月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


英会話訓練的歴史散策

なんか色々と肩の荷が下りたと思ったら、研究がヘビーになってきた今日このごろ。
学会までに目に見える結果がほしいものの、打つ手に欠けて悩ましい様な、大体そんな感じです。


ところで私のいる研究室には先の4月頃から期限付きの留学生が所属しています。
生憎と日本語の喋れない方なのですが、週末になると奈良近隣の寺社仏閣へトレッキングに向かい、楽しんできたりたまに迷子になったりと、なかなかどうしてアグレッシブな強者です。
そんな彼に「日本で最も古い道だよ」と山の辺の道の話をしたところ、是非とも行きたいとの感想。
この機会を逃せば梅雨に突入し、その後はトレッキングに辛い盛夏となってしまいます。
そんな次第で善は急げとちょろっとだけ下調べをしたら、研究室から更に数名の同行者を募ってれっつらごーです。

朝はいつもより少し早めに起きて、近鉄に乗り込み、やって来たるは散歩の始点となる天理駅。
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立派で独特な宗教施設で名高いかの街です。
厳密な山の辺の道の北端は奈良市街の方だと聞きますが、一般的なトレッキングルートとしての山の辺の道は天理駅から東の山際に数キロ行った石神神宮より始まります。

英語での背景説明に四苦八苦しながら、去年も参拝した気がする古の社で散策の安全を祈ったら、山の辺の道を辿り足を南へと向けます。
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奈良盆地の東の縁をなぞるように南北に走るこの道は、古くは古事記に名を残し、沿線には国内有数の古墳や古社が点在する歴史深い道です。
一説には弥生時代にはその原形があったとも言う太古の先進地域ですが、今では近代的な開発の手が届かず時代に取り残されたような古風な田園風景が残る、絶好の歴史を感じる散歩道となっています。

その沿道には廃寺の跡を示す石碑もあれば、石畳の山道だってあります。
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しかしながら、天気も良好な絶好の散歩日和でありながら、見事にカメラを忘れてしまったのが今回の痛恨事。
道中の写真も携帯のカメラで撮るしか無かったのですが、今回の場合は写真どころではなかった面もあったので、これでよかったのかもしれません。
道すがら、英語で歴史の話をしたり、異国の事情をレクチャーされたりと、奇妙な頭の使い方に戸惑いながらも、割合楽しく道は進みます。
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シレッと夜都伎神社なる式内社が出てくるあたりに、奈良の歴史の深さを感じたりします。

打って変わって鎌倉期以降にできた環濠集落では“環濠”を意味する英単語を探したり、何故か住み着いている金魚にテンションを上げたりです。
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比較的説明が楽なのは古墳の話題。「昔の権力者の墓」といえば直感的に理解してもらえるあたり、この手の文化は世界共通なんだと教科書でピラミッドを見る以上に実感します。

真言宗の古刹、長岳寺はなかなか風情のある境内の静かな雰囲気がいいものです。
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ここにしてもシレッと築1000年級の国の重要文化財があったりなかったり……すっかり無名かと思っていたら、知る人ぞ知る名刹だったとは、自分の勉強不足を痛感です。

余談ながらこの日の昼食は門前の蕎麦屋にて。
何故か車で岩手から来たという老婦人と雑談しながら、ざる蕎麦を食べる事になったり、不思議な日には不思議が重なります。

長岳寺界隈からしばらく南に下ると、次は神籬とか纏向とか呼ばれる地域に至ります。
奈良盆地を見下ろす眺望良好の斜面には古社が点在するのと同時に、邪馬台国に比定する説もあるほどの大規模な遺跡が埋まる土地でもあります。
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諸説紛々の邪馬台国の比定地論争ですが、当地の案内板からして「卑弥呼の里」を名乗るなど完全に畿内説一辺倒。
流石は地元と声も出ませんが、どちらにしても最古級の都市遺跡が出土した地域。
大和三山なども視界に収まるちょっとした展望台に立つと、歴史ロマンの醍醐味に触れているような気分となって実に楽しいです。
同行者が理解してくれるかは……また別問題ですが、この頃になると歩き始めて既に4時間ほど。若干、疲れ気味で口数も減ってきた気がしますが、慈悲はありません。

その後も何箇所か寄り道をはさみつつ、三輪山が大きく見えてきた頃合いで、辿り着いたのは元伊勢の一つ、檜原神社。
元伊勢とは、天照大神が現在の伊勢神宮に祀られるまでの過程において、より良い境内地を探して仮に鎮座された場所のこと。
要は選に漏れた……とか碌なこと言わないとバチが当たるのでアレですが、なかなか由緒正しき境内地です。
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大神神社の有力な摂社の一つなのですが、なかなか縁がなく今まで参拝できていなかった社にようやく参拝です。

桧原神社をすぎれば、この先は大神神社の領域。
道も比較的整備された一本道となり、人通りも心なしか多くなります。
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最後に立ち寄ったのは大神神社の本殿と、南側に隣接するお寺です。

斯様な次第で大神神社から更に小一時間ほど南に下れば、万葉集にも名を残す海石榴の辻なる交差点の旧跡に出やり、山の辺の道の旅は終わります。
この辻で交差する道は大和川沿いに西は大阪方面へ、東は長谷寺などを経由して山を越えて伊勢方面に出る現在の初瀬街道の原形となる道です。
太古の昔から変わらぬ道筋があるというのは興味深いことです。
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ここから最寄りの桜井駅までが想定以上に遠く、正直うんざりしてしまったのはご愛嬌です。

この後は再び近鉄に乗車し、道中で夕飯を食べて無事に撤退完了。
ほぼ丸一日、歩き通しでしたが多方面で刺激的なことも多く、個人的には非常に楽しい一日となりました。
他の人がどう思っているかは知りませんが……一応、楽しかったと言ってもらえたので状況は上々と勝手に思ってます。


ところで話は打って変わって、昨今のアニメのこと。
具体的には4月期のアニメのこと。
就活騒ぎでのんびり見てる暇がなかった反面、なんだかんだで関東にいる機会も多かったので、奈良では見れないアニメも沢山チェックできているあたりが、万事塞翁が馬的な状況です。
そんな今期の視聴アニメについて備忘録的に。

・棺姫のチャイカ
ラノベ原作のダークファンタジーなアニメ。
初めは太眉で言語不明瞭なヒロインの可愛さに視聴確定だったのですが、その後は魔法や戦闘の演出に魅せられっぱなしで、期待以上に面白い作品。
気付けば今期最も続きを楽しみにしているアニメです。

・エスカ&ロジーのアトリエ
PS2時代以来の大ファンなゲームシリーズがまさかの今更のアニメ化。
錬金術の皮を被った超科学が跋扈する世界観ながら、原作同様の可愛さ推しは今のところ安心してみてられる感じ。
終盤に向けて、ラスボスが出てくるはずなのですが……どう処理するのかが期待半分不安半分です。

・ご注文はうさぎですか?
きらら原作といえば説明不要のヨダレ枠アニメ。
「可愛いんじゃ~」と呟いていれば世は事もなしです。期待に応えた雰囲気は手放しで安心して眺めていられるので本当にいいです。

・龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
ラノベ原作の謎解き風アニメ。思わせぶりなセリフが続き、未だにキャラの全容が掴めない状態ですが、とりあえず全体的にキャラが可愛いので見続けている次第。
時折見せる、ゲスなネタもニヤニヤさせるものが有り意外と目が話せません。
特に自称名探偵と褐色女装侍従の掛け合いはなかなか好みですので、とりあえず視聴継続せざるを得ないです。

・蟲師 続章
説明不要の高名なマンガのアニメ2期。期待通りで、とてもいい……。

・ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ
ジョジョの2期目、内容的には第3部。こちらも特に言うことはないですがやっぱり面白いですね。

・デート・ア・ライブⅡ
ラノベ原作のハーレムアニメの2期。
1期に引き続き鳶一折紙の可愛さに注目して、ストーリーとかなんかその辺は割とどうでもいい感じでとても好きです。

時間がないからと視聴数削ったつもりでしたが、改めて列挙するといつもどおりには観てるみたいです。

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