛び乗り今度は横浜の赤レンガパークへ。
こちらでも海自関連のイベントとして、音楽隊による演奏会があるそうなので、そちらの最後の回を聴きに来た次第です。
2015_10@横須賀の海外艦0205 2015_10@横須賀の海外艦0206
この頃にはすっかり空も夕暮れ模様。赤レンガパークの向こうには、大さん橋に接岸したヘリ護衛艦いずももいました。

そんなこんなで海自な土曜日は日が暮れたら終りを迎え、そのまま都心に移動してツイッターの半月クラスタでの焼肉会に移行です。
終電間際まで飲み交わして、この動き回る一日は終りを迎えました。


斯様な次第で駆け巡った日から一夜明けた日曜日は、大人しくしているには勿体ないような好天です。
現実的には大人しくしていた方が良かったのですが、動かざるをえないですよね。
幸いに実家の車が空いていたので、なかなか電車では行けず後回しになっていた相模国の古社巡りに行ってきました。

実家から手始めに相模川沿いに南へ下り、最初に訪れたのは四ノ宮に数えられる前鳥神社。
2015_10@相模国神社巡り0007 2015_10@相模国神社巡り0023
式内社であり、古代より相模川の自然堤防の南端に鎮座すると言われる自然な祭祀の遺風を感じさせる立地のお社でした。

前鳥神社からさらに南へ数km下ると、平塚の市街に入り平塚八幡宮に行き当たります。
2015_10@相模国神社巡り0026 2015_10@相模国神社巡り0030
こちらは式内社ではないですが、一国一社の八幡宮に数えられる由緒と格式高き八幡宮です。
相模国を代表するといえば鶴岡八幡宮な気もしますが、歴史的にはこちらのが先行する……のでしょう、多分。
市街地の真ん中にあり、この日も少し早めの七五三などで賑わっていました。

平塚からは国道1号を西へ向かい、大磯を少し過ぎた辺りに鎮座する六所神社へ。こちらは国府の近くに置かれた総社に当たる神社です。
2015_10@相模国神社巡り0042 2015_10@相模国神社巡り0044
この日は何故か居合道だか何かの奉納が行われており、研ぎ澄まされた空気が漲っていましたが、平時は長閑な雰囲気を思わせる神社でした。

そして最後にさらに西へ少し行った川勾神社へ。こちらは相模国の二宮に数えられ、東海道線の二宮駅の由来にもなった神社です。
2015_10@相模国神社巡り0052 2015_10@相模国神社巡り0056
茅葺きの随神門が風情あります。前の週にお祭りがあったとかで、御朱印を貰った際に一緒にお下がりのせんべいも貰ってしまいました。


そんなこんなで移動距離ばかり稼いで駆けまわった土日は過ぎて、今週も平日が始まってしまいました。
強く生きましょう……。

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