月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


長野方観光記

昼過ぎの空気が程よく冷たくなってきた今日この頃。
秋晴れが心地よい旅行日和となった10月の3連休のこと。

紅葉には未だちょっと早いと思いつつも「温泉にいこう!」というキーワードのもと、友人Kと共にふらり長野旅行へ行くこととなりました。


ちなみに出発前日の金曜日は早々に定時で逃げ出して横浜の飲み会へ。
遠方に就職した大学の友人が元寮生の家に来ているとのことで、仕事の話やら学生時代のネタバラシやらと、半年ぶりのことだけに色々と雑談も盛り上がりました。

遠方の彼はその後、宿の関係で終電前には撤収し残った私らはいつも通りの飲み会に。
翌朝はちょっと早めに起床して、さっさと実家に帰り荷物をまとめたら、いざ信州に向けて出発です。

中央東線を経由して小淵沢から長野行きの列車に乗車。
諏訪の盆地から塩尻、松本と抜けると列車は山に向かって徐々に高度を上げ、ついに山塊を貫くトンネルへと潜り込みます。
トンネルを抜けて峠を越すと段々と車窓から見渡す景色も開け始め、ついには絶景と名高い姨捨駅へ。
IMGP0023_20111011214925.jpg IMGP0024_20111011214924.jpg
絶景の駅だけあって、ホームのベンチも列車に背を向けた気の利いた構造。ホームの一部は展望台煮もなっています。
近くには棚田もあり、出来ることなら一度降りてゆっくりと堪能してみたいところなのですが、この日のところは時間が無いので眺めるだけに譲り、長野駅へ向けてそのまま列車に乗り続けます。
それにしても列車が盆地の縁を走りながら善光寺平を見下ろす様は、昔読んだ井上靖の小説の描写そのまま。
その半生記近く変わらぬ光景とプロの文学者の文章の妙に感心するばかりです。

そうこうして長野駅についたら、ここから長野電鉄に乗り換えて一路、湯田中へ。
IMGP0060_20111011214923.jpg IMGP0068_20111011214923.jpg
昭和的モダンな駅舎の湯田中駅までは長野電鉄の新型車両(旧NE'X)に乗って移動です。
なかなか、何というか……良い電車です。JR時代には乗ったことがなかっただけに、このような形で初乗車となるのも何だか因果なものですが、気にしないこと。

湯田中駅についたら、勿論のこと目的は温泉です。
IMGP0105_20111011214922.jpg IMGP0111.jpg
が、まずは夜の温泉街を適当に散策。
この湯田中温泉もかなり古い温泉街だそうで、街中には温泉宿や観光客向けのお店だけでなく、地元民のための公衆浴場もそこかしこに建っています。
また、お湯が流れているせいか、側溝の水量が妙に多いのか、街中どこでも水の流れる音がしたのが印象的なところ。
途中、目についた良心的値段の食堂で夕飯を食べ、駅前の日帰り湯に入ることと致しました。

温泉を満喫したところで、この日は長野に引き返して予約した駅前のホテルへ。
宿を予約しておくとか、我ながら慎重派になってしまったなぁと嘆息しながらも、予定が決まってるって割と楽ではありますよね。

翌朝は8時ごろに起床して、まずはさておき善光寺へ。
IMGP0012 (2) IMGP0019 (2)
朝の開店前の門前町は静かなもの。そんな参道をぽつりぽつりと登ります。
牛に引かれてはいませんが、善光寺参りってヤツですね。
何度見ても立派な仁王門と山門です。
IMGP0027 (2) IMGP0028 (2)
本堂は残念ながら工事中でしたが、これもまた一興と考える事にしましょう。
それにしてもここ最近、神社もお寺も工事中に出食わす確率が高い気がするのですが気のせいでしょうか。
境内を散策し、宝物殿を見物したりしつつ、門前町が動き始めるのを待ちましょう。

一時間足らず、時間を置くだけで参道は真っすぐ歩けない程度に人通りが増えてしまいます。
朝方ギリギリのタイミングで参拝し、このギャップを味わうの朝の参拝の醍醐味と個人的には考えていたり……。
神社であれば、昼に備えて境内を掃除する巫女さんにも会えるのですが、ここは生憎のお寺。
心静かにあって、無闇に煩悩を掻き立てるるようなものは無いみたいです。
IMGP0040 (2) IMGP0045 (2)
門前町の下端辺りにある味噌屋さんで、朝食がわりの甘酒と焼きおにぎりを頂きました。
味噌屋の味噌で味付けた焼きおにぎりも素直に美味ながら、程よい甘さの甘酒もなかなかのもの。
ちょっと量は物足りない気もしましたが、美味しかったです。

朝食後、フォロワーさんに紹介された門前近くの酒造さんのお店におみやげの地酒を買いに寄り道。
試飲コーナーもやっていて、気さくな店員さんに主だったお酒を注いでいただき、朝酒を堪能です。
飲みながら色々とお酒の作り方や種類なんかもレクチャーしてくださり感じのいいお店です。
IMGP0053 (2) IMGP0057 (2)
また普通の日本酒だけでなく甘酒も試飲させてもらったのですが、これが何とも驚き。
よく溶いてあるとか何とかで、私が知っているドロッとして酒粕の粒がある甘酒とは全く違う、とろりとしたシロップのような飲み口。
それでいて変な甘さもない上品な美味しさです。門前町で先に飲んだ甘酒もなかなか美味しかったのですが、それ以上にびっくりする逸品。
とりあえずおみやげの地酒と一緒に衝動買いで瓶詰め甘酒も1本購入してしまいました。

お酒も入って少し気持ちよくなったら、そのまま酒瓶を抱えたまま長野駅まで徒歩で移動。
案内には徒歩30分と書いてあったのですが、私と友人Kにかかれば15分で到着です。駅について時計をチェックしてちょっとドヤ顔しながら所要時間を確認してみたのは秘密です。

長野駅からは再びの長野電鉄に乗車し、途中の須坂駅で近く廃線になるという屋代線に乗り換え。
IMGP0080 (2) IMGP0084 (2)
乗った列車は片や以前まで近所を走っていた旧小田急HiSE。
もう一方は、何だかレトロと言うか、歴史を感じさせる古い通勤列車。
地方私鉄の車両のごった煮感を見ると、ローカル線の旅だなぁと実感がわきます。

そんな列車に向かって乗ったのは、善光寺平の外れにある松代の町です。
俗に言う”松代大本営”だったり、世紀末オカルト学院の舞台だったりするくらいしかイメージがない町でしたが降りてみると何やら妙に混んでいます。
どうも知らなかったのですが、真田十万石祭りとやらが開催中なのだとか。
そもそも松代藩真田氏なんてものを知らなかったのですが、何でも関ヶ原で名高い真田幸村の兄を祖とする家系なのだそうです。
そんな歴史ある町も良いですが、まず先に駅の歴史が重い感。
IMGP0111 (2) IMGP0110 (2)
駅舎内にあった学生有志によるパンフレット曰く屋代線開業当時からの駅舎だそうで。
銚子電鉄の外川駅とも似た趣きのある、くすんだ木の柱が歴史を感じさせる良い感じです。

そんな訳でお祭りで賑わう松代の町を、聖地巡礼半分に探索です。
聖地巡礼といっても、もはやオカルト学院の背景絵など記憶の彼方。
どちらかと言うと"彼らが過ごした設定の町を自分でも歩いてみる”と言った風。
IMGP0114 (2) IMGP0118 (2)
とりあえず観光案内所近くの真田宝物館を見学後、おやき屋さんで軽い昼食。
こんなシーンあったような~とか考えながら、心地よい秋晴れの空のもと日なたでおやきを頬張りました。

その後は佐久間象山を祀った象山神社に参拝。
IMGP0125 (2) IMGP0131 (2)
知恵の神様ということで、賢くなるようにと祈ってお土産に甘そうなお菓子を購入。
次へ移動中、偶然に見つけた竹山随護稲荷神社なる社も、ついでに参拝です
IMGP0146.jpgIMGP0163.jpg
丘の中腹に張り出すように建てられた独特な境内が特徴的ですが、町の観光案内地図には乗ってない神社。
不思議な雰囲気に包まれ、境内からの見晴らしもよく、なかなか面白いところです。
こうやって地図だけを頼りに放浪する非効率な観光の仕方も、こういう発見があるからやめられません。
つい調子に乗って30分ぐらい写真を取ったり周囲を探索したりして遊んでしまいました。

その後、ようやく松代大本営に到着です。
正確には象山地下壕。かつて本土決戦に備えた旧日本軍が、内陸に大本営を置くために作らせた一大地下防空壕群です。
現在では一部が、一般見学。また一部は信州大の宇宙線観測施設となっています。
IMGP0178.jpg IMGP0190_20111011233348.jpg
そんな歴史ある地下壕の内部は以外なことに見学無料とのこと。
その分、特に展示もなく素っ気ない手掘りの洞窟といった風情ですが、立ち入り禁止区域のあっちこっちが崩れかかっているのがなんとも言えない気分になります。

この他、せっかくココまで来たので何件かの武家屋敷も見学。
IMGP0200.jpg IMGP0245.jpg
思い返してみると豪農の旧家や小江戸・小京都のような都市の武家邸を見学する機会はままあるのですが、意外と地方の武家屋敷は見たこと無かったなと思ってみたり。
建築のことはよくわからないのですが、それでも屋敷の裏は農地になっていて板塀が無いのだとか、広々とした素朴な庭園があったりとか、見慣れているようでよく見ると何処とも違う様な感じ。
地域差による特徴のようなものがあって、何だかんだで見学できる旧家があると聞くと見物せざるを得ないですよね。

締めには折りよく通りかかった十万石祭りの大名行列を撮影。
IMGP0253.jpg IMGP0255.jpg
殿様役は市長さんかなんかなのだとか……お疲れ様です。

帰りは全線乗車となるよう屋代駅を経由して長野に移動。
IMGP0283.jpg IMGP0296.jpg
帰りがけに姨捨駅からの夜景を眺めて、神奈川に帰ることと致しました。


帰路、時間がなかったので特急の自由席に行ったらあまりの混雑具合に言葉が出なかったのは全くの余談です。
久しぶりのお土産コーナーはこんな具合です。
IMGP0301.jpg
野沢菜、買ってからかなりの量だと気づきましたが、多分食べきれるでしょう。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 | ホーム | 

カレンダー

« | 2017-11 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

中の人について

molmol

Author:molmol
連絡先:aria_freak@ホットメール、mixi


社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

何かにつけて神頼みする近所のお稲荷様に感謝

個人的リンク

私が勝手に(無断で)貼ったリンクもあります……。 どうか、ご配慮願います。

分類……してないなぁ?

"兵站"内の探し物はこちらへ

月別ログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2Ad