月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


房総海釣り堀の話

合間の平日に台風の強烈な洗礼を浴びることとなったシルバーウィーク後半戦。
台風が去った関東は先日までの夏日から一転して肌寒い空気に包まれた次第。
色濃い秋の気配に長袖の上着を半年ぶりに復活です。


そんな晩夏が初秋に変わった9月終わりの連休初日は、朝から実家の車を動かして千葉へお出かけです。

一旦、横浜へ寄って学校の友人を拾い集めたら、アクアラインを抜けて館山道を南進。
京葉地帯とはまるっきり違うのどかな風景と”ぼうそう”の名に恥じないフリーダムな道路事情を満喫しながら、わいわいガヤガヤと目的地へ。
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着いたのは房総半島の先端から少し東京湾側に行った小さな漁港、富浦です。
予定より少し早く到着してしまったので、まずは郊外の道の駅で一服。
昼食を食べたり、土産物店を巡って情報収集がてらの時間つぶしです。
海産物の他にビワもだとかで土産物店にはビワのお酒やビワのアイスがおいてあったり。
アイスは意外と美味でありました。

1時間半ほど道の駅でのたうち回ったら、頃合いを見計らって港へ移動。
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大きな埠頭の真ん中に漁協の簡素な建物が堂々とある様子は、呑まれる前に見た宮古の漁港を小さくしたようなイメージでしょうか。
漁村と言うには設備が整っているのですが、港町と言うには小さい不思議な感じのする港でした。
今回はここから更に渡し舟で沖合へ。向かったのは筏を組んで作られた海上釣り堀というところです。

ちなみに海上釣り堀へ向かったのは私と釣り好きの友人の2人だけ。
残りの同行者は車に乗って房総観光へ旅立ちました。
この一緒にドライブしながら現地解散する奔放さが気楽でいいのです。

そんな訳で海上釣り堀。
そもそも一般的な釣り堀を知らないので何とも言えませんが、海上にあるので生簀に入ってるのは当然、海水魚です。
それ以外は、おそらくたぶん普通の釣り堀と同じなはず。
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波に揺られながら釣り糸を垂れてのんびり過ごす……つもりだったのですが、釣りなんぞ殆ど経験のない私はスタッフに餌の付け方から釣竿の扱い方までレクチャーしてもらうことに。
海の男然とした強そうなスタッフの面々ですが、対応はまさに気のいいあんちゃんと言ったもの。
親切にあれこれと教わったからには、多少なりとも成果を挙げないと申し訳ない気分になり頑張ってみました。

まぁ結論から言えば「坊主じゃなかった」訳ですが……。
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始めは生憎の曇り空だったのですが、段々と雲が流れていき後半には気持の良い秋空に。
釣り堀とは言え海上なので景色もよく気持ち良い。終始、波に揺られているのは流石に疲れましたがいい経験でした。

釣り堀を撤収後、観光組と合流したら道の駅で地酒やおつまみをお土産にして一路横浜へ。
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帰りは趣向を変えて東京湾フェリーを利用です。
船旅というのは何時もながら妙にテンションが上がります。
何故かオタ芸動画を撮り始めたりと……でも考えようによっては、いつも通りの厄介具合。
個人的には偶然、目の前を航行していた飛鳥Ⅱを間近で見れたのが感激の一言。いつぞや、大桟橋埠頭で見たときは純白の船体が本当に綺麗でしたが、この晩は洋上で光輝いているまさに豪華客船。
少しでいいので、いつか乗ってみたいものです。


横浜到着後は友人達に飲み会の準備を丸投げして、私は一旦実家に車を返却。
その後、電車で戻ってきて合流し、釣った魚を肴に寝落ちするまで飲み会。
刺身に塩焼き、ひれ酒や白子を試したりと、海の幸を満喫するちょっと豪勢な晩餐と相成りました。



ちなみに翌日曜日は寝るだけ寝て正午頃に帰宅。
夕方から隣町の天神さんの例大祭を見物に行きました。
露店が立ち並び、祭り囃子が響く非日常の空間。特にこの天神さんのお祭りは、新興のお祭りばかりのこの近辺では珍しく露店が境内にあって独特の風情があります。
隔離された空間内にギュッと非日常が詰まっている雰囲気は、普段の静かな境内とは真逆のただひたすらに雑然とした空気。
一歩外に出ると急に静かになるギャップも合わせて、妖怪モノの物語などの「お祭りの日は人以外も集まる」というモチーフの元になった風景を初めて実感した様な気がしました。

まぁ……何だかんだ言って、ぼっちだったんですけどね!

秋の連休のこと

秋だ、秋だ、涼しくなってきたと……と思った途端に、その幻想が殺されてしまった9月中旬。
毛布をかぶるとちょっと寝苦しいです。
聞くところによると、すっかり陽が落ちるのは早くなったというのに、未だに日中は夏日だとかで。
会社から見る外の景色も、夏の雲と秋の雲が混在していて、まだまだ晩夏の風情。


そん暑い平日も何とか乗り切ったら、この週末は待ちに待った三連休。
空っぽの財布が行動を制約するので、例によって寄り道しつつの静岡帰省です。
今回の寄り道先は伊豆半島の中部、伊豆の踊子で有名な天城越えのトンネルを選択です。

出発したのは連休初日の土曜日。
東伊豆を南下し、河津から内陸方向へ進路を変更。
途中で河津の七滝の一つ、大滝を見物しながら下田街道を北上です。
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なかなかご立派な滝ですが、何より驚いたのはこの滝壺に露天風呂があること。
結構ないいお値段なので、今回は眺めるだけでしたがそのうち入ってみたいところですね。

七滝を抜けて車は更に山奥へ。国道の上り坂をひたすら行った先で、不意に現れる小道を右折。
道はぐっと細くなり、しばらくするとついには舗装も剥がれてしまいました。
轍の後に水が溜まって、地味に走りにくい道をグラグラと足回りが壊れないか冷や汗かきながら進むと、急に目の前が開けて目的地が見えました。
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森の中の趣あるトンネル、旧天城隧道です。
明治時代に作られた国内でも最古級の石造りのトンネル。
天城山に阻まれ陸の孤島であった南伊豆と東海道をつなぐ下田街道に車道を通すため、最大の難所であった天城峠の下に繰り抜かれたトンネルです。

道路遺構であり、産業遺産であり、文学の舞台にもなったロマンの塊。
ついでに出るとか出ないとかいう噂もあるそうです。
この日は生憎の降ったり止んだりの天気でしたが、雨に濡れた石造りの洞門から絵になる風。

振り返れば未舗装の道が続き、先人たちはこんな路を徒歩や当時の自動車で通り抜けたかと思うと、陸の孤島という言葉も重みが違うように感じます。
むしろ、当時の車で本当に天城越えなんか出来たのかと甚だ疑問に感じるわけですが……案外、頑丈だったりしますからわからないですよね。
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そして何と言っても驚くべきはこのトンネル、今でも通り抜けが可能なこと。
流石にハイカーの多い普段の日は難しいでしょうが、この日は雨天が幸いして人影もまばら。
ちゃっかり通り抜けて天城越えをしてしまいました。
流石にトンネル内のすれ違いは難しそうでしたが、通り抜けるだけならだいぶ余裕のある大きさ。
先人たちの偉業に感服です。


その後は旧道を更にたどって再び現在の道へ合流、目的地を静岡に変更して進路を北へ。
道中、天城峠から少し行った浄蓮の滝なるところで一息。
雨が上がった一瞬の晴れ間に綺麗な虹も見ることが出来ました。
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ちなみにこの浄蓮の滝は、足に蜘蛛の糸が絡んでいたのに外して切り株に巻きつけたら切り株が滝壺に飲み込まれた――なんて、さりげなく恐ろしい伝説の残るところ。
実はこの話、どこかで聞いたことがある伝承なのですが、どこで聞いたかは失念。
しかし、ここの場合はさらに後日譚があり、この恐ろしい噂が広まって誰も近づかなくなった滝壺で、ある他所の木こりが美女を見かけたとか。
当然のごとく、ここで見たことを喋ったら命がないと女に口止めされる訳ですが、案の定、口を滑らせてそのまま死んでしまうというもの。
女郎蜘蛛のお姉さんと仲睦まじく出来るなら、それで死ぬのもありかもしれない――なんて考えてしまう程度に最近、疲れてますが、今ではわさび田も拓かれ観光客が出入りし、恐ろしげな雰囲気はさほど感じられない有様。
とりあえず雨が降ったせいか水量も多く、かなりの迫力のある滝でありました。


そんなこんなで中伊豆を軽くひとっ走りしたら、この日はそのまま静岡へ。
わさび田で買った本山葵と、近所の酒屋で買った日本酒で、刺身に蕎麦を肴に親戚と飲み会をしているうちに、気付いたら連休は終わりを告げていました。
記憶が正しければ、日曜日は祖母を連れて富士山の方に行ったり、庭木の剪定を手伝っていたりした気がしますが……それはまた別の話。


せっかく、東方の新作を買ったのに全くやる時間がなかったのが唯一の心残りでしょうか。

おんせん道草日記

夜もわりかし過ごしやすくなってきたように感じる9月中旬。
寝るには少し肌寒いくらいの方が、毛布に包まっている方が幸せな気がします。


そんなこんなで9月も10日を数えて18きっぷの最終日となった土曜日のこと。
前日のうちに学校の後輩が余らせた18きっぷを買い取り、朝の6時には出発です。
中央線から武蔵野線、高崎線と乗り継ぎ、向うはディスティネーションキャンペーン中の辺境、群馬県。
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道中、乗り換えに使った高崎駅では予期せずSLと出くわしたり。
9月に入ったとはいえ週末、親子連れと鉄道マニアが群がる光景はさながら夏休みのようです。

高崎で30分ほど列車待ちをして乗り継ぎ、降りるは上越線の渋川駅です。
”ねこむすめ道草日記”の聖地ですが、今日の目的は市街の巡礼ではなくもう少し山奥。
ここからはバスに乗り換えて、揺られること20分少々行った先。
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伊香保温泉に到着です。
深い意味はないですが、石段街に憧れていたタイミングで群馬ディスティネーションキャンペーン。
まさにディスティニー! ってとこに更に18きっぷも手に入ったとなると、手札は出揃った次第。
つい早起きして来てしまったのも無理はないことですよね。

そんな訳で何にも下調べをしないままに来てしまった以上、行き場もわからず気の向くままに地図を見ながら散策です。
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とりあえずは石段街の頂上にある神社に来てみたり。名前もそのものズバリの伊香保神社。
歴史の割には開放的な雰囲気の中から、石段を見下ろすとお土産店が連なり絵になる光景でありました。

神社に参ったら、そのまま裏手に少し歩いたとこにある源泉へ。
温泉街一帯にお湯を供給する湯元には露天風呂があります。
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当然ながらタオルを購入して入浴です。木々に囲まれた山間の本物の露天風呂。
日差しが濁った湯を照らして光の筋を作り、少し涼しい風の中で入るお風呂は気持ちいい限りです。
朝から良いご身分を満喫しました。

風呂から上がったら湯元の茶屋でラムネを飲んでから、昼飯探しも兼ねて再びの温泉街散策。
石段街もさる事ながら、一本入った路地もいい風情です。
少し寂れた温泉街のゴミゴミとした雰囲気、熱海もそうですが歩きまわってると妙なところに迷い込んでしまいそうで楽しいです。
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無事に昼飯にありつき一息ついたら、ここから再びのバス移動。

乗り込むのは渋川駅とは反対方向、山奥へ進み峠を超えたその向こうまで走る榛名湖行きです。
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榛名湖畔で30分ほど観光を兼ねた時間つぶしをして、さらに高崎駅行きのバスに乗り換え。
18きっぷ旅行のはずが、何だかすっかり路線バス旅行のノリです。
それもソレで悪くないですよね。むしろ楽しいです。

そして10分少々で乗り込んだバスを下車したら、そのままこの日の二つ目の目的地、榛名神社です。
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榛名神社は延喜式神名帳にも載る古い社。
火山の合間に火の神と土の神を祀る歴史の古い神社です。
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宿坊の連なる門前から、境内に入ると沢沿い崖っぷちに作られた参道を奥へ。
参道沿いの特徴的な岩や滝も一つ一つ名前のついていたり、神仏混合時代の仏教施設跡が残っていたり……谷筋に沿って文化財が連なる様は、まさに深山幽谷といった言葉が似合いそうです。

今回は夕暮れ近くでしたが、次は朝方に行けばまた雰囲気ありそうです。
ちなみに本殿と摂社は岩場の合間に押しこむように建っていました。
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御神体は本殿背後にそびえ立つ御姿岩と呼ばれる大岩の洞窟の中にあるのだとか。
古来はこの特異な岩そのものが御神体であったのでしょう。
そう言われて見ると、木々の合間から大岩が飛び出す光景は、古代から崇められても不思議じゃない気がしてきます。
昔の人はどんな風にこの神を祭祀したのか、想像を巡らすと何だかロマンです。

そんなこんなで山里の早い夕暮れを迎えたら、足場の悪い神社の拝観時間もおしまい。
門前町で上州名物の焼きまんじゅうを買い、食べながら帰りのバスを待って高崎駅より帰宅の途に就きました。


なお日曜日は前日の反動でほとんどなにもしないままに終了。
最近の定番の休みの流れですね……そして今晩は十五夜月夜。
お酒でも飲みながらお団子を食べます。

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