月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


2つの映画の週末

あれよあれよと8月も終りを迎え、夜には秋の虫が鳴く週末。残暑も無いままに秋の風情です。
9月になれば、いよいよ今年も後半戦の風情です。
焼き物に、鍋に……日本酒が美味しい季節が近づいてきました。

そんな風流を味わいたかったこの週末ですが、悲しいかな諸用により土曜は休日出勤です。
休日を譲り渡すことだけは何としても避けたかったのですが……仕事が相手では如何ともしがたき、辛さです。
幸いに昼過ぎには要件も済んで解放されたのが救いでしょうか。


仕事が終わり、逃げるように会社のある町を離れて、向かった先は大都会渋谷です。
目的は『野火』なる映画を観ること。レイテ戦線の日本兵を扱った自主製作映画なのですが、ツイッターでフォローしている作家系統の方々が非常に絶賛していたので、興味がわいた次第です。
気付いたのが遅かったため、関東圏で上映してたのはユーロスペースなる繁華街の路地裏にある映画館くらいなもの。
初めて入るシネコンではない映画館の雰囲気に気圧されながらも、無事にチケットを手に入れて鑑賞です。

『野火』の内容はといえば、とにかく陰惨で憂鬱としか言えない代物。
従軍記で読むような南方戦線の生き地獄を、大画面と大音量で容赦なく目の当たりにさせられた感覚です。
痩せこけ息も絶え絶えの兵隊に、容赦なく襲い来る米軍機の銃撃、照明弾と制圧射撃や、醜い仲間内での争い……血も内臓も容赦無い描写に、終始身動ぎをしながら早く映画が終わることを望むことしか出来ませんでした。
確かに、作家連中が賞賛するのもわかる良い映画でしたが……自分の耐性を過大評価していたことを思い知らされました。

鑑賞後、本当は渋谷でいっぱい引っ掛けて帰るかと思ってたのですが、流石に意気を挫かれて大人しく実家へ退散する方向へ。
尤も、隣街まで戻ってきた段階ではすっかり精神も回復し、フォロワーの焼き肉の誘いに乗っかって少しばかり肉を焼いてから帰る流れとなりましたが。


翌日は気分は土曜でも現実は日曜な中途半端な日。昼前まで惰眠を貪り、人間的に起動したのは午後も一段落した頃合いのこと。
ここから行動を開始して、この日も向かうは大都会新宿です。目的は高校の同級生と映画を見ること。2日続けての映画鑑賞です。
合流する前に、少しばかり花園神社なる芸能の神様を祭った歌舞伎町の神社に参拝して時間調整をし、この日もシネコンではない小さな映画館へ。

友人と合流して観てきたのは『デート・ア・ライブ』の劇場版です。
このアニメ、正直2期の後半からグダグダとなり映画まで観るのはどうかと思ってたのですが、舞台が隣街をモデルとしてるだけに義務感的なものに突き動かされて観に行く事になった次第です。
なので、観るまではさほど期待していませんでした……が、観てみれば期待以上の代物。
ストーリーはあって無いようなものですが、各ヒロインともに見せ場があり終始楽しく見れるアニメです。最後は少し切なくしてくるのは映画らしいところですが、そこまで湿っぽくないのがとても良いです。
関心が薄れていたのですが、原作を読んでいる友人の話しと合わせると3期を期待したくなるものでした。

また、話の本筋とは関係ないのですが舞台が隣街だけに、登場する背景が終始見慣れたものだったのも印象深いところ。
高校以来、何年も歩き回っている街だけに、誰がどこで何をしたか……地図も資料も無くたって概ねプロットできてしまいそうで、嬉しくなってしまいました。
――が、それは裏を返せば、そんな舞台の中で高校生くらいのデートを見せつけられるアニメであるということ。
本編を観てる間は自覚症状が無かったのですが、一晩明けるとじわじわと精神に効いてきます。
極個人的な理由とはいえ、他のアニメとは一線を画すレベルで過去の思い出と地続きな描写。アニメとして綺麗に描かれた馴染みの街の中で楽しげに過ごす様子は、ストレートに「こんな経験したかったなぁ」と言う思いを抉り、前日に観た『野火』以上にある意味ではSAN値を削る映像でもありました。

もっとも、それはそれ、これはこれ。
アニメとしては面白かったので、機会があればもう一度くらい観たいかなと思えるものでした。

そして、映画の後はこの日も新宿の街で軽く一杯。翌日があるので、軽めに飲みながらアニメやラノベ談義を繰り広げて帰路へとつきました。

総火演再来

お盆を過ぎて以来、急に涼しくなった2015年の夏……もとい、初秋。
色々と都合も重なって忙しめな日々が続く状況ですが、日頃の行いが功を奏したのか夏を締めくくるに足るイベントが降ってきました。

7月の頭に応募して以来、すっかり忘れていた頃にやって来た1枚のはがき。
毎夏に東富士で開催される陸上自衛隊の総合火力演習です!

初めての観覧は2012年のことでしたが、それ以後も毎年応募してたのに一向に当たらない状況で早3年目。
久しぶりに僥倖が回って参りました。


そんな訳で朝から小田急線と御殿場線を乗継、会場の最寄、御殿場駅へ。
行程で高校の同級生の“総統代行”とフォロワーの朔さんと合流したら、御殿場駅からは30分ほどシャトルバスに揺られて到着です。
会場に着いたのが9時頃のこと。席についてホッと一息すればもう演習開始の10時です。
この日は少しばかり雲は低いものの、雨は降らず日差しも穏やかで野ざらしの観覧席から演習を見るにはちょうどよい空模様。
懐かしのシート席スタイルに着席したら、揺れ動く観客の頭と駆け引きしながらの撮影タイムです。

演習は前段と後段の二部構成。前段は各兵器の火力をお披露目し、後段で演習状況にそった火力投射のデモンストレーションを行います。
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前段の最初は火力の基本、特科部隊の実演です。
自走砲を中心に4種類の榴弾砲がズラリと並び、3000m先の山へ向けて順次砲撃を繰り出します。

見せ場は曵火射撃と同時弾着射撃の合わせ技。種類も配置も異なる火砲がタイミングを調整することで、ほとんど同時に同じ空間に砲弾を炸裂させます。
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今回の場合なら一直線上に炸裂です。空中で砲弾を炸裂させる事により、地上の軟目標へ断片を叩きつけて敵を一掃する射法です。
傍から見るには歓声を上げる妙技ですが、あんなのに撃たれたらと思うとゾッとせんものです。
同時弾着射撃の妙技といえば、毎年の定番の富士山も当然披露しました。
今年も綺麗な富士山です……弾道だけでなく炸裂のタイミングまでピッチリと合わせているのですから、本当に凄い。
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特科部隊の撤収後は、続いて歩兵砲……もとい重迫撃砲のご登場。
120mm重迫撃砲は個人的には最も格好良いと思う装備なのですが、イマイチ同意を得られないのがつらいところです。
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幸運にも発砲炎を上げているタイミングでの撮影に成功したので、テンションは上がり目で。
特科の榴弾砲と比べるとちんまりとした砲ですが、それでも着弾すれば威力はなかなか……本当に戦争はするものじゃないです。

火砲の後は、ミサイルや歩兵火器のデモンストレーションが続き、いくつか進んで機関砲の出番。
歩兵戦闘車や自走対空砲による機関砲の対地射撃です。
30mm級の極太縦断を雨あられのごとく叩きつけ、俗に“挽き肉製造機”とも揶揄される、防御力を持たない的には過酷な兵器です。
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曳光弾と呼ばれる発光する弾丸が混ざっているため、銃弾の軌跡が光の筋として見ることが出来ますのですが、写真にするとなかなかSFじみた光景になるんだなぁと感心するもの。
実に格好いいと思います。

そして前段の最後は陸戦の王者、戦車のご登場で締めとなりました。
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本当は戦車の発砲も撮りたかったのですが……あまりの轟音にカメラがブレてしまったのが、我ながら情けないです。
やはり段違いの迫力でありました。


後段は島嶼奪回を想定した演習です。
序盤はモニタ上で想定する状況を説明しつつ使用する兵器を展示する流れ。
対艦ミサイルやらP-3Cによる哨戒やら、この演習場では実演できないものなため、致し方ないのですが……少々気の抜けた時間が続いて、10分ほど。
敵陣地攻略の段階になってからが、いよいよもって本番です。

口火を切ったのは航空自衛隊のF-2さん。
「陸自の援護のため、低空から侵入し航空支援を行う」想定だったのですが、誰しもが低空を模擬飛行して去って行くと思っていました…………。
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低空を豪速で抜けるF-2を見送っていると、不意に「弾着、今!」と砲弾が炸裂するときのアナウンスが入ります。
慌てて演習場の方を振り向けば、なんか大爆発してるではありませんか……! 本当に航空支援するとは唖然とするより他になしです。制空権を奪われた時の恐ろしさを思い知らされます。

その後は、信じがたい高機動を披露するヘリがご登場。
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あれよあれよと援護射撃をしている合間に輸送ヘリもやって来て、懸垂降下です。

あっという間に兵力を展開する見事な早業。後は陸続と投入される火力を次々と敵陣地に叩き込んで行くだけです。
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特に戦車による射撃は圧巻の一言。今度はカメラを取り落とさずに撮ることが出来ました。

そして絶え間ない火力投射に心を奪われている間に、演習はクライマックスのヘリの大編隊と、総攻撃の段階へ。
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発煙弾を派手に振り撒いて、突撃ラッパの勇壮な音色を聞けば、約2時間の総合火力演習は終りを迎えました。


ちなみに今回は演習後にもいくつかの余録が。一つ目は演習終了直後に現れたオスプレイさん。
不意に現れたかと思うと、白く美しい機体を魅せつけるように演習場の周りをぐるりと回り、どこかへと去って行きました。
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一方で、去って行き損ねたのが履帯が外れてしまった1両の10式戦車さん。
本来であれば、早々に撤収して演習で使用した装備品の展示に移行するのですが、にっちもさっちも行かない様子です。
しばらくすると戦車回収車が登場して、作業が始まり小一時間ほど掛けて回収されていきました。
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そんなこんなで、今回は体力的にも余裕があったので最後の装備品展示まで見物して帰路へ。

流石に帰りは疲れもたまり、小田急線でうつらうつらとしながら実家へ戻り、夕飯を食べてから千葉の家へと帰りました。

忙中艦これ

お盆も過ぎて、昼は夏雲麗しくも、夕時になれば空はすっかり秋模様。
秋のビールも発売されて、天高く馬肥ゆる秋を満喫する準備が必要ですね。

日記にコミケやお盆のことも記さなかればいけないのですが、生憎と艦これのイベントと仕事と資格の勉強とで、暇のない有り様。
端的に記録すると、序盤に一人で房総をぐるりと回り、家族と三峯神社に参拝し、大洗に大学の友人と遊びに行きました。
次いで、親の実家に帰省してフォロワーさんと会い、親戚と酒を飲み、コミケへ。
コミケでは諸々と買い巡り、大学院の後輩や友人たちと食事をしてた次第です。

駆け抜けるように時間と財布と肝臓を浪費して、現実に引き戻されて一週間。
今日は土曜日ですが、ひっくり返ることしか出来ずに今に至りました。

明日からは……がんばりたい。

真夏の恒例の夢

8月、葉月の到来です。モクモクとした旅路へ誘うような夏雲も、呑気に眺めてられない暑さと陽光の季節です。
もはや休日もままならない日々とはいえ、「8月」という言葉には海へ山へと出掛けたくなる不思議な魔力がありますよね。

そんな葉月の初日は土曜日、昼過ぎから3週続けての横須賀観光です。
目的地は米海軍横須賀基地のフレンドシップデーによる一般開放! 横須賀の夏祭りと合わせて楽しめます。
2015_08@横須賀と河口湖の夏0003 2015_08@横須賀と河口湖の夏0004
この日は幸運にも天気には恵まれ、歩いてるだけでも汗が噴き出る過酷な条件。
無事に基地へと入れたら、何はさておき横須賀地ビールで一息です。
本当はフォロワーの朔さんとの合流が必要でしたが……目の前にビールのバルーンがあっては逆らえませんよね?

冷たい生ビールで一息ついてから改めて連絡を取り、無事に朔さんと合流したら、基地内のアメリカンな食べ物を買って野外で一杯です。
バドワイザー片手に食べる肴は、相変わらずお世辞にも美味しいとは言い難く……しかも何故か見掛け以上に腹の膨れる謎仕様。
使っている油が違うのか、これでもかとかかったチーズが悪いのか……嫌いではないのですが、何度食べても不思議です。
2015_08@横須賀と河口湖の夏0018 2015_08@横須賀と河口湖の夏0029
米兵飯の脅威のテクノロジーはさておいて、ライブステージの音楽に耳を傾けながら日が傾くまでビールでのんびり。
いい具合に涼しくなってきたところで、基地内の野球場の裏の花火スポットへ移動といたしました。

斯様な次第で、この日の主目的は基地内から見る花火の撮影です。
暑さにビビって三脚も持たない軽装で挑みましたが、何枚かは手ブレもしなかったので良しとしましょう。
程よく風も吹き、花火が煙に隠れず海に映えたのが素晴らしい限りです。
2015_08@横須賀と河口湖の夏0041 2015_08@横須賀と河口湖の夏0053
猿島の上には顔を出したばかりの赤い月も輝き、しっかりした機材を持っていた人には絶好のシチュエーションだったことでしょう。
私の場合はフル装備でもそんないい写真は撮れないでしょうが……それでもいい夜でありました。
2015_08@横須賀と河口湖の夏0076 2015_08@横須賀と河口湖の夏0139
時間にして30分ほど、野郎2人で一心不乱にファイダー越しに花火を眺めていたのは、周囲から見たらどうかと思うかもですが……ご愛嬌ですよね。

真近で見る花火はやはり格別だと再確認したら、この後は粛々と横須賀を撤収し、横浜で夕飯を食べて帰宅としました。


そして花火から一夜明けた日曜日。この日も元気に起き抜けから準備を整えたら、列車に乗り込み山梨方面へお出掛けです。
目的は言うまでもなく毎夏恒例、茅原実里さんの河口湖ライブ!
本来であればキャンプもしたいし、日曜では帰りも危ういので土曜日の参加が望ましかったのですが、何故かチケットが取れなかった次第。
帰りの問題もあったので悩んだのですが、多少は無理してでもやはり行きたいと、土壇場で日曜分を入手して来てしまいました。
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中央線から大月で乗り換えて河口湖駅へ向かえ、早速今年もみのりんの装いで出迎えてくれる富士急さん。
思えば年に1度の河口湖巡礼も7年目です。小学校の就学期間より長くなってしまいました。
最初に行った頃は来年もやるのだろうかと言っていたレベル。個人的にも20歳手前で卒業後の未来図も描けなかった頃です。
それが大学を卒業して社会人になり、再び学生になって再び社会に帰ってきても、まだ続いているのです。
まさかこれほどまで長く続き、長く通うとは夢にも思いませんでした。

河口湖駅から会場のステラシアターまでの道のりも慣れたものです。
どこにどんなお店があり、どんな風景があるのか、眼を瞑っていたって歩けます。
ただ、今年は案に相違していつものコンビニが閉店していたり、新しいお店ができていたりと、例年よりも少しばかり変化が多かったのがポイントでしょうか。富士山が見えなかったのもちょっと残念です。
でも、それはそれ……何事も思い出です。
2015_08@横須賀と河口湖の夏0153 2015_08@横須賀と河口湖の夏0155
そんなこんなで今年は会場のステラシアターのパネルも撮影したら、会場前で友人の総統代行と合流して管を巻きます。
今年は観光せずに、久しぶりに会場前で公開リハーサルにも参加。数年ぶりでしたが、相変わらずみのりんも飛び出して、会場前も一体になって……本当にいい余録です。
そして開場の時間になったら、頃合いを見ていつもの急傾斜の座席について、開演です。
例によってセトリは割愛ですが、言うべきことは一つだけ。この夏も本当に最高でした!
やはりどんなライブに行っても、河口湖ステラシアターの夏のみのりライブは別格です。
みのりんの歌声に、いつもよりキレたMCにと――手放しで、無理して来た甲斐があったと言い切れます。
暑くて、沢山歩かされて、補給もままならなくて、帰りも難儀ですが……それでも来年も行きたいと思える内容でした。


ちなみに帰路は終電を乗り継いで一旦実家へ。ここからさらに車を借りて千葉の部屋へと戻りました。
欲を言えば有給を欲したのですが、外せない研修が入っていたので背に腹は代えられません。
日付など優に越えた深夜に帰り着き、お陰で次の日の研修は眠気との戦いだったのはご愛嬌です。

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