月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


就活を兼ねた旅行の話・初日編

どうも文字通り「全力全壊」で現実逃避がお上手な日常ですが、たまには非日常を味わいたくなるのが人の性。
何がどう幸運を運んだのか、ある企業の選考において面接まで話が進み、工場見学を兼ねて滋賀まで訪問することに。

そんな訳で新横浜より新幹線に乗り込んだのは、先週の金曜日のこと。
目指すは琵琶湖東岸のどこぞです。
米原で乗り換えに降り立てば、そこは寒い寒い盆地帯。地元の一番寒い日並に寒いような気が……。
とは言え、凍えてても始まらないのでうまいこと荷物を隠し、予定通りの面接と工場見学へ。
そして終わったのは、15時頃。

さぁ終わった終わった! 何かと忙しいし、さっさとお家に帰りましょう――となるのが、あるべき姿なのでしょうか?
答えは当然ノーなのです。風は寒いですが気の向くまま。
とりあえず彦根は以前行ったので、長浜に行きましょう。


歴史的には琵琶湖の主要港があり物流の結節点だったと聞く長浜。
何があるか、何にも予習しないままの訪問です。
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駅前の観光案内所で地図を頂戴し、いざ出発。まずは駅近くの旧長浜駅舎鉄道資料館へ。

長浜駅は名古屋方から京都へ抜けるルート、及び京都から敦賀へつなぐルート上にあり、琵琶湖の水運と鉄道を繋ぐための玄関口として、鉄道建設のかなり早い段階に建てられたのだとか。
資料館に使われている初代駅舎は、それ自体が現存最古の駅舎として鉄道記念物になっている代物。モダンさを感じる洋風建築です。
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展示内容は、鉄道好きとしては興味深いことこの上ない代物です。
中は当時の物品を展示してあったり、別棟では北陸本線のアレコレやかつて使われた機関車が展示してあったり。
関西の交通事情はあまり詳しくないので、勉強になります。
鉄道建設費を圧縮するため、琵琶湖水運を活用したとか……言われてみれば何でもないことですが、やっぱり目から鱗です。


適当に見学後は、たまたま遠足か何かで訪れていたちびっ子たちと機を同じくして出発。
長浜城跡へ向けて移動です。
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城跡の癖に天守閣がある! と言ったら地元の方に怒られそうですね……。
Wikipediaによれば、羽柴秀吉が最初に築いた居城なのだとか。後に彦根城が築かれる際、廃城になり、今ある天守閣は現代になって模擬復元されたものだそうです。
どちらにしろ、湖と青空にお城でなかなか絵になる光景。内部は資料館となっており、私が行ったときは縮緬の特別展をやっておりました。
ちなみに最上階は展望台。吹きさらしでこれは寒いと思いきや、山の方は雪が積もっていました。

ついでなので琵琶湖も間近で。
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湖なのに対岸が見えない感動です。近くには豊臣秀吉像もあり、お膝元であることを改めて実感。


お城を後にしたら、長浜駅へ戻り、預けた荷物の回収と、観光案内所で見つけた安めな宿の予約です。
予約した宿があるのは、駅を挟んで琵琶湖とは反対側。
歴史ある町らしい趣ある街並みを、宿に向かいがてらに散歩です。
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古風な建物が並ぶ通りを行けば、観光地らしいアーケードもあり。
水の便を図る水路が巡らされているのが、さらにいい雰囲気を出しています。
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あちこちにお寺や社も点在し、ふと見つけた参道の奥にそれなりの規模のお寺があったり。
歴史と伝統を生かした土産物屋もあれば、一本外れると昭和の雰囲気漂う商店。
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生活感ただよう狭い路地など、歩いているだけで楽しくなってきました。
のんびりふらふら、宿屋を見つけて荷物を預けたら、夕暮れ時までカメラ片手に歩き回っていました。
あまり観光地化されているのを善しとしない方も多いですが、こういうとき、あまり不審な目で見られない観光地が嬉しい限りです。


ただ夕暮れ後、17時過ぎたらほとんどの店が閉まってしまうのだけは参りました。
どこへ行ってもほとんど閉店。空いているのは酒屋さんくらいで夕食を食べ様にも行く場所無し。
皆さん健康的だと感心しつつも、腹が減っては流石にひもじいと、灯りにつられて入ったお店が居酒屋。
こうなったら仕方ないかと、空気読んで清酒を注文したら、軽く1000円超えてしまったのは迂闊でした。
もっとも、ほろ酔いに面接が終わった開放感と散歩疲れも重なり、かなり気持ちよく寝れたので、これはこれで良かったのかも。

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ちなみにこの晩の宿は、畳張りに部屋の仕切りはふすまのみと、かなり純和風な所。
窓も現代風のサッシなどありません。
代わりの防寒に、ガラス戸が二重になっていたのには感心しました。


余談ですが、この日の夕方、新幹線が架線トラブルで長時間運転見合わせとなる事故がありました。
私が知ったのは、宿についてからだったのですが、直で帰ってたらどこかで足止めくってた可能性があった訳で……これも運が良かったと言えるのでしょうか。



短い割に、思いの他、盛り沢山になってしまった就活行。続きます。
二日目編へ→

就活を兼ねた旅行の話・二日目編

初日編に続いて、そんなこんなで酒精と添い寝して明くる土曜日30日。
6時半には起床して、前日に買っておいた朝食のお団子をうまうま。

スーツを鞄に押し込み、旅行装備に切り替えたら8時発の電車で出発です。

米原で近江鉄道に乗り換え。
JRの駅舎の脇にポンと建つプレハブ風味の駅舎が何とも言い難い気持ちにさせてくれます……。
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駅で乗り降り自由のフリーきっぷを購入し乗車。ワンマン運転で無人駅も多い、まさにローカル線といった趣。
ガタンゴタンとレールのつなぎ目で規則的にたてる懐かしい音を聞きながら、移動します。
途中の高宮駅で単行電車に乗り換えて二駅、ついたの多賀大社前駅。
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多賀大社は古事記にもその痕跡を残る古社で、祭神はイザナミ・イザナギの二柱。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」とも謡われたそうで、伊勢も熊野も行った身としては是非行っておきたい神社です。

駅から多賀大社までは10分ほど。駅前から参道が続き迷うことのない1本道です。
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道中、延命地蔵を祀るお堂の門を開ける光景に遭遇。作業されていたお爺さんに伺ってみたところ、近隣で持ち回りで管理されているのだとか。
似た様なお堂は他にも幾つかあるそうで、どこも似た様な管理をしてるだろうと。素朴な神仏がまだまだ大切に扱われている様で、ちょっと嬉しくなります。
ついでに参道沿いのどの家の玄関にも吊るしてあった「笑門」絵馬の意味も伺いたかったのですが、そちらは時間切れで失敗。

そうこうしながら、ちょっと歩けば到着です。
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拝殿はとにかく立派の一言。宝物殿がないのは意外でしたが、それでもよく整備され、格の高い神社らしい風格がありました。
ちなみに祖神であり長寿に関する逸話もあるのですが、また夫婦神と言うことで縁結びもご利益の一つ。
祈ることと言ったら当然……ねぇ。

余談ですが、休憩所の天井には絵馬や講の碑が掛けてあり、参詣で賑わった様が偲べます。
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ちなみに絵馬と言うのは、もともと神馬を奉納したのが、上に掛けてあるような絵に書いた馬になり、それがさらに簡略化されたものなのだとか。
神社によっては絵馬関係ない事績や記念、逸話から題材を取った物もあるそうで……そう考えると痛絵馬も……と、閑話休題。

神社裏手に隠れるように祀られていたお稲荷様を参拝し、社務所に戻りお守りを購入したら、鳥居前のお土産物屋で一服です。
名物の糸切餅と生姜の利いた甘酒で一服しながら、電車の時間まで待機です。
糸切餅、あんこを餅で包んだシンプルな甘味で、美味しかったです。


さて、時間がいい具合になったら高宮まで折り返して、貴生川行きに乗り換え豊郷へ。
駅前でtwitterやらでお世話になっている鮟鱇さんと合流。
ここから先は彼の当日のブログを参照された方がわかりやすい気もしますが、一応続けます。

合流し軽く挨拶したら、そのまま自然流れで豊郷小へ。
コレで3回目になりますが過去2回とも車だったので、豊郷駅から向かうのは初めて。意外と近い。

そんな訳でやって参りました、9月以来の豊郷小学校!
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早速「軽音部室」こと會議室へ。
ひっきりなしに物が寄贈される様をtwitterや「今日の部室」で読んでいると、最早、何が増えてるとかどうでもよくなってきますが……流石に、ホワイトボードはよく目立つ。
何が生焼けなのか、よくわかりませんが大変です。

そしてもう一箇所、旧小学校図書館を利用した観光案内所へ。
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「けいおん!」に占領されてやがる……。
個々にある物品もほぼ全てファンが置いて行ったものだったはずです。話には聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。
そして、観光案内所の方に声をかけられ始まる雑談。案内所の方も、この状態を楽しんでる様で物品の話やら観光の話やら。
何度も訪れている鮟鱇さんは、すっかり顔なじみになっているようで、羨ましい限り。
もっと近ければ私も混ざりたいものですが、それで身上潰すわけには行きませんからね。


そんな訳で一周りしてやる事もなくなったのですが、時間はまだ12時頃。
帰るには全然早すぎますし、折角の機会なので、ずっとしたいと思っていた町歩きをすることに。
まずは中山道沿いに伊藤忠兵衛記念館へ移動。
道中、八幡宮やら風変わりな崩れ方をした廃墟やらと寄り道しながら、記念館へ到着。

伊藤忠兵衛は、誰でも知ってる大企業、伊藤忠商事と丸紅の創業者。
典型的な近江商人であり、まさに地元の名士なのでしょう。
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立派な日本家屋です。
風呂から台所から便所から庭まで見学出来、建物だけでも十分に面白い。
さらに家財道具なども展示してあり、ボロボロの蓄音機など、よく残っていたなと思うものまで……。

見学後は駅前のパン屋で昼食を購入。駅のコミュニティハウスで軽く食べたら復路の行程。
約1時間半と微妙な残り時間から、市街から線路を挟んで反対側を巡って豊郷小に戻るルートに決定。
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快晴の中を雑談しながら進み、何故かあらゆる石に注連縄がしてある白山神社を参拝。
町の中心部がある西側に比べ、とにかく空が広い。見渡す限り平らな土地に田んぼが広がり、遠くまで見渡せます。
右の写真の送電線下にある赤茶色の屋根が今の豊郷小学校。
現在の小学校でも目立つのに、新幹線も電柱もなかった時代、出来たばかりの旧豊郷小学校がどれほど立派で目立ったことか……町の方々が誇りに思い大切にするのも、改めて理解出来る気がしました。

町を小さく一周して、戻ってみるとこんなパネルが出来ている。
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安直なネーミングと良心的な値段のレンタサイクルのお知らせ。
大回りしても10km強、平坦な地形に近江の古い建物と田園風景が点在する土地柄は確かにレンタサイクルで回るにうってつけかもしれません。
新緑の季節など、気ままに走ってみるのも気持ち良さそうです。
この値段なら気合で持ち込む必要もない感じですし、豊郷小に車を止めて自転車で町内観光なんて良いかもしれない。

そんなこんなで再び観光案内所の方と雑談しているうちに、twitterつながりのめたるかさん参上。
そろそろ出発とあって軽くしかお話出来ませんでした、明るそうな方でした。

帰りの出発はいつもギリギリ。駆け足で駅に入るとちょうど着くタイミング。
米原に戻り、乗り継ぎの時間を時刻表とか見ながら過ごして、鮟鱇さんともお別れに。
鮟鱇さん、見た感じは活発そうな少年(青年?))。一緒に回っていると、色々と手に取ってみたりなかなか好奇心旺盛な方という印象でした。
鮟鱇さん、めたるかさん、観光案内所のお二人、お付き合いいただきありがとうございました。
また機会があれば、是非お会いしたいです。


米原で別れ東海道線を東進する帰路。そのまま帰らないのがこの日のクオリティ。
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名古屋で途中下車し、駅近くのメロンブックスでエルナト大尉と待ち合わせです。
大尉と会うのも3年弱ぶり。相変わらずそうな感じで何より。
メロンブックスからアニメイト、ソフマップと同人やらエロゲやらマンガやらを見て巡りながら世間話。
売り切れ御免の"なのはVivid"を持っていた大尉凄いと思いつつ、私も"キルミーベイベー2"と文庫1冊を購入。
その後、地下道のレストラン街で夕食をとり、新幹線の時間が迫ってきたのでお別れとなりました。
名古屋は意外と行く機会もありそうですし、また会えることでしょう。短い時間でしたが付き合い多謝です。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

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