月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


宇宙航空研究開発機構の見学の話

朝は暑さに目覚め、昼には蝉時雨に悩まされ、夕方は立ち上る入道雲に家路を急かさせる7月下旬。
盛夏を感じるかと思えば、もう来週には8月です。驚きですね。

そんな訳で世の学生諸氏は夏休みとなる季節、方々の博物館や研究機関では特別公開の行われる季節です。
毎年、楽しみにあちこちと見物に行くのですが、今年は数年ぶりにJAXAこと宇宙航空研究開発機構の相模原キャンパスに行ってみることにしました。

電車とシャトルバスを乗り継いで、ちょっとばかりのお出かけ。その気になれば自転車でも行ける距離ですが……それはさすがに面倒くさいです。
JAXAの相模原キャンパス、かつてははやぶさの管制も行っていたという重要拠点だけあり、当時の一般公開は歩くのもやっとの有り様でしたが、今年はそれより少し落ち着いている印象。
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それでも都心から比較的近いだけあり、場所によっては通り抜けるのも面倒な盛況ぶりです。
お馴染みのはやぶさレプリカを見下ろすアングルも人でいっぱいです。

公開内容自体は、正直数年前と比べて目新しい物は特にない印象。最新のデータにアップデートされた展示を見て、なるほどと知った顔をする感じの楽しみ方です。
そんな中で印象に残ったのは火星探査用飛行機でしょうか。
重力は弱まるものの大気も薄くなる火星で飛行するため、極限まで軽量化し羽を大きくした飛行機の想像図です。
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驚くべきは主翼材の縮小模型、マグネシウムの一体削りだしで作ったとの解説文。
おそらくは純マグネシウムではなく合金なのでしょうが……一つの塊から、スカスカの骨のような模型体を削り出すのですから、正気の沙汰とは思えません。
主材はともかくも、細い渡し材の部分など、どうやって削りだしたのでしょう……職人さんの技前には恐れ入るばかりです。

他には超音速環境の風洞実験装置なども初めて見るかもしれません。
こちらは大気圏突入などの超音速飛行時の衝撃波などの分布を実験する装置なのだとか。稼働自体は轟音がするばかりで見栄えはしませんが、興味深い逸品です。
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その他に気になったといえば、安全職場のポスター。懐かしさを感じる絵柄がポイント高いです。


そんなこんなでJAXA見物で過ごした土曜日は、夕方から横須賀に移動し居酒屋空母信濃で、フォロワーのヘク猫、あんこうさん、まさきさんと一杯。
夜の横須賀で楽しく過ごし、日曜もまた別のメンツで飲みに出かけて、週末が過ぎて行きました。

海と山のお出かけの話

GW以来の3連休を提供してくれた海の日とその週末のこと。
梅雨も明けて、いよいよ盛夏に突入といった暑さを提供する日差しに誘われ、土曜は朝から房総を南下して活動をはじめました。

内房線に揺られて降りたのは、鋸山が聳え立つ風光明媚の地、浜金谷。
この山に登ったのも何年前のことでしょう……今も強く印象に残っています。機会があればまた登りたい所存。
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しかし、今回向かったのはもう一つの浜金谷の重要スポット、東京湾フェリー乗り場です。
何のことはありません、フェリーに乗って神奈川に帰ります。

横須賀中央駅までの直通切符を購入して船に乗ったら、ゆらり揺られて40分。久里浜港からバスと列車を乗り継いで、横須賀の中心市街に到着です。
ここで元寮生と合流して、三笠公園から連絡船で猿島へ。
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大学時代以来の猿島です。この夏もリア充たちは浜辺でBBQとキメています、羨ましいことです。

一方の私はといえば、売店で“無人島ビール”を手に入れたら、そのまま遺跡巡りに出発です。
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猿島は東京湾唯一の天然の島。明治期から軍港横須賀を守るための要塞として各種設備が置かれはじめ、今も苔むした石積みの近代遺構が残る観光スポットとして、横須賀観光の一角を占めています。
通常は無人島のため、アクセスは夕方には止まる連絡船のみ。聞いた話では、防大生は船を漕いでやってくるそうですが……真偽の程は知りません。
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そんな歴史深い趣ある島をふらふらとビール片手に散策するのが、この日のメインテーマ。
磯まで降りれば、対岸まで見渡せ海の日バンザイ! と言った風情です。
余談ですが「対岸=千葉=職場=現実」なんて話は止めなくてはいけません……。

ビールで島を一巡りしたら、浜辺でもう一杯と洒落こんだ後、戻りの船で本土に帰還です。
帰りがけ、目の前に戦艦三笠が見えたので、折角ですからこちらも見学してみることに。
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日露戦争においてかの有名な日本海海戦の主役を演じ、今も前弩級戦艦の雄姿をこの世に留める世界三大記念艦の一つです。
Wikipediaの来歴を読むには、日露戦争後からWW2後の米海軍提督による再評価まで、あまり大切にされてない印象を受けるのですが……気にしたら負けでしょう。
周囲をコンクリートで固められ、船首内はホールに改装され、二度と外洋を走ることのない有り様とされていますが、上部甲板上の雰囲気はなかなか格好良い次第。
当時の“THE・大砲”と言った形をした副砲や、巨大な錨にはワクワクします。
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そして信号灯や測距儀のようなアナログ技術の粋のような代物の数々、実物など初めて見たかもしれません。
とても良い物を見る事が出来ました。

この後は横須賀を離れて、温泉に入りに湘南は鎌倉・稲村ガ崎へ。白波の向こうに江ノ島を見る、湘南を代表する景勝地です。
先日、この近辺の温泉に友人が行っていて羨ましいから来てみたというだけの話ですが……。
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風呂に来るついででしたが、ちょうど日没のタイミング。黄昏色に沈む夏の海は本当に綺麗でした。
東京湾と違って対岸が無いのがとても良いです。


なお、この後は鎌倉で軽く飲んだ後に長野人とも合流して横浜でもう一回。
アテにしてた長野人邸が泊まれないとのことで、久しぶりに徹夜でカラオケをして日曜を迎えました。


そんなこんなで実家にて体力回復と諸々の処理ですり潰した日曜から、さらに一夜明けた月曜日、海の日。
「海の日だから山に登ろう」。そんなシンプルな動機に基づいて、朝は5時過ぎから実家を出て小田急線を西へと向かい、車内でフォロワーのみかんさんとも合流です。
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下車したのは箱根湯本駅。ここからさらにバスでもう一声進んで、スタート地点は第3新東京市こと箱根・仙石。
ここから箱根の外郭の一つ、足柄山地の秀峰、金時山に登りました。

お世辞にも良いとはいえない管理状態の林道を巡って進みます。
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軽く「進みます」とは言うものの、行程の半分を過ぎる頃には息も絶え絶えのかなりグロッキーな状態。汗はダバダバと流れ、Tシャツは絞れば汗がでるほどです。
しかしながら、振り向けば仙石原が一望できる眺望に、少し癒やされる思い。大涌谷の噴煙もよく見えます。
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そして、半分死にかけながらも辿り着いた山頂からは、さらなる広大な眺望が待っていました。
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何よりも雲海の向こうの夏雲と富士山。今までの疲れも吹き飛ぶような気持ち良い光景です。
これで富士山が雲に隠れてなければ完璧だったのですが……。
ただ、山頂で気持よくのんびりしようかと思ったものの、今度は段々と汗を吸った服が冷えてきて寒くなってきます。山とは何とも恐ろしいものです。
みかんさん的にはこのまま箱根の山並みを縦走も辞さない構えだったそうですが、それは私には無理だと判断し、今回はこのまま下山することに。
歩きには慣れていると思っていたのですが山の難しさを思い知らされました。また機会があれば、少し悔しいので装備と体を整えて再挑戦したい所存です。
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そんな訳で下山途上には通りがかった公時神社に参拝。
金太郎こと坂田金時を祀る神社です。この金時山を中心とした足柄山地一帯が金太郎の故郷という伝承が残っているのだとか。

斯様な次第で、この後は仙石で温泉に入り小田原まで下ってから、小田原城で観光をして帰路へつきました。


初っ端から体力の不足を思い知らされた2015年の夏。アラサーの呪いでしょうか……。
今年の夏は体力拡充に挑みたいものです。

房総暮らしの話

梅雨の長雨も一段落し、久々の青空に恵まれた先の週末。
思うところはあるにせよ、夏の陽光は眺めるだけで外に飛び出したくなる魅力があります。


金曜は予定もあって自宅に留まり、のんびりと昼まで寝太郎をかまして動き始めた土曜の昼下がり。
想定以上に気持ちのよい夏空に、朝寝を悔いながらも朝ごはんを食べたら考えなしに出撃です。

この日の予定は夕方から池袋でフォロワーのちろさんと飲み会があることくらい。
時間は十二分だ、内房線に揺られてどこへ行こう? と軽い気持ちで降り立ち乗り換えたのは証城寺の狸囃子の発メロが流れる木更津駅です。
久留里線が呼んでる気がしたので、つい乗ってしまいました。
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しかしながら、呼ばれた気がしてつい乗ったはいいものの、案に相違して久留里線の路線長はなかなかのもの。
本数も少なく、念のためにと調べてみたら終点まで行くと約束の時間に都会に出られない様子。
途中の駅で折り返さなくてはと何となく降りてしまったのが、驚くほど何もない下郡駅です。

これも何かの縁……なんて脳天気なことも言ってられないほどの、夏の房総を実感させる開放感溢れる光景。
線路の向こうにコンビニが見えるくらいしか何もありません。
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真夏のローカル線の小さな駅、驚くほど青春の空気感が似合う素晴らしい光景です。
コンビニついでに、線路を挟んでホームの反対側に行けば、並ぶ自転車と「線路を渡るな」のJRの看板が、ほのぼのとした違法行為を容易に連想させます。
まるでアニメやドラマの中で見るような私の知らない世界ですが、ここではきっと今もそれが息づいているのでしょう……知りませんが。
しかし、私が来た頃合いは未だ帰宅の時間には少し早め。生憎と折り返しの電車まで、誰もいないホームで途方に暮れる事しかありません。
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とは言え、たまには何もないところで途方に暮れるのも悪くはないもの。
本当に“たまには”なのかは一考の余地が、真夏の陽光に照らされた田んぼを眺めながらコーヒーをちびちびと飲んでる時間は、間違いなく不毛で、幸せです。
陽炎のごとく揺らいだ鉄路の向こうから、鉄輪の音を響かせて折り返しの列車が来る光景をホッとしながら迎えるのも、乙なものでありました。

久留里線を取って返して木更津駅まで戻れば、電車の本数も増えるので時間的には再び余裕が戻る計算に。
折角なので、もう少しだけ寄り道です。とても心地よい響きの姉ヶ崎なる地名の駅で下車し、駅から歩いて10分ほど。
小高い丘に面した姉崎神社に行き着きます。
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姉崎神社は上総国の式内社の一つに数えられる古社で、新居からは最も近い式内社の一つでもあります。
社の立つ丘は、弥生から古墳時代にこの海上郡一帯を支配したという有力氏族の墳墓だと言われ、古くから栄えた土地であることを窺わせます。

季節もちょうど7月になったばかり。夏越の祓の茅の輪がまだ残っていたので、今年も後半の健康を祈願して輪をくぐり参拝としました。
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ちなみにこの神社、境内には富士塚もあります。
富士山を模した塚を拵え、富士信仰の拠り所にするという関東で盛んだった信仰形態だそうです。
関東で盛んという割には、今一つ実家近辺では見たことがなかったのですが……特徴的なおわん型の丘に富士講の石碑。
初めて実物を見たのに、ひと目でこれだとわかってしまいました。いい勉強になります。
余談に余談の上乗せですが、新居の近くからも遠く遠い富士山が大きな影のように見ることが出来ます。最初はあまりの大きさに、本当に富士山なのかと信じられないものでした……。


そんなこんなで、寄り道の後は無事に時間通りに池袋に到着し、ちろさんと夜まで一杯。
色々と面白い話を聞くことが出来ました。

そして、あくる日曜日は待ちに待ったいきものがかりのライブの日。
喜び勇んで横浜アリーナに向かい、数年ぶりのいきものがかりのライブを満喫することが出来ました。
曲の良さは当然として、MCも面白ければカメラとモニタを使って観客を弄る軽さまで……本当に、久しぶりでしたが、配属先が見えない頃からダメ元で確保しといてよかったと思える良いライブでした。
小刻みなジャンプを連発しすぎてしまい、足先が筋肉痛なのはご愛嬌です。

磐城を訪ね行った話

7月は7日の七夕の日。生憎の空模様に、ぶら下がる短冊もないですが、年月の巡る速さにだけは驚かされます。
二十四節気も小暑に至り「梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃」なのだとか。
梅雨場の舐めた暑さから、我が家の薄い壁の真価を問われる時期へと、季節は移るそうです。

しかして本格的な暑さに見舞われるだろう季節を前に、先の週末は避暑地の予習にと金曜から列車を乗り継ぎ北の方へ。
高校来の友人の“総統代行”の配流先、福島県は白河方面へ行ってきました。
自宅を18時過ぎに出立して、新幹線を利用しても新白河に着いたのは22時を過ぎた頃。こう、具体的な事態に直面すると東北って遠いものだと実感します。
ここからは総統代行の車で彼の部屋に。この日はそのままお酒を飲んで寝る流れとなり、動き出したのは翌朝のこと。
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のっけから福島県を諦めて茨城県の袋田の滝を観光です。
かの西行法師も歌に詠んだという名瀑です。華厳の滝、那智の滝とあわせて日本三大名瀑と称するなんて説もあるのだとか。
何をもって三大某とするのかはよくわかりませんが、確かに雄大な景色です。
何より滝を成す岩場が、まるでダムのように滑らかで巨大なことが驚きです。
継ぎ目の見えない見上げるような大岩を縫って、水が流れ落ちる様は圧巻の一言でありました。
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冬には滝全体が氷結するのだとか。また季節を見て、来てみたいものです。

袋田の滝の後は所用があるため、白棚線なる路線バスに乗車して新白河へ。
このバス路線、古くから鉄道の廃線跡を利用したバス専用道があることで一部で有名なバスです。
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本当に車一台分の幅の道を、なかなかな速度でバスが駆け抜けていく様は、唖然とするばかりです。
バス同士の離合は、当然のようにバス停で。あたかも駅施設かのように、バス停の辺りだけ道幅が広くなり上下両面にバス停がある構造です。
行き違いのための待ち合わせもあり、鉄道の面影を感じさせました。

そんなこんなで、この日はこの後に宇都宮で飲み会をしてから実家へ帰還。
実家にて一泊した後、日曜日は買い物だなんだとふらふらして、適当なタイミングを見て千葉へと帰りました。

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