月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


帆船と余話

寒の戻りの逆バージョンでしょうか、思い出したように暖かい日が続いた11月後半の3連休。
新嘗祭だか、勤労に感謝する日だか、委細は置いといても秋晴れが心地よく紅葉も見頃の頃合いです。


この季節になると毎年、静岡の親の実家に庭木の剪定を手伝いに行くのですが……今年も例年通りに行ってきました。
木を切ったり、お酒を飲んだりする3連休です。

そんな中で、ふと耳にしたのが静岡市内の清水港に練習帆船が来ているとかいう情報。
久方ぶりにお船が見たい気持ちになったので、ふいっと見に行ってみることにしました。


清水港は三保の半島により駿河湾からさらに一つ奥まった天然の良港。
古くから湊町として栄え、江戸時代以降は駿河の中心静岡市街の外港としても機能したのだとか。
海越しに富士山を見ることが出来ることから、ウィキペディアにも風光明媚な港と紹介されている程です。

陸路的には決して好立地とは言えないように思いますが、そんな背景もあって飛鳥Ⅱなどの名高い客船が入港することもあるのだとか。
今回もそう言った流れの一環でしょう。
来ていたのは帆船海王丸さん。2556トンの大型の船です。
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優美な白い船体と、様になるマストが秋晴れの空によく映えます。
本当に見栄えのする光景です。

ちなみに練習帆船なのだとかで、今回の寄港も海技学校の学生さんによるもの。
ちょうどお昼休憩で上陸時刻だったのでしょう、凛々しい若者が沢山下船していく様子が見られました。
あまり知らなかったのですが、併設の解説コーナーによると日本には結構な数の国立の海技学校があるのだとか。主には大学校や短期大学校ですが1つではなくそれぞれ3~4校ほど、さらには商船高専なる学校も数校存在するそうです。
一方で、海事系の国公立大学は神戸大と東京海洋大しかない模様で、こちらは少なさにちょっと驚きでした。
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そして学生さんはお昼の上陸中ですが、一方で地上の一般人はその間に船の前に長蛇の列を作ります。
お昼明けから、船内の見学が出来るのだとかなんとか。折角の機会ですから、私も列についてしまいます。

乗船までは、およそ30分ほどの待ち時間。上がってみると、見かけよりコンパクトな印象を受けてしまったのは、護衛艦見物に慣れすぎているせいでしょう。
磨き上げられた木製の甲板が格好いいです。
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海王丸の特徴として、ディーゼル機関と帆走の2系統で航行できることがあります。
船尾にあったのが、その帆走用の舵輪です。理屈はよくわかりませんが、普段は船橋にある普通の舵輪で操舵するものの、帆走で舵が重くなった時にはこちらの大きな舵輪で操舵するのだとか。
速度が上がると重くなるのでしょうか、残念ながらその辺の理屈を聞きそびれてしまいましたが……舵自体はを動かしているそうです。
脇には操舵士用のコンパスも置いてあり、なるほどなと思い至ります。
一方の船首側に回れば、グッと先端が突き出たロマン溢れる光景目に入ります。名称は知りませんが、この船首から海を望む角度と光景、本当に格好いいと思います。
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ちなみに先程のもう一つの舵輪があるという船橋は、この船首から錨置き場に続いて前側にあります。
外輪船の時代、両舷の外輪に橋を渡す用にして指揮所を置いたのが「船橋」の名称の由来だとかなんだか。
本当かどうか調べるほど、文献漁りに明るくはないですが……なるほど、正面から見れば橋のような構造をしています。


帆船見物の後は、余勢を駆って少し遠出することに。
高速道路を抜けて、行ってきたのは大井川の向こう側、東海道の日坂宿です。
ここ日坂の西の入り口に小国神社と並ぶ遠江一宮、事任八幡宮が鎮座しています。
古くは枕草子にも言及があるという延喜式内の古社です。
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立派な銀杏の木が黄色く色づく境内は、なかなかに神秘的な雰囲気があります。
杉やクスノキの大木もあり、パワースポットだという話も説得力のある存在感です。
境内裏手の小山は神域に指定されており、禁足地に。あまり荘厳というわけではないですが……古い祭祀の体系を遺している様です。
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また面白いのが国道1号線を挟んで反対側の小山にも奥宮があること。
桓武天皇の御代に今の位置の里宮に遷ったとの由緒書きがありますが、国道が通る以前は同じ境内だったそうですし、どこまで正しいのかは少し疑問です。
いずれにせよ、立派な境内の里宮に対して、石段を登った先に小さな祠と磐座のある奥宮は、また別の意味で神聖な雰囲気のあるところでありました。

神社のあとは帰りがけに日坂から隣の金谷の宿場町を結ぶ小夜の中山なる旧道を経由です。
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江戸時代には鈴鹿や箱根と並ぶ難儀な峠道だったと伝わる古道です。
今ではお茶畑が広がり、薄暗い難所と言った印象は薄れているものの、細い道と急な坂道、曰く有りげな風情のある茶屋などがいい感じに往時を偲ばせます。
特に峠の最高部には久遠寺という古刹があり、夕暮れ時も合わさって得も言われぬ雰囲気を醸し出します。
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夜泣き石なる悲話を孕んだ岩まであり……説話自体は眉唾でしょうが、見事な大きさの丸石が祀られていたりと、歴史を感じさせました。


そんなこんなでふわっと出かけていたりしますが、そろそろ内向きの趣味も必要かと思い、鉄道模型趣味の再開も検討中。
具体的には、線路を少々静岡から引っ張りだして、ちまちまと走らせてみたりしてる次第です。
流石に以前のような大物を大々的に走らす空間も時間もないですが、ミニカーブレールとBトレインショーティーを活用して、ちまちまとやりたいなと思い立った状態。
埃を被った思い出の品々を少し掘り返したので、おいおい広げていければ嬉しいのです。

茶筅の里と秋探し

この週末にかけて急激な気温の低下を体感した11月半ば。
所用で明け方の学内を行けば、リアルタイムで池が凍りついていく様を目の当たりにする程の冷え込みですが、寮の部屋に帰れば何にも暖房してなくてもほんのり温いのが集合住宅のありがたみです。

そんな凍えるような週末は、季節に則り鍋をして過ごします。
金曜日は大阪から元下宿生が、土曜は学内の友人たちと……連戦で飲み明かし、だいぶ疲れ気味に日中をすり潰し層になったのは想定の範囲内でしょう。
流石に日曜午後までそれではもったいないと、一念発起して動き出した14時過ぎ。
遠くまで行くには遅きに失した感が否めないので、原付きに跨って向ったのは北の方角です。


向ったのは今の地元、生駒市の北部にある高山町と呼ばれる一帯。
古くは室町時代より茶筅と呼ばれる茶道用の泡だて器のような道具やその他の茶道具の産地として知られた地域……だそうです。茶道には疎いので、生駒市の観光案内の受け売りです。

初めに立ち寄ったのは高山八幡宮。
歴史ある土地に行けば、大体鎮座している地元の八幡さん程度に思っていたのですが、侮る無かれ。何でも本殿は国の重要文化財だそうです。
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案内板に曰く、八幡神社の本元宇佐八幡宮から大和国に分霊した際の仮宮であり、関西の八幡神社の草分けなのだとか。
この一帯は早い時期から拓けていたそうですし、実に興味深い話です。
最も往時にどれほどの権勢を誇ったかはわからないものの、今は静かな里の氏神様と言った風情。
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木で出来た祭礼用具などが良好な状態で保管されている様子は、今も昔ながらの祭が続いてることを示しているようです。
もう少し早く存在を知っていれば、色々と見ることが出来たのかもしれないと思うと、何とも惜しい気持ちがします。

また、祭礼道具とは別に目を引いたのが、この拝殿に飾られた「上海戦線出動記念」の絵馬。
Wikipediaを見る限りでは、奈良近隣の部隊が出動した様子はないですし、そもそも額縁の日付は勃発後2ヶ月足らず、停戦と相前後する頃合いになっています。
この後永々と続く日中の戦いの最初期のものですし、昂揚した周辺住民がノリのままに武神に奉納したのでしょうか……。
なかなかよく描かれてる絵の仕事の早さも相まって、由縁が気になるところです。
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そして余談になってしまいますが、楓は見事な見頃を迎えていました。
境内の一本モミジ、派手さはなくも風情を感じさせるものでした。

高山八幡宮に続いて訪れたのは、川沿いに少し上流へといった高山竹林園、市の施設だそうです。
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名前の通り、迎えてくれるのはちょっとした庭園と竹林です。
奥には広場も有り、家族連れの憩いの場であったり富雄川沿いに走るライダーの休憩所であったり、気軽に入ってのんびり過ごせる穴場といった様子です。

併設の資料館では茶筅を始めとした茶道具や竹製品の展示があります。
曰く、室町時代に時の領主が天皇に献上して絶賛されて以来、主家が滅びたあとも茶筅職人として土着し、連綿と茶道具の伝統を紡いできたのだとか。
実際、奈良市街の土産物店などでも「高山の茶筅」ブランドで売られているのを見掛けますし、その業界の人には有名なのでしょう。道すがらも何件か茶道具工房を見掛けましたし、本当にどこにどんな伝統が根付いてるかわからない、奈良は奥が深い土地です。
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そんな茶具の里だけあり、資料館でも土日には抹茶の提供が行われています。
有料ではありますが、観光地価格と比べれば割とお手頃でお客も少なく、良い穴場を見つけた気分です。
茶道どころか抹茶を飲むことすら初体験でしたが、ざっくりと「絵柄が見えるように置いてある器を少し回して、絵柄のない方向から口をつけて飲み、向きを戻して置く」ことだけ守れば大丈夫だと教わって、一服。
苦いものだというイメージを持っていたのですが、初心者向けに薄めだったのか、思うほど苦いものでもなく美味しくいただくことが出来ました。

斯様な次第でふらふら過ごしていれば、出立が遅かっただけに十分にいい時間です。
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最後に竹林園よりさらに北へ行ったくろんど池なる溜池の周りをぐるりと経由して、母校の寮へと戻ることにしました。
くろんど池は日暮れと競争するように急いで抜けてしまいましたが、里山に囲まれた憩いの場として公園化されているのだとか。
池の端には宿屋や売店、バーベキュー場もあり、遠出しない行楽にはちょうど良いのかもしれません。


ところで、ここ最近はお出かけばかりしてますが、お家での楽しみは相も変わらずの艦これでしょうか。
この週末は見事にすり潰して手を付けていませんが、イベントが始まっています。

また、ほとんど同じ性質の城プロなるゲームにも手を出している次第。
こちらはお城を擬人化しているのですが、色々と知っているつもりでも全然知らない地名があることを思い知らされる次第です。
地理の再勉強にはもってこいの題材なのかもしれません。とりあえず奈良にも意外と多くの城があったことに驚いてます。

日雇い労務の週末

夜は長袖に上着を羽織っても寒さを感じる秋の盛り。
数週間ぶりに旅行の算段をせずに迎えた先の週末。もっとも、家で引き篭もっている訳ではなく、今冬に向けて活動するお小遣いを稼ぎに行った次第。
守秘義務の都合上、どこで何をしたかは明かせないのですが、端的に言えばひたすら立って大声を上げるお仕事でした。
良い運動にはなったものの、見事に喉を痛めて風邪気味になってしまったのが辛いところです。


ところで、寒さや風邪っぴきと闘いながらも最近ようやく手を付け始めたのが7月頃に買った“シャリーのアトリエ”なるPS3のゲーム。
アーシャ、エスカ&ロジーと続いたアトリエシリーズの最新作です。
艦これのイベントやら学会の準備やらで先送りになっていたのですが、ようやく進めることが出来ました。
多くを語るほどやりこんではいませんが、アーシャの頃と比べると大分難易度を控えてる印象です。
世界観は相変わらずの郷愁と寂寥感が同居した黄昏世界ながら、作中で身近なところから危難が始まる辺り、危機感の薄かったエスカ&ロジーよりも「黄昏」の脅威がより真に迫っています。
もっともアーシャを初めて通しでプレイした時ほどの衝撃も無かったのですが……それはそれ、安心感大事ですよね。

他にもここ数日は余裕があったので、溜まった読み物等の消化も捗り気味で進行中。
前期のアニメで非常に面白かった“ばらかもん”を購入し、期待通りの内容にほっこりしたりと生きています。


そんなこんなで比較的余裕をかましていたのですが、またポスター発表に参加しなければいけないことが今週頭に発覚。
まずは乗せる実験データから必要ですし……かと思えば艦これのイベントも始まります。
つかの間の平穏でしたね。

秋晴れと蒼き拍動の話

徹夜で後輩のイベントに参加し、若干どころではなくグロッキーに迎えた11月3日の文化の日の話。
本当であれば、そのまま布団に篭って寝ていたい気分ですが、秋晴れのもたらす蒼天が容赦なく外への衝動を引き起こします。
体力と精神衛生を天秤にかけた結果、体力の限界に挑む覚悟で埼玉に向かうことといたしました。

ここ何年も、この季節にしか乗っていない西武線を乗って継いで、行って来たるは航空自衛隊の入間基地です。
昨年はドラマの影響か恐ろしいまでに混んでいましたが、今年は幸いにも例年通りの人出な様子。そうはいっても恐ろしく混んでいることには変わりないのですが……それはそれ。
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入口前の踏切を越えて基地に入れば、既にチヌークの展示飛行が始まっている頃合いでした。
全くの余談ですが、このチヌークの展示飛行の終盤、話の流れをしらないのでネタがわからないものの、解説のアナウンスがひたすら「それではみなさん、ご一緒に。『ちぬ~~く!』」と連呼していたのが奇妙に印象的でした。

閑話休題。何はなくとも飛行展示の幕間は地上展示を見るものです。
この日も人気はF-15とF-2だったと言って過言ではないでしょう。
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特にF-2は航空自衛隊60週年記念ということで、尾翼に桜花と日の丸をあしらった格好良い特別塗装となっていました。

他には格納庫内ではT-4練習機のコックピットに入ることが出来る企画も。流石に70分待ちの大人気とあって、並びませんでしたが……一度くらい座ってみたいものです。
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飛行展示に目を戻せば、救難ヘリによる救難降下の実演もやっていたのですが、これは空の上とはいえ点での展示なので気付いて見に行った時には間に合わない痛恨事でした。

一方で、空飛ぶ面の飛行展示での個人的なお気に入りといえばC-1輸送機による飛行展示です。
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鈍重そうなずんぐりとした輸送機が編隊を組んで青空を駆け、見た目からは想像できないような急旋回を披露します。
華形は戦闘機と言えども、平時も有事も荷役を司り足場を支えるのが輸送機です。質実剛健な外観、本当に格好良いです。
そしてその見掛けのまま、背中を見せるほどバンクを振り急旋回や上昇をやってのけるのですから痺れます。
本来であれば、このままC-1から陸事の隊員を放り出す空挺降下の展示まであったのですが、こちらは残念ながら強風のために中止となってしまいました。

そしてC-1の後はお昼の少し長い合間をあけて、お待ちかねのブルーインパルスによるアクロバット飛行の時間です。
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青空に映える白いスモークと、緊密な編隊飛行の美を堪能です。
今回の目玉は大空に6つの輪を描くもの。位置も描かれるタイミングもぴったり揃っているのは流石の一言です。
前回の東京五輪において、秋晴れの東京の空に見事にオリンピックのマークを描いたことがブルーインパルスの歴史を語る上で外せないエピソードとなっていますし、円を描くのはある意味では伝統芸なのでしょう。
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今年の入間の飛行展示は、幸いに天候にも恵まれたうえ、途中でのトラブルもなく展示内容を全うした素晴らしい内容。
久々に尻切れトンボでない演技を見ることができ、無理をおしてまで来た甲斐のある満足感でした。

飛行展示後は地に降りたC-1を見物して帰路へ。
地に降りてしまえば、より一層鈍重そうに見えるどころか、このずんぐりむっくりの丸っこいフォルムは可愛いといえる領域な気もします。
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そしてまた、格納庫が3つの扉でぱっくりと大きく開くのは、理屈では知っていても改めて見ると面白い光景ですよね。

帰路の余談として、例年は裏道扱いの狭間市駅へ抜けるルートを今年は大々的に告知していました。
最寄りの稲荷山公園駅は例のごとく大混雑となるので、いつも通りに狭間市駅を目指したのですが、行ってみればこちらも案の定な混雑ぶり。致し方ないこととはいえ、少し面食らってしまいました。


ちなみに月曜日はそのまま帰宅せずに実家に一泊。
火曜日にちょっとした公用があったため、そのまま関東に居残り平日11月4日は東京出張です。

そして用件が済んだ後は、ふらりと浅草へ。実は初浅草です。
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ど定番中のド定番である浅草寺と隣の浅草神社に参拝。
浅草といえばお江戸の繁華と言ったイメージが有り、実際に江戸から大正期に最も栄えたそうですが、その発祥は古く推古朝まで遡れるのだとか。
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何はさておき今も、そして平日なのに賑わっているのに驚きながら散策です。
この日は空気が澄んでいたせいか、スカイツリーがまるでCGのように見えたのも印象的でした。

そしてまた、浅草界隈は歴史も深いだけに、寺社の数も多く御朱印集めも捗ります。
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浅草界隈から少し北に行った源義家縁の今戸神社では、境内中に猫などの可愛らしいオブジェやプラントが並び、ファンシーさで度肝を抜いて来ます。

隅田川ををわたって訪れた三越縁の三囲神社もまた多数の石碑が並ぶ独特な雰囲気。
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三越から寄贈されたライオン像が狛犬と並んでいたり、特異なタレ目の狐の石像がいたりと、田舎の持つ歴史深さとは違った趣があります。

三囲神社から、さらに隅田川の西岸を南へ向かえば、東郷平八郎揮毫の門柱が迎える牛嶋神社。
祭神はスサノオだそうですが、あまり深い由来は探しても見つからないのが不思議なところ。
拝殿前の鳥居が三鳥居と呼ばれる三輪神社系の特殊な形な辺り、曰くありげで気になりますが、何かあるのでしょうかね。
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そんなこんなで最後は夜までやってるすみだ水族館を見物してから、奈良へと帰る事になりました。


なんやかんやで神出鬼没を極めて充実していた、この秋の三連休。
やるべきこともきっちりこなして、帰ったら事務処理に後始末だ! と珍しく前向きにやる気もみなぎっていたのですが……帰ったら見事に喉を痛めて体調不良です。
季節の変わり目に無理をすれば、それは風邪の一つもひくというものでしょう。
学内でも妙に風邪が流行っているようですし……仕事はほどほどに体調と相談しながら、遺漏なく処置しなくてはです。

京阪電車と嵐山巡りの話

月はじめから不穏な天気となり、急激に気温の下がっていった霜月の頭。
10月の予定ラッシュから一段落し、色々と余裕の出てきた頃合いでしたが、幸か不幸か種々の予定が重なって少し忙しい3連休を過ごすことになりました。


大まかには関西にいた前半と、関東にいた後半。移動距離だけなら大した数字になってしまいそうです。
そんな訳で、前半の関西のこと。


生憎の雨模様となってしまった11月1日の土曜日ですが、午後からマシになるとの予報を信じて来たのは京阪大津線の近江神宮駅。
いつもの大阪の友人と連れ立ってきた目的は、駅隣りの錦織車庫で行われた大津線感謝祭に参加するためです。
友人は鉄道にはあまり興味が無い人なのですが……それはそれで。
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なんとなく早起きしてしまったので、着いたのも早ければ朝からの雨降りもあって、控えめに言ってものんびりとした雰囲気です。
アニメコラボの多い京阪電車のこと、今回の目玉はけいおん5周年ラッピング電車の展示です。
よく見ると入り口のロゴもけいおん風になっています。
他にも鉄道むすめ列車もあったり、ちはやふる列車は実運用で車庫裏の線路を時折走り抜けていたりと、なかなか混沌とした有り様。
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惜しむらくは雨で屋外での企画がほとんど機能してなかったことでしょう。
ただ、手ぶらで帰るのも癪だったので“つり革づくり体験”なるコーナーに立ち寄って、試してみたりはしておきます。
このコーナー、最初は何を言ってるのか判りかねたのですが、何のことはなく本当に輪っかや革紐といった部品状態のつり革を組み立てる企画です。
500円で作ったつり革を持ち帰るそうなので、折角ですからお持ち帰りといたしました。

ところで、私達がつり革を作ってる頃合いから折よく雨も小康状態に。
このまま止んでくれそうな雰囲気んだなと思っていたところ、これまた雨で中止となっていたミニ電車運転の企画が復活の兆しを見せ始めました。
作業着姿の方々が模型サイズの線路を小判形に広場に敷き、線路の歪みや地面の凹凸により出来てしまった隙間を目視や踏んづけて確認します。
隙間ので着ているところはゴムシートで埋め合わせ、ある程度済んだら列車を持ってきて試運転。
脱線する部分を調整したら、再度試運転。そんなことを繰り返して、最終的には人を乗せて通しで試運転です。
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玩具の設営と侮る無かれ、子供を乗せる企画だけに結構真剣な面持ちで準備をしているのが印象的でした。
ただ、やはり子供用の小さい電車に作業着姿の本職が乗ってる絵面は……なんとも言えない笑いを誘うものであったのも事実でした。

そんなこんなで概ね満足したら、折角なので駅からほど近い近江神宮にも寄り道。
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祭神は天智天皇。近江宮の故地とされる場所に近代になってから創建された、比較的新しい神社です。
新しいとは言っても、国家神道華やかりし時代に造られた天皇を祀る神社。社殿は立派に整備され、趣ある境内は立派な限りです。
ちょうど、七五三の時期であったこともあり晴れ着姿の子どもや神職、巫女さんが大勢行き交い、賑わいあってとてもいいものでありました。

また近江神宮で面白かったのは宝物館一階の時計館の展示物。
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往古の漏刻という水時計から近年の機械式の懐中時計、古今のアナログな時計を集めて展示してあります。
時計はそれだけで工芸品であり美術品であると言われるそうですが、実働している中世の時計など見てるとその感覚がとても良くわかります。
細かい部品が規則正しく複雑に動き続ける様は、工学をかじった人間として吸い込まれるような魅力がありました。


近江神宮近辺をうろついた後は、友人の希望もあって嵐山に行くことに。
大津から見れば京都市街を挟んで真反対の位置ですが、地下鉄と嵐電を乗り継いでいけば大した距離ではないので問題ないでしょう。
かく言う私も家族旅行で行って以来ですから、少し行きたかった次第です。
久しぶりに見ますが、嵐山近辺の竹林は立派ですよね。紅葉もそろそろという季節でも青々としていたのは少し意外でありました。
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なんとはなしにもとりあえずは御朱印でも集めに神社を目指せば、辿り着いたは野宮神社。
縁結びだそうで、3連休ということもありカップルやら女性の集団やらで、境内から人が溢れかえらんほどに非常に賑わっているのが印象的でした。
ただし、境内奥の摂社群は対照的な閑散ぶり。木立を挟んだ向こう側には人が群がってるとは思えないほどの静けさに包まれた小さい庭は、意外なほどに風情がありました。
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この苔庭、後で調べてみたところ、相応に知られた名所だったそうですが……何にせよ、落ち着いた雰囲気があったのは良いことでした。

野宮神社の次に竹林を抜けて訪れたのは御髪神社なる名前からして不穏な神社。
社殿に曰く、髪結の始祖を祀った神社であり、髪は生前から残しうる分身として神聖な人身の部品なのだとか。
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境内には、謂れの通り美容師を目指す方の絵馬なども見受けられました。
ただ……案の定というべきか、絵馬の大半はより切実な願いの方が大半。あまり他人を言える立場ではないのですが……なんとも因果なものを感じる神社です。
竹林には他にも多数の、むしろメインというべき寺院が立ち並ぶのですが、今回は時間の都合と拝観料の関係から割愛することに。
紅葉の見頃であればまた違ったのですが、混んでる割には色付き始めに過ぎないのが悩ましい点でした。

そんな訳で竹林巡りをひとしきり終えたら、歩みを南に向けて桂川沿岸へ。

竹林と並ぶ嵐山の名所の代表格、渡月橋を越えて対岸の一帯へと行きました。
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南岸側もまた幾つかの寺社や、近年掘り当てられた温泉、桂川での舟遊びのための船着場などが点在しています。
当然の流れとして温泉に行こうとするのですが、その前に神社が目に入ったのでそちらに参拝。
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幟が一杯あるなと思って近づけば、ここもまた縁結びの有り様です!
流行っているのでしょうか……先回りされて煽られているようで、神々の采配に頭を抱えるばかりです。
それはそれとしても、一応は御朱印をもらったら参拝を完了。
社名は櫟谷宗像神社と書いて“いちたにむなかたじんじゃ”と読むのだとか。
宗像さんといえば海の神ですが、船運繋がりで勧進されたのでしょうか。境内の解説板にも、河海の女神である弁天様を祀っているとだけ書かれており、今ひとつわからないのが残念なところです。


2つ目の縁結び祈願を終えたら、日も傾いていい時間となったので温泉に行くことに。
阪急嵐山近くの日帰り温泉は、飲食所こそ無いものの綺麗で広いお風呂と、快適な休憩所を備えた散策の終わりには打ってつけの施設です。
飲食所はなくともビールやジュース、おつまみの販売機は設置され、さらには軽食の出前もとることが出来ます。
ビールを飲みながら小一時間くらいまったりするには十二分な空間を満喫して、京都駅で飲み直した後に帰路へと就きました。


ちなみに翌日曜日は、小遣い稼ぎのための日雇いバイトの日。
早朝は日が昇る前から電車に揺られて夕方まで体を動かすお仕事をした後、新幹線に乗り込んで関東へと向かいました。

関東でのこの日の要件は、後輩たちの学祭イベントへの参加。アニソン流して騒ぎ回るアレをやりに行った次第です。
厳密には学祭出展が叶わなかったので、川崎のイベントホールを借りての深夜開催でしたが、そんなとこまでかの集団らしいです。
暗い場所で酒を飲みながら色んな曲を聴いたり、ヲタ芸見たりして過ごすのは久しぶりのこと。徹夜開催で最後まで起きてられるのかと思いましたが、いざ始まってみれば思った以上に楽しく終夜ノリノリで過ごすことが出来ました。
なんだかんだで、大学生活で一番楽しかった日々が詰まっていた遊び、また機会があれば参加したい限りです。


そしてこの後は、実家に帰って仮眠してから、また色々とお出かけするのですが……それはまた別項で。

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