月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


伊那路の表敬訪問の話

秋の日は釣瓶落としといいますが、夏から秋への転換もまた釣瓶落としの如き有り様。
あっという間に秋の気配が辺りを覆い、田畑は実りの季節を謳歌し、商店には秋のお酒や野菜や果物が並び、季節感が容赦なく時の流れを知らしめてきます。

色々と忙しく過ごしていたため、遅くなってしまいましたが話は遡って先週のこと。
去る9月13~15日の3連休は、学部時代の友人“長野人”の実家にお呼ばれしたので南信観光に行ってきました。


13日の土曜日は、朝も早めに起きて大阪の元下宿生と合流したら、豊橋から風光明媚な秘境路線と名高き飯田線に乗り込み、晴天のもとをいざ北進です。
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行って来たるは南信・伊那谷の景勝地と名高き天竜峡。
飯田線と並行するように流れる天竜川が、中央アルプスの残滓を乗り越え太平洋側へ至る合間に切り拓いた美しき渓谷が連なります。
天竜峡駅からはすぐ目の前が渓谷地帯。川下りも出来れば紅葉の鮮やかさも有名ですが、そんなことしなくても周囲を散策するだけでも十分に満喫できます。
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秋口の深い緑が晩夏の空によく映えます。

天竜峡観光後は遅れて関東から来た“長野人”、“元寮生”と合流して長野人のお宅へ。
立地は端的に言えば“のんのんびより村”。山間の田畑に囲まれた小集落です。「こういうところの人はどうやって暮らしてるんだろう?」という積年の疑問が氷解するようでした。
荷物を置いて、温泉に行ってから彼の家でご両親も含めて飲み会をする流れと相成り、この夜は更けていきました。

あくる日曜は長野人邸の車を拝借して駒ヶ根へ。目指すはもちろん駒ケ岳です。
駒ケ岳ロープウェイ乗り場へ向かう連絡バスの乗り場まで向ったものの、バスのりばの駐車場はあえなく満車で、致し方なく臨時駐車場となっていたスキー場まで強制連行。
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ここからバス乗り場までのシャトルバスに乗って、バスを1時間半ほど待ってようやくロープウェイ乗り場行きのバスへ乗車です。
流石は3連休の中日といったところでしょうか……えげつない混みようです。

余談ながら、何故にロープウェイ乗り場までの連絡バスに乗って云々と妙にまどろっこしいことをするのかと、到着するまで疑問だったのですが、この後にバスに乗って疑問は氷解しました。
乗り込んだロープウェイ乗り場行きのバスは、殆どすれ違うこともままならない山道を終点まで30分ほどかけて進みます。
一般車が無秩序に入れば収拾つかなくなるのは火を見るより明らかな程の隘路の連続。バスですら無線ですれ違いのポイントを調整しながら慎重に運行する程でした。
チョロい山だと侮っていたのが申し訳なくなるほどです。

そんなこんなで着いたロープウェイ乗り場がこの広場。こちらでもまたロープウェイに乗るまで2時間待ちです。
幸いにも整理券方式のため、券を受け取ったら乗り込む時間までは周辺で自由に過ごすことが出来ます。
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乗り場近辺もまた高度1000m超の高原地帯。風光明媚な散策路や滝もあるので、2時間ほどであればなんとか散歩や昼食で時間を潰すことが出来ましたが……同じような暇つぶし民が多数居て、景勝地周辺はさながら難民キャンプだったのはご愛嬌でしょうか。

そうこうして待ちに待ったロープウェイに乗り込んだら、終点側の駅までの時間はわずか5分強。
もっとも、その間に1000m近く高度を上げ、終点の千畳敷カールは標高2600m。駅としても国内最高峰にあたります。
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ここから頂上までは、さらに遊歩道を横切って登山道を数時間歩まなくては行けないのですが、残念ながら今回は時間も装備も不十分な状況。
遊歩道入口の社で無事を祈っても、巡るのは千畳敷カール内の遊歩道だけにしておきます。
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カールとは氷河が大地を抉って作り上げた底の広い谷状の地形のこと。この千畳敷カールは国内でも有数の典型的な氷河地形にして、おそらく最も気軽に見物に行ける代物。
広大な高原地帯は幻想郷の如き有りさまで絶景そのものです。
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雲の切れ間からは伊那谷を挟んで、もう一つの日本の屋根たる南アルプスの山並みも遠望することが出来ました。
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そんなこんなで実はこちらでもロープウェイの順番待ちに2時間ほどの自由時間。
散策に1時間半ほどを費やし、残りの時間は駅近くの売店で買った温かい食べ物を片手に眼下を行き交うロープウェイを眺めながら過ごすことになりました。
ちなみに、この2600m級の気候、気温は15度を余裕で下回り長袖の上着でも無いことには身動きも取れなくなる程でした。
斯様な次第で、再びロープウェイとバスを乗り継いで駒ヶ根まで戻ったら、既に日も傾き始める時刻。
予定では他にも行きたいところがあったのですが、こればっかりはどうにもなりません。
そんな訳で、この日はこのまま夕食の流れに。場所は飯田市街の焼肉屋さん、煙を吸い込むようなモダンな装備もないシンプルなガス式のグリルを使い、店中に油と煙が充満する古風なお店です。
内装のカレンダーが1年経って無いはずなのに真っ黒に汚れている辺りに、年季を感じさせる代物でした。
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このお店では何でも名物だという、妙に原形を留めたモツなどを食べながら小1時間ほど。
その後、徒歩圏内の温泉で一服してから長野人邸に戻りお酒の時間と相成りました。

あくる15日の月曜日は、翌日以降の予定もあるので早めに帰路へつくことに。
2014_09@伊那路旅0388
元下宿生の都合もあったので、少し奮発して特急伊那路に乗って往路に数時間かけた鉄路を半分強の時間で駆け抜けて関西へと帰って行きました。


当然、帰宅後は翌日に迫った学会のための荷造りです。
若干、疲れて居たために色々とやらかしが有りましたが……それはまた別の話です。

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