月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


秋の連休のこと

秋だ、秋だ、涼しくなってきたと……と思った途端に、その幻想が殺されてしまった9月中旬。
毛布をかぶるとちょっと寝苦しいです。
聞くところによると、すっかり陽が落ちるのは早くなったというのに、未だに日中は夏日だとかで。
会社から見る外の景色も、夏の雲と秋の雲が混在していて、まだまだ晩夏の風情。


そん暑い平日も何とか乗り切ったら、この週末は待ちに待った三連休。
空っぽの財布が行動を制約するので、例によって寄り道しつつの静岡帰省です。
今回の寄り道先は伊豆半島の中部、伊豆の踊子で有名な天城越えのトンネルを選択です。

出発したのは連休初日の土曜日。
東伊豆を南下し、河津から内陸方向へ進路を変更。
途中で河津の七滝の一つ、大滝を見物しながら下田街道を北上です。
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なかなかご立派な滝ですが、何より驚いたのはこの滝壺に露天風呂があること。
結構ないいお値段なので、今回は眺めるだけでしたがそのうち入ってみたいところですね。

七滝を抜けて車は更に山奥へ。国道の上り坂をひたすら行った先で、不意に現れる小道を右折。
道はぐっと細くなり、しばらくするとついには舗装も剥がれてしまいました。
轍の後に水が溜まって、地味に走りにくい道をグラグラと足回りが壊れないか冷や汗かきながら進むと、急に目の前が開けて目的地が見えました。
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森の中の趣あるトンネル、旧天城隧道です。
明治時代に作られた国内でも最古級の石造りのトンネル。
天城山に阻まれ陸の孤島であった南伊豆と東海道をつなぐ下田街道に車道を通すため、最大の難所であった天城峠の下に繰り抜かれたトンネルです。

道路遺構であり、産業遺産であり、文学の舞台にもなったロマンの塊。
ついでに出るとか出ないとかいう噂もあるそうです。
この日は生憎の降ったり止んだりの天気でしたが、雨に濡れた石造りの洞門から絵になる風。

振り返れば未舗装の道が続き、先人たちはこんな路を徒歩や当時の自動車で通り抜けたかと思うと、陸の孤島という言葉も重みが違うように感じます。
むしろ、当時の車で本当に天城越えなんか出来たのかと甚だ疑問に感じるわけですが……案外、頑丈だったりしますからわからないですよね。
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そして何と言っても驚くべきはこのトンネル、今でも通り抜けが可能なこと。
流石にハイカーの多い普段の日は難しいでしょうが、この日は雨天が幸いして人影もまばら。
ちゃっかり通り抜けて天城越えをしてしまいました。
流石にトンネル内のすれ違いは難しそうでしたが、通り抜けるだけならだいぶ余裕のある大きさ。
先人たちの偉業に感服です。


その後は旧道を更にたどって再び現在の道へ合流、目的地を静岡に変更して進路を北へ。
道中、天城峠から少し行った浄蓮の滝なるところで一息。
雨が上がった一瞬の晴れ間に綺麗な虹も見ることが出来ました。
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ちなみにこの浄蓮の滝は、足に蜘蛛の糸が絡んでいたのに外して切り株に巻きつけたら切り株が滝壺に飲み込まれた――なんて、さりげなく恐ろしい伝説の残るところ。
実はこの話、どこかで聞いたことがある伝承なのですが、どこで聞いたかは失念。
しかし、ここの場合はさらに後日譚があり、この恐ろしい噂が広まって誰も近づかなくなった滝壺で、ある他所の木こりが美女を見かけたとか。
当然のごとく、ここで見たことを喋ったら命がないと女に口止めされる訳ですが、案の定、口を滑らせてそのまま死んでしまうというもの。
女郎蜘蛛のお姉さんと仲睦まじく出来るなら、それで死ぬのもありかもしれない――なんて考えてしまう程度に最近、疲れてますが、今ではわさび田も拓かれ観光客が出入りし、恐ろしげな雰囲気はさほど感じられない有様。
とりあえず雨が降ったせいか水量も多く、かなりの迫力のある滝でありました。


そんなこんなで中伊豆を軽くひとっ走りしたら、この日はそのまま静岡へ。
わさび田で買った本山葵と、近所の酒屋で買った日本酒で、刺身に蕎麦を肴に親戚と飲み会をしているうちに、気付いたら連休は終わりを告げていました。
記憶が正しければ、日曜日は祖母を連れて富士山の方に行ったり、庭木の剪定を手伝っていたりした気がしますが……それはまた別の話。


せっかく、東方の新作を買ったのに全くやる時間がなかったのが唯一の心残りでしょうか。

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