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月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


同人登山部と行く甲斐駒ケ岳

詳細は省きますが、気付いたら出張先がアメリカになっていました。
人生、本当に何が起こるかわかりません。


話は遡って、次の出張が海外と判明する少し前のこと。フォロワーの天野しきさんから「山に登ろう」とのお誘いを受けました。
二つ返事で了解したところ、提示された日程はまさかのテント泊登山。
少人数でのキャンプこそ近年たまに実施しますが……登山テントや秋冬寝袋、携行調理器具のような山でキャンプするほどの装備などありません。
大慌てで必要な装備を調べ、足りないものと食材は買い揃えます。流石に登山テントだけは財布の都合もつかず、レンタルの手配で済ませましたが……。
合間合間も出張が入るので、隙きを突くような準備状況、どうにか様になる状態に整ったのは出発直前という慌ただしさのまま、本番の日を迎えました。

当日は先の週末の土曜と日曜。土曜日は朝から中央線で甲府に向かい、ここで南アルプス林道へ向かうバスに乗り換えます。
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広河原という北岳などへの登山口となる拠点で、さらにバスを乗り換えて深山幽谷へ。
一杯の登山客を抱えて、峻険な南アルプスの渓谷を縫うように走る細い林道を、バスはゆっくりと進んで行きます。
広河原からは目的地の北沢峠までは30分ほど、甲府駅から乗り継ぎを含めると3時間程度。久々の随分な長旅で行き着いたのは甲信国境に近い南アルプスの登山拠点、北沢峠。
甲斐駒ケ岳や仙丈ヶ岳、さらには南アルプスへの縦走路の入り口にあたり、山小屋やバス乗り場、テント場が点在する「南アルプスの玄関口」とも言える場所です。

この日の移動はここまで。金曜からこの北沢峠に宿営し、土曜日は仙丈ヶ岳に登っていたという天野しきさん、薫製ハムさん、kumeさんと合流し、後追いでテントを設営して早めの夕飯の準備に取り掛かりました。
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合流した3名はいずれも同人作家さんで、かつ登山経験値も高い山男。すなわち“同人登山部”です。
創作派でもなければ、登山も初心者な私が何故この場にいるのかも、だいぶ不思議ですが……世は奇縁と不思議に満ち溢れているものです。

初めての山自炊も、手慣れた先達に教わって何とか実施。山で食べるご飯は何故こんなに美味しいのかと、いつも不思議に思います。
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就寝は脅威の18時過ぎにして、起床もまた早朝とすら言えない3時半。テントに霜が降りる寒さに難儀しながら夜を明かしましたが、何とか起きあがれば既に周囲のテントも活動を始めています。
長時間露光で撮影すれば、行き交うヘッドライトが美しい光景になるのですが……気温も時間も余裕がないのが辛いところです。

寒さに打ち震えながら調理して朝食を摂ったら、装備を整えて本日の登山の始まりです。不要な荷物はテントに残して、身軽な状態で上へと登ります。
薄暮の木立を慎重に進み、空が明るんで来た頃には谷筋のがれ場を通過。夜が明けても谷間に日が差すのは暫く先と行った薄暗がりから、仙水峠に上がれば日差しと眺望が一気に目に飛び込んできます。
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出会った眺望は、薄靄のかかった甲府盆地と呆れるほど澄んだ青空の対比が美しい光景。青と黒ばかりが目に痛い世界ですが、道のりとしてはまだまだ半ばです。
見上げた先に白く尖った頂こそが、目指す甲斐駒ケ岳。がれ場から木立に戻って視界が狭くなりますが、へこたれずに頑張りましょう。
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淡々と木の根道を辿って小一位時間ほど行くと、甲斐駒ケ岳の隣の山頂、駒津峰に至ります。
ここからは稜線を伝うように甲斐駒ケ岳の斜面に取り付き、難度の高い切り立った岩場を迂回して砂地の斜面を這い登ります。
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この山の山頂部は花崗岩質の白い岩肌が夏場でも雪を被ったように白く映えるため、その鋭い峰の雄大さや南アルプス北端の平野から目立つ立地と相まって、麓の信仰を集める霊山と崇められていたのだとか。
一目でわかる白い峰は、登ってみてもまばゆい白さを放ち、真っ青な空と挟まれると、ある種異世界に迷い込んだかのような非現実感がありました。

そんなこんなで登り始めて5時間ほどで甲斐駒ケ岳の頂上に到着です。頂きには駒ケ岳神社の奥宮の祠が鎮座しています。
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山頂にて昼食も兼ねた休憩。お湯を沸かしてカップ麺です。「頂上で食べるインスタント食品は美味しい」ので必須科目だそうです。
もちろん、周囲の眺望も良好。八ヶ岳連峰や甲府盆地、伊那谷から、辿ってきた駒津峰への稜線とその向こうに聳える仙丈ヶ岳まで・
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天気は良好、四方を見渡す気持ち良い登山となりました。

ちなみに登りより危ないという下山も、同程度の時間を掛けて双児山の峰を抜ける経路で北沢峠へ帰還。
テントを撤収して長野方面のバスに乗車。バスの終点にある駐車場から、しきさんの車で高遠方面へ向かい、温泉で一息いれて無事を祝うことができました。

ただし、この後にひと波乱。温泉で油断して電車の時間を甘く見積もってしまい、乗るつもりだった列車を逃してしまいます。
一本後の列車でも帰宅は間に合うため、事なきを得ましたが……少し焦ってしまいますね。


斯様な次第で自宅に帰ってきたのが日曜の日付が変わる頃合い。そこから、準備して海外出張ですから、我ながら忙しなさがエスカレートしている気がします。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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