月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


失業北陸旅行・北上の日

3月になり、正式に退職して約1週間。
紛うことなき無職です、どこにも所属していません。職業欄に無職と書かなくてはいけません。
最初の数日は部屋の整理やらで忙しく、気分も有給の延長のようでどうということ無いはずでしたが、日が経つに連れて徐々に現実が重くなります。
収入のあてもなく、特に義務的にやることが無い状態で日が過ぎていくと、言い知れぬ不安に襲われます。
実は社壊人に慣れていたのかと、枠から外れて気付く現実に戦々恐々です。
早く4月が来てほしいものです。


そんな不安を紛らわすためではありませんが、この週末は少々外にお出かけです。
諸般の都合で父親も連続した有給を取れたので、実家の車にて北陸まで行って来ました。

北上の日・南下の日内陸の日


出発は木曜日の朝方のこと。
関越道から上信越道を抜けて、北陸道を南下し目指すはざっくり”能登半島”。
スタート時点では、距離感覚を侮ってしまい「能登半島の入り口まで着けばどうにかなるだろう」と思って出発したのですが、見通しの甘さは似たもの親子。
車でチョロっと数時間の距離かと思いながら、富山を過ぎた辺りで改めて能登半島の北端、禄剛崎までの距離を確認したら軽く100km以上はあるじゃありませんか。
思ったより遠いねと驚き、まずは宿を確保しなくてはと、目的地を輪島市街に決定です。
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そもそも、宿も決めずに車で行く事自体が、オカシイ気もしますが……そこはそれ。
国道160号で能登半島の海っペリをなぞるように七尾市まで向かい、市街の道の駅で昼食がてらに休憩。
折角なのでと能登島を寄り道してから、国道249号方面へ車を走らせます。
ただひたすら走らせます。道の駅での休憩以外はあまり観光もしていないまさにドライブ。
冬の日本海沿いの景色と、どう見ても過剰品質な高規格道路で、走ってるだけでも結構、楽しいです。

斯様な次第で能登島から本土に戻ると、道路はのと鉄道と並走する区間に差し掛かります。
自動車の旅もそれなりに快調ではあるのですが、いかんせん根は鉄道好きの人、気にならない理由がありません。
加えて、この近場の西岸駅は先日見たばかりの精神摩耗アニメ”花咲くいろは”に出てきた湯乃鷺駅のモデル。
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寄って見るしかありません。駅舎の中がアレな感じってとこまで予想通りです。
駅舎の外観はこれでもかというほど鄙びたローカル線仕様。褪せた色合いといい、シンプルな構造といい絵になります。
2面2線のホームもなるほど、アニメのままの絵に描いたようなローカル線。
有り合わせの市販の鉄道模型を組み合わせるだけでも、造作もなく情景をジオラマに出来るんじゃないかと思えるほどステレオタイプ的な駅がそこにはありました。
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ちゃっかり本来の『西岸駅』の駅名票以外に『湯乃鷺駅』の駅名票まで。
設置されてから既に2年近く経っているせいなのか、いい具合に錆びが浮き始めているのが、逆に臨場感を与えてくれます。
湯涌温泉に置かれた北鉄バスの偽バス停といい……紛らわしいまでちゃんと作りこまれてるのが驚きです。

久しぶりのローカル線のホームにすっかり楽しくなってきたのですが、折角ならこのまま列車が来てくれればなお嬉しいところ。
本数が少ないのは十分承知の上ですが、ダメ元で時刻表を確認してみるとなんと5分ほどで列車が来る様子。
しかも我々の目的地と同じ下り方向!
これは僥倖、車は父に回送してもらい終点の穴水駅まで乗ってしまおうと思って、列車を待っていたら、やって来たのは妙に爽やかなカラーリングの車体。
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花いろ劇場版の公開に合わせたラッピング列車がやってきてしまいました。
下調べも皆無で時間も見ずに駅に行き、一発でこれを引き当てるとは、もはや運命の導きと称してもはばかる必要のないレベル。
幸運と呼べるのか否かは保留としても、選択肢はないのでこれに乗車。車内も案の定、花いろ一色だったのは言うまでもありませんでした。
ちなみに本来の作中と同じカラーリングは青と黒と白。穴水駅で無事に巡り合うことができました。

穴水駅でドライブ復帰後はそのまま県道1号にて輪島に一直線。
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輪島市街に着いたら最初にやるのは宿探し。かつてのと鉄道の終着駅だった場所に今は道の駅が建っています。
線路跡は既にほとんど無く、面影を留めるのは道の駅のデザインとバスターミナルの存在、裏手のホーム跡くらいなものです。駅名票の「シベリア」の文字がなんともブラックなユーモアにしか見えません。
そんな道の駅の中に、宿探しの定番、観光案内所も入居しています。

ここで奥能登の情報収集がてらに、民宿探しを受付の方に丸投げ。程なくして無事に決定したので宿のチェックインです。
荷物を部屋においたら、日没まではまだ小一時間の余裕があったので再び車に乗って、輪島郊外の高名な棚田を見物です。
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能登の棚田でも最も有名な白米千枚田。日本海に面した斜面に小さな田んぼを何段も重ねた景勝地です--が今回訪れたのは田んぼの水張り前の微妙な季節。
昨年の刈入れから、一冬寝かされたままの何もしていない田んぼが広がるばかりのオフシーズンでありました。
見栄えという意味ではお世辞にも良いとはいえない季節でしたが、逆に言えば余計なものもなく田んぼの構造がよく見学できる時期。
近寄ってみると、本当に水溜りのような小さい田んぼがあったり、田を支える土手が思いの外大きかったりと、色んな物が見えてきます。
何より驚いたのは、この棚田には海からの防備がまるで無いこと。イネ科は塩害に強いとか、水田は塩害になりにくいとか聞きますが、こんなに海風に吹きっ晒しで問題ないのかと、心配になってしまうほど。
この辺りの海岸線を走っていると、全体的に海から道や町が近いように感じていましたが、その最たる例のよう。
昔から機能してるのですからきっと問題無いのでしょうが、なんとも言えない荒涼感を感じてしまいます。
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そんなこんなで輪島に戻って一泊。朝は朝市を観光してから、輪島を後に出発と致しました。


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