月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


雨中の自転車巡航

相変わらずムンとした空気の続く6月下旬。
天気の冴えない日々が続く中ですが、画面に向かえば今期のアニメも最終回が間近な頃合い。
忙しさに色々と感じ入ることもあり、今日は曇天に構わず自転車でお出かけです。


県境の川沿いを上流へ進み、途中から急な坂を登って多摩丘陵南端の尾根道へ。
一山越えて、谷戸と呼ばれる谷沿いの集落が入り組んだ、丘陵地帯の内側へ。これが東京都かと疑いたくなるようなのどかな郊外の光景が続きます。
幸いに気温も低く、温い風がかえって丁度いいくらいの気候。惜しむらくは湿度が高く汗が乾かないことでしょうか。
アップダウンの多い道に四苦八苦しながらも、緑地のサイクリングを楽しんでいると、ぽつりぽつりと水滴が。
何とかなるかと思いましたが曲がりなりにも梅雨の季節でした。
とはいえ、既に丘を二つほど越えてしまった状況。目的地より近いとはいえ、引き返すのも面倒。子どもじみた小としてみるのも一興と、自分に言い訳してそのまま進み続けます。

傘もないので濡れ鼠になり、さらには地図の不備で迷子になりかけながらも目指した目的地がこちら。
IMG_4736.jpg IMG_4737.jpg
かつて、生糸が重要な輸出品であった時代。関東の辺縁部で生産された生糸は八王子に集積され、横浜へと運搬されていきました。
この運搬ルートは後にJR横浜線の前身となる鉄道などに取って変わられるのですが、今でもかなりの交通量がある道として名残をとどめます。
そんな中でも当時の道の古態を残すのが、この現在の八王子市鑓水から八王子市街へ向かう峠に当たる一帯。この鑓水、今でも多摩丘陵の谷戸の一つに過ぎない小さな集落ですが、かつては生糸商人を多く排出したとも言う土地だそうです。

そんな訳で、近場に古道があるとは常々聞いていたのですが、丘陵地帯を抜ける面倒さで今まで後回しにしていました。
何となくいい機会だと思い、気合を入れて出発してみれば、着いた頃には濡れ鼠だったというオチな次第です。
しかしそれはそれ。この先が文化財にも指定されている古態を残した道だということです。
IMG_4738.jpg IMG_4746.jpg
辻の庚申塔を脇目に、坂を登って行くと舗装も消えて鬱蒼とした森へ。
妙にぬかるんで、自転車を押しても進みにくい坂道が続きます。
段々と雨脚も強くなり、何となく不気味な雰囲気。変なの出たら、ここじゃ逃げられないなぁとか考えていたら、はたと嫌なことを思い出してしまう。
よく考えたら、この先って心霊スポットじゃん!

この道を進んだ先には公園の整備された峠があるのですが、そこに道了堂と呼ばれるお堂跡があり、夜になると出るとか出ないとか。
人気のない薄暗い山道で、そんなこと思い出してしまえば流石に背筋に寒いものを感じます。
ここで突き進まなきゃ面白くないとはわかりつつも、恥ずかしながら臆病風に吹かれ、少し道の明るくなった廃屋(?)の脇で立ち止まってしまいました。
IMG_4743.jpg
一度、立ち止まってしまうと、もはやこれ以上進むという発想そのものが喪失です。
不思議と、一刻も早く立ち去りたいといった怖い話にありがちな感覚は無かったので、周辺の木々や虫を適当に撮影してから撤収といたしました。
次はもうちょっと天気の良い日に、明るい気分で幽霊狩りと洒落込みたいものです。


そんな訳で、来た道をガリガリと元の辻まで引き返す。
ぬかるんだ坂道を、自転車を押して慎重に下るのですが、かつて敷石に使われたのか、拳大の石がゴロゴロと転がり、足元が不安定でお化けとか抜きに普通に怖い。
どうにかこうにか靴を泥で汚しながらも、元の道に戻り少し行った先に資料館がありました。
IMG_4756.jpg
入場無料のお財布にやさしい設計。
絹の道やご当地、鑓水の商人と郷土史、養蚕について等々の資料が展示してある一般的な資料館です。
資料館一帯の地形を再現したジオラマが置いてあり、尾根や道、集落の配置が分かりやすく展示してあったのは興味深く良かったです。
ほとんど、現在の車道と配置が変わってないことには、ちょっとした感動です。

資料館の見学をしたら、折角なので絹の道に重なるルートで帰路へ。
道中に文化財指定の看板がついた古民家があったので、ちょっと拝見……と思ったら、今でも住んでおられるので、見学は禁止だとか。
IMG_4759.jpg IMG_4765.jpg
この右側の車道がかつての絹の道。
ほとんど同じ場所が昔は、もっとずっと細くて、未舗装で、脇には農家と田んぼばかりで、車ではなく人馬が行き交ってた……とか考えてみますが、あまり想像できないです。
日頃、歴史のある土地に憧れているだけに、身近でもこういった古い由緒を持ったものを見つけられると、ちょっと嬉しくなります。
なかなか、行くのが厄介なのがネックではあるのですが……。


この後、"絹の道"を見失い新興住宅街に迷い込んで、軽く迷子になったのはご愛嬌。
同じところを一周とか、らしくないポカをしてしまって、どうもいつもの調子が出ないこの頃です。

何事かと思えば、従姉が結婚するそうな。
寝耳に水である。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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