月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


卒業北東行旅・その4

その3より、一夜明けた3/5のこと。

宿泊したネットカフェが時計台の近くだったので、駅に向かう前に寄り道。
俗に実物を見てガッカリする名所の代名詞みたいな扱いですが、言うほど悪く無いと思います。
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その後、エキナカの喫茶店で朝食をとって函館本線に乗り小樽駅へ。
あまり関心も予備知識もない街でしたが、札幌からの直通電車が沢山あったのが決め手。
今回利用したフリーきっぷのチラシにも写真が使われてましたしね!

そんな訳でまずは小樽駅前の観光案内所で市街地図をもらい、荷物をコインロッカーに預けて適当に出発。
駅前の大通りを暫く歩けば運河に行き当たります。。
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運河沿いに工場や倉庫が建ち、船が並ぶ光景。
運河――というよりも水運の町ってどうしてこう、どこに行っても良い雰囲気の街になるのでしょう。
ここもまた絵になる光景です。

地図を見ると運河沿いに倉庫群が並び、西端には博物館があるということで、まずはそちらへ歩いてみましょう。
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明治期から残る木骨石造りの倉庫は、永い風雪にも耐えてきた風格があります。
驚いたことにはこれらの歴史的倉庫も未だ現役な雰囲気で、隣にトラックが停まっている光景もあったりなかったり。

そして行き着く博物館。
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てっきり倉庫や運河の展示かと思ったら、鉄道関連が主たる様子です。
何でもこの小樽~札幌に鉄道が敷かれたのは、京浜と阪神に続いて日本で三番目だったのだとか。
もとはアイヌとの交易地だった事に始まり、札幌の外港や北前船の交易地、内陸の炭鉱からの積出港と交通の要衝としての役目を果たし、ひいては道内の商業と金融の中心都市となった歴史を誇る町。
鉄道もまた運河や倉庫群と並ぶその繁栄の証しとして、博物館には外せない展示なのだとか。

そんな訳で博物館の外には転車台を始めとした鉄道の屋外展示もあったのですが、こちらは残念ながら冬季閉鎖中。
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またそれとは別にすぐ裏手に続縄文文化の壁画が残る洞窟もあったのですが、こちらも冬季閉鎖中。
世知辛い世の中です……。

続いて今度は運河近くの旧日本郵船小樽支店を見学。
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この日は土曜日でしたが、比較的早い時間だったの私が来たときには誰もいない。
そこにひょっこりと若いのが一人で入ったものですから、案内人のおじさんが普段は触れないことまで解説していただけるとのこと。
お言葉に甘えてお話を聞くことにすると、工学系の学生ということで、建物の歴史や意匠に限らず、面白い構造や当時の建物の運用などなど――明治期の文化から技術にいたるまで博物館より詳しく興味深い貴重な話を沢山聞かせていただきました。
この建物は明治の建築当初からほとんど手を加えられてないとかで、特に1階部分は玄関や柱どころか扉やシャッターの様な可動部に到るまで当時のままなのだとか。
実際に触って動かさせて頂いたのですが、本当に古さを感じさせない滑らかさで驚きました。
当時の職人の丁寧な仕事ぶりと品質の高さには、技術者志望として感服するばかりです。

また2階部分は日露戦争当時の外交会議に使われたとかで、その当時の様子などの展示となっておりました。
そんな訳で少々長居してしまいましたが、面白いものが見れたので大満足の見学を終えたら、次は駅前の通りを挟んで東側へ。

とりあえず先程の博物館の別館、運河館の見学から。運河の展示が無かったのは運河沿いに別館があったためでした。
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北前船とか、先述の続縄文遺跡の展示もあり、鉄道に興味のない方はこちらだけ見ても十分かもしれません……。

博物館を後にしたら、運河を離れて市街地の観光街に移動。
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歴史と趣を感じさせる建物の中身は港町ならではの海産物を扱うお店や土産物屋です。

つくづく思いますが、こういった明治期の重厚で西洋かぶれな石造りの建物は古くなっても古さを感じさせない何かがありますよね。
少し錆びた感じの建物も悪くはないのですが、こういう重みのある様子も魅力的です。
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ってことで、昼食はそのなかの一件でサーモン丼。カニ専門店と書いてあったのですが、あいにくとカニが苦手なのはご愛嬌です。

またこの港町小樽はまた"坂の町"でもあります。
市街地も海沿いから少し内陸に入ると、丘が迫って生活道路のあちこちに急な坂道があります。
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そんな丘の一つに水天宮という神社があるので、観光街を一巡りしたところでちょっと行ってみることに。

実は今回の旅、一度も巫女さんの居る神社に行ってないんですよね。これは巫女分を補給せねばと、雪を掻き分け、坂道に足を滑らせながら丘の頂上を目指します。
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辿り着いた先には雪に閉ざされた境内が!
この除雪されてない様子……どこかで似たようなものを見た気もしますが、とりあえず雪掻きに励む巫女さんなんて幻想でした。
ちょっとだけ気落ちしましたが、丘から眺める港町の光景は雪化粧が映えて綺麗なもの。頑張って登ってきた分の価値はあったかなと思いつつ、下山することにしました。

この頃合いから段々と日も傾いてきたので、フワフワとちょっと駆け足に歴史的建造物を巡回。
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日銀の小樽支店を見学して、アーケード街を散策。地獄坂と船見坂という有名(らしい)坂を見に行った頃には日没の時間を過ぎていて周囲は既に薄暗くなりつつありました。
加えて雪も降りだしてきたので、この辺が潮時かと観光をきりえあげて小樽駅に撤収。
今にして思えば夜景見物も良かったのかも知れませんが、失念していたので後の祭り。
そのまま札幌方面へ向う列車に乗り、途中の桑園駅で下車して駅近くのスーパー銭湯で雪見風呂と洒落込みながら、帰りの急行はまなすの時間を待つ事にしました。

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