月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


津軽海峡探訪記・二日目の竜飛崎

←初日の津軽鉄道から

青森のビジネスホテルで一晩明かしたら、この日も朝は7時とちょっと早めに起床し行動開始です。
行動として余裕なようですが、前日から降ったり止んだりの雪と北東北の強烈な冷気で外に出るのがちょっと億劫になりかけていたのが実のところ。
ホテルの窓から外を眺めると、時々思い出したように吹雪くのですから東北は恐ろしいです。さらにその雪の中を平気な顔で一般車が駆け抜けてる様は、真冬でも路面の凍ることは滅多に無い関東民としては舌を巻くばかりです。


朝飯を食べたら、寝台特急を撮りに行くと言う友人Kと別れ私は一人青森市街の外れへ。
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やって来たるは青森のかつての中心地、善知鳥神社です。
あまり聞きなれない名前ですが、もともと青森の町が出来る以前から建つ歴史の古い神社。
初めてこの町を訪れた際にも参拝したのですが、雨でろくな参拝も出来なかったのでリベンジの意味も込めて、また来てしまいました。

神社に来たのは朝の8時過ぎ。経験則からこのタイミングなら巫女さんが境内の掃除でもしてないかと、ちょっと期待していたのですが、まるでお話にならない雪深さ。
歩くのも難儀する有様で、どうにか先人の足跡伝いに本殿に向かい参拝して一休みをしていたら、いつの間にか神社に似つかわしくない重機が参上。あれよあれよと参道の雪を押しのけていきました。
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ちなみに細かいところは手押しの除雪機が後始末。神池に雪を投げ込んでいきます。
重機で退けるのも、水場で雪の始末するのも合理的なことだと思いますが……たとえ神社の境内といえどブレないとは、除雪の厳しさ、容赦無いです。

折角なので御朱印を貰ったら、駅前まで戻り地下の市場でおみやげを物色。
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相変わらずあまり見慣れない食材がズラリと並び、市場の光景は面白いです。
駅から少し離れたところに、より地域密着型の面白そうな市場があるらしいのですが、今回は雪が面倒だったのと屋内の暖かさに惹かれてコチラだけで妥協です。


一揃い、おみやげも確保し友人Kと再合流したら、青森駅から列車にのってこの日の目的地に出発です。
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吹雪に見舞われて遅延気味の電車に揺られて津軽線の蟹田駅へ。
ここから国鉄型のディーゼルに乗り換えて更に津軽半島を北へ北へ。
最果ての駅、三厩に到着したら、さらに町営バスに乗り換えて外ヶ浜街道を北進です。
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かつて太宰治が小説「津軽」でこの津軽一帯を舞台にしたとかで、駅や観光案内にその本文の一部を添えて紹介されています。
ほんの抜粋な筈ですが、それでも冬の津軽の情景が眼に浮かぶような名文ばかりです。
文学には疎いのですがちょっと興味が湧いてきたので、本屋で探してみようかなと思い始めてみたり。
そんな「津軽」において北へ向かう道の終着と表現されたのが、バスの終点竜飛崎です。
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正確には龍飛の漁港が街道の終点なのですが、我々が着いたのはその背後の丘。津軽海峡・冬景色の歌碑の目の前です。
また、この少し離れた岬の突端には津軽海峡を守る竜飛崎灯台や、岬と下の集落を結ぶ道路マニアに有名な階段国道があります。

ところで、竜飛崎は風の岬としても知られ、ウィキペディアによればあまりの風の強さに雪があまり積もらないとか何とか……。
その程度の予備知識で、どれほどの風かと侮っていましたが、実際に先端に立つとこれが踏ん張ってなければ体勢を保てないほどの猛烈な強さ。
加えて真冬の冷たさです。
地の果てに来た感慨に噛み締めるどころか、証拠写真を撮るだけでも一苦労の有様です。
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しかしそれでも草は枯れ、木は生えず、冷たい風が強く吹きつけ、雪も殆ど積もることが出来ない荒涼とした大地はまさに地の果ての感。
初めてこの地に居を構えた人々は何を思ってココに集落を作ろうとしたのか、色々と想像を巡らしてもわからない程に印象深い体験でした。

些細な悩みなど吹き飛ぶ程の鮮烈な経験ですが、長居をしては凍えるは難儀だと判断。
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1kmほど離れた青函トンネル記念館を見学しながら、帰りのバスを待つことに致しました。
青函トンネル記念館はその名の通り、海底トンネルの完成を記念して立てられた資料館。
外には当時使われた機材も展示され、すぐ近くには本州側のトンネル管理用の現役の施設もあります。
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本来は春から秋にかけての開館なのですが、何故か冬季の特別開館だったので見学できた次第。
グッズ販売や食堂は閉鎖されており、本当に資料館だけの開館でしたが、十二分に楽しめるものでした。

そんなこんなで帰りのバスが来たら、再びバスに揺られて三厩駅から新青森駅へ。
吹雪いたり、晴れ間が見えたりを繰り返す不安定な空を眺めているうちに、車窓は暗くなっていきました。
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斯様な次第で、新青森から新幹線に乗り換え、帰りついたのは22時頃のこと。
暗くなるまで青森に居ながら、日付が変わる前に関東とは往路ともども新幹線の偉大さに驚かされました。
そして大宮駅を降りた時の暖かさの衝撃。鈍行による遠い道程の感慨もいいですが、気候の変化をより直感的に感じられる新幹線もこれはこれで旅情があるのかもしれません。

そして毎度のことのお土産。
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今回もまたお酒とお菓子がメイン。どさくさ紛れに津軽鉄道の手ぬぐいを買ってみたりしたのはご愛嬌です。

←初日の津軽鉄道

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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