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月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


竹富島のんのん紀行

色々と思うところが山積みの昨今の就業状況のなか、心の深いところを抉ってきた「のんのんびより」の劇場版にアテられてのた8月末のことです。
そこから最短の空いている休日といえば、この敬老の日の3連休でありました。

そういう次第で、実は映画をみた翌日にはうわ言のように石垣行きの航空券を探し回っていたりします。
無事に宿泊先も確保して、あとは急な休出と台風さえやり過ごせれば……と、祈り過ごして迎えたこの週末。
仕事は放り投げ、台風も南に逸れて、無事に沖縄行きの条件が揃ったので、喜び勇んで飛んで行ってしまいました。

そんな訳で、過酷な状況なので掻い摘んだ沖縄竹富島の聖地巡礼(?)備忘録です。


飛行機は11時過ぎに羽田を発って、14時半頃に到着する便。早速、石垣空港の看板で、劇場版のカットを回収です。
2018_09@沖縄竹富島006 2018_09@沖縄竹富島015
空港から市街地までは少々距離があるので、バスで移動します。
15時頃に市街地の離島フェリーターミナルに到着したら、まずはたまたま石垣島に来ていたフォロワーの粟蟹さんと合流です。
流れるように、昼からせんべろ酒場へ飲みに入り、到着早々の空きっ腹に泡盛を流し込んでできあがりました。

その後、17時半の船でなんとか本来の目的地、竹富島に渡航です。
2018_09@沖縄竹富島020 2018_09@沖縄竹富島032
あの夢にまで見て渇望した……と、言うには既に気分はほろ酔い。天気も曇り気味でしたので、まずは無事に宿に到着することに意識は傾注されていました。

無事に宿を見つけ出し、チェックインも済ませたら、最初のハードルはクリアです。
今回泊まったのは集落の一角にあるゲストハウス。綺麗な設備と南国情緒溢れる共用スペースが魅力的なお宿に、2連泊です。
宿の方が夕暮れ時に浜辺に連れて行ってくれるとのことだったので、まったりと待機して移動。
日没のコンドイビーチで、夕暮れを肴にビールを一杯引っ掛けました。
2018_09@沖縄竹富島040 2018_09@沖縄竹富島063
ビーチのあとは、近くの居酒屋で夕飯を食べてから、宿に戻って“ゆんたく”の時間です。
“ゆんたく”とは、沖縄言葉で“おしゃべり”の意味だそうですが、言ってしまえば飲み会の時間です。
泡盛を片手に宿のスタッフも交えて、取り留めもない話を23時過ぎまで楽しみました。
ちなみに、実のところあまり記憶に無いのですが……私はかなり酔っていたそうで、翌日に「だいぶ面白かった」と言われてしまいました。

そんなしこたま飲んだ訳ですから、翌朝は当然のようにお酒が残っています。
なかなか起きられず10時過ぎまで、朝寝坊してしまってから、ようやく島の散策に出発です。
もっとも、食事処が開店し始める11時頃までは空腹と二日酔いであまり元気がなかったのが正直なところ。
レンタサイクルを借りたはいいものの、遠出する気力もなく集落内をぐるぐるしながら食事処の開店を待つ有様です。
開店直後を狙って早めの昼ごはんを摂取したら、ようやく判断力と元気を取り戻したような状態でした。
2018_09@沖縄竹富島099 2018_09@沖縄竹富島085
それはそれとして、元気が戻ったらひとまずは“のんのんびより”の作中に出てきた宿と学校はとりあえず見に行きます。
毎度おなじみの間抜けな感想、「アニメと一緒だ!!」を発して満足したら、あまり深入りせずに次へ向かいます。

キービジュアルにも登場し、もともと島内でも屈指の有名スポットと言えるのが、西表島の方へと突き出たコンクリートの桟橋、西桟橋です。
夕日がきれいに見えるスポットとしても有名なのだとか。
2018_09@沖縄竹富島124 2018_09@沖縄竹富島126
西桟橋から海辺を伝うようにしばらく行くと、前日に日没を見に来たコンドイビーチへと至ります。
パッと見た感じでは、島内唯一の遊泳可能なビーチな様子です。
エメラルドグリーンの海と白い砂浜が眩しく、サンゴ礁で波も穏やか。9月といえど、海水浴に興じる人がたくさん見られました。

さらに海沿いに進んでいくと、星砂が取れるというカイジ浜にたどり着きます。
こちらの浜は遊泳禁止なのですが、それでも浜辺で水と戯れたり、星砂を探したりと、思い思いに楽しむ人の姿が見受けられました。
ただ、作中では歩きでここまで来ているのですが、実際に行ってみると、なかなかどうして距離があります。
作中でも、私の日程でも丸一日あるのでなんとかなるのですが……散々歩き回った後に連れてくるにはなかなかタフな場所でありました。
2018_09@沖縄竹富島134 2018_09@沖縄竹富島156
主要な浜辺を巡ったら、集落に戻って町並み散策です。
集落の中心近くにちょっとした高台があり、その頂上部には“なごみの塔”という謎の展望台的な建物があります。
本土復帰頃の時期に、建てられたもので昔は上まで登って町並みを見渡すことができたのだとか。
今も基台部分までは行くことができます。登って見やれば、赤瓦と石垣、白い道の古き良き沖縄の町並みが一望できました。

またなごみの塔から少し歩いた集落のハズレには、喜宝院という“日本最南端のお寺”があります。
併設する蒐集館には、かつての住職が集めたという民俗資料が、所狭しと展示されています。
藁算という藁の編み物で数字を示す伝統的な方法や、カイダ文字という八重山独特の象形文字の実物も展示されていました。
百聞は一見に如かずの言葉通り、話としては知っていても不思議に思っていたものが、現物を目の前にすると納得できてしまうのですから、不思議なものです。
2018_09@沖縄竹富島160 2018_09@沖縄竹富島182
そんなこんなでぐるりと主だった観光地を巡ってしまったら、実はネタ切れの状況です。
この時点でまだ15時過ぎのこと。二日酔いあがりで、お酒を飲むにはまだ早い気分。代わりに二度目の昼食を食べるため、作中にも登場したカフェで休憩することにしました。
カフェはなごみの塔の向かい側。2階部分がお店になっています。
ここで沖縄名物のタコライスとパインジュースでしばらく時間を潰したら、もう一巡りだけ集落を歩いて宿に戻ってしまうことにしました。

宿でビールを購入し、何をするでもなく南の島の風を味わいながら、他の宿泊客と駄弁って過ごします。
普段は時間いっぱいまで歩き回るか、さもなくば飲み屋に行ってしまうのですが……たまにはこういう過ごし方も良いものですよね。
余談ながら、現実的なもう一つの事情として現金の枯渇もありましたが……。
うっかり、十分な現金を用意せずに島に来てしまったものの、島唯一のATMである郵便局は日祝休業です。手持ちが数千円しか無い状況では、景気よくカフェでビールとはいけませんでした。
2018_09@沖縄竹富島206 2018_09@沖縄竹富島218
閑話休題。
この日も夕暮れ時になれば、コンドイビーチへ行って黄昏観望です。
浜辺にはサバニ船という沖縄の伝統的な船が停泊中。さらには浜辺で三線を練習する方もいて、この日のコンドイビーチは狙って飾り立てたかのような沖縄感を醸し出していました。
まったりとした空気ときれいな空、海に浮かぶ小舟に、三線のBGM、何も不足のない夕暮れを過ごすことができました。

この日も浜から戻ったら、夕飯を食べに出てから“ゆんたく”です。
メンツは変わっても、楽しく話すことができたのはありがたい限りですが、お酒が少なかったせいか「今日はおとなしい」と言われてしまったのは……なんと応えればよかったのか、わかりません。
また、この“ゆんたく”で「のんのんびより」の話をしたところ、スタッフの方も作品をご存知だったのに驚かされてしまいました。
曰く、劇場版の存在も、竹富島がモデルなことも知らなかったけど、知り合いでこのアニメが大好きな人がいるので、たまたま名前だけ知っていた――とのこと。それもまた、よく覚えているなと思うところですが、意外なところで何がつながるかわからないのですから、面白いです。

この晩は星が綺麗だとのことで、“ゆんたく”の後にひっそりと星を見に行くことに。
集落を外れて街灯がないところに行けば、あっという間に真っ暗闇です。見上げれば当然、満天の星空です。
2018_09@沖縄竹富島247 2018_09@沖縄竹富島256
折角なので、西桟橋へも繰り出してみましたが、夜の海に天の川まで見える星空。
同宿の人と呆然と語り合いながら、しばらく過ごしてしまいました。


この後もかなり遅くまで飲み語らって、起きた竹富島滞在の最終日。
何の因果か、この日が一番の快晴です。抜ける青と透き通る海、境界を彩る夏の雲! 帰らなければいけないことが泣けてくるほどの好天でした。
2018_09@沖縄竹富島271 2018_09@沖縄竹富島286
そうはいっても、予定は変えられないのが悲しい会社員の定めです。
最後に島の数少ない売店でアイスキャンディーを買って、食べながら港へ向かい、後ろ髪を強烈に引かれながら石垣島へと戻りました。


石垣島へ戻ってみると、その景色は間違いなく都会のそれです。
活気もあり、商店が多々あり、下手をすれば私の住処よりも栄えているように見えます。
そんな石垣の市街地から、空港まではバスで30分強。安全を見て石垣島に戻りましたが、飛行機の時間まではしばらく余裕があります。
本当は車でも借りて観光をしたいところですが、そこまでは余裕が無いので、お土産物を物色したり、地ビールを堪能したりして過ごしながら、時間を調整して空港へと向かいました。
2018_09@沖縄竹富島315 2018_09@沖縄竹富島321
最後に飛行機から眺める景色も見事な快晴です。せめてもう1日、有休が取れていたら……と涙しながら、美しいサンゴ礁の景色を心に留めて、羽田へと戻りました。




ちなみに羽田に到着したはいいものの、ゲリラ豪雨の直撃により空港機能が休止してしまい30分ほど機内で待機する羽目になってしまいました。
まるで、私の帰りたくない未練が乗り移ったかのような所業です。
諸々積み重なって1時間ほど遅れての到着となってしまいました。

きっと夕日も見れたことでしょう、海も町並みも陰影が濃い方が絵的に映えたでしょう。
未練を連ねれば際限なく、宿やツイッターで見た秋休みを取れる人を妬ましく思ってしまうばかり。
最後の最後で、心にダメージを負ってしまった感もありますね。
ただ、珍しく時間的にかなりの余裕を持って動いた今回の旅行。過ごした時間は間違いなく楽しかったです。

いずれ、もっと有効にこういう旅を楽しむため、時間的に余裕のある、すなわち休みの取れる職場に移らねばならない――そんな妙な決心をしながら、日記を書いて今に至りました。
リゾートバイトのような生き方の人とも巡り会いましたし、短い割には、色んな生き方を考える旅行にもなった気がしました。
こういう経験も面白いものですよね。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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