月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


茶筅の里と秋探し

この週末にかけて急激な気温の低下を体感した11月半ば。
所用で明け方の学内を行けば、リアルタイムで池が凍りついていく様を目の当たりにする程の冷え込みですが、寮の部屋に帰れば何にも暖房してなくてもほんのり温いのが集合住宅のありがたみです。

そんな凍えるような週末は、季節に則り鍋をして過ごします。
金曜日は大阪から元下宿生が、土曜は学内の友人たちと……連戦で飲み明かし、だいぶ疲れ気味に日中をすり潰し層になったのは想定の範囲内でしょう。
流石に日曜午後までそれではもったいないと、一念発起して動き出した14時過ぎ。
遠くまで行くには遅きに失した感が否めないので、原付きに跨って向ったのは北の方角です。


向ったのは今の地元、生駒市の北部にある高山町と呼ばれる一帯。
古くは室町時代より茶筅と呼ばれる茶道用の泡だて器のような道具やその他の茶道具の産地として知られた地域……だそうです。茶道には疎いので、生駒市の観光案内の受け売りです。

初めに立ち寄ったのは高山八幡宮。
歴史ある土地に行けば、大体鎮座している地元の八幡さん程度に思っていたのですが、侮る無かれ。何でも本殿は国の重要文化財だそうです。
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案内板に曰く、八幡神社の本元宇佐八幡宮から大和国に分霊した際の仮宮であり、関西の八幡神社の草分けなのだとか。
この一帯は早い時期から拓けていたそうですし、実に興味深い話です。
最も往時にどれほどの権勢を誇ったかはわからないものの、今は静かな里の氏神様と言った風情。
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木で出来た祭礼用具などが良好な状態で保管されている様子は、今も昔ながらの祭が続いてることを示しているようです。
もう少し早く存在を知っていれば、色々と見ることが出来たのかもしれないと思うと、何とも惜しい気持ちがします。

また、祭礼道具とは別に目を引いたのが、この拝殿に飾られた「上海戦線出動記念」の絵馬。
Wikipediaを見る限りでは、奈良近隣の部隊が出動した様子はないですし、そもそも額縁の日付は勃発後2ヶ月足らず、停戦と相前後する頃合いになっています。
この後永々と続く日中の戦いの最初期のものですし、昂揚した周辺住民がノリのままに武神に奉納したのでしょうか……。
なかなかよく描かれてる絵の仕事の早さも相まって、由縁が気になるところです。
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そして余談になってしまいますが、楓は見事な見頃を迎えていました。
境内の一本モミジ、派手さはなくも風情を感じさせるものでした。

高山八幡宮に続いて訪れたのは、川沿いに少し上流へといった高山竹林園、市の施設だそうです。
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名前の通り、迎えてくれるのはちょっとした庭園と竹林です。
奥には広場も有り、家族連れの憩いの場であったり富雄川沿いに走るライダーの休憩所であったり、気軽に入ってのんびり過ごせる穴場といった様子です。

併設の資料館では茶筅を始めとした茶道具や竹製品の展示があります。
曰く、室町時代に時の領主が天皇に献上して絶賛されて以来、主家が滅びたあとも茶筅職人として土着し、連綿と茶道具の伝統を紡いできたのだとか。
実際、奈良市街の土産物店などでも「高山の茶筅」ブランドで売られているのを見掛けますし、その業界の人には有名なのでしょう。道すがらも何件か茶道具工房を見掛けましたし、本当にどこにどんな伝統が根付いてるかわからない、奈良は奥が深い土地です。
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そんな茶具の里だけあり、資料館でも土日には抹茶の提供が行われています。
有料ではありますが、観光地価格と比べれば割とお手頃でお客も少なく、良い穴場を見つけた気分です。
茶道どころか抹茶を飲むことすら初体験でしたが、ざっくりと「絵柄が見えるように置いてある器を少し回して、絵柄のない方向から口をつけて飲み、向きを戻して置く」ことだけ守れば大丈夫だと教わって、一服。
苦いものだというイメージを持っていたのですが、初心者向けに薄めだったのか、思うほど苦いものでもなく美味しくいただくことが出来ました。

斯様な次第でふらふら過ごしていれば、出立が遅かっただけに十分にいい時間です。
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最後に竹林園よりさらに北へ行ったくろんど池なる溜池の周りをぐるりと経由して、母校の寮へと戻ることにしました。
くろんど池は日暮れと競争するように急いで抜けてしまいましたが、里山に囲まれた憩いの場として公園化されているのだとか。
池の端には宿屋や売店、バーベキュー場もあり、遠出しない行楽にはちょうど良いのかもしれません。


ところで、ここ最近はお出かけばかりしてますが、お家での楽しみは相も変わらずの艦これでしょうか。
この週末は見事にすり潰して手を付けていませんが、イベントが始まっています。

また、ほとんど同じ性質の城プロなるゲームにも手を出している次第。
こちらはお城を擬人化しているのですが、色々と知っているつもりでも全然知らない地名があることを思い知らされる次第です。
地理の再勉強にはもってこいの題材なのかもしれません。とりあえず奈良にも意外と多くの城があったことに驚いてます。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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