月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


総火演再来

お盆を過ぎて以来、急に涼しくなった2015年の夏……もとい、初秋。
色々と都合も重なって忙しめな日々が続く状況ですが、日頃の行いが功を奏したのか夏を締めくくるに足るイベントが降ってきました。

7月の頭に応募して以来、すっかり忘れていた頃にやって来た1枚のはがき。
毎夏に東富士で開催される陸上自衛隊の総合火力演習です!

初めての観覧は2012年のことでしたが、それ以後も毎年応募してたのに一向に当たらない状況で早3年目。
久しぶりに僥倖が回って参りました。


そんな訳で朝から小田急線と御殿場線を乗継、会場の最寄、御殿場駅へ。
行程で高校の同級生の“総統代行”とフォロワーの朔さんと合流したら、御殿場駅からは30分ほどシャトルバスに揺られて到着です。
会場に着いたのが9時頃のこと。席についてホッと一息すればもう演習開始の10時です。
この日は少しばかり雲は低いものの、雨は降らず日差しも穏やかで野ざらしの観覧席から演習を見るにはちょうどよい空模様。
懐かしのシート席スタイルに着席したら、揺れ動く観客の頭と駆け引きしながらの撮影タイムです。

演習は前段と後段の二部構成。前段は各兵器の火力をお披露目し、後段で演習状況にそった火力投射のデモンストレーションを行います。
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前段の最初は火力の基本、特科部隊の実演です。
自走砲を中心に4種類の榴弾砲がズラリと並び、3000m先の山へ向けて順次砲撃を繰り出します。

見せ場は曵火射撃と同時弾着射撃の合わせ技。種類も配置も異なる火砲がタイミングを調整することで、ほとんど同時に同じ空間に砲弾を炸裂させます。
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今回の場合なら一直線上に炸裂です。空中で砲弾を炸裂させる事により、地上の軟目標へ断片を叩きつけて敵を一掃する射法です。
傍から見るには歓声を上げる妙技ですが、あんなのに撃たれたらと思うとゾッとせんものです。
同時弾着射撃の妙技といえば、毎年の定番の富士山も当然披露しました。
今年も綺麗な富士山です……弾道だけでなく炸裂のタイミングまでピッチリと合わせているのですから、本当に凄い。
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特科部隊の撤収後は、続いて歩兵砲……もとい重迫撃砲のご登場。
120mm重迫撃砲は個人的には最も格好良いと思う装備なのですが、イマイチ同意を得られないのがつらいところです。
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幸運にも発砲炎を上げているタイミングでの撮影に成功したので、テンションは上がり目で。
特科の榴弾砲と比べるとちんまりとした砲ですが、それでも着弾すれば威力はなかなか……本当に戦争はするものじゃないです。

火砲の後は、ミサイルや歩兵火器のデモンストレーションが続き、いくつか進んで機関砲の出番。
歩兵戦闘車や自走対空砲による機関砲の対地射撃です。
30mm級の極太縦断を雨あられのごとく叩きつけ、俗に“挽き肉製造機”とも揶揄される、防御力を持たない的には過酷な兵器です。
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曳光弾と呼ばれる発光する弾丸が混ざっているため、銃弾の軌跡が光の筋として見ることが出来ますのですが、写真にするとなかなかSFじみた光景になるんだなぁと感心するもの。
実に格好いいと思います。

そして前段の最後は陸戦の王者、戦車のご登場で締めとなりました。
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本当は戦車の発砲も撮りたかったのですが……あまりの轟音にカメラがブレてしまったのが、我ながら情けないです。
やはり段違いの迫力でありました。


後段は島嶼奪回を想定した演習です。
序盤はモニタ上で想定する状況を説明しつつ使用する兵器を展示する流れ。
対艦ミサイルやらP-3Cによる哨戒やら、この演習場では実演できないものなため、致し方ないのですが……少々気の抜けた時間が続いて、10分ほど。
敵陣地攻略の段階になってからが、いよいよもって本番です。

口火を切ったのは航空自衛隊のF-2さん。
「陸自の援護のため、低空から侵入し航空支援を行う」想定だったのですが、誰しもが低空を模擬飛行して去って行くと思っていました…………。
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低空を豪速で抜けるF-2を見送っていると、不意に「弾着、今!」と砲弾が炸裂するときのアナウンスが入ります。
慌てて演習場の方を振り向けば、なんか大爆発してるではありませんか……! 本当に航空支援するとは唖然とするより他になしです。制空権を奪われた時の恐ろしさを思い知らされます。

その後は、信じがたい高機動を披露するヘリがご登場。
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あれよあれよと援護射撃をしている合間に輸送ヘリもやって来て、懸垂降下です。

あっという間に兵力を展開する見事な早業。後は陸続と投入される火力を次々と敵陣地に叩き込んで行くだけです。
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特に戦車による射撃は圧巻の一言。今度はカメラを取り落とさずに撮ることが出来ました。

そして絶え間ない火力投射に心を奪われている間に、演習はクライマックスのヘリの大編隊と、総攻撃の段階へ。
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発煙弾を派手に振り撒いて、突撃ラッパの勇壮な音色を聞けば、約2時間の総合火力演習は終りを迎えました。


ちなみに今回は演習後にもいくつかの余録が。一つ目は演習終了直後に現れたオスプレイさん。
不意に現れたかと思うと、白く美しい機体を魅せつけるように演習場の周りをぐるりと回り、どこかへと去って行きました。
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一方で、去って行き損ねたのが履帯が外れてしまった1両の10式戦車さん。
本来であれば、早々に撤収して演習で使用した装備品の展示に移行するのですが、にっちもさっちも行かない様子です。
しばらくすると戦車回収車が登場して、作業が始まり小一時間ほど掛けて回収されていきました。
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そんなこんなで、今回は体力的にも余裕があったので最後の装備品展示まで見物して帰路へ。

流石に帰りは疲れもたまり、小田急線でうつらうつらとしながら実家へ戻り、夕飯を食べてから千葉の家へと帰りました。

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