月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


大型連休のお出かけ・その2

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岩国で一泊した翌朝は払暁の頃合いにはしっかり起床。
当日は岩国の錦帯橋でも何かイベントがあったようなのですが、行くべき場所があったので涙をのんでスルーです。

出来るだけ早く九州入りしたいと考えていたのですが、山陽本線の始発が思いのほか遅い。
どうしたものかと時刻表とにらめっこしていたところ、天啓のように思いついたのが岩徳線を経由する方法です。
調べてみると始発の時間が1時間ほど早く、山陽本線よりも先に徳山から西へ迎う電車に乗れることに気付いたら選択肢はありません。
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少し内陸側を抜けるローカル線の旅。
早朝の山間が醸し出す静かな雰囲気は、ホっと落ち着くべきはずなのに、良い風景に出会えた幸運で眠気が吹っ飛んでしまうほどでした。

徳山から再び山陽本線に戻って、下関から門司に抜けて鹿児島本線へ。
東郷駅で途中下車したら、駅から20分ほどバスに揺られて着いた先が、この日の最初の目的地です。
古墳時代以前の海洋民の祭祀から続く古社、宗像大社です。
朝鮮半島との航路を始めとした海上交通の守り神として、交通安全のご利益で名高い神社。
いろんな意味で道に迷い気味なので、心を込めて祈りましょう。
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ちなみに訪れたのは宗像大社の辺津宮。九州島本土にある一番大きなお社です。
この他に海を渡った島に中くらいの中津宮、さらにその向こうの小島には島全体を禁足地とした沖津宮があります。
社が3社に分かれている構造は同じく海の神を祀る江ノ島神社なんかとも似たようなものを感じます。
同じ海洋神の住吉大社も3柱に分かれていますし、きっと何か共通のルーツがあるのでしょう。

本義的には宗像大社も沖まで全て参拝するべきなのですが、流石にそれは時間的に許されないこと。
昔の人も似た様な都合があったようで、この辺津宮に中津宮と沖津宮の分社がちゃんとあります。
第二宮、第三宮と呼び本殿の少し裏に回った鎮守の森の中。
折角なので行ってみると、まるで伊勢神宮の様なお社でありました。
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その後は古代祭祀が行われていたという高宮にも参拝です。
ここは柵に囲まれただけの本殿も何も無い空間。神籬に神を降ろす形の古代祭祀の形を残す場所なので、考えようによっては平時は神様も何も無いただの空き地です。
もっとも森の中の開けた場所に、四角く石で囲まれ、しめ縄で示された箇所がぽつんとある様は、何とも言われぬ神聖な雰囲気があるものでした。

そんな次第で一通り回ったら、最後に宝物館を見学。
海の正倉院とも呼ばれる沖津宮周辺の出土品を始め古代祭祀に関わる色々が展示してあり、かなり興味深い内容でありました。


参拝を終えたら再び列車に乗り込んで、香椎駅で再び途中下車。
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ここから香椎線に乗り込んで一駅行った香椎神宮駅に寄り道です。
駅から案内板の無いことに面食らいながら、勘を頼りに車道沿いを5分ほど。香椎宮なる神社に到着です。
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鳥居があり巫女さんが居る普通の神社ですが、祭神は仲哀天皇と神功皇后の2柱。
別名を香椎廟と呼んだり、社の裏手に仲哀天皇急逝の地とされる一角があるなど、少し変わった由緒を持つ神社です。
境内自体はあまり広いとも言えないのですが、武内宿禰を祀った摂社など日本書紀や古事記に出てくる名前を随所で見かけるのが面白いところ。
列車の兼ね合いもあって1時間ほどの滞在でしたが、結婚式も見れてなかなかにいいところでありました。
余談ながら、神功皇后といえば朝鮮半島まで軍勢を率いて渡ったという伝説の残る皇后。その時に戦勝祈願したのが先に行った宗像大社だったのだとか。


そんな訳で折り返したら香椎から再び進路を西へ向け、鳥栖で長崎本線に乗り換えです。
長崎本線からは列車の本数がぐっと減ってしまいますが、タイミングを見計らって普通列車に乗り込み、またしても途中下車。
今度の下車駅は吉野ヶ里歴史公園の最寄り駅です。
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で、もちろん行くのは吉野ヶ里歴史公園。歴史の教科書にも出てくる弥生時代の典型的な環濠集落、吉野ヶ里遺跡の遺構が整備された公園です。
ここの目玉は環濠集落の復元施設群。弥生時代の家屋や倉庫、防御施設などが遺構の配置をもとに復元されています。
建物のスケール感や互いの建物同士の距離感など……遺跡見学だけではなかなか実感できない雰囲気が味わえるのがいいところ。
個人的には意外と広々と立っているのだなと思う印象でありました。
一部の建物には、人形などが置かれて中の様子まで再現してあったりです。
ちなみにこの祭祀中の巫女は卑弥呼のイメージなのだとか。邪馬台国九州説に基づいたものだそうですが、この九州説ですと卑弥呼と神功皇后を絡める考え方もあるとかないとか。この日は行く先々で神功皇后です……。
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余談ながら公園は結構起伏のある丘の一帯なのですが、周囲を見渡せば平らな水田地帯。
なるほど、豊かな土地と逃げこむ集落の対比です。


結局、閉園時間まで公園内をうろうろとしていたら、時間も厳しくなってきたので最後は特急列車に乗り込み一気に終着の長崎駅まで。
この日は偶然にも帆船まつりをやっているとかで、港の辺りはかなりの賑わいです。
折角、船のライトアップと花火大会まであるというのですから、若干歩き疲れた足を励まして見物です。
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港町の夜景は帆船のマストが映えて華やかな限り。
花火客らしい人がたむろっている場所に紛れ込んで待っていると、帆船越しの打ち上げ花火というちょっと変わった趣向の光景を味わう事ができました。


なお、この晩は帆船まつりの関係で宿は満杯。
お風呂に入りたいこともあったので、24時間営業のサウナの休憩室で一晩過ごすことと致しました。


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