月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


停電週末の時間つぶし

この週末は点検のためとやらで、全学停電がありました。
停電の範囲は寮にまで及び、金曜の夜からネットは切断。日曜の日中にいたっては、電気水道まで完全停止です。

金曜の夜は、ネットが泊まった退屈を、“劇場版まどか☆マギカ”の一挙放送で凌ぎ、土曜へ。
日中はネット回線が生きていた研究室へと駆け込み、艦これやら雑務やらをこなして過ごしましたが、夕方にはこちらのサーバーもシャットダウンして八方ふさがりです。

万策尽きたので、友人達と肉を買い込み、寮のラウンジへ。
共用のTVにPS3を繋いで、焼き肉を肴に“モーレツ宇宙海賊”のBD上映会で一晩明かす流れとなりました。
モーパイを観るのも1年ぶりくらいでしたが、改めて観てもやはり面白いです。
リアルタイムで見てた時には気付かなかった描写にも目が行き、やっぱりBD買ってよかったと思えた次第でした。

翌日はいよいよもって兵糧攻めがキマってる日曜日。
家にいても、文字通り干からびるだけだったので、原付に乗ってふらりと奈良市街へ。
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奈良国立博物館にて、年に一度の正倉院展を開催中だったので、これはいい機会と見学することにしました。
正倉院展は、その名の通り正倉院の宝物を展示する企画展なのですが、毎年その莫大な収蔵物を代わる代わる展示しているのだとか。
恒例のイベントらしく、過ごしやすい秋の気候も相まって、奈良公園一帯は想定外の混雑ぶりでした。
博物館内も普段とは違った賑わいで、ゆっくり落ち着いて見学とは、行かない雰囲気でしたが……文化財の素養が足りなかったようで、ボチボチ見とけば十分といったところでした。

その後は、奈良のアニメイトで色々と買い込んで、帰宅した頃には無事に電気も回復していたので、復帰後の確認を実施して終わりです。


久々の家にいるのにネットもない生活……ちょっと気になったことも調べられず、暇つぶしに何をすることもなく……驚くほど、やることがなさすぎて愕然としてしまいました。
加えて、学校設備も大概が停止していたので、図書館や研究室も機能不全。
何かもう少し、スタンドアロンでも楽しめる趣味を見つけねばと、痛感した週末でした。

学会のような瀬戸内

旅行日記ばかり書き連ねていると、遊びまわってばかりで平日なにをしているのかと、自分でも読み返して不安に思ってしまう台風の秋。
念のために記しておくと、平日はちゃんと色々やってます。主に本を読んでるか、実験してるか、資料まとめてるか……学生らしく生きてます。
あと10週間で今年も終わると聞いて、そろそろ忘年会を考えなきゃいけないと思ってしまう、宴会脳です。
お酒を飲みたい相手を探して、適当に声を掛けて回る簡単なお仕事です。

はてさて、お酒もさる事ながら、学生らしく生きている今日この頃。
今週前半はその確認事項とでも言うべき、学会もどきに行ってきました。
厳密には学会ではないのですが、大学院生や若手の研究者が集まって、それぞれの研究内容を発表する会でした。

日曜の早朝から車とフェリーを乗り継いで、昼過ぎから会場に集って聴講開始。
翌々日、火曜日の昼まで都合3日間、途中に宴会やちょっとした外出をはさみながら延々と話を聞き、途中で発表したりと過ごしました。
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写真は諸般の事情であまり表に出せませんが、瀬戸内の夕日は実に綺麗でした。


ところで、毎クールの番組改編期といえばおなじみ新アニメ視聴の話。
前クールは意外と面白かったきんいろモザイクやら、有頂天家族やら、たまゆらやら、てーきゅうやらと良質の電子ドラッグが目白押しでしたが、今季はその手の作品は少なめなのが寂しいところ。

それでも、艦これやら実験やらでなかなかアニメ消化も、ままならないですが、どうにか観てるものについて。

・キルラキル
グレンラガンのスタッフによる設定のよくわからないアニメ。
独特の世界観と作画と演出が相まって、話の筋は未だに掴みかねるものの、勢いと熱さは伝わって面白いです。
エロい衣装や、無駄に格好いいBGMといい、何がしたいのか不思議ですが引き込まれるので、当分は今秋の楽しみの予定です。

・京騒戯画
これまたよくわからないアニメ。原作は確認してないので、知りません。
こちらも独特の世界観と演出が魅力的な作品。
何がどうとは言えませんが、とりあえずは暫く見ていこうかと思う次第。

・ストライク・ザ・ブラッド
ダンタリアンの書架の三雲岳斗先生のラノベ原作アニメ。
ダンタリアン……面白かったのになんで終わっちゃったのか…………・
それはさておき、こちらは強い主人公とそれなりに強くて可愛いヒロインの組み合わせ。
古典的なゲームやラノベの構図は中高生の頃にハマった作品群を思い出すようでこそばゆくも楽しいです。
土曜夜の楽しみ枠です。

・境界の彼方
京アニの新作アニメは舞台が奈良だとか言うので、これは視聴不可避でしょう。
たまこま、中二病と見てなかったので、ぱっと見で京アニとわかるキャラデザも余り既視感なく見れたのは幸い。
粗筋がやっと見えてきた程度で、オチが見えませんが今のところは面白いです。
動きも背景も相変わらずの京アニクオリティで、視聴継続。

・マギ2期
ぐう聖のモルジアナさんを観るアニメの2期。
夕方時のアニメのはずですが、深夜アニメにも劣らぬエロアニメぶりがなかなかどうして大変です……。
とりあえずは、視聴継続です。

・てーきゅう第3期
2期で終わったかと思ったら、まさかの3期も続く狂気の早口アニメ。
段々ヒアリング能力が上がったのか、セリフが聞き取れるような気がしてるのですが、未だに意味までは掴みかねてるのですから恐ろしい。
文脈もヘッタクレもないノリと勢い任せの展開は健在なのがいいところ。
数が揃ったらBD欲しいかもしれないですね。

後は実家で録り溜めてもらっているはずの”のんのんびより”と”IS2期”が期待どころ。
「よくわからないけど面白い」アニメが多いと感じる辺り、いよいよもってストーリーを処理する能力を捨ててきた気がして辛い。

晴天と珈琲の中国地方行き・初日の広島

台風の当たり年なのだとかで、週に1度は台風の話題を目にする今秋。
その間隙を縫うかのように、この三連休は雲ひとつ無い最高の好天。運に恵まれました。
そんな絶好のおでかけ日和となった秋の連休。毎年恒例のJRの乗り放題きっぷもあるのに、外に出ないほうが罰が当たるというものです!
そんなわけで、艦これ提督として、呉鎮守府に呼ばれた気がしたので、ちょっとお出かけしてきました。
広島の日・呉のこと出雲のこと


出発は例によって朝は7時頃のこと。大阪に出てから、山陽本線をひたすら乗り継ぎまっすぐ西へ。
朝の早起きもあって行程の大半を眠りに割り当てながら、列車に揺られて移動し続けます。
電車に揺られて気楽に居眠り、せっかくの車窓が勿体無い気もしますが実に幸せなのです。

眠ったり乗り換えたりを繰り返すこと、およそ7時間。
辿り着いたるは中国地方最大の都市、広島。
降り立ったら、とりあえず観光案内所で市内の地図を入手して、路面電車に乗り込み探索開始です。
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即断即決を旨としたいところですが、どうにも悩むところがあって行き先を考えあぐねながら乗り込み、乗り込んでからも悩みます。
途中、繁華街に近い紙屋町にて降りたのはいいものの、そこに来てもまだ悩ましいのですから情けない話。
ふわりふわりと歩いているうちに目に入ったアストラムラインなる新交通システムに乗り込んでみたりしながら、行き着いたのがご立派な天守閣のあるお城です。
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広島城は毛利輝元の居城に端を発する広島市街の中心を成す典型的な平城。
後世、陸軍の第5師団司令部も置かれたり、日清戦争時には大本営を設置されたともいう立派な土地です。
内部には遺構や資料館もあるとなっては入らない理由がないでしょう。

まずは入り口近く復元された二の丸建物の内部見学から。
広島城は明治維新以降も何かと多くの建物が現役で使われていたのだそうですが、何もかも原爆で倒壊してしまい今あるのは皆、再建されたものなのだとか。
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ただ二の丸については記録が残っていたので、それにもとづいて復元されたとか何とか。
内部は築城した毛利氏関連の展示から、復元の過程についての能書きまで様々な展示があります。何故か忠臣蔵の顛末もパネルが置いてあったのは不思議なところです。

ここから建物を一旦出て城郭の敷地内に入ると、遺構なども再建されず広々とした空間が目に入ります。
一角には護国神社もあり、ちょっと早めの七五三参りをする家族連れなどが目に入ったり。
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日清戦争時の大本営も建物はなくなってしまいましたが、台座はしっかり現存し石碑まで建っています。
説明板によれば、これほどの都市のど真ん中に練兵場まで備えた師団機能が置いてあったというのですから、今の感覚からだとちょっと驚きです。
言われてみれば、他の師団司令部も都心部にあった気はしますが……金沢などどうなっていたのか、再度調べてみないとです。
また何もないとは言っても旧軍時代のコンクリート製の建物はいくつか残っています。軍管区司令部の通信室などなど、興味深い限りです。

広場を抜けて城内の最も奥まったところまで行くと、目の前にそびえ立つのが今の天守閣です。
昭和に入ってからコンクリート造りで再建されたというこの建物ですが、見た目的にはそれほど違和感がないのが幸いなこと。
内部は博物館兼展望台ということで、見学しながら城内をめぐって頂上からの眺望を楽しむコース。
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太いお堀と城内の緑、雲ひとつない青空が絵になる光景です。
何故、こんな絶好のタイミングで一眼レフカメラが壊れているのかと本当に悔しくなるほど。日頃の行いと言うべきなのか否か……。

お城の見物を終えたら、ここからふわりと市街を散策して来たるは修学旅行のお約束コース。
前回はくらい時になってしまったので、明るい時間にしっかり見れたのはちょっと良かったのかもしれません。
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正直なところを言えば、テンション下がってしまうのでどうしようか悩んだのですが、やっぱり外せないよなと思った次第。
前回は駆け足で平和記念資料館を巡ったので、今回は死没者追悼平和祈念館の方を見学です。
こちらは名前の通り、祈念を念頭に置いた施設。死没者の遺影や生存者の体験談がメインとなります。
今回は企画展ということで、戦後復興の体験談が集中的に展示されていたのですが……なかなか見ているとグッと来るものがあり、なんとも言えない神妙な気持ちになってしまいました。

そんな訳で、見学を終えたらご飯の前に軽く気持ちを戻すため、メロンブックスまで言ってしまう羽目になりました。
もっとも、はじめからこっち来たらこっちのアニメイトとメロンブックスに入ってみようと思っていたのですが、何とも微妙なタイミングで不思議な精神状態のままのご入店。
なおアニメイトとメロンブックス、ここでも同じビル内に立地です。アニメ系の店は集住したがる傾向でもあるのでしょうかね。
幸先良くずっと探していた艦これアンソロ本を手に入れてから、この近傍でお好み焼き屋さんに入り夕飯と致しました。


夕飯後は西広島の駅まで路面電車に乗って移動し、この日の宿へ。
数カ月前に伊勢で泊まって気に入ったゲストハウスなるタイプの宿に今回も行ってみました。
前回の”ユメビトハウス”は酒盛りなどありましたが、今回のところはそこまで呑んだくれるタイプではなく落ち着いた雰囲気のところ。
ちょうど広島カープが快勝したとかで、他の宿泊客と宿の主が盛り上がっていましたが、私は野球をあまり知らない口。
今一つ、話にはついていけませんでしたが、そんなの誤差の範囲程度に楽しくボチボチと地酒を傾けて過ごすことが出来ました。
程よく酔った具合で日が変わる前には就寝と相成り、こんな早寝なのに気持よく一瞬で寝入ったのは、朝起きてから意外な程でした。


呉のこと→

晴天と珈琲の中国地方行き・呉のこと

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気持よく眠り、午前9時に自然な目覚めで活動を開始した日曜日。
これほど爆睡したのはいつぶりのことでしょうか、午前中から眠気を全く感じない奇跡的な朝です。
……が、予定より少々寝すぎてしまったので、挨拶もそこそこに宿を出立してこの日の目的地、呉へ移動開始です。

西広島から運良く直通電車を捕まえたので、そのまま呉駅まで車窓を眺めてあっという間。
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意外とモダンな駅舎を抜けたら、逸る気持ちを抑えてまずは定番の観光案内所へ。
市街の地図と、諸々の一般公開の日程を確認したらレンタサイクルを使うまでもない広さなようなので、いざ徒歩で出発です。

駅前から歩道橋を海側へ進み、湾岸の大通りに行き当たったら左へ曲がってひたすら道なり。
左右を自衛隊駐屯地の異様に高いコンクリート壁で覆われた道を進んで、上り坂を10分ほど行くと最初の見学地の赤レンガが見えてきます。
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目に麗しき洋風モダンな建物、海自の呉地方総監部庁舎です。
建てられたのは明治中頃、かつては呉鎮守府の庁舎として使用されていた歴史の生き証人にして、ついでに艦これの聖地です。
空襲や終戦時のゴタゴタを乗り切り、今も総監部の長が司令する現役の建物なのですから驚きです。

現役の建物という事情もあってか、見学は日曜の一部時間帯のみ。それも自衛官の案内に従ったツアー形式となっってしまいますが、その分詳しい解説もしていただけるので来た甲斐はあったというもの。
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明治期のころですが既に馬車で乗り付けるため、車両用のロータリーもある立派な仕様。白い御影石は今では超高級品となってしまった国産なのだとか。
白亜の構内は、入り口だけしか観ることが出来ませんが、それでも内部の立派さも十二分に伝わってくるようです。
ちなみに庁舎の裏手はもうすぐに海。向こうに見えるタンカーの辺りはかつての呉海軍工廠、現ジャパンマリンユナイテッドのドッグです。
戦艦大和を造ったドッグは既に埋められてしまったそうですが、それでも設備の多くは今も造船なのだとか。
鎮守府庁舎もさることながら、海事関係の設備の息の長さには驚かされます。
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また、豆知識としては海側の庁舎玄関の立派さの話も。建物的には裏口に当たるはずなのですが、海軍の伝統としては“海側が表”なのだとか。
艦艇から来る者も連絡艇で海側から来るため、相応の威風を湛えてるのだそうです。

庁舎の見学を終えたら、今度は進路を北の内陸方向にとって入船山公園に向かいます。
入船山公園内には旧鎮守府長官官舎を始め小さな資料館や弾薬庫が点在する見学地です。
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こちらの長官官舎もなかなか横浜や長崎にありそうなオシャレな洋風建築。
こちらは内部を自由に見学できるのですが、小樽で見て以来の金唐紙の壁紙の復元展示などもあり、明治期のモダンな建物の全国共通な感じをちょっと実感したりです。

この入船山にはかつて海軍が来る前に呉浦の鎮守の社が建っていたのだとか。
海軍の拠点構築に合わせて、近隣の山に遷座されたのが亀山神社なる古社。
日頃の行いの賜物なのか、ちょうどこの日が例祭なのだとかで……これは行かない理由はないでしょう。
入船山を下って隣の丘の港町らしい急勾配な住宅街を暫く歩くと、鳥居が目に入り参道の階段に至ります。
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寄進を奉り大いに盛り上がっています。
観光客らしき人は殆ど見かけず、雰囲気は完全に土地のお祭り。
今どき、テレビのドキュメンタリーでしか見たことないような仮設のお化け屋敷まであるのは驚くばかり。
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参拝するのにまで行列が形成されていて信仰心が篤い地域なのかと思いきや、神職の格好をした青年が参拝者一人ひとりの頭を幣で祓っているので、時間がかかっていた様子。
他にも小学生くらいの子の巫女舞やら、神輿やらもあって伝統が息づいているのだろうと楽しくなる雰囲気です。
余談ながら、お守り類を売っていた巫女さんが可愛かったので、つい長居をしてしまったのは致し方ないことでしょう。

あまりの巫女の引力に、後ろ髪をガンガン引っ張られる様な思いのまま、どうにか下山。
そのまま、市街地を昼食探しがてらにふらふらと歩いて行くと「海軍さんの珈琲」なる気になる看板が目に入ります。
遠巻きに様子をうかがうと、隣は直営の喫茶店。「海軍さんのカレー」とメニューに有り値段もリーズナブルなのに気付いては、飛びつくしか無いのです。
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入ってみるとなかなかどうしてオシャレなお店。普段なら近づかないタイプの空気ですが、この日は違いました。
カレーと珈琲を注文して、お昼の一服。
ちょっと補給だけのつもりだったのですが、カレーもさることながら珈琲の美味しさに感激して、つい長居をしてしまいました。
何が違うのかよくわかりませんが、普段なら砂糖とミルクを入れて飲むのが普通だったのに、今回ばかりはブラックでも飲めると思ってしまった程。
喫茶店らしい落ち着いた雰囲気も相まって、積まれた雑誌をペラペラとめくりながらつい予定に無いほど長く居座ってしまいました。
加えて、出立前に隣の珈琲店でおみやげも購入。珈琲を練りこんだキャラメルなど買ってみたりして、これもまた美味しいから最高です。

そんなこんなで、神社と喫茶店で想定外の時間消費をしてしまった次第。去年の竹原といい、どうして瀬戸内の町は時間を気持ちよくすり潰してしまうのでしょうか。
時計を見てちょっと我に返りつつ、残りの行程を消化に参ります。

珈琲店から市街地を抜けて再び海側へ。呉市の観光の目玉、呉市海事歴史科学館です。
大和ミュージアムの名のほうが有名なのでしょう、名前の通り入ってすぐ1/10大和の模型が出迎えます。
1/10でもデカイ……実寸大だったらどれほど大きいことか、想像もできませんね。
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見学は折よくボランティアツアーがあったのでそれに便乗してついて回ることに。
てっきり大和関連ばかりのミーハーな展示内容ばかりかと思いきやさにあらず。
呉の海軍施設の歴史を、工廠の技術の集大成を大和と見なしたストーリーで順序だって説明する内容。呉に海軍工廠が来た経緯から、生産管理に用いられた小道具の類、工廠で建造された各種の艦船についても解説されていて興味深いばかりです。
戦艦金剛に近代化改修まで積まれていたボイラーの実物なども置いてあり、思いのほかに充実の展示内容。
解説も戦前生まれのお方な様で、終戦前後のことなども混じえて興味深い限りでありました。
小一時間ちょっとで回る予定が、気付けばあれよあれよと1階の部分だけで1時間半以上。
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ツアーはダイジェスト的に見て回る形のため、スルーされた部分や2階以上まで見て回っていると優に2時間以上は楽しめてしまいました。
貴重なゼロ戦六二型の現物や、戦艦陸奥の主砲も置いてあり、これはまた勉強しなおしてゆっくり見たいと思う素晴らしい軍事資料館なのです。
正直、侮ってましたので……またしても予定が狂ったのです。

この日は都合によりタイムリミットがあったので、流石に大和ミュージアムを出たら急ぎ足で回らざるをえない状況。
てつのくじら館こと、海自の呉史料館は大急ぎでめぐりましょう。
玄関の丘に上がった鉄クジラを眺めつつ、早速入館。
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内部は主に掃海と潜水艦に関する展示です。どちらも旧海軍がとんでもない目に遭い、今の海自が非常に得意とする分野。
海上輸送を守る要となる用兵です。
掃海の方は主な技術から機雷のことなど基本的な展示が中心。
一方の潜水艦は普段、一般公開どころか現役の艦は資料すら出ることの少ない内部のことから艦内生活のことまで。
水中3次元的に進み、朝夕なく過ごす密閉空間の特殊性を伝える内容です。
退役艦の内部も展示されているのですが、撮影禁止だったのが惜しいところ。思いのほか、広かったというのが正直な印象でした。
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他には艦艇で使われている望遠鏡の展示なども。実際に覗いて港内に停泊する船を見物することが出来ます。
この日は距離4000mの位置にある輸送艦に照準が定められた状況。
コンデジで撮るとその倍率は歴然です。写真中央右手の小さな船がはっきりと大きく見えてしまいます。


てつのくじら館を後にしたら、時計は呉から発つべき時間が間近なことを知らせてきます。
最後にお土産を物色したら、駅に戻って呉線に乗車。瀬戸内海に沈む夕日を車窓から眺めながら、広島へと戻りました。
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この日、日没前に急いで広島に戻った理由はフォロワーのしろかえるさんに会うため。
出雲の住民なのですが、何やかやと連絡を取るうちに気付けば広島で合流して出雲に連れて行ってくれることになった次第。
決定したのは大体、呉で珈琲を飲んでる頃合い。無計画旅行の強みというべきか、月曜は竹原と倉敷かと思ってたのを放擲して、目的を中国山地の横断に急遽変更です。

広島駅に戻ったら、無事に少々の連絡でしろかえると合流。
彼の車に乗せてもらい積もる話も特に無いまま中国道と松江道を経由して、夜の中国山地を越え久方ぶりの山陰へと来てしまいました。


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晴天と珈琲の中国地方行き・出雲のこと

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しろかえるさんの車に乗り込んで高速を行くこと3時間ほど。
途中の安佐SAで夕食を摂りつつ、やって来たるは出雲国松江市のしろかえる邸です。
ここで一旦、荷物を置かせてもらってちょろりと買い出しをしたら、今宵のお酒を嗜みに松江駅前の居酒屋で乾杯。
刺し身と日本酒で、仕事のことを聞いたり研究の話をしたりと、積もる話もないままに色々と語り合いました。
なかなかどうして、彼もTLだとただのロリコンですが頭の良い人だなぁと感じます。

日付が変わる前に閉店してしまう居酒屋を後にしたら、彼のお宅で二次会へ。
呉からの手土産の地酒と地ビールに、松江のお酒も混じえて、アニメを観ながら夜更けまで酒を楽しみ過ごしました。

あくる月曜日は何時に起きれるかと心配でしたが、意外なことに9時過ぎには起床して行動開始に成功。
初めにしろかえるイチオシの宍道湖畔にある喫茶店まで行って朝食です。

生憎とカメラを忘れてしまったのですが、この日も未だ気持ちのよい快晴。
喫茶店は目の前に湖畔の麗しい景色が広がり、背後には山陰本線も走る絶好のロケーション。
オススメの珈琲も実に美味しく、海軍さんの珈琲と甲乙つけがたい逸品でありました。
朝からしっかり目覚めて、良い景色に美味しい朝食と、最高の朝を体験です。

朝食後は一旦、しろかえる邸に戻り荷物を整理してから、彼の運転で出雲観光に出発です。
具体的には、車がなくては難しそうな郊外の神社めぐり。
初めに向かったのは神魂神社です。室町期の社殿が国宝に指定されている古社です。
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高床なのが、出雲造りの古式を遺しているのだとか……。
このような神社があるとはついぞ知らなかったのですが、しろかえる曰く共通のフォロワーの優月さんが遊びに来た時に教わったのだとか。
人と人との繋がりって凄いです。

境内には不思議な磐座もあったり、神前に藻塩が備えられていたりと、古式ゆかしい雰囲気。
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意外と有名らしく、三連休なこともあってか絶えず参拝者が居たことも印象的でありました。
また、この辺りは旧出雲国府にも近く、田園風景が広がる風土記の世界。
好天もあってか、一帯を歩いて巡っている人も多数見受けられました。

神魂神社から続いて行ったのは、徒歩でも行ける程度の距離にある八重垣神社。
素盞鳴尊の妃神、奇稲田姫を祭った神社。縁結びで有名なので、女性の参拝者が多いのはよく知れたこと。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」の歌にあるように、スサノオが奥さんを囲うために何重にも垣を張り巡らしたことを詠んだのが神社名の語源。
幾重にも柵を作るとか、なかなか気合入ってる話ですよね……実際。
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それはそれとして、縁結びだけにパワースポットとか婚活とか言うキーワードがしっくり来そうな方々が目に付く境内。
たまにカップルも居るのが、それはいいのかと不思議にもなりますが、そこは観光地ですから致し方ないのでしょう。
折角の参拝なので、私もお嫁さんが見つかるように祈ってから境内散策です。
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この神社の名所といえば鏡の池。奇稲田姫が籠もった時に鏡に使ったと言われる聖なる池です。
今は紙を浮かべて上に硬貨を置き、沈むまでの時間で良縁を占うのが定番。
紙にコインと言いますが、結構丈夫で大きな紙を使うので池を見てみると浮いたままの紙が多いのが残酷です。
特にコインが紙を突き抜けてしまい、いつ沈むともわからぬ中途半端な状態になっているものなど……哀愁すら感じるものがあります。
また、聖なる池のため人は手を入れてはならず、落ちたものを回収できない状態でありながら、占いの性質上覗きこんで落とす人が多いのでしょう……説明の看板が切実に落としもの注意を訴えかけていました。

八重垣神社で神頼みを済ませたら、いい加減に帰路へつかないと行けない時刻。
松江城周辺をチラッと巡ってから、急ぎ米子駅まで向かいます。
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駅舎内の飯屋で昼食をとったら、しろかえるさんと別れて伯備線に乗り込み、山陰を離脱と行きましょう。
JR西日本名物の黄色い113系で中国山地を縦断する伯備線。岡山から山陰へ抜ける特急列車が走る幹線のため、全線電化され線路も上等なのですが、いかんせん山越えなので秘境駅もちらりほらりと。
最寄りの家を探してしまう様な駅や、何故ここに駅舎があるのか不思議に感じるようなところあったり無かったりです。
大山が遠くに見えたり渓谷を抜けたりと車窓の楽しい線路は、概ね私と同じような旅行者風の乗客も多く、学生も乗っていて、賑わう時期のローカル線といった風情。居心地がいいものです。
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行き違いの運転停車中に息抜きの下車も出来て、いい路線でしたが最後の最後にて総社で全線完乗はせずに吉備線に乗り換え。
久々のディーゼル列車の乗り心地を堪能して岡山に到達し、残りは山陽本線を東へと一直線に戻って行きました。


そんなこんなで図らずも瀬戸内旅行のはずが、中国地方巡業と相成った今回の旅行。
一番の画期は、美味しい珈琲を二箇所も飲んだことでしょうか。
良い豆をちゃんと淹れるとこんなに美味しいものかと、衝撃的な思いです。
お酒よりも健康的ですし、何かおしゃれなのでちょっと凝ってみようかと考えてしまっている次第。
のんびり粉挽いて淹れてる時間があるかも怪しいところですが、ちょっとぐらい新しい玩具に試してもいいかなと思ってしまいます。

本当に実施するのかは、謎ですが研究室でも出来そうなのが実用的ですしね……。
それはそれとして、研究室といえばもうすぐ発表イベントが間近に迫ってたり。
のんびり日記を書いている暇じゃないのが実は辛いのです。

←呉のこと

逢魔が時の散歩の話

台風の当たり年だそうで、2週に1回は台風直撃の話題を聞く今日このごろ。
今週もまた一発来るとか来ないとか話題になっておりますが、空を見上げればそんな噂はどこ吹く風と秋雲が天高く、秋も一番過ごしやすい頃合いなようです。

先週末は研究室にお客さんが来た関係で、遅くまで残る日の連続。
なんだかんだと夜更かしの習慣が強化されてしまい、お客さんが去った後も真夜中まで寝付けない次第。
流石に生活環を矯正せねばと運動がてらに、寮の外に出て刈り取られた田んぼまで行ってみると、満点の星空に驚かされました。
そう遠くないところに街灯もある道端ですら、実家や埼玉に居た頃とは比べ物にならない星の数です。
条件が整った場所に冬場行けばもっと凄いことでしょう。
そのうち、カメラに三脚立てて夜に挑んでみたいことです。


そんな晩から一晩明けた日曜日は、昼下がりまで特に予定もなくのんびりとゲームやら買い出しやら。
昼も15時を過ぎてから駅に向かい行動開始です。

近鉄を乗り継いで京都方面へ。とりあえずは桃山御陵前駅まで向かいました。
この日の目的地は別ですが時間に余裕があったので、前座とばかり夜祭見物。
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境内には所狭しと露店が並び、学生風のカップルからあまりカタギでなさそうな人まで色んなのが行き交う猥雑とした雰囲気。
拝殿前の神楽殿か何かにはご進物が積み上げられていて、祭礼らしい実にいい雰囲気です。
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滞在はふらりと境内を一周する10分ほどでしたが、久しぶりに秋祭り探索できて気分上々。
ここから京阪電車に乗り換えて、再び移動を開始し数駅向こうの伏見稲荷駅で下車です。

参道前にて友人達と合流する頃には、日もとっぷりと暮れて黄昏時の到来してましたが、今回はそれが目的。
夕闇に沈む伏見稲荷大社の境内を散策です。
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生憎と一眼レフカメラが故障中なので、撮影はポケットサイズのコンデジ一択。
闇中の撮影では画質もお察しですが、どちらにしても三脚なしでは手ブレの餌食となるのでしゃーなしです。

イメージとしては日没をすぎれば人気もなく、肝試しの気分でめぐることになるだろうと予期して来たのですが、案に相違して人通りは多め。
本殿を抜けて奥宮へ向かう参道は、同じような肝試し風の人から、運動場代わりに参道を使う体育会の輩、三脚を立ててガッツリ夜景を狙う人まで、逆に人ならざる者が紛れても気付かないのではと思えるほど賑わっており拍子抜けしてしまいました。

しかし、特に予定もないままに上へと続く道を見かけたら引き返すことを知らないのが好奇心というもの。
奥宮では飽きたらず、迷うこと無く山頂へ向かう参道をさらに進みます。
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途中、眺望の素晴らしき四ツ辻で一休み。こうやって見ると伏見も都会なのですね、京都駅の南側は脳内地図では空白地帯だったのですが……認識を改めないといけないみたいです。
ここまで来るとさすがに人影もまばらになり、同じように考えなしで登ってきた若者か参道の茶店の住民らしき方としか遭遇しなくなってきます。

四つ辻を過ぎると、そこから先は峰を巡る完全な昼の参拝コース。
ようやく肝試しらしい雰囲気も出てきて、不思議と話す声も小さくなってしまいながらも順調に歩を進めます。
不穏な空気より直接的な脅威としては、街灯と鳥居が作り出す影に石段が紛れて、足元が惑わされてしまう事故もありましたが……。
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何はさておき、無事に山頂まで辿り着き上社に参拝して、そのまま下山へ。

行きはよいよい帰りは辛いといいますが、足元の暗いなかでの階段下りは実際辛いですよね。
目線が違えば新たな発見もあって然るべきなのですが、鳥居の寄進者名くらいしか意識を向ける余裕もなく、早々に麓に戻り、呆気無く夜の参拝は終了となりました。

締めは稲荷駅前の居酒屋でビールで乾杯。
思いのほか、開いているお店が少なく財布の覚悟を決めてオシャレな居酒屋に入ったのですが、それなりに良心的な値段で美味しく日本酒も飲めたので幸運といえるでしょう。
そんなこんなでさすがに早く寝たい夜。
帰宅後、寝る前にもう一回だけ酒を入れてそのまま倒れこむように今日の朝を迎えました。


余談ながら、今週はボスを始め研究室の上役が海外出張で居ないので、先週の本気モードとは一転した気抜けた空気。
期末のレポート課題の山もありますし、いいタイミングなので、早々に課題をかたして肩の荷をおろしたいのです。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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