月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


荼枳尼天のお稲荷さんの話

俗にゴールデンウィークとか言う五月の連休だった先の週末。
前の晩に大学院の友人としこたま飲んだ果てに、寝坊と若干の二日酔いを抱えたまま連休開始です。

予定より小一時間遅れて、奈良から電車に乗り込んだら、この日は静岡や神奈川へ直行せず愛知県は豊川に移動です。
駅前で、静岡から車でやってきた親父と妹(小)と合流したら、いざ観光開始です、
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豊川といえば、伏見稲荷と並んで高名なお稲荷さんである豊川稲荷の門前町。
駅の入り口から狐が出迎え、門前には稲荷ずしを売る店が立ち並び、お稲荷さんのお膝元と言った風情がひしひしと伝わります。
ちなみに豊川稲荷は、天津神である宇迦之御魂神を祀る伏見稲荷大社に対して、仏教系の神である荼吉尼天を祀り妙厳寺を名乗るお寺です。
入り口も立派な山門が参拝者を迎える立派なお寺です。
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なんか鳥居が並んでますが……一応、列記としたお寺です。

この辺りのお寺にお堂と鳥居が並列する、ざっくりとした混淆感は生駒山とも似ている印象。
あちらも歓喜天という仏教の神を祀るお寺ですから、属性としては似ているのでしょうか。
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お稲荷様を祀る本殿の前には線香をたくところが。隣には立派な扁額が掲げられた本堂がありました。

またこれら以外にも奥には大黒様を祀ったお堂や、各種の摂社(?)が点在。
規模の大きいお寺だけあって、平地にありながら市街地とは一線を画した荘厳な雰囲気をたたえておりました。
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特に狐の像が数多奉納された狐塚なる場所は“異様”と表現せざるを得ない迫力。
千本鳥居を始めとした伏見稲荷の雰囲気も独特なものがありましたが、数えきれないほどの狐に思いっきり包囲される此方の方が、言い知れぬ威圧感がありました。
一斉にこちらに視線を向けた写真もありましたが……開いた瞬間、変な声が出たので自主規制。百聞は一見にしかず、現物を見るのが一番ありでしょう。


豊川稲荷を参拝後は、続いて近くにある三河国一宮の砥鹿神社へ。
あまり名前に馴染みのない神社ですが、大巳貴命を祀るので国津神系統の神社なのでしょう。
往古には背後の本宮山なる山で祭祀をしていたと、由緒書きには書いてあったのできっと古い神社です。
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この日はたまたま初夏の例大祭をしていたらしく、境内に露天が立ち並び、真っ直ぐ歩けないほどの賑わいを見せていました。
こういうお祭りは、賑わった雰囲気もさることながら巫女さんが一杯いるのも嬉しい限り。
祈祷の手配や、境内の案内と、忙しく駆けまわっている姿を眺めているだけでも良いものです……。
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また、お祭りでの儀式のためか、境内には生きたご神馬も手配済み。
実は生きたご神馬を見るのは初めての機会。木曽馬だそうで、随分とずんぐりむっくりとした体格で、がっしりした印象を受けました。

ところで砥鹿神社は古来、背後の本宮山に祀られていたとか何とか。平野からよく見える立派な山が、神の磐座となるのはよくあることです。
調べてみると、古墳時代以来の祭祀跡もあったとかないとか……で、車で30分ほど走れば、件の山のほとんど頂上まで行けるらしいので行ってみることになりました。
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頂上手前の広場に車を停めて、歩くこと数百メートル。立派で風情ある石段を過ぎれば、砥鹿神社奥宮に到着です。

里のお宮と比べると簡素で素朴な社殿ですが、白木の作りに檜の屋根と雰囲気が出ています。
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なお、私達は車できましたが当然、ハイキングコースもあります。
登山口から1時間強で着くルートなのだとか。概ね伊勢原の大山と同じくらいの気分でしょう、次の機会があれば挑戦してみたいです。


帰りがけに、欲を張ってもう一箇所。奥三河では有名だという新城市四谷地区にある山間の千枚田。
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季節は折よく田植え直前の頃合い。
田んぼでは水を張ったり、耕耘機や農具で泥を掻いていたりと……農家の仕事、興味深いです。
特に水を張った田んぼは、そのまま空や森を映す水鏡のよう。案内板曰く“最もきれいな季節”なんだそうで、なかなか幸運だったようです。
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同じく案内板によると、この千枚田は山津波のあとを開拓して作ったものなのだとか。
この山津波では集落にも被害が出たのだそうですが、生き残った人々が生活の再建のために頑張ったとのこと。
言われて下の広場から棚田を見上げれば、確かに土砂崩れの跡のような地形をしています。
木々が除かれ、泥でならされた土地をそのまま流用したのか。山の民の逞しさ、畏れるばかりです。


そんなこんなで奥三河ドライブから静岡の親の実家に帰還したら、あとは例年通りの日本酒歓待。
5日の朝まで飲んだり、のんびりしたりと過ごして、神奈川の実家へ。
その5日の夕方には横浜の赤レンガで大学の友人連中とビールを飲んだりと――全体的にお酒ばかりで過ごして、今に至る次第です。

そろそろ連休も終わったので、大学院生らしい研究に戻りましょう。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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