月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


山越え散歩の話

正式に梅雨入りとなって、曇天の日が多くなってきた6月上旬。
たまに見せる晴れ間には、遠くに見える夏の雲が旅情を誘います。

そろそろ学校の講義もテストの季節となってしまい、少し話が遡ってしまいますが6月が始まったばかりだった週末のこと。
ふと、先月は大洗で海を見たのだから今度は棚田だなと天啓のように閃き、思い立ったがすぐ検索。
偉大なるグーグル地図先生が、同市内にも棚田があることを教えてくれました。
場所は生駒から大阪へ抜ける先史以来の古道、暗峠です。
関西の自転車乗りやライダーの間では、えげつない急坂と有名な峠道ですが、棚田もあるとは知りませんでした。

初夏の古道、棚田、急坂。折よく、いつもの大阪の下宿生から夕方より飲もうとの誘いもあったので、これはもう予定は確定です。


駐輪料金との兼ね合いで、原付を転がして30分ほど。
生駒市街の駅に駐輪して列車を乗り継ぎ、峠道の麓にあたる南生駒駅へ。
ここから”お散歩”の始まりです。飲み会関連の荷物が肩に食い込む微妙にマゾプレイは制限時間付き。
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初めはどこぞの片田舎のような住宅街を抜ける小道を進みます。
家があるうちは大した坂ではないだろうと、高を括って鼻歌交じりに歩いていると、あっさりと予想を裏切られるから田舎は怖い。
気付けばあっさり、横浜もかくやの急傾斜です。
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すれ違うウォーキングの集団を横目に住宅が途切れてきたら、もうこの高さ。思えばあっという間に遠くに来たものです。
住宅が途切れると道は開けた斜面から谷あいに入り込み、微妙に整備されて道幅の広い山道となります。
生憎の曇天ですが、新緑が気持ち良い普通の山道かと思っていると、再び視界が開けて気になる段差のある光景に。
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お待ちかねのこの日の目的地、棚田ちゃんです。
水を張って空が映るちょうどいい時期。実に綺麗です。天気が良ければ最高でしたが、そこまでは言わないお約束でしょう。
谷間を抜ける風が気持ち良い光景に、しばし一休みして息を呑む次第です。

のんびり朗らかにスケッチしているご老人もいたのですが、残念ながら私は忙しいお酒のみの人。
次の予定との兼ね合いもあるので先へ進みます。
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棚田を過ぎたら、もうすぐそこは暗峠の鞍部。石畳と峠の茶屋のある平坦地でした。
錆びついた道路標識が良い味出しています。
峠の茶屋も自転車乗りの間では有名なお店だそうで、店内にはチャリで来たノートがありました。
私は徒歩の人なので中を読むだけですが、昼食代わりのそばがきぜんざいは実に美味しいものでありました。

お店を後にして、大阪側の西斜面に足を運ぶと再びの棚田!
土を継ぎ足したばかりの畦や、斜面に少しだけ建つ農家がいいアクセントです。
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しかし、その後はもう完全に急な山道。国道屈指の急勾配は伊達ではありませんでした。
まして徒歩での下り坂、階段や土道ならいざ知らず、よく舗装された道では足に衝撃がよく伝わり、降っているうちに膝を壊すのではないかと心配になるほど。
途中で脇をすり抜けていった自転車の方は、ずっとブレーキをかけっぱなしでパッドの寿命が心配になるほど。
あたかも人が歩く山道をそのまま自動車用に拡幅舗装しただけのような、急坂急カーブに人間様でも四苦八苦しながら降りて行くと、ようやく大阪の街が見えて来ました。
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街が見えてから、街に至るまでも暫くあったのはふつうのコト。
公園が見え、住宅が連なりだしても、足の痛くなる急坂は駅に着くまで変わらなかったのですが、それでも一山越えた到達感はなかなかでありました。

行程約5km、2時間弱と終わってみれば意外とあっさり行けたので、またいずれ行ってもいいかなと思うところでありました。


この後は梅田に向かい、友人と合流。新海誠の新作アニメ「言の葉の庭」を鑑賞です。
新海作品らしい息を呑むほど綺麗な無機物や風景の描写は健在。
鉄道の描写がリアルになっていてちょっと嬉しかったり、懐かしい関東の風景が心に響いたりしましたが、何よりすごいと思ったのが雨の描写。
嵐の時の雨の降り方の濃淡や、風に煽られる水滴、水溜りの波と全てが見たことあるようなイキイキとしたリアルな描写で驚いてしまいました。
なお物語については……良い話でした。どちらかと言うと前座として上映された題名もわからない短編が、ひどく心を抉る内容だったことが特筆に値するでしょう。

映画の後は二人で人生の反省会をしながら日本橋に向かい、反省しない散財をこなして再度、梅田へ。
京都の物理化学的院生と合流し、3人でスーパードライのエクストラコールドバーにて一杯飲んでから、下宿生の家にて夜が更けるまでお酒を飲んで過ごしました。


ちなみに日曜日は、大学に戻ってからとある委員会のつながりでBBQを実施。
続けざまのアルコールをやらかして、酔った勢いのまま他研究科の研究室を見学してまわり、帰宅してからテスト前の現実に打ちのめされてしまいました。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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