月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


赤城山麓巡航の話

梅雨もあけてすっかり夏の風情……と思いきや、猛烈な雨が西日本を襲った七夕の週末。
関東も災害級の豪雨にはならなかったものの、どことなくどんよりとした空模様でした。


そんな天気の不安定な週末ですが、土曜は朝から両親と実家の車を転がして群馬県の赤城山方面へ。
昨年、妹が就職によりこの方面に引っ越した都合もあり、妹宅を足掛かりに群馬観光しようとなった次第です。

そんな訳で内房から外環道と東北道を経由して館林側から群馬の領域へ。
途中で妹をピックアップしたら、最初に向かったのは前橋市内の二宮赤城神社です。
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この赤城神社は二宮の名を冠する通り、上野国の二宮と推定される神社です。
赤城山を山岳信仰の対象とした赤城神社は延喜式にも名が載る古社。その後裔を名乗るのは赤城山中の大沼畔にある大洞赤城神社と、中腹にある三夜沢赤城神社、そして山麓を下った平野にあるこの二宮赤城神社と、三社鼎立して真相は歴史の闇の中です。
一説には二宮赤城神社が里宮、三夜沢赤城神社が本宮だとする解釈もあるのだとか。
真相の程はさておいても、訪れた境内は静かな雰囲気と木造の社務所が印象的な神社でありました。
天気が良ければ、赤城山がよく見えたことなのでしょうが、この日は雲の間に隠れてよく姿が見えませんでした。

二宮に参拝したら、ここからは赤城山へ向けて一気に北上します。
大胡の市街地を過ぎて、県道16号線を駆け上れば、行き着いた先が三夜沢赤城神社です。
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平野に鎮座した二宮赤城神社から一転して、山腹の鬱蒼とした緑に囲まれた起伏の多い境内が特徴のこの神社。
曇天の湿った雰囲気と相まって、より神聖な雰囲気を醸し出していました。
最近、こんな光景ばかりな気もしますが……気のせいでしょう。


2つの社を巡ったら3社目を目指して、県道16号をさらに駆け上って赤城山の外輪山を越えてカルデラ内へ。
上毛三山にも数えられる赤城山は、日本でも有数の規模を誇るカルデラを備えた火山なのだとか。
その山頂部は覚満淵や赤城大沼など、いくつかのカルデラ湖が点在しており、高原リゾートといった風情を醸し出しています。
大洞赤城神社は、そんなカルデラ湖のなかでも最大の赤城大沼の畔に鎮座する社です。
序列として奥宮なのか、はたまた後世に鎮座したのかは定かではないものの、今では赤城神社の中でも最も繁栄している社と言えるでしょう。
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丹塗りの拝殿が目麗しい神社でありました。

ちなみにカルデラ一帯を指して赤城山の山頂と認識されますが、本来の最高峰はこの赤城神社の裏手に位置する黒檜山と呼ばれる峰なのだとか。
外輪山をぐるりと巡るハイキングコースは地図を見るだけでも気持ちよさそうです。
天候が良ければ、少しくらいハイキングに……と言いたい距離感なのですが、今回は曇天に家族連れ。無理はできませんね。
周辺の観光施設をぶらりと散策する程度に収めておきましょう。
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他にも大沼でのボート遊びや、バンガロー村に、冬場はスキーと高原リゾートらしい観光施設は一式揃っています。
少し年季の入った雰囲気なのはご愛嬌でしょうか。これはこれで趣があるのですが……営業しているのか不安になる建屋も結構見かけたのは秘密です。

この日の一番の光景は大沼から歩いて10分ほどの一回り小さい覚満淵という沼地でしょう。
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霧に覆われた木道と水面、その向こうにうっすらと見える湿原の緑は、まさに山間の高原といった神秘的で心地よい雰囲気に満ちていました。

この日は赤城山観光を終えたら、西側の県道4号線の方から下山して、そのまま妹の家へ。
近くの日本料理店で夕飯を食べ、家族で妹宅にてチビチビと飲みながら夜を迎えました。


実家にいるのと大差ないグダグダ感で朝を迎えた日曜日は、そのままのんびりと過ごしてしまい、家を出たのは11時頃という怠惰ぶり。
旅先と言うには何か違う不思議な感覚を抱えながらも、この日もドライブの続きを始めます。

最初に向かったのは太田市の冠稲荷神社。Google先生の口コミいわく「厳かなテーマパーク」との紹介に惹かれて、興味本位で訪れた次第です。
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参拝した感想としては、然りまさに「厳かなテーマパーク」といった雰囲気です。
お守り授与所のファンシーな雰囲気など、なんとも言い難いものがありました。
しかしながら、文化財指定された摂社があったりと、歴史と由緒は相応にありそうな印象です。
古墳時代の毛野国以来、なんだかんだで重層的な歴史のある地域ですからね、侮りがたしです。

そんな太田市から再び北上を開始して、この日は桐生から銅街道を北上し栃木県の足尾銅山へ。
足尾銅山は小学校の修学旅行で訪れているハズですが、ほとんど記憶に無いので実質初めての観光です。
足尾の町は渓谷沿いの僅かな平地に、所狭しと住宅や工場を押し込んだような、まさに鉱山の町といった様子です。
一昨年くらいに行った神岡を思い出すような町並み、建物の密度の割にどこかひっそりと静まり返っている印象を受けるところまで同じでありました。
天気が良ければ写真を取りたかったのですが……生憎と雨が降ってきてしまったのは日頃の行いでしょうか。

そんな訳で町並み散策はすっ飛ばして、早々に足尾銅山観光へ。
足尾銅山観光はそのものズバリ、足尾銅山の坑道を見学することができる観光地です。
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内部では蝋人形による鉱山作業の紹介も行われています。
最盛期には当時の最新技術がふんだんに投入され、国内屈指の生産量を誇った銅山の繁栄を窺い知ることができました。
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反面、銅山の施設だけあって教科書にも載る鉱害事件については少々触れるといった程度の言及具合です。
当然といえば当然ですが……その関連の紹介は、銅山観光から街の目抜き通りを挟んで反対側にある足尾歴史館で見学することができます。
こちらは規模こそ小さいものの係員の方が解説をしてくれましたので、情報量は銅山観光にも負けていません。
往年の生活から鉱山の正負の影響まで、多様な資料が少々雑多に展示されていて非常に興味深い内容でした。


足尾銅山の観光を一通り巡ったら、いよいよ帰りを考える頃合いです。
両親は再び妹の家に寄ってから帰るということなので、私の方は家族と別れて一人わたらせ渓谷鉄道で帰宅することにいたします。
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足尾から一駅北側、始発駅の間藤駅まで車で送ってもらい、ここからはガタゴトと単行列車に揺られて桐生駅まで全線完乗です。
車窓に渓谷美を眺めながら1時間半ほどのローカル線の旅を経て、関東平野へと戻ることになりました。

桐生からは再びわたらせ渓谷鐵道に乗って折り返し、相老駅から東武特急に乗って押上まで一気に戻ることにいたしました。
特急料金込みでも、両毛線から東北線経由で帰るのと大差ない運賃です。東武線の運賃の安さに驚かされてしまいますね。
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最後はスカイツリーの麓で、月曜を迎え撃つため夕飯代わりの一杯を引っ掛けてから、千葉へと戻りました。


そんなこんなで月曜日……色んなことの締切や悩みのタネに囲まれてしまい、今週も厳しそうです。

養老渓谷宿営

気付いたら瞬く間に梅雨が明けてしまい、夏が訪れた2018年。
観測以来最も早い梅雨明けなのだとかなんとか……雨の滴るコテージで、のんびりと過ごす算段が、気付いたら真夏のコテージでビールとBBQの企画にすり替わっていました。

そういう次第で、元寮生とフォロワーの朔さんを誘って、房総半島は養老渓谷にある奥養老バンガロー村に泊まりに行ってきました。
先週もこの界隈に居た気がしますが……そんなタイミングもありますよね。


バンガローと言えば河口湖では何回か宿泊していますが、それ以外のところは実は始めてです。
どこも大体、同じ感じなのかと感心したのが正直なところです。
バンガローは養老渓谷の川からほど近い台地の上にあります。
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駐車場は川を挟んだ反対側にあるため、荷物はリフトで運びます。この間も似たようなものを使った気がしますね……。

テントの設営もないので、荷物を運び込んだら準備完了です。
早速、ビールを開封して駐車場とバンガロー群の間にある河原へと下りました。
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夏を迎えた養老渓谷の川面が美しい限り。前回は雨模様のためわかりませんでしたが、浅く平たい水底のため水面があまり波立たないのが特徴的です。
川でありながら水鏡のように緑を写し込んでる様が非常に綺麗でした。

ビールを程よく空けた頃合いで、河原から撤収しバンガロー前に拠点を移して第二ラウンドへ。
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肉や肉以外のものを焼きながら、お酒を舐めて夜が更けていくのに任せながら過ごしていきました。


一夜明けて日曜日も晴天佳日。青空が気持ち良いのですが、バンガローの中は寝苦しいほど暑くなってしまいました。
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そういう次第で、朝ごはんを食べたらだらだらと撤収の準備を整えてチェックアウトの時間を迎えます。
チェックアウトを無事に済ませたら、続きは房総の田舎を満喫するためドライブです。

房総の細い小路を抜けて養老渓谷を粟又の滝方面へ走り、近くの温泉でまずは一服です。
煙臭くなった服と体を処理し、晴天下の露天風呂でこんがりと焼き上がりながら、しばらく惚けるように過ごします。
温泉を満喫して一息ついたら、さらに車を転がして15分ほどのところへ。
Google地図に教えられた“廃校舎を流用した土日のみ営業の蕎麦屋さん”でお昼ご飯です。

校舎を流用していながら、入り口は昇降口ではなく倉庫か給食室かがあったと思われる脇道に設けられた不思議な構造。暖簾をくぐるとすぐにお店の方が居て、その場で注文とお会計をするシステムです。
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注文後に席を選ぶシステムはなかなか興味深い仕様です。
席も校舎内外に何箇所も設けられており、畳の座敷から普通のテーブル席、パラソル下の屋外席まで好きなシチュエーションを選べます。
校舎内は2000年代初頭と思われる地図や備品が並び、廃校となった頃の雰囲気を忍ばせるようになっています。
なかなかどうして、小学校時代の作品を衆人環視の下に置くのも罰ゲームな気もしますが……他人事として見るには面白い限りですね。
そんな訳で、今回は座敷席でぐったりごろごろしながら蕎麦を楽しみました。

蕎麦の後は、気付けば長居しすぎてしまったこともあり、外房側へ抜けて鴨川から有料道路で帰る経路を選択です。
日が沈む前には解散の運びとなり、良い夏の始まりを味わったまま、月曜と向き合う夜を迎えることになりました。


明日からはまた平日の日々……なんとか生き残りたいですが……また険しく辛い日々が始まってしまいますね。

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