月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


上野観光と友人邸の話

中秋の名月は台風に覆い隠されて、外でお団子どころか中に居ても家鳴りに見舞われる9月末。
明日から10月、1年も残り1/4です……まだ1/4もあります、結構先は長いですよね。
秋なので秋らしいことがしたいですが、果たして手が回るか否かが問題なところ。


そんな9月最後の週末は同期会を残業で遅刻し、二次会から合流する形でスタートです。
1次会で出来上がって満腹の同期をシリ目に独りで呷るビールの何とも言えない感はアレですが、駅前の飲み屋でボチボチとうわさ話などしていい具合にほろ酔い。
終電も去って実家に帰らず寮に戻ったら、PCをつけっぱなしのまま寝落ちして土曜を迎えることとなりました。

そんなこんなで土曜日は夕方から予定があったので、逆算して昼過ぎからふらっと上野観光へ。
目的地は国立科学博物館だったのですが、初めて訪れる上野公園についテンションが上がってしまいあっちへこっちへふらりふらり。
人の流れにつられて明後日の方向へ向かい、目に入った鳥居に惹かれて上野東照宮を参拝。
危うく隣の動物園に入ってしまいかけたりして、ようやく科博に到着しました。
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上野公園が初めてだけに当然ながら国立科学博物館も初入館。
初めに最近、色々と好評らしいと評判の元素のふしぎ展を見物です。
どうやら、ふしぎ展最後の週末だったらしく館内は思った以上の混雑ぶり。
意外とカップルが多かったことにSAN値削られそうになりながらも、様々な元素の単体が見れる貴重な機会だけに存分に勉強させてもらいました。
特に反応性の高いアルカリ金属の単体は、なかなかお目にする機会がないだけに、個人的には興味深いものでした。

ふしぎ展のあとは折角の機会なので常設展の方もちらっと散策。
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博物館というものを完全に侮っていました。
ちょっと夕方までのつもりで中に入ったところ、ワンフロアだけでも一つの博物館になるんじゃないかというほどの物量。
それが何フロアもあるのですから、とても今日だけで見て回れるものじゃないと、入って早々に観念です。
折よくボランティアによるガイドツアーがあるということだったので、それにくっついて行く方に方針変更。
ツアーは1時間強の合間に博物館の機能について概説しながら、主だった展示だけに的を絞って見て回るダイジェスト仕様でしたが、時間的にも内容的にも調度良い”偵察”になった感じで面白かった次第。
また、機会を見て丸一日ほどかけて見物したいところです。



博物館見物を終えたら、この日はその足でいつもの横浜を通り越して戸塚まで移動です。
ツイッターのフォロワーの鮟鱇さんが今年から進学により関東に転居してきたので、遊びに行く事になった次第。
いつか遊びに行こう行こうと言い始めてから、都合がつくまでの間に半年が経過してしまいました。
忙しいは本当に罪です。

この日の面子は同じくツイッタ繋がりのまっつんさんとヘクマティアルさん。
微妙に家主以外は年齢層の高い面々で駅前に集合し、ビールやら日本酒やらと飲み会の準備を買い出しをしたら、鮟鱇邸に到着です。
宴会の中身は普段の学生仲間と変わらぬところ。将来を煽ったりネットの話題だったり……いつもと違う面子、違う場所ですが、何だか初めてではないような不思議な感覚で、ついついお酒も進み例によって寝落ちしてしまいました。
ところが今回はこれで終わらず、気付くと日付が変わってまっつんさんが帰宅し、代わりにフォロワーのまさきさんが居る状況。
アレ? どうして? と思いながらも何となく順応してそのまま飲み直してしまったのが行けなかったのでしょうか。
翌朝は酷い二日酔いのザマ。日曜日は青息吐息で何とか実家まで戻ったものの、そこでダウンしてしまい、唸っている間に休日が終わってしまいました。

飲み過ぎて痛い目を見た話をしながら飲み過ぎたのですから因果な話です!
翌日の夕方まで響いた二日酔いとか、実に久しぶり。
二度とやるもんか思い、やっとやらなくなってきたと思っていた頃合いだったのですが、やっぱり酷いものです。
むしろこうなるまで飲めてしまう体力が未だに残ってたことに驚くほど……もう、次はないといいのですが。

彼岸夜酒

外出続きでいい加減に懐も寂しくなっていたこの週末。
折よく、お彼岸を迎えたので祖父の墓参りにと静岡の親の実家に帰省です。

どう言う風の吹き回しか、えらく真面目に終電間際まで働いてしまい、大急ぎで駅に向かって実家で車と親を捕捉して、静岡へ着いたのは3時過ぎのこと。
まさかこんな深夜のドライブをするハメになるとは想像だにしませんでしたが「早起きだけはしたくない」一心です。
同じ睡眠時間でも3時4時まで夜更かしして昼過ぎまで寝ているのは休日らしくとも、朝方に起きて車を運転するのには耐えられる自信がなかった次第。
社壊人になって1年半を超えようとしてますが、未だに朝型生活だけは適応不足なのが辛いところです。
もっとも、寝て起きたら未だ8時半、二度寝しても10時過ぎ。朝型化してるのか、単に長く寝れないだけなのか……。


ちなみに静岡では例によって例のごとく、庭木の剪定やら叔母と親父と刺身と日本酒で酒盛りとか。
紀行番組でも見ながら、仕事のことやらなんやらと、生々しくてなかなか普段は話せない話題を肴にあれこれです。
お酒は先日の北海道旅行で買ってきた地酒と、静岡の地酒が一本ずつ。
北海道の地酒は何年か前、初めて北海道に渡った時に初めて自分で選んでお土産用に買った思い出深い銘柄。
当時はお酒の味も今ひとつわからず、何となく格好付けで買った面もありましたが、友人とのBBQの時に何とか頑張って飲んだ思い出。
改めてじっくり呑んでみると思った以上に飲みやすく、こんな軽くイケてしまう代物だったろうかと不思議になってしまうほど。
当時はビールもあまり飲めませんでしたし、こんな当たりでも年月の経過を感じてしまいます。
――なんて話もしながら、くいくいと飲んでいたら酔いの回りも早く日付が変わる前には、全員揃って寝落ちしてしまう有様でした。


そんなこんなでこのところは懐古ばかりしてしまう次第。
大学時代は懐古しないと心がけていたのですが、最近ますますARIAの「オレンジの日々」のエピソードが重く感じられてしまう感覚です。
このままでは行けないと思いつつ、どうなることか。

初秋の津軽渡海行・本州の日

季節も巡ってようやく昼の暑さも落ち着き始めた頃合い。
仕事が積もって首が回らなくなり始め、ただひたすら待ち焦がれるばかりであった3連休。

そういえば今年はまだ東北に行ってないと思い立ち、珍しく一週間も前から手配や準備を初めてちょっと北までお出かけしてきました。


気分と諸々の都合で日程は一泊二日。本州の日と北海道の日の二分割です。

少々残業気味で仕事を終え寮で青息吐息のまま眠り、朝を迎えた土曜日。
バスはおろか人影も疎らな午前5時から、現実を見せつける部屋を出てまずは東京駅に向かいます。
朝一番の東北新幹線に乗り込んだら、早起きにうつらうつらしながら一路、新青森駅へ。
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新青森駅から2分の乗り継ぎで土休日限定の快速「リゾートあすなろ下北」に乗り換えです。
本来はこの列車、青森駅で後続列車を待ってから出発する設定なので、慌てることもなかったのですが、折角乗り換え出来てしまったのは仕方ない。
青森駅で出来た乗り継ぎ待ちの余裕で、朝食の駅そばを食べておつまみとビールを購入したら、後は乗っているだけで下北駅へ一直線です。
7時過ぎの東京駅から、あれよあれよと1回の乗り換えと半日足らずの時間でもう最果て近き陸奥湾岸へ。
あまりにもあっさり過ぎて、旅の感慨もなく電車賃以外は「ちょっとお出かけ」の感覚でもう下北駅へ到着です。
昨年の冬に津軽半島に行った時も思いましたが、新幹線の偉大さも過ぎるものです……。
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下北駅からは路線バスにゆらり揺られて恐山へ。
町を外れて鬱蒼とした森の中に入ると、バスの案内も恐山の紹介に変わり始め、ようやく旅の風情が出てきたというものです。
バスは沿道に地蔵が立つ参詣道を進むと、急に森が開けて左手に湖が見えてきます。暫く行って三途の川を渡って霊場に到着です。
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入山料を払って立派な山門をくぐり、本堂と地蔵殿にお参りしたら、いざ地獄めぐりの観光です。

煙を吐く岩や硫黄まみれの穴、あちこちに積み上げられた石や仏像に供えられた風車。
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この独特な雰囲気の中では私のような観光客も大人しくなり、境内は静けさに包まれていて良いものです。
死者が登るという鶏頭山の麓の木には、死者が使うためにと手ぬぐいや草鞋が結び付けられているのだとか。
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湖岸に出て山を眺められる場所に来れば、文字通り風の音だけが聴こえる様な静けさ。
休憩用のベンチに腰掛けたら、いつまでも風景を眺めて居られそうで、つい帰りのバスの時間までのんびり寛いでしまいました。
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帰り際に気になった霊場アイスを購入し、バスの出発ギリギリに食べきったら、再び麓へ戻りました。

今度は下北駅までは戻らず、むつバスターミナルで途中下車。
ここにて更に北へ向かうバスへと乗換えです。
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3階建てのターミナルは窓口まであるこの辺りのバスの一大拠点。待合室まで風情があって良い感じでした。
ついでに乗り換えまでは少し時間があったので、ふらりと周囲のスーパーやら物産館やらを見物。
所変われば品変わるとスーパーの売り物見物が面白いのですが、郷土料理の味噌貝焼き用にと綺麗に洗われたホタテの貝殻(!)が売り物だったのには驚きました。

そんなこんなで乗り込んだバスは下北半島の北辺をなぞるように走り、本州の北の果て、大間崎まで連れて行ってくれました。
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ちなみにバスで大間崎に降りたのは私だけでしたが、お客さんは他にもちらほら。
大きなバイクのツーリスト風の人や、レンタカーのカップル、よくわからない一人のおじさん……日没も差し迫り薄暗くなってきた大間崎は良い感じの最果て感です。
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閉店間際の土産物店に駆け込んで、店のおばあさんの試食攻勢に負けて土産と地酒のカップを買ったら、広場の階段に腰掛けてゆっくり日没を眺めながら一杯と洒落こみました。


日没後はフェリーターミナル近くの予約したホテルまで、ぶらり徒歩移動。
道中でご飯でもと思ったのですが、お店どころか人通り、車通りも殆ど無い有様。家々からは人の気配がするのに、外は静まり返った不思議な空気には、本当に遠くまで来たのだと思わずワクワクしてしまいました。
結局、ホテルのレストランで夕食を摂りふらりと外に出て星を眺めたりしながら、夜は日付の変わる前に就寝と致しました。

北海道の日→

初秋の津軽渡海行・北海道の日

←本州の日


大間の宿でテレビを眺めながら一泊したら、この日もちょっと早めの朝6時には起床し行動開始。
朝のニュースが「道内の話題」だったことから、見ていたのが青森県のTV局ではなく北海道のTV局だった事に気付いたり……そんな感じで出発です。

まずは津軽海峡フェリーの大間のターミナルへ向かい、乗船券を発行。
乗船時間までターミナル内のお土産物店でふわりと時間つぶしをしたら、出港の20分前から乗船開始です。
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船内は幸か不幸か丈夫甲板が一般開放されてない構造。青空の下で朝からビールでもと目論んでいたのですが、見事に当てが外れて、潮風に当たれるのは両舷の通路と後部だけ。
致し方ないので二等船室のカーペットで二度寝といきましょう。
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外を見やれば秋口の北の海でも、夏の雲がモクモクと立ち上る気持ちのよい空模様。
一方、内では家族連れが据付のテレビで宇宙兄弟を視聴中。実に平和です。
私も家族連れに混ざって宇宙兄弟を眺めながらうつらうつら。気が付いたら時計の針は進み画面はプリキュアに切り変わっていました。
何だかプリキュアのために起きた人みたいな雰囲気でちょっと居た堪れない気分になりながらも、すぐに開き直って久しぶりに朝アニメ鑑賞していた頃、船は無事に函館港に到着です。
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函館港からシャトルバスで函館駅に向かい、路面電車に乗り換えてとりあえず終点の函館どつく前まで移動です。
路面電車を降りたら、ここからは観光案内所で手に入れた地図を頼りにぶらりと名所を巡りながら函館駅方面へ戻っていく作戦です。
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海を望む階段状の路地を抜けて外国人墓地へ。
少し東へ移動し、坂を登って旧ロシア領事館の洋館脇から見える景色に感嘆したり。
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街並みが急におしゃれになり、立派な旧函館区公会堂が見えてきたら洋館と協会が立ち並ぶかつての旧市街、元町地区に到着です。

素敵な洋館におしゃれなカフェや土産物店の並ぶ一角を抜けてふらふらと遊弋。
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季節によれば修学旅行生でごった返してそうな場所ですが、この日は休日なこともあってか普通の観光客ぐらいで、問題なく歩きやすい程度の人出でありました。

そんな街並みをぶらりと巡っていると、唐突に気になる看板を発見。
「北海道最後の神社」との触れ込みに、つい惹かれて矢印の方向へ坂を登って行くと、本当に神社がありました。
船魂神社なるあまり聞いたことのない名前の神社ですが、調べてみると一説には800年近く前からあるとかないとか。源義経の逃亡伝説も残る結構、由緒ある神社なのだとか。
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境内はいたってこじんまりとしており、社殿もコンクリ製。雰囲気は街の一角にある普通の神社と言ったところですが、ありがたいことに休憩用のベンチが置かれている気の利き様。
木漏れ日が心地よく、隣の高校から聴こえる吹奏楽部の練習をBGMに休憩していたら、つい思った以上に長居してしまいました。

吹奏楽部の練習が一段落したら、ようやく重い腰を動かして元町の中心部に戻り適当なカフェで昼食。
食べたのはがごめ昆布なる函館の郷土料理。
朝方のニュースで「今、話題の」と紹介していたのでつい注文してしまった次第。
ヌルヌルする妙な昆布を細かく刻んだものをご飯にのせ、タレをかけていただきます。
様子からして、納豆とかオクラとかとろろとか、その系統の一種に見えましたが味もやっぱりそんな感じ。
初めてなのにさほど新鮮でもない、でも美味しいお昼でありました。

腹ごしらえが済んだら、つい買ってしまったソフトクリームを食べながら旧英国領事館を見学。
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ここから坂を下って北方民俗資料館やら郷土資料館やらと博物館めぐりをしているうちに、海際の赤レンガ倉庫に到着です。
気付けば元町一帯を山から海まで縦断したイメージ。
折角、海まで着いてしまいましたが赤レンガ倉庫で軽く土産物を物色したら、再び山の手へ移動です。
日本最古の電柱を横目に洒落た坂を登った先は様々な宗派の協会が集まる一角。
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どの教会も立派な塔と白亜の聖堂、日本建築とはまた違った良さがありいいものです。

そんなこんなで巡り歩いた果てに最後に行き着いたのは函館山ヘ向かうロープウェイの駅。
当然のごとく山頂までの往復きっぷを買って乗り込みます。
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山頂駅の売店で地ビールを購入し、展望台で一杯やりながら上機嫌。
文字通り、街が一望できてしまう見晴らしの良さ。夜になれば確かに夜景が綺麗そうだなぁ……と思いつつ、昼の景色もなかなかどうして素晴らしいものでありました。


本来であればこのまま、夜まで残っているところだったのですが、この日はちょっと思うところがあったので夕暮れ前には下山へ。
再び路面電車に乗って、函館駅へ向かったら、そのまま新青森行きの特急券を購入し17時過ぎの特急に乗車です。
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日が傾くのを車窓から眺めながら一杯やっていたら、青函トンネルを抜けた頃には外はすっかり真っ暗闇です。
新青森で東京行きの最終便に連絡したら、あとは関東まで一直線。
日付が変わる前には横浜駅に到着していたのですから、文明の偉大さに感激して今回の小旅行は終りを迎えました。

この日に横浜へ向かったのは例によって例のごとく飲み会のため。
買ったばかりの下北・函館土産を肴に日付が変わった頃から夜更けまで。
アニメを見たり、行ってきたばかりのお出かけの話をしたりして過ごし、月曜日は昼ごろに起きて実家に戻る日程と相成りました。


斯様な次第で、後から考えればもう一泊しても良かったかもしれないとも思えますが、財布の事情に無理はしたくないと思ってしまったのが敗因でしょうか。
もっとも、短いながら充実した北東行、飲み会も楽しかったですし概ね満足。
函館観光も面白かったのですが、何よりも下北半島の最果て感が堪らなく良かった次第。
疎らな集落、低い建物、どこまでも走り続けるバス、いずれ機会があれば、今度は半島一周もやってみたいところです。

そして帰ってアニメ消化してみれば、いつの間にやら最終回ラッシュの季節……。
もう1年も残すところ1/4と少々ですね、時の流れの速さに愕然です。

徹夜飲みと野外の生音

9月に入って夕方の空を見ればすっかり秋の雲が主役となり、寝苦しくない夜が続いて嬉しいここ数日。
個人的には気分もすっかり秋模様だったのですが、どうも世間の認識はまだ夏な様子だと気付かされたこの週末。

土曜日は水樹奈々さんのライブツアー千秋楽があるということで、相前後して友人やツイッターのフォロワーと呑んだくれていた週末の話です。


上司が居ないのをいいことに定時で逃亡しようとして、見事失敗した金曜の夜。
どうにか19時過ぎに抜け出して、寮の家事を済ませたら針路は南へ一直線。
途中、秋葉原でモーレツ宇宙海賊のBD最終巻を購入し、全巻特典のタペストリーを手に入れたら即座に横浜方面です。

大学の最寄り駅近くのラーメン屋で友人と合流し、腹拵えをしてから全員揃うまで彼の家で一休み。
少々遊んだり雑談しているうちに、追々と人が揃ったので場所を長野人邸に移して飲み会となりました。
適度に腹拵えして酔いの回りもいい具合に抑えられた飲み会。寝落ちもせずに下宿生の話やなんやで盛り上がり、気付けば外も明るい朝6時を回ってしまいました。

テンション的にはそのまま寝ないのもありだったのでしょうが、この日は貴重なライブの日。
昼過ぎまで仮眠を取り、見事に二日酔いでテンション下がり目になりながら横浜を後にする流れとなりました。


そんなこんなで東海道線と京葉線を乗り継いで、やって来たるは海浜幕張駅。
溢れかえるような人波と雨上がりの蒸した空気にに面食らいながら、流れに乗ってふらふらと会場へ向かいます。
今回のライブ会場は幕張メッセの向こう側に位置する千葉マリンスタジアムです。
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当初の予定では開演1時間前くらいには着くつもりだったのですが、少々手間取って着いたのは30分前くらい。
大急ぎで連番のアッシーさんと合流してチケを頂戴したら、ペンライトの手配をしてなかった事に気づいて、物販列へ突撃です。

開演20分前からの物販待機は、間に合うか否かの瀬戸際ライン。
諦めて列を抜けるべきか、そのまま粘るべきか、列は早く進まないかとやきもきハラハラする一時です。
運試しも兼ねた誰も得しない遊びですが、一度成功すると癖になるチキンレースの気分でした。


無事にチキンレースには勝ってペンライトを手に入れたら、大急ぎで会場内へ。

席は1塁側1階の最前列とステージはそれなりに見えて、何よりジャンプしやすい良席。
屋根のない千葉マリンスタジアムですが、幸いに頭上は晴れ渡った秋空、心地よい風も吹いて気持ちのよい環境のなか、開演となりました。
例によってセトリは割愛ですが、冒頭から噴水の演出で全身濡れてしまって、色々と吹っ切れたテンションに。
広い足元と目の前の柵も相まって、飛び曲メインのセトリを心置きなく満喫することが出来ました。
演出も目の前を空の乗り物が通ったり、豪華な花火が上がったりと、突っ込みどころもありながら存分に楽しむことが出来ました。
そしてまた、終演後も夜風が心地よく、喉は潰れても酸欠気味にはならないのが屋外のよさ。
サマキャンの時もさることながら、今年は好天に恵まれて野外ライブの気持ち良さにハマってしまいそうなほど良いライブでありました。

 
ライブ後はアッシーさんの友人達と暫く雑談してから、連れ立って駅へ移動です。
この後は学校の友人やツイッターのフォロワーと東京駅で打ち上げの予定だったのですが、狭い通路に人がごった返し、遅々として進まない有様。
先手を打って混む前に駅へ向かっていれば良かったものの、楽しく余韻を味わっていたらこのザマです。
飲み会に遅刻してしまったのはご愛嬌……。

経験豊富なイベンター方々と居酒屋で飲み明かすのは、イベンター繋がりの「卒業式」以外では実は初めてのこと。
色々と楽しい話も聞いて、盛り上がるうちに終電もあっさり逃して、飲み屋で始発まで夜明かしすることとなりました。
3時前には勝手に寝落ちして居たとは言え、飲み屋で夜明かしも実は初体験。
なかなかどうして楽しい良い経験が出来た1日でありました。

それにしても土日とイベンターや友人と飲み会ばかりで、今週もまた学生時代を懐かしむ感覚……だったのです。
が、ふと飲み歩きの資金を心配をしなくなった事実に気付いてしまいました。
嬉しいような悲しいような……どちらにしても、やっぱりもう学生じゃないと改めて思い知らされる事実です。

切り立った山に登る話

どうにもこうにも平日の鬱憤が募るばかりの8月末。
会社の寮の仲間とは、口を開けば互いの愚痴ばかりですから良くない兆候です。


それな有様で金曜は夜から寮の飲み会に参加し、いい具合に寝落ちして迎えた土曜日。
久方ぶりにポッカリとまるで予定の空いてしまった週末ですが、とりあえず寮にいても暑いし辛気臭いしですので、ゲリラ豪雨の予報を無視してお出掛けです。
移動しながら行き先に思いを巡らしていると、ふと思い出したのが東京湾フェリーから見える房総側の切り立った様な独特なお山。
確か”カブのイサキ”にも出てきたし、海も見たいし丁度いいなと思い立ったが針路確定です。

京成線を乗り継いで千葉駅から内房線で1時間強。
車窓を眺めれば、青空のもとにもくもくと入道雲があちらこちらに。あの雲の下は土砂降りなのかなと他人事のように思っていたら、列車の進行方向にも黒い雲が……。
案の定、浜金谷駅で下車してみれば外は土砂降りで景色は白く煙った状態。これではお手上げと、通り雨が過ぎるまで暫し駅で待ちぼうけとなりました。

10分ほど駅の待合室でのんびりしていると、見えてきましたお待ちかねの青空です。
空と足元の間に立ち塞がるのが目指す鋸山の稜線です。
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当初の予定では特に頑張らずロープウェイで登ってしまおうかと思っていたのですが、観光案内所に立ち寄ったところ、うっかり話の流れから徒歩で登ることに。
そのまま黙ってロープウェイに行っても誰も気にしないのでしょうが、こうなっては足を使って登らざるを得ないと独り意気込んで殆ど丸腰のままアプローチです。

登るルートは車力道と呼ばれる、かつてこの山から切りだされた石を荷車に乗せて降ろしたルート。
今も登山道にそって轍の跡が残る敷石が遺されており、歩きやすいようで微妙に滑りやすい感じです。
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木立の合間から見えるのは石を切りだされて、不自然なまでに垂直な断崖絶壁。
ここまで至る頃には湿度の高さにヤラれて顔から汗が滴る暑さ。
飲んでも飲んでも水が足りず、タオルを忘れたので汗で視界が霞み、少々己の準備不足を反省ですが今更引き返せる場所でもありません。
意を決して頂上を目指し、石切り場跡を経由して断崖に刻まれた急な階段を登ります。
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階段から振り返れば金谷の集落と東京湾が一望できます。
晴天であればさぞ気持ち良いのでしょうが、ゲリラ豪雨の日もこれはコレで雨の場所が遠目に見えて面白い。

断崖を超えたら稜線にそってもう一声。どうにかこうにか無事に山頂まで到達です。
やっぱり夏の不用意なハイキングはハードでした。
汗もだくだくで足もガクガク、頂上で一息ついて体力の回復を待っていると、蒸し暑かったのが一転して日が陰ってきて風も吹き始めてきました。
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そうこうしてる間に汗で濡れた服のせいか肌寒い。そして間もなく雨が降り始めてしまいました。
ゲリラ豪雨の襲撃に、これは敵わないと折り畳み傘を差して木立の中に退避がてら下山開始です。
慌てると足元が滑ると、身を危険を感じながら慎重に来た道を戻るのですが、流石に断崖を抜ける階段には近寄り難いと、手前で足止めとなってしまいました。

結局、雨が止むまで20分ほど手前の広場で、同じように足止めされた登山者と一緒に小休止。
気付けばサァっと雨が止まり、真っ白だった視界が海まで見渡せる様に広がり、行動再開となりました。

絶壁を降りて、石切り場跡を経由して断崖の直下を抜けて移動です。
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道中に見る石切り場の跡地は、人工的な地形や打ち捨てられた工作機器が草木に覆われ、さながらラピュタの様な雰囲気。
雨に濡れて人も少ない光景は、確かな文明の跡といった風情がありイイものでありました。

そんなこんなで再び山中の遊歩道に沿って別の階段を断崖の上へと登ると、未だかつて見たこともないような険しいお寺の入口が目の前に。
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鋸山一帯を境内地とする古刹、日本寺です。
折角なので参観料を支払って境内へ。入って早々、岩肌を繰り抜いた巨大な観音がお出迎えです。

境内には八百羅漢やら大仏やらと色々と見るべきものが多いのですが、何はさておき私は煙と同じく高台が大好きです。
展望台からの東京湾を堪能。
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ちなみに断崖の直上にそのまま柵が設置されているだけなので、ビルの屋上に立っているようなスリリングな感じ。
下を覗くとお寺の入口が見えます。
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余談ながら、この展望台の一部は岸壁から突き出したような形をしているので、下から様子を見ると結構イイ感じです。
上に立っていると意外と大きな岩なので気にならないのですが……見方を変えると心許ないですよね。

景色とスリルをちゃんと味わったら、一応はお寺らしく仏様を拝み、鋸山の名所は一通り巡り終わり。
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締めこそはちゃんとロープウェイに乗車して、金谷の町に戻ることと致しました。

ちなみにこのロープウェイの山頂側の駅。
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切符は硬券を鋏で切り取りですし、2階には食堂と簡便な資料館だったり、置いてあるゲームコーナーの機械が20年近く前のものだったりと、かなりノスタルジックな雰囲気です。
ともすれば、そのまま資料館に出来てしまうのではと思うほど、時間の流れが止まったかのような空間。
ここの屋上もかなり景色が良いので、今度はそこでお酒を飲むためだけに頂上というのもありかもしれないと思ってしまうほどでした。


斯様な次第で鋸山でほぼ丸一日を使ったら、帰路は東京湾フェリーで海路の旅。
潮風を浴びながら沈む夕日を眺め、隣街で友人と夕飯を食べて実家へと至りました。

やっぱり多少、天気に難有りでも挑むときは挑むものだというのがこの日の教訓。
ただし、もう少し山登りの準備はするべきだったかもしれません。
軽い山でも舐めちゃいけませんね……。

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