月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


突発催事の生音

ついこの間、9月に入ったかと思ったらもう10月になろうとしている初秋のこと。
秋晴れの空は気持ちよく澄んで雲も高くなり、真っ昼間から長袖が丁度良いくらいの過ごしやすい気候。
寮の目の前に広がる棚田も春先の水張りから眺め続けていたものが、ついに稲刈り作業の開始です。
今年の住まいは、季節の移ろいを真近に感じられて本当にいいものです。

あんなことやこんなことがしたくなる秋の夜長ですが、あいにくと目の前に学会のようでそうでもない催し物が迫っていたりと地味に忙し気味。
夜型の体質に日中の授業も相まって、研究室で作業するのが夕方以降となってしまい、挙句は夕飯を食べそこねて日付が変わってからシャワーを浴びる程度に夜更かしが捗る日々が続いています。


予定を立てるのも難儀な日々が続いて、ポッカリと何もやることのないまま迎えるはずだったこの週末。
心置きなく夜更かしできると、徹夜覚悟で帰宅後の艦これを起動しながら、ふとメールチェックすると、いきものがかり大阪公演の座席追加のお知らせが来ているじゃありませんか。

ここ数回のツアーはくじ運拙く参加を逃していた、いきものがかりのライブ。
なんでも”今週末の公演”の見切れ席が追加になったらしく、ネットで予約し当日券売り場で発券とのこと。
これは僥倖と大急ぎで予約し、翌日の予定は確定です。

そんな訳で夜更かしを切り上げて起きたら土曜日です。
お出掛けは午後からですから、日中はネットでもしながらまったり……と思っていたら、今度はツイッターから予定の続報が。
何でも大阪港の天保山岸壁に護衛艦いせが来ているのだとか! 一般公開もあるとかで、これは行かない理由がない!
大急ぎで出立の準備を整えて、取るものもとりあえずコンデジだけ携えていざ出発しましょう。


列車を近鉄から地下鉄につないで大阪港駅から歩いてすぐ。
全く知らなかったのですが大阪港の岸壁は海遊館のすぐ近く。四角い建物が並ぶ中に紛れて近づくまでわかりませんでしたが、気付けばまさに目の前です。
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告知が地味だったのか、思ったより控えめな人出でホッと一息です。
秋空に空母風の船体があんまり眩しくないのです。

早速、タラップから乗り込み艦内見学。
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不動心・覇気・常勝・百戦錬磨……なんとも武闘派な熟語ばかり。
就航2年で実戦はおろか演習も途上だと思うのですが、ツッコむのは無粋ですよね。

ちなみに今回の公開範囲はこの広々とした格納庫と、その上部の飛行甲板のみ。
艦内が見れないのは残念ですが、格納庫エレベーターが今回の目玉でしょう。
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ヘリをスムースに甲板へ上げる脅威のエレベーター。百人乗っても大丈夫なんてものではない安定感です。
何年も前にひゅうがの甲板や米空母の甲板に登る機会があって以来、また乗りたいと思っていた末のひゅうがの姉妹艦です。テンション上って動画まで撮っちゃうのも仕方ないですよね?


そうして登った飛行甲板上の光景はこんな感じ。さながら、島型艦橋の部分だけでも、船に見えてしまう様な印象です。
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スタンドアロンで動ける頼もしい対空機関砲も設置してあります。
車よりちょっと大きいくらいのシステムで完結してるらしいので、一家に一台置いてみたい雰囲気。
何度見てもレーダードームがR2-D2に見えてしまうのは仕様ですよね。

この他の展示としては、搭載されるヘリコプターやら、夜中に家に突っ込んできたら問答無用で銃撃しかねないような防護服などなどが。
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基地祭の一般公開ほど充実した展示というわけでもありませんでしたが、何よりエレベーターに乗れて飛行甲板を歩けて、天気もよくてで大満足でした。


思わぬ充実ぶりに気分も上々で、この後はいきものがかりのライブがある大阪城ホールへ移動。
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無事に当日券売り場で発券したら、後は開演時間まで公園の秋空でお酒でも飲みながらまったり待機して参加です。
例によってセトリは割愛しますが、久々のいきものがかりのライブ、聞き慣れた曲も多くやっぱり好きなんだなと改めて感じ入った次第。
相変わらず、声優ライブとは毛色の違う健全な客層に戸惑いましたが、そんなことも途中から気にしなくなるほど楽しめて、見切れ席であることもほとんど気になることはありませんでした。
このアップテンポながら徒な激しさのない落ち着いた感じ、穏やかだけど湿っぽくもない彼らの曲の持つ雰囲気が、自分の好みには一番合うような気がします。
存分に楽しんだ後は、お酒を飲む気もないまま上機嫌で寮に帰宅し、のんびりと日本酒でもチビリながら夜更かし。

気付けば土曜の充実を取り返すかのように、無為に過ごす日曜日を過ごして今に至ります。
ヤることいっぱいあるので、今晩からが本番なんですがね!!

秋を満喫する連休諸事

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、昼なお涼しく夜は肌寒い日々が定着してきた9月下旬。
10月に入れば、学会だ就活だと今の忙しさが更にブーストされる気がしてならない今日このごろ。

折角の3連休は諸々の事情も重なってお酒ばかり飲む日々と相成りました。


その初めはもちろん、土曜日のこと。
前日は研究室で夜更かしが捗り、3時過ぎまで色々やった挙句ほとんど寝ないまま朝は早めに7時起きです。
理由の半分は艦これですが、それはそれとして8時半には出発進行。目指すは久方ぶりの豊郷です。
列車を乗り継ぎ、彦根駅から近江鉄道に揺られてガタンゴトン。
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”中二病でも恋がしたい!”のラッピング電車に因果を感じながら、生憎とこの作品は見ていないのが残念なところ。
無事にほぼ目論見通りの時間に豊里駅に到着し、観光でこちらに来ていたヘクマティアル氏と合流です。
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そして来たるは、久方ぶりの豊郷小学校旧校舎群。相変わらずの校舎と相変わらずの部室。
白亜の校舎が青空に映える素晴らしさです! さすがにイベントもない日は落ち着きを取り戻してか、痛車もみかけませんでしたが、それでもコスプレイヤーは常時見かけましたし、それ以外にも同族と思しき見学者は常にちらほら。
等身大の可愛らしいパネルが追加されいたり、明治期の揚水用ポンプが復元展示されていたり……アニメs買うヒントは付かず離れずの距離感のまま、徐々にアップデートされ続けているのも好感の持てるところです。
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それにして、やはり純ちゃんは可愛い、実にいいです。

そんな次第で小学校を見学したら、そのまま徒歩で岡村本家へ移動開始です。
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小学校から酒蔵のある岡村本家まで徒歩で向かうのは初めてのこと。
道中、普段は車であるために見過ごすような交差点や町並みの面白みも発見しながらふらりふらりと向かいます。
例えば、ゴール直前で見かけた愛知神社。規模が大きいのか、神名の額は皇族の親書ですが、巫女さんも居なければ常駐の管理人も居ない様子。
神楽殿まで揃えた規模ですが、蜘蛛の巣が張る管理の微妙さ……季節のお祭だけ人々が集まるような土着の雰囲気があり、これはこれで面白いものでありました。

ちなみに今回も岡村本家の方では色々とお酒について教えていただき興味深い限り。
絵画やお猪口をはじめとする展示品の貴重さを会長直々に解説いただいたのもさる事ながら、最も面白かったのは昔のお酒に関する遊び道具の数々の話。
わざと置くことが出来ない形だったり穴が開いていて手を離せなかったりするエゲツナイお猪口や、大きさの異なるそれぞれの酒器とサイコロで飲む量を決めるアル中向けの遊びの話などなど。
良くも悪くも今後の参考になりそうな示唆に富んだ話を伺うことが出来ました。
加えて、種々の酒を試飲させていただいた上、帰りは駅まで来るまで送ってくださる至れり尽くせりぶり。
こちらが客の立場であったはずですが、あまりのおもてなしぶりには頭が上がらない程でありました。

そんなこんなで、豊郷を後にしたら次に向かったのは同じく滋賀県は大津市の石山。
ついったーの豊郷つながりでフォロワーさんであったあごきちさんのお住まいに飲み会がてらに訪問です。
彼の家は平屋建ての長屋の畳敷きのお部屋、様々なものを自前で作るクラフトマンな趣味人らしく、面白い小道具が転がる興味深いお部屋です。
そんなお部屋には同じく豊郷つながりのフォロワーのめたるかさんやりゅーせいさん、らすかるさん、そんちょさん、さやさん、夏みかんさんやその後友人方が順次集まり、餃子を焼いたりイカ刺しを食べたりしつつのお酒の会となりました。
驚くばかりは、その彼らの話と趣味の引き出しの多さに深さ。
私のようなにわか趣味人には及びもつかない様な様々なネタが飛び会、何れにしても深さも幅広さも私では到底敵わないものばかり。
どうすればこれほどのものに出来るのかと思うばかりの深い話を色々と聞きながら、お酒も進んで気付けば安定の寝落ちで子の晩は締めとなりました。


翌日は起き抜けから餃子の続きを食べたり、珈琲を飲んだりしながらまったりと過ごして、気付けば昼過ぎまでまったり過ごして14時を過ぎてから行動開始。
行動と言っても特にどこぞに行くというわけでもなく、大阪は梅田に向ってヨドバシカメラでセンサー系にゴミが付いてしまった一眼レフデジカメを預けたら、あとは大学時代の友人と合流して飲み会に向かうのみです。
この日は、いつもの大阪に住まう下宿生と徳島出の化学系の同期が相手。
化学系の同期は今は関東で働いているのですが、実家に帰省してたとかでそのついでに一緒に飲む流れとなった次第です。
そんな訳で、ふらりと梅田の繁華街をめぐって適当に飲み屋で一献。
仕事の話やらあることないこと色々と語って終電まで飲み明かして奈良へと帰宅致しました。



斯様な次第で色々とやっていた土日に対して、月曜日はのんびりと朝寝して同人誌の宅配で叩き起こされる退廃ぶり。
本格的に行動し始めたのは午後も15時を過ぎてからのことでした。
午後から、学内の友人達と連絡を取り合って取りあえず近場のスーパーで買い出しに。
サンマを買って学校に戻ったら、バーベキューセットを展開して炭火で火起こしです。
今年、ついにやっと長年の念願かなって「秋空の下、屋外で炭火でサンマを焼く」行為を実行できた次第!
天候に恵まれて空は青空。当然、ビールも日本酒も手配して……まさに理想的秋の飲み会のシチュエーション。
感無量とはまさにこのことです。
適当に声をかけて回ったところ、思いのほか人数も集まり8人ほどの所帯に。どさくさ紛れに女性も混ざっていて……途中で寝落ちして寒さで目を覚ますとこまでお約束の流れですが、それでも実に楽しくイイ飲み会をすることが出来ました。
この秋はもう思い残すことはないので、あとは研究に打ち込めると思えるほどのものでした。もっとも今は思ってますが、一晩明けたらどうなるかはまた別問題。知ったことではないですね。


そんなこんなで3晩にわたって飲み続けた三連休。
こればかりではよくないと思い、ヨドバシに寄ったついでに模型用の接着剤を購入です。
これで、先日組み上げたモーレツ宇宙海賊の弁天丸を再度組み直して接着です。月曜の午前中にさらっと寝ぼけ眼で仕上げたのですが、久方ぶりの模型遊びにすっかり熱が入って楽しいもの。
お次は8月に買ったBD箱の特典で付いてきたゾイドを組むか、何か鉄道か艦船に手を出すかといった気分です。
旅行だお酒だも良いですが、そろそろ季節も寒いですし懐事情も寂しい現実。
お家に篭ってチクチクと、高校以来の模型趣味も再開を考える段階に来てるなと、そんな気分です。

ただし明日からは学校。
レポートに学会準備に就活、遊んでる暇は割りと無い。

嵐の家族旅行

「来る来る詐欺」と揶揄された先々週のリベンジを果たすかの如く、本州に記録的豪雨をもたらして去ったこの週末の台風。
何の恨みがあって3連休に直撃した挙句、平日初日の火曜日に台風一過の快晴を置いていくのかと……天を恨むほど絶妙なタイミングで猛威を発揮したその嵐の中のこと。
これまた、何の因果か我が家は車で関西まで来て、奈良の辺りを家族旅行です。

本来であれば中止するのが道理なのかもしれませんが、折角合わせてしまった休みの日程と「まぁ何とかなるはず」の慢心で、今更後には引けない状況だったのが涙ぐましいところ。


そんな訳で3連休初日の土曜日、早朝から高速道路を奈良へと向かっていた家族が昼過ぎ頃に私の寮に到着です。
あれやこれやと好き勝手に評論し、適当なお土産を残して私も車に乗り込み、いざ家族旅行へ。

この日はまだ台風も遠く南の沖合に居たので、天気は降ったり止んだりの微妙にごきげんななめ程度。
車を奈良市街のこの晩の宿に預けて、ならまち界隈を散策です。
具体的にはお酒の試飲を梯子したり、元興寺の中に入ろうとして気付いたら入門時間が過ぎていたり……概ねそんな感じ。


一夜明けて、日曜日はいよいよ持って雨が脅威となってきましたが、午前中はまだ誤差の範囲内。
車で市街から離れて西の京地域へ。
向かったのは唐招提寺、古代中国の高僧鑑真を日本に招聘して建てられた、教科書にも載る歴史あるお寺です。
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わびさびを感じさせる地味な伽藍が魅惑的ながら、建立当時の伽藍は朱塗りの柱と青系の格子で彩られた綺羅びやかなものだったのだとか。
塗装も落ちる時の長さに時代を感じさせます。

その色が落ちる前の伽藍に(多分)イメージが近いのが、唐招提寺から歩いて5分ほどの薬師寺。
薬師三尊像なるこれまた高名な国宝を本尊とする寺院です。
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再建された紅白の金堂と講堂が目麗しいところ。生憎と仏塔は更新工事中でしたが……保存のためには致し方ないことでしょう。

西の京でお寺2つを拝観したら、次は進路を南へ向け、奈良盆地南部の橿原、今井町の町並み保存地区へ。
この車の移動中から徐々に雨も本気を出し始めて、洒落にならない状況になってきます。
具体的には傘だけではどうにもカメラを守りきれないので、一眼レフを諦めてコンパクトカメラのみで写真を撮らざるをえない程度。
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そんな中で今井町の町並み保存館を見学してから、路地へ入り数軒の保存家屋を見学。
とは言え、木造の町並みは湿ってくると風情を醸し出すのでなかなか乙なもの。
路地を眺め、域内の茶屋で昼食をとってから次の目的地へと移りました。

向かったのは同じく奈良盆地南部のほとんど辺縁、明日香村の石舞台古墳。
この一帯は、昨年も個人的に行ってたのですが「教科書に載る遺跡」ということで外せないだろうとの判断です。
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土砂降りの中ですが、高松塚古墳も続けて見学。
本来であれば自転車でふらふらと奇石群や田園風景も楽しみながら回りたいところですが、そういう状況でもなかったので車で点と点の移動でした。

そしてこの日の宿は、このまま更に進路を南にとった吉野山の中の旅館です。
吉野山の一体は、金峰山寺を中心とした修験道のための山岳都市。かつては天武天皇や南北朝時代の南朝などなど--畿内を伺う抵抗勢力が立てこもるような堅固な地形とそれなりに豊かな経済を両立させていた地域です。
山道をグネグネと進んでいくと突如、山の峰に沿って温泉街と寺社仏閣が立ち並ぶ一帯が現れるのですから、道中はなかなかの感動です。
是非とも散策に行きたいところだったのですが、日曜日のこの頃には麓の吉野川も濁流に変わり、京都や大阪ではいよいよ持って避難命令まで出始める状況。
流石にどうしようもなく宿でまったりと過ごすことと相成りました。


そんな訳で、起きたらなんだか凄く凄いことになっていた月曜日。
近畿の雨のピークは夜中に過ぎ去り、朝には落ち着きを取り戻して、朝食を食べて完全に目が冷めてきた頃にはどうにか雨も小康状態になってくれたので、ふらりと街を散策です。
初めに向かったのは吉野の中心、金峰山寺。
またしても創建は役行者との伝承、なんというか……どこに行っても役行者の足跡を見る気がします、恐ろしい。
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古代より熊野に連なる神聖な地として、無視できない勢力を誇ってきただけに、そのお堂も立派な限りです。

余談ながら、このお寺の裏手に脳天大神なる頭脳の神様が祭ってあるのですが、そこへ向かう道中が大変なことに。
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雨であふれたのか、普段であれば小川と思われる水路が溢れかえり、参道が滝のような有り様でした。

続けて、吉水神社へ。
かつて後醍醐天皇が足利尊氏と対立し京都を追われた後に玉座を置いたと言われる土地。
当時はお寺だったそうですが、明治期の混乱の結果、今は神社の体をなしているのだとか。
併設の書院は源義経が潜伏し、豊臣秀吉の花見とも関わりがあるというなかなか由緒有るものです。
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ただ最も気になったのは先日のコラボ企画が残したアニメ咲の絵馬群……どこにでも現れるからオタクと役小角には勝てる気がしないですね。

ここから次は市街を後にして少しだけ更に山中へ。
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曲がりくねった細い道を10分強進むと至るは、吉野水分神社です。
水分とは”みくまり”と読んで、分水嶺を表す古語です。
由緒は不明ですが、山中のこと。どこかの分水嶺だかの水神さんを祭ったものなのでしょう。
生憎と管理人には出くわさず御朱印をもらいそこねましたが、霧に包まれたその雰囲気はまさに神聖そのもの。
下手なことしたら罰が当たりそうな雰囲気が強くありました。

ちなみにこの水分神社へ向かう道中、非常に景色の良い所があります。
吉野の町やその向こうに連なる山々が遠望出来るので、如何に吉野の市街が特殊な立地にあるかがわかります。
ひときわ大きい建物が、金峯山寺の建築物。
またわかりにくいですが写真下方の道がこの晩の大雨でごっそりと崩れ落ちています。
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道が流れては仕方ないので、迂回路で吉野から麓まで下山。
途中、近くを通ったので吉野神宮に参拝です。吉野神宮は後醍醐天皇を祭神とした明治期の神社。
建立時期が近いのか、橿原神宮と似たような印象を受ける荘厳ながらも人工的な雰囲気をまとった神社でありました。

そしてこの後は、諸々の事情……具体的には通行止めの道が多くて回り道が多かったので、駆け足気味の観光になります。
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大神神社と石上神宮、山の辺の道にまつわる大社2と、中間に合った箸墓古墳を見学です。
この頃には雨はすっかりやんで台風一過の晴れ間が青空へと変わっていきました。

二社を参ったら、再び奈良市街に舞い戻り国宝十二神将がある新薬師寺を拝観。
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そして家族は再びならまち界隈に繰り出してお土産物の物色をするとのことなので、ふらふらと市街でアニメイトに寄ったりしながらまったり過ごしているうちに、夕暮れを迎えました。
台風が空気中の塵をすっかり洗い落としたのか、この日の夕焼けはひどく綺麗なもの。
鏡のような猿沢池の水面と相まって、その光景はとてもきれいなものでした。

なお、この日の晩も宿に一泊して、火曜の朝に私は寮へ帰還。
そのまま授業をうける流れと相成りました。


そんなこんなで、家族旅行という性質もあってかなり駆け足となった奈良観光。
ただ、吉野の山など、そうでもしないと訪れる機会もなかったので良かったのかもしれません。
出来ることなら、機会を見つけてもう少しのんびりめぐりたいところですが……それはまたのこと。

それよりもこの休暇ですっかり狂った生活リズムを整え直すほうが急務でしょう。
艦これとか研究とか……ここ数日すっかり触れなかったものが一杯です。

初秋の在宅週末のこと

酷暑もすっかり過去のものとなり、長い秋雨の曇り空ばかりが続く9月上旬。
授業も始まりましたが、研究も本格化して急に忙しさが増した感覚で平日が過ぎていきます。
どさくさ紛れに就活の準備編まで影を落とし始めて……時が経つのは恐ろしいものです。

そんな次第で、わりかし忙し目立った平日と打って変わって、特に予定も無いままのこの週末。
お出かけする程の余裕もなければ、天気もぐずり気味で外出圧力も控えめ。
土曜も日曜も正午を過ぎてからの起床となったので、そのままのんびりとお部屋で音楽をかけてゲームをしたり読書をしたり。

折角なので、久々に模型遊びにも手を出してみたりした次第。
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もう半年近く前に購入して放ったらかしとなっていたモーレツ宇宙海賊の海賊船、弁天丸です。
接着剤不要でパーツ数も少ないチョロいモデルだと思って、軽い気持ちで午後から作ってみたのですが、これがなかなか曲者。
久しぶり過ぎたせいか、迂闊に部品を切ってしまったり、ランナーからの切り残しをヤスリで削らないとスッキリ収まらなかったりと、どんちゃん騒ぎです。
固定の方もなんだかんだで接着剤なしでは不安な部分も多かったのですが、準備してなかったのでもはやお手上げ。
ニッパーとヤスリとマスキングテープだけで、随分と無理矢理に形にした有り様でした。
むしろ、ちゃんと一応の完成を見ただけでも御の字といったところ。
いずれ、接着剤を買って固定し直したいところですね。

ただ久々の模型遊び、なかなかどうして半日マルっとお潰して楽しめたので、また他のもやってみたい気分になってきました。
模型もいいお値段するはずですが、機材さえ揃えれば案外、外ほっつき歩いてるよりも安上がりかも知れませんしね。


ところで、全く関係ないですが模型を撮っているときにカメラのセンサ面にゴミがくっついてる可能性が浮上。
ブロアで吹いたり、センサクリーニング機能使ったりしたのですが、どうにもならない様子。
さしあたり、青空でも撮らない限りは致命的に目立つものでもないですが、気付いてしまったからにはどうにも気分が悪いので、そのうち点検に出す予定です。
予算カツカツと嘯いているときに限って、これですから参ってしまいます……。

紀州巡遊の話・那智の土曜日

気付けば8月は終焉を迎え、再び平常日程が9月という看板を掲げて帰ってきたこの週末。
台風直撃などと天気予報では煽られていたのですが、いつの間にやら温帯低気圧に化けてしまい文字通り嵐などどこ吹く風。
それでも亡き嵐の置き土産は、降ったり止んだりの悩ましい空をもたらし、夏休み最後の週末を難儀なものとしてくれました。


天気は生憎のスリル満点な有り様ですが、それでも宿をとってしまったからには行かない訳には行かないのが人の性。
雨なら雨なりの風情が、降りそうで降らないならそれなりのドキドキ感が、晴れてくれたらそれはもう儲けもの。
この土曜日は、早朝から天王寺で下宿生と合流して彼の18きっぷで阪和線に乗車。
一路、進路を南東に。紀州は南の熊野観光に行ってきました。
行程は1泊2日。那智の土曜とバスの日曜日


和歌山にて阪和線から紀勢線に乗り換え、海沿いを走る眺望素晴らしき列車をうたた寝混じりに乗り継ぎ、南へ東へ。
海の見える駅で運転停車中に降りたホームで潮風を満喫。
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本州最南端の串本駅も乗り継ぎで通りぬけ、途中駅では行き違いの特急列車をカメラに収めてみたりと、楽しい鈍行旅。
都合6時間半かけて、辿り着いたのは国内有数のマグロ水揚げ港にして那智観光の拠点、那智勝浦。
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ここからバスに乗り換えて内陸に向かいますが、乗り継ぎに時間があったので先にお昼ごはん。
駅前の食堂にてマグロ丼をいただいて、お腹を満足させたらちょうどいい頃合いで出発です。

バスは海沿いを那智駅まで線路と並走して走り、そこから補陀洛山寺の脇を抜けて山中へ。
20分ほどゴトゴト揺られたら、目的のバス停、大門坂で下車です。
ここから、熊野那智大社までは熊野古道を徒歩で進みます。怪しい空模様も幸いに青空がチラリ。再びグズる前に突破してしまいましょう。
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道中の風情ある家屋は実際、現役の住居。写真を撮ろうかとカメラを構えようとした瞬間に、住人が出てきて危うく気不味くなり掛けた瞬間も。
油断大敵です。
路地を過ぎたら、その先は見上げるような木々が並ぶ森の道。道行く人と比べると、なんだか遠近感がおかしくなっている気がするほどのスケール感です。
また、足元の石畳が思いのほか、凸凹しており歩きにくい状態。おそらくは草鞋や足袋のような、裸足に近い足向けの作りなのでしょう、底の固いスニーカーでは足元が安定せず滑りそうになることがしばしばでした。
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そんな有り様で、地図で想定したより体力を消耗しながらも、どうにか那智山の参道に到達。
パワースポットのお出迎えで、ホッと一息。
やたらな那智黒推しや、碁の黒石やら墨やらとちょっと活用できない特産品の並ぶ参道を過ぎて、鳥居をくぐって参道を登れば、無事に社殿に到着です。
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綺麗に整備された朱塗りの社殿が眩しいと思ったら、ここに来てしとしとと雨が降り始めます。
古道で降られたらひとたまりもなかったと幸運を喜ぶべきか、そもそも雨が降ったことを嘆じるべきかは……難しいところです。

ちなみに那智大社は熊野三山では比較的新しい社。元は禊や山岳修行のための那智の滝が、神格化したものなのだとか。
古い信仰の遺跡も残ってそうですが、雨宿りがてらに入った宝物殿でも余りそういう話は見なかったのが不思議なところ。
代わりに経筒や曼荼羅など仏教関連の展示が多数あるなど、神仏混合時代の歴史の長さを感じさせるものが多数。
その信仰の根は偉大で深いのか、今も社の隣、滝と本殿の間には青岸渡寺というお寺が建っています。
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神社の見晴らし台から、仏塔越しに神聖なる滝を見るのも不思議な構図ですが、これが神仏分離以前の本来の日本らしい構図なのかもしれません。

ところで、全く余談ですがこの手の神社には縁のある軍艦の展示があることがしばしば。
那珂川ほとりの大洗磯前神社に軽巡「那珂」の慰霊碑があるのは今流行のわかりやすい例でしょ。
那智山といえば艦これでお気に入りの重巡「那智」さん。関連の文物がないものかと内心期待していたのですが……残念ながら、どうにも見当たらなかったことだけ、ここに記しておきます。

雨が小康状態になったらお寺に参拝してから茶屋で一休みして、那智の滝の方も参拝に。
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なんの前知識もなく訪れてみると、そこにあったのは工事中の滝という予想外の光景です。
最近、式年遷宮や社殿の補修やら何やらと、工事中の神社に出くわすことはしばしばでしたが、まさか社殿のないココで出くわすとは予想だにしない衝撃です。
水害とやらでやられた足場の修復なのだとか。「水神さんが水害とか!」とツイッターに書き込もうとしたら、にわかに雨脚が強くなったので、罰当たりな煽りはよくよく考えてからした方が良いのかもしれません。
懲りずに拝観料を払って滝見台まで行ったのですが、ここでツイッターに件のつぶやきを残したら、戻りがけに石段で足を滑らせかけたのはきっと偶然です。

滝見の後は参道を経由して大社前のバス停へ。
時刻は16時半を回ったぐらいだったのですが、参道沿いの土産物店は軒並み閉店済み。
帰りがけに今宵の酒を……と思っていたのですが、見事に当てが外れて雨のなか、のんびりとバス待ち。トタン屋根を雨が打つ音を聞きながら、山並みにかかる雲を眺めてると、本当に山奥まで来たんだなと風情を感じて悪い気はせずに済みました。
勝浦の中心街へ戻ったあとは、幸いに開いていた土産物屋さんで物資買い出し。随分のんびりとしたアバウトな応対のお店の方に面食らいましたが、買物金額の計算を一緒に確認したり、折角だからとオマケを付けてもらったりと、個人経営のおおらかさが楽しくなるお店で、お酒の調達完了。

買い出しの次は夕飯。適当に町中を回って見つけた飲み屋へ入ってみると、驚いたことに座敷席は殆ど予約で埋まっており、私ら2人はカウンター席へ。
地場の刺し身とビールを注文してから、メニューを確認するとくじら料理やマグロを使った変わり種がチラリホラリ。
折角なのでと、クジラの竜田揚げやベーコンとおばきに、マグロの血合いの竜田揚げや”何かの”南蛮漬けなどなど、普段は食べれないものを和歌山の地酒と合わせて注文です。
クジラは相変わらずなんとも言い難いサッパリ感がありましたが、今まで食べた中では一番美味しかった次第。流石は捕鯨の本場といったところでしょうか。同行の下宿生は随分と気に入ったようでありました。
血合いの方は初めての代物でしたが、これまた割とさっぱりしてて美味。他の料理も美味しく、なかなか辺りのお店だったなと思いつつ、改めて店内に目を向けると、そこは席は全て埋まっているにも関わらず時折新しいお客さんが来ては残念そうに帰っていく繁盛店ではありませんか。

どうにも運が良かったようで、絶妙なタイミングで滑りこむことが出来た模様。今回の旅行の最上の戦果だったのかもしれません。
酒も美味しく、気を良くして随分と飲んでしまったのもしょうが無いことです。

気持よく飲んで酔ったら、その後はこの日の温泉宿へ。
素泊まりプランで早々にチェックインしたら、さっさと荷を解いてすぐさま露天風呂へ。
真っ暗で景色もへったくれもありませんでしたが、海に面した解放感に浸りながらお風呂はいいものです。
何故か他にお客さんもおらず貸切状態だったので、広いお風呂で久しぶりに泳いでみたりとちょっとしたマナー違反もしてしまいましたが、致し方ないことです。
風呂あがりは、部屋で二次会をしながら翌日の作戦会議をして日をまたいでいきました。


バスの日曜日→

紀州巡遊の話・バスの日曜日

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しこたま日本酒を飲んで、いい具合な喉の渇きで目覚めた日曜日。
この日もちょっと早めに6時半には起床して、朝風呂を浴び、7時過ぎには宿をチェックアウトして出発です。

再び紀勢線に乗車して、向かうは勝浦から更に東の町、新宮です。
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ここは熊野の新宮、熊野速玉大社の鎮座地にして山中の本宮へ向かう最寄り駅。
駅の構内からして、熊野三山を推す装飾がなされている熊野観光の中心都市です。

幸いに速玉大社の方は駅から徒歩圏内にあるので、まずはそちらから参拝へ。
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境内地の広さ自体は余り大したものでもないのですが、こちらの社殿も朱塗りが麗しい限り。
この日も午前中は空がぐずり気味。移動中は何とかもったものの、境内に入った途端にしとしとと雨が降り始めてしまいました。
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致し方ないので手早く参拝して、ご神木の下で雨宿り。雨に濡れた社殿は鮮やかさが増していいものです。
そのまま、ぼんやりと社殿の方を眺め、山伏姿の人が列をなして本殿に入るのとすれ違いに境内を後にしました。通りすがり、これが修験道なのか~と感心したのですが、駐車場に目をやるとどう見ても彼らのらしき車が数台。修験者も車移動の時代かと……何故か軽くスルーできなかった自分が悔しいです……。

ちなみに雨の方は未だしとしとブリだったのですが、この駐車場を通ったくらいで急に本降りに! 慌てて、近場のお土産物屋さんに駆け込み雨宿りするハメに。
結局、雨が上がるまで10分以上、お店の方と世間話をしながら留まる事になり、手ぶらではお店を出れないとみかんジュースを購入して次の目的地に出立しました。
余談に余談を重ねてこの時買ったジュース、普段食べてるみかんをそのまま液体にしたような味わい。美味しいとこだけを抽出したとかそんな甘えたことはしない、非常にみかんなジュースでなかなか良い衝撃的な飲み物でありました。

速玉大社の次に向かったのは、新宮旧市街の山際にある神倉神社。
熊野の神が初めに降り立ったとされる磐座を祭ったお社とのこと。そのような神社があるとは全く知らなかったのですが、速玉大社で御朱印をもらったときに教えていただいたので、折角なら寄って行こうと思った次第です。
ゲームの背景にでもなりそうな趣ある路地を抜けてオシャレな小学校の近く。用水路に渡された朱塗りの橋の向こうが予定の社でした。
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しかしながら、境内に入り社務所の横を抜けて参道の鳥居を見て愕然です。
鳥居の向こうは転落待ったなしの急斜面。行く手を阻む賽銭箱の言い知れぬオーラ。
それでも普段なら好奇心の赴くままに推して参るのですが、時計を見れば本宮へ向かうバスの時間ももう真近。
流石に条件が悪すぎると自分に言い聞かせ、今回はここで参拝してよしとすることに致しました。

駅へ向かう途中、念のため境内地の辺りを確認すると山のほとんど頂上に社殿らしき赤い建物が目に入りました。
行っていけなくはないでしょうが、時間に余裕が無いときに無理するものではないと再確認。
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そんな次第でちょっと寄り道が過ぎて、時間詰まり気味のままバスに滑り込みます。
乗るのは新宮発大和八木行きの日本で最も営業距離が長い路線バス。10時前に出発して終点への到着は16時をすぎるというとんでもない路線バスです。
ただし、今回の乗車は区間のほんの初めの部分、新宮駅から熊野本宮大社までの1時間半ほどの道のりです。

道中は運転席すぐ後ろの席に陣取ったため、道すがら運転手さんより一昨年の水害のことや本宮近隣の温泉のことなど色々とお話をしていただきました。
山中へと向かうバスは車窓も霧のかかる深山や水害の爪あと残る大河、温泉街等など……旅行冥利に尽きる退屈しないままに過ごしてあっという間に到着です。
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本宮大社は熊野三山の最も山奥にある一社、本宮というのですから一番格上なのでしょうが特に詳しい話はわかりません。
雨も止んで日が射したムアっと蒸し暑い中での参拝。汗を垂らしながら神を拝み、続いて旧境内地も参拝です。
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大斎原と呼ばれる明治以前の境内地は、水害で跡形もなく流されてしまい今は後から建てた鳥居と小さな祠が残るのみ。
本宮本体と違い、観光客も少なく静かな広場が広がるのみで、落ち着いた公園にいるような雰囲気がありました。

本宮の参拝を終えたら、再び鉄道の駅へ向けてバスに乗車。
今度のバスは新宮駅ではなく紀伊田辺駅へ向かう路線。列車本数の都合と熊野三山を回りたい欲求から、前日に時刻表とにらめっこして見出した自称画期的ルートです。
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行程は都合2時間。熊野古道の中辺路を辿るようにバスは山中を抜けて行くのですが、途中で眠りこけてしまい余り覚えていないのが勿体無いところです。
気付けば行程も半分を過ぎたところでのトイレ休憩。路線バスにトイレ休憩もなかなか画期的な事象ですが、次に目がさめたのは紀伊田辺駅だったのもなかなかワープ感覚でありました。

紀伊田辺駅からは再び紀勢線に乗り込み、次の下車駅は御坊駅。今度はここから、紀州鉄道線に乗換えです。
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紀州鉄道線は日本でも屈指の路線の短さを誇るローカル私鉄。営業係数もとんでもない事になってるとウィキペディアには書いてありましたが、やってきた車両もかなりのインパクト。
色々とローカル線に乗ってきたつもりでしたが、レールバスの実物に乗るのは実は初めての経験です。
そんな初めてのレールバスは内装も趣があって印象的でしたが、それ以上に車内の張り紙曰く「クーラーが故障しています」の無慈悲な通告が衝撃的でありました。
意を決して乗ってみると、それは外よりも蒸し暑いその車内。これで営業運転かと思うと、一人勝手に銚子電鉄にも引けをとらないギリギリ感を感じてしまいました。

そんな魅惑的なレールバスに揺られて10分程。行って来たるは終点の西御坊駅。
決して長身ではない私でも天井の低さを感じる、寸法的な意味で妙にコンパクトな駅が特徴的な終点です。
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駅前の踏切から今きたレールを眺めると、これが現役の路線かと思ってしまう草の茂りぶり。これでも時間1本程度は運行されているのですから、本数自体は極端に少ないわけではないはずです。
恐らく車重が軽いせいなのかと考察しますが、駅の向こうに続く廃線跡と大差ない見た目なのはやはり不思議な気分となります。
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さて、ここまで来た目的は単にローカル線に乗りたいだけなら一人旅でやればいいもの。
ここでの目的の主眼は、同行の下宿生によるTVアニメ”Air”の聖地巡礼です。曰く、西御坊駅から西へ行った美浜町一帯が舞台になったのだとか。ここ西御坊駅の廃線跡も出てきていたので、半ば聖地巡礼のためのローカル線乗車でありました。
続いて向かったのは、ここから目的の美浜町の煙樹ヶ浜。交通手段は特に無いので、立派な松林の中を徒歩で向かって浜伝いに海を鑑賞です。
余談ながらこの海岸、私らと似たような風体の聖地巡礼の人らがもう一組。
もう随分昔の作品のはずですが、今でも資料を持って訪れる人が私ら以外にもいるのはちょっと驚き。Airの人気の根深さを感じます。
もっとも生憎と私の方はTV版のAirを見てないので、どの辺りのものが出てきたのか把握できませんでしたが。
ただ、広い砂利の海岸と大きな松原は絶景そのもの。これで晴れていたら、さぞ夕日の綺麗な申し分ない環境だったことでしょう……惜しいものです。
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どこまで行っても海岸線は続くので、海際の神社があるところで今回は切り上げに。
いい具合にバス停もあり、10分ほどで御坊駅へ行くバスが来るようなので、これにて帰路につくことと致しました。


斯様な次第で駅へと戻ったら、流石に後は帰るばかり。
紀勢線から阪和線、大阪環状線と近鉄を乗り継いで奈良の寮へと帰還致しました。

そんなこんなで1泊2日で一息に熊野三山を抜けたこの週末。
金銭面もさることながら、思いのほか体力を消耗してしまったのが痛いところ。
月曜の朝が辛かったのはご愛嬌です。
その分、楽しかったのでいいのですが! ついに貯金に手を付けてしまったのは我ながら大反省会が必要です。

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