月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


南総野営徒然

秋も深まり、木々によっては徐々に色づき始めた10月末の週末。
絵に描いたような秋空が気持ち良い……と、旅情が募る平日から一転して、どうにもどんより曇り空となってしまった土日ですが、それでも寒い時期には寒い時期の遊びがしたいなと思う次第。
昨冬から買い集め始めた“ゆるキャン”なるマンガに誘われて、防寒を整えてまたキャンプに行きました。


出発は内房から友人の合流を待って、実家から拝借した車を転がし南の方へ。
向かったのは南房総市の富浦町、大房岬の自然公園です。

大房岬は館山のすぐ北に位置する起伏の大きな岬、南側の洲崎から大きく弧を描いて館山湾を形作る東京湾の要衝です。
かつては陸軍の東京湾要塞の一部に組み込まれ、地図からも存在が消されたとか。今も往時の要塞遺構が残っているのですが、その海上に切り立った岩場と洞窟の織りなす風情は、遺構を抜きにしても「天然の要塞」という言葉を想起させるものがあります。
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そんな岬の一帯も、今は風光明媚で自然豊かな公園に。“自然の家”やキャンプ場もあり、家族連れが自然と触れ合うにはもってこいの場所になっています。
また遺構の一部、探照灯の格納庫などは今でも見学することができるので、歴史好きとしても興味深い代物でしょう。
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一転して、海辺によれば館山湾を一望することもできます。洲の崎も目と鼻の先に見え、天気の良い夜など星空もさぞ綺麗なことでしょう。
この日はまた、海保の大型巡視船「あきつしま」が館山に寄港していたようで、その勇姿を遠望ながら拝めることもできました。
そんな訳で、僻遠ながらも比較的整備された公園地で、寒い時期のキャンプを練習です。
到着早々の公園探索を終えたら、キャンプ地に戻り粛々と食料の生産に励みます。
具体的にはカマドに火を起こして、鍋で野菜を煮込んでシチューづくり。
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出来上がった頃にはすっかり周囲に夜の帳が下りていましたが、涼しい秋の夜に美味しそうな夕飯ができました。
残り火は焚き火台に移して、もう一回盛大に炊き上げ、熱燗や焼き物の熱源に。
もうこの時期なら空いているだろうと思っていましたが、意外と人出のあったキャンプ場の片隅。家族連れの賑やかな声を背に、野郎2人でのんびりと火遊びしながら酒を飲む夜を過ごしました。


明け方の雨にだいぶやられながらも、起きた頃には幸いに天候が回復した翌日曜日。
強風に難儀しながらも朝食を拵えて、キャンプ場をチェックアウトしたら、せっかくここまで来たのだからと南房総観光です。
前日の買い出し時に目について気になっていた“崖の観音”なるお寺に行ってみることにしました。
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崖の観音は文字通り崖にある観音。投入堂を近代化したようなお堂には崖に掘り込まれた観音様が安置されています。
一帯、いつ誰がこのようなものを作り上げたのか、由緒書を見てもWikipediaを見ても今ひとつ判然としないのですが、唯一わかるのは江戸時代にはこのお寺があったらしいということ。
相応に由緒あるお寺なのでしょう。
崖の観音堂からは那古船形の港町が一望できます。
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隣接する諏訪神社も崖を彫り込んだような形跡があり、きっと江戸時代には神仏混淆してたのかなと想像させられます。
綺麗に掘り込まれた様は鋸山一帯の石切場も思い出す風情ですが……わからないものは知りません。


そんなこんなで、この後は軽く洲崎の辺りまでドライブしてから、日帰り湯で一息入れて帰路へ。
出張等々の都合で夜まで居れなかったのが恨めしい限りですが、こればかりはどうしようもない事態です。
晴天にこそ恵まれませんでしたが、総じて涼しい季節のキャンプも存分に満喫した次第。次こそは天気の良いときに! と心に決めて、週末は終りを迎えて……今は一転、出張先で外泊中です。
家で寝てない今日このごろ。

宴席と奥多摩

秋空にうろこ雲が高く、鍋物が恋しい肌寒さが日に日に日常になってきた今日この頃。
気付けばもうすぐ11月ですよ、あと2ヶ月ばかしで今年も終わりです。光陰矢の如しとは本当に至言です。
毎年、この頃になると紅葉の色付き具合が気になりだすのですが……関東近縁の見頃は11月頃、短いようで秋も意外と長いですよね。


意外と長い秋の真ん中のこの週末、土曜日は朝からスーツを着込んで横浜にお出かけです。
昼前から桜木町に展開し、野毛山側の伊勢山皇大神宮に参拝してから、みなとみらいの三菱重工の技術館を見学して時間調整。
約束の時間に駅前に戻って、友人の結婚式出席のため高校の友人達と合流です。
流石にフォーマルなイベントだけあってか、いつもは遅刻する面々も定刻には全員集合。何年来の快挙でしょうか。
むしろ、いつも通りの遅刻を織り込んだ集合時間が裏目に出てしまい、少しばかり寄り道遠回りを経てさらなる時間調整を加えてから、会場へ向かう流れで宴席は始まりました。

もちろん、結婚式も披露宴も本番は恙無し。式次第も平和裏に済んでしまい「お前らがこんな真人間だとは思わなかった(意訳)」とありがたい感想も貰い、無事に帰路につきました。
高校の忘年会メンツで初めての結婚式。もう一人ばかりは結婚のアテがあるものの、他は梨の礫……そろそろ将来を身につまされる頃合いですが、どうにもなりませんね。


ビシっとキマった式典の日から一転して、日曜日は朝から電車を乗り継いで青梅線の御嶽山駅まで。
ここからケーブルカーの滝本駅まで移動して、行って来たるは数年ぶりの奥多摩は武蔵御嶽神社です。
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秋晴れの空が本当に気持ち良い午前中でした。
山頂側の駅から等高線沿いに続くかのような参道を抜けて、御坊集落の路地を過ぎたら、門前の売店街。
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レトロな雰囲気の天空の町を過ぎて、石段を登った先に目的の社は鎮座しています。
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まぁ、工事中だったのですが……。ちょうどここでも式年造替の年頃だったようです。こればっかりは致し方なしですね。
武蔵御嶽神社は山岳信仰の霊地、蔵王権現を祀っていた修験道の社です。
一応は式内社の大麻止乃豆天神社に比定されており、由来不詳の櫛真智命が主祭神ですが……本殿裏に祀られた大口真神ことオオカミの神の方が雰囲気はしっくり来るように感じます。

さて、参拝後はそのまま帰っても良かったのですが、それでは全くつまらないので少しばかり山歩きをしましょう。
石段下の脇道から奥宮や近隣の峰へ続く登山道が伸びています。その中の一つに、斜面を下った先、七代の滝を抜けて沢を遡り、御嶽岩石園なる一帯の遊歩道を経由して、綾広の滝から別の登山道を経由して、ぐるりと同じ場所へ戻ってくる周遊コースがあります。
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そんな訳で、空はじわじわと雲が増えてきたものの、装備も一応は整えてある次第、軽くトレッキングに行きました。
天狗岩なるおっかないシチュエーションの岩で記念撮影して、岩石園の奇岩群を抜けながら小一時間。
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岩と清水の合間を縫うように歩いていきますが、存外平坦で子供も多いことに驚かされます。
綾広の滝までくれば、岩石園はもうオシマイ。ここから少しだけ坂を登って、等高線沿いの登山道に戻ったら、後はひたすら神社方面へと歩みを進めます。
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途中で奥社への参道を見かけましたが、今回は日暮れも近づいてきていたので見送りに。またの機会を伺いましょう。

奥社参道を過ぎたら10分足らずで、神社に戻りこの日の散歩道はゴールとなりました。


この後はケーブルカーとバスを伝って駅まで戻って一旦、実家へ。
車を借りて千葉に戻って……また一週間のお仕事です。

宇宙と里山の週末

幾週間かぶりの青空な週末に恵まれた首都圏。
天気予報が吉兆を伝えだしたころから、どこか遠出をしようかと思案していたのですが、週末近づいて静岡の友人“えめろん”氏から飲みに行こうと連絡が。
一も二もなく関東近隣に留まることに決し、一転して近場で観光先を選定しながら青空の週末を迎え撃つことになりました。


金曜日は内房に留まり、近くのスーパー銭湯など開拓しつつ、早寝をして迎えた土曜日。
金曜日10月14日が「鉄道の日」だったこともあり、其方此方で鉄道関連の催し物も開催されていたのですが、今回選定したのはつくばで開催されたJAXAの特別公開。
宇宙ロマンと学究的好奇心が行き先を指し示しました。
つくばエクスプレスとシャトルバスを乗り継いで、あれよあれよと雲一つない打ち上げ日和(?)なJAXA筑波へ。
バスを降りれば、早速“宇宙兄弟”で見覚えのある感じの建物とか目に入りますね。
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パンフレットを受け取ったら、早速見学の始まりです。出鼻は出入り口に置いてあるH-IIAさん、職員によるロケット紹介ツアーについて回ります。
本体のハニカム構造や、燃料タンク内の断熱材、エンジンノズルの冷却機構や方向調整機構等々……展示と解説板だけでは窺い知れない事まで教えてもらい、冒頭から勉強になる内容です。

続いていったのは人工衛星等の展示館。原寸大の人工衛星やISSの実験棟“きぼう”の内装を見学できます。
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そして一番大好きな研究テーマをポスター形式で紹介するコーナーへ向かいました。
写真を撮ったときは何か講演会が終わったタイミングで、人がいっぱいでしたが……ちょうど訪れたときは、ちょうど人出の谷間のような時間帯。
深いことを考えずにポスターを眺めていると、次から次へと研究者の方から声をかけて頂き、周囲を気にかけずに色々と質問することができました。接客的な意味もあるのでしょうが、物分りの悪い問いかけにも終始にこやかに答えていただき、感謝の限りです。
すっかり学術の世界からは離れてしまいましたが、技術的な話を気兼ねなく聞ける場というのは本当に楽しいものでした。

なんだかんだで、このポスター発表の場でほとんどの時間を消費です。
最後にISSの管制室見学ツアーに参加して、JAXAの公開時間はおしまい。
帰りがけにつくば駅前の日本酒フェア的なイベントで一杯ひっかけてから、内房方面へと足を向けました。

千葉駅でえめろん氏と合流して、一杯飲んでから私の家で一泊。気付けば日曜日になってしまいました。


学術的な土曜日から一転して、日曜日は昼前くらいにゆったりと起床して、何はなくともとりあえずは電車に。
木更津まで行った先で、思いつくように久留里線に乗り換えて、いざ旅の始まりです。
秋晴れの長閑なローカル線に揺られて、ひとまずは終着の久留里駅へ。
久留里は房総半島の内陸部、戦国期に里見氏が支配した久留里城の城下町であり、街道筋の有力都市であったそうです。
今も往時の面影を城址や道筋に遺し、山間部の湧水を活かした酒蔵やカフェで文化の面影を感じさせてくれました。
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そんな古いふるい久留里城下の外れに、房総の三大妙見(?)が一つ、久留里神社が鎮座します。
生憎と神職さんは居らず御朱印はもらえませんでしたが、山中の小さな社は静謐な雰囲気を湛えており、良いところでありました。

神社の参拝を終えたら、列車の時間の都合もあったのでお城には向かわず駅へ戻って再度久留里線へ。
とは言っても、来た道を引き返すのではなく更に歩を進めて久留里線の真の終点、上総亀山までの追加乗車です。
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日に10本足らずしか列車の来ない、関東屈指のローカル線の終点。
房総と聞いて想起するような海を一切感じさせない、山奥の最果て感ある駅へと行き着きました。
上総亀山駅は千葉県下最大のダム湖、亀山湖の最寄り駅。このような晴天麗日にはハイキングや釣りの名所として名高いそうなのですが、私達が来たのは午後も既に日が傾き始めた頃合い。
行く人はおらず、しかして帰るには早い頃合い。乗り合わせた乗客は大体、同類の鉄道好きといった風情で……なんか少し辛い気持ちになったのはご愛嬌でしょう。

折り返しの列車で久留里駅に戻ったら、駅周辺の酒蔵巡りで時間を潰して少しばかり時間調整。
ここから今秋から運行を開始した“さとやまバス”に乗って養老渓谷駅まで移動します。
久留里線は行ったきりのどん詰まりになっている路線、今までは行ったら戻るしかなかったのですが、このバスの運用開始で一山越えた向こう側、小湊鉄道の駅まで出ることができるようになりました。
折角なので使わない手はないでしょう。
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直線距離では10kmも無いはずなのですが、渓谷沿いに少し回り道をして小一時間。風光明媚な道程を堪能して、駅へと至りました。

斯様な次第で養老渓谷駅でフラフラと電車が来るまで鄙びた駅と房総内陸の雰囲気を再び味わい、五井方面の列車を捕まえて帰路へと着きました。
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冷房もない気動車で、窓を開けながら車窓を眺めれば黄昏時の秋空は絶景以外の言葉が出てこないほど。
なかなか落ち着いて写真を撮れなかったのが残念な限りです……。

何はさておき、夜の帳が下がりきり赤い満月が黄色くなり始めた頃に五井駅に到着。
えめろん氏と別れたら、日曜日の行程は正しく終わりを迎えました。


遠出こそ成らなかったものの、近隣の土地でもローカルな雰囲気を味わうことができ、思いの外秋空を満喫した今週末。
先週に続いて今週も田舎の旅、空前のマイブームが来たように感じたり無かったり……ですね。

鉱山と野営とお酒な日々

先の週末は上手いこと休日をちょろまかして4連休に。
真ん中の土日は、かねてよりフォロワーの朔さんとキャンプに行くことが決まっていたのですが、前日の金曜日も降って湧いておやすみです。
どこに行こうかと行き先を選定していると、なんとはなしに9月から心を囚えたままの「君の名は。」が、また私を北アルプスの山裾へと呼び立てて来た気がしました。


そんな訳で朝一番の下りのあずさで塩尻まで向かい、駅前のレンタカーで車を調達したら安房峠方面へ車を転がしていきます。
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塩尻から安房峠の岐阜側に位置する平湯温泉までは車で1時間半と行ったところ。
氏神の平湯神社に参拝したら、ここでお昼の休憩です。
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境内脇の古民家風の茶店で一服。シチュエーション芸としては最高の状況ですが、惜しむらくはビールが飲めないことだけが残念。
お昼ごはんを食べたら、進路をアルプス沿いに北上する経路へ移し、更に1時間ほど行くとこの日の目的地、飛騨市神岡の市街地に到着です。
神岡はかつて銀山や亜鉛鉱山で栄えた山間の鉱山都市。
鉱山街の昭和で密な町並みを今に留め、山間の狭い平野に寄り添う地形的制約と相まって、独特な景観をひっそりと保存する飛騨の不思議な街です。
もっとも、今では鉱山そのものよりも廃坑を流用したニュートリノ観測施設群の方が有名でしょうか。神岡は知らなくても、カミオカンデは知っているというパターンもあるかも知れません。
とは言え、町の起源はやはり鉱山でしょう。まずは町の高台にある鉱山資料館の見学で基礎のお勉強からです。
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正直なところ、金属屋さんなので資料館レベルの抽象的な展示では見慣れた物が多かった……なんて話は忘れることにしましょう。
資料館の裏からは神岡の町並みが一望できます。高原川沿いの狭い平地に街が寄り集まっている様子がよく見て取れます。
この風景を見れたことで、目的の3割は達したと言っても過言ではないかもしれません。
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余談ながら資料館の隣には“神岡城”なるお城があります。神岡城自体は実際に戦国期に実在した城なのだそうですが、ここに立つのは三井金属による模擬天守。
町を見下ろす位置に企業による城が建つ、まさに文字通りの企業城下町と言えるのかもしれません。

さて、お城や展示品は当然じっくり見たいのですが、この日の私は少し急ぎ目。何しろ次の予定が既に決まっているからです。
その予定とは、廃線となった神岡鉄道の軌道上を自転車で走るアトラクションに参加すること。
予約制なので当然、予定は動かせず定刻までに市街の南の外れにある旧奥飛騨温泉口駅に出頭します。

この回の参加者一同で路線の概要や車間距離などの注意点を聞いたら、いざヘルメットを被って車両に乗り込みます。
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このアトラクションの乗り物は自転車2台を横につなげて、後輪でレールを走るような構造。
本来は二人乗りなのですが、私は1人参加なのでサイドカー式の特別車が割り当てられます。
カウンターウェイトのさるぼぼが大変可愛いらしい……。
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ちなみに乗り心地は自転車と侮るなかれ、意外と速度も出るので迫力があります。古い鉄道設備を間近で見れるのも大変良いと思います。
往復6km程の片勾配を1時間弱かけてのんびりと走り、この日のメインアトラクションは終了となりました。

アトラクションのあとはこの日の宿に車を預けて市街散策です。
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まずは神岡の氏神、市街の北西の斜面上に鎮座する大津神社に参拝します。式内社の一つに数えられる古社であり、平安以前から人々がこの地に住んでいたことを示す貴重な証拠です。
社務所がお留守だったので、残念ながら御朱印はもらえませんでしたが、雰囲気は静謐でよく清掃され格式の高さを感じさせます。
境内からは神岡城の対角線ぐらいの位置から市街を望むことができ、古い町並をまた違った角度から眺める事もできました。

神社の他には川沿いの町並みやもう一つの八幡さんへの参拝などで市街散策を満喫。
一見すると不安になるような岸壁沿いの構造物はなかなかインパクトがありますし、街角の祠などでもいちいち金属製の“賽銭筒”なるものが置かれているのも少し興味深い文化です。
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あとは北アルプスの豊富な湧水を利用した共同の水場である「水屋」の風景に、“三夜待ち”なる「かつては日本中で行われていたが今ではごく一部にしか残っていない」風習に用いるお堂があったりと、山間の町らしい古い独特の風習の片鱗を垣間見れるのも面白いところです。
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町並み自体も全体的に家と家の隙間が狭く、坂とあいまって路地が入り組んだ構造。写真を撮ったりスケッチしたり、気ままに歩き回るには非常に楽しい街並みでした。
反面、路地が狭いので車での移動は極めて困難。地元民ならいざしらず、観光客がレンタカーでは……危うく立ち往生するかと思う羽目にあってしまいました。

この夜は酒ではなく飯屋で“とんちゃん定食”なる街のソウルフードで夕飯。
何かと思ったら何の事はないとっても美味しいモツ鍋なのですが、一人前と言うには尋常じゃない量がでてきたのには往生しました。
鍋自体も普通の飲み屋なら2~3人前と思える分量。それにご飯と味噌汁(!)と、さらに〆のうどんまで付いてくるのですから、お酒なんて言ってる場合ではなく、軽くフードファイト状態です。
鉱山労働者のための炭水化物と塩分が多い料理、体力仕事の後には堪らなく美味しいと、体感的にも知っているのですが……この日の体調ではなかなかどうしてヘビーな内容でありました。
なので、食後はお風呂に入って一息入れてから宿の窓辺で1人でちびちびと地酒を傾けて、早々に寝てしまいます。
21時に寝るなんて、何年ぶりのことでしょうか……川風が気持ちよく、悪くはない夜でありました。


前夜に早寝した土曜日は、斯様な次第で6時過ぎには目覚めてしまったので早朝の散歩をしてから、優雅に二度寝して9時過ぎの行動開始です。
すこしばかり寄り道代わりに安房峠を旧道で越えて、塩尻に戻ったら車を返して大糸線に乗り換えます。
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言って来たるは塩尻から北へ1時間ほどの信濃大町駅。
ここでフォロワーのわため氏、朔さんと合流しわため氏の車に乗り込みスーパーを経由して、「おねがい☆ティーチャー」の聖地として有名な木崎湖へ。
目的はもちろん聖地巡礼……と言いたいのですが、私はおねティーを見てないので、純粋なキャンプです。
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まさに目の前の桟橋が聖地であり、湖の向こうに見える駅もすぐ近くにある温泉やコンビニも、みんな聖地。
おねティーファンに留まらず聖地巡礼好きの人間には有名な土地ですが、ロケーション的には長野の高原の湖畔と、キャンプ場としても極上の場所であります。
この日は生憎の曇天でしたが……晴天のときにはまさに宇宙に思いを馳せたくなるような星空も拝めるのだそうです。
この日はこのキャンプ上で肉を焼きながら、酒を舐めつつ夜明かし。夜半には雨、翌朝には強風に見舞われたものの、楽しい野営となりました。
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日曜の午後のほうが天気が良かったのは少し悔しいですが、天気にだけは勝てませんからね。
翌朝はわためかーで山に登り、湖畔を一望する高台で絶景を満喫してから、件の聖地の温泉で体を温めて帰路へと着きました。


もちろん、ただで帰るわけもなく、話の流れから朔さんと途中駅で別れたあとに新宿へ向かい、大学の友人連中と飲み会の流れに。
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先に飲み始めていた友人たちに後から合流して飲み、そのまま「君の名は。」の新宿界隈の聖地巡礼をしつつ、近くにあるという元寮生の家で一泊してから、月曜の朝によくやく実家へと戻りました。


飲み会あけの連休最終日たる月曜日、どうせ千葉まで戻らなくてはならないのですからあんまり大人しくしているメリットもなし。
帰り道がてらに四谷の消防署に併設の消防博物館などに行ってみることにしました。

消防博物館は名前のごとく消防に関する博物館。江戸時代の火消しに始まり、明治大正昭和平成と各時代の消防士の装備や機材を展示しています。
充実の展示内容にして、なんと入館無料! 旅行明けの寄り道にはうってつけですね。
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グーグルマップ等のレビューでは子供向けとの評価が目についたのですが、行ってみれば大人でも十分に楽しめる展示内容です。
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特に各時代の機材や、そのミニチュアによる稼動時の再現は興味深いもののオンパレード。馬車による蒸気式ポンプなんて、始めて聞いた装備もあって驚くばかりです。
ちょっと寄り道程度の気分だったのですが、気付けば閉館までガッツリと見学してしまいました。

16時過ぎには引き上げる予定が、見事に予定がずれ込み気付けば17時過ぎ。ようやく総武線に乗って千葉方面へ――と言いつつ、最後まで予定は狂うもの。
ヘク猫氏が秋葉原にいると聞きつけて“軽く一杯”飲んでからの帰宅となりました。軽く……そう、軽く飲んだだけですけどね。


何はともあれ、鉱山からキャンプに博物館と、その合間に酒を差し込んだ充実の連休を過ごして週明けです。
4日行けば休みだと言い聞かせながら、耐え凌ぎましょう。

働く休日の書き置き

強烈な台風が沖縄に近づいていると聞く10月初頭の月曜日。
今年は本当に台風が多いですね。

世間ではノーベル賞の話題なんかも盛り上がっていますが……医学は門外漢なので、解説記事が出揃うまではなんのこっちゃとしか言いようがない話題みたいです。

それはそれとして、先の週末はついに恐れていた土日両日出勤の悪夢に見舞われてしまいました。
多く書き残すこともありませんが、やはり曜日感覚も時間間隔も狂い、疲れもたまるので百害あって一利なしです。
もちろん、ただでは起きない性分なので、合間を縫って土曜の夜は東京まで駆け出し、大学院の同期と飲みに行ったりしましたが……。
今週もその流れのまま平常運転。強く行きていきましょう。

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