月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


南信奥地巡航

残業続きで目が回りそうな昨今。
折角、外の空気は涼しくなってきたのに、どうにも秋深まる様を味わうことが出来ず鬱屈が溜まるの平日です。

そんな日常から一転、精神的にも解放されてしまう週末は、とりあえず会社を抜けて実家へ直行。
さる家庭の事情もあって、親と車を拾ったらそのまま静岡へ。
3連休はそのまま、静岡の親の実家に滞在して過ごすことと相成りました。

翌土曜日は基本的に実家内でのんびりと買い出しなどなど。
庭木の剪定をして、お酒と刺身を買って、早い時間から晩酌を始めてさっさと寝る健全さでありました。



そうして迎えた日曜日。
この日は連休の中日ということで、ちょっと遠くまでお出かけです。
朝は8時過ぎから車に乗り込み新東名を西へ真っ直ぐ進み、浜松から進路を北へ変えて天竜川を遡上です。

道中に行き遭った佐久間ダムをちらりと見物。
渓谷にドンと建つ大きなダムは、神奈川の比較的開けた場所にあるダムとは迫力が違いました。
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佐久間ダムは、天竜川にそびえる国内屈指の巨大ダムにして、戦後すぐに作られた最古級のダムなのだとか。
併設の資料館によれば建築当時は日本製の機械など貧弱過ぎて使い物にならず、外国製に頼っていたというのですから、工業国と呼ばれる今からは想像もできない話です。

佐久間ダムを一巡りしたら、飯田線と一緒に天竜川をさらに遡上。
天竜村から国道418号線に移って一山越えたら、目指す南信の秘境、遠山郷の玄関口、和田宿に到着です。
和田宿は中央構造線上を浜松から諏訪へ結ぶ秋葉街道の古き風情を遺した宿場町です。

ただし、今回の目的地はここから更に山側へ20kmほど進んだ遠山郷内でも更に山奥の里、下栗の里です。
山中の細い山道を駆け上がると、不意に人家が点在し始め誘導スタッフも出現。思いの外に観光地化されているのかと思いながら、スタッフに導かれるままに進むと、里の最高地点に建つ駐車場に到着いたしました。
最高点には蕎麦屋と民宿が一軒ずつ。休日ということもあってか、気付けば意外とライダーや観光客も多く蕎麦屋で昼食をと思ったのですが30分近く順番待ちする羽目になってしまうほどでした。
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もっとも、手打ちの蕎麦と特産のじゃがいもの田楽はなかなか美味しく待った分の価値くらいはあった印象。

腹ごしらえが済んだら、ここからさらに里の裏手の山道を10分ほど進んで、里を一望する展望台へと向かいました。
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谷筋でも鞍部でも何でもない、ただ山の斜面に貼り付くように人が暮らす様はまさに天空の里と言った風情。
どうしてこんなところを開拓し、住もうと思ったのか……最初に定住した人が不思議でならないほど。
観光案内には”日本のチロル”とありましたが、雲が里を覆いそうな高地でじゃがいもを育てて生き抜く様は、どちらかと言うと日本のアンデスのような風。
どちらにしても面白いものを見ることが出来ました。

里から山を降って再び和田宿に戻る途中、木造校舎の看板に惹かれて旧木沢小学校に寄り道です。
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外も内も黒ずんだ木材が空間を構成し、ランドセルやら机やらが雑然と置かれた静かな空間。
他にも何組か観光客がいましたが、誰もいなかったらきっと、不意に子供の声が聞こえてきそうな不思議な空気の空間です。

ちなみに体育館は地域の集会所となっているようで、現在進行形で活用されている様子。
集会用の炊き出し道具から、なぜか大量の布団まで、お祭りの日にでも使うのでしょうか、不思議です。
はたまた一部の教室は、森林鉄道や郷土の祭祀について展示した資料室に。貴重そうな代物が無造作に展示されていたりと、これまた一種独特な雰囲気がありました。
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旧校舎というと豊郷小の立派な建物を思い浮かべてしまいますが、同じ小学校でも田舎の廃校はまた違った趣があり面白いものが見れました。


木造校舎を後にしたら、あとはひたすら静岡に向けて秋葉街道をひた走るのみ。
しかしながらこの街道、中央構造線上を通るために地質的に地盤が弱く、一部の峠が未だに未開通という難所ぶり。
遠山郷の南の青崩峠も遊歩道しか無い酷道部分ゆえ林道を東に迂回し、古くは武田軍の軍用道路だったという兵越峠を抜けて静岡県へと戻って行きました。
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親の実家に戻ったのは6時半頃のこと。
秋晴れの元、概ね10時間ほどのドライブ。久しぶりに疲れるほど車を運転して、鉄道以外の旅行も良いものだと再確認できた一日でした。


日曜の夜からは再び親戚と一杯飲み交わして、そのまま就寝。

月曜日は何をするでもなく、のんびりと過ごして居るうちに正午も過ぎて昼下がりに。
昼食を終えて一息つき、次はおやつという頃合いで、ようやく重い腰を上げて関東へ帰る流れと相成りましたが、そんなにのんびりしすぎたせいでしょうか、東名高速での自己渋滞に巻き込まれて普段の3倍以上かかってしまったのが、唯一の苦杯と言ったところです。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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