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月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


秋のみちのく自動車巡航

先週に引き続き無理を押しての3連休決行日程。
カレンダー上のお休みでありながら“決行”となってしまう時点で、大いに疑問符ですが、容赦ない事実は如何ともし難いです。
休出せざるを得ない同僚を目の当たりにして、当座の苦境を乗り切っても先はないと、確信は深まるばかりです。


しかし、それはそれとしても決行してしまった以上は後に引けないので、東北に飛び出してきました。
不本意ながら、時間がないので掻い摘んで、日記にしましょう。

土曜の朝は東北新幹線を北上して、一ノ関から久しぶりの東北本線へ乗り換え。
岩手県の平泉駅で最初の下車をいたしました。
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向かったのは世界遺産として名高い中尊寺です。
金色堂が有名ですが、それ以外にも境内には立派な杉並木や風情あるお堂が立ち並び、思った以上に見応えのある境内でした。
2018_09@岩手・秋田散策051 2018_09@岩手・秋田散策060
もちろん、有名な金色堂も見学し、さらにはお寺の鎮守となる白山神社にも参拝です。

中尊寺の次は、同じく世界遺産に登録されている毛越寺も見学します。
中尊寺が平泉の北辺にあるのに対して、こちらは西の外れに位置。もっとも、町自体が程々のサイズですので、歩いても20分ほどで行くことができます。
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奥州藤原氏4代のうち、初代清衡が建立した中尊寺に対して2代目基衡が建立したのが毛越寺になります。
一度は堂宇が灰燼に帰すものの、今も平安式の面影を残す庭園が見事なお寺でありました。

平泉をぐるりと巡ったら、続いては約束があるので花巻へ移動します。
ここで、宮古在住のフォロワー、アリソン氏と何故か花巻空港に飛来するフォロワーのみかん氏と合流です。
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花巻駅で無事に合流したら、ここからはアリソン氏の車で移動する番になります。
花巻神社と鳥谷崎神社で御朱印を頂いてから、盛岡の町へ。
この日の宿にチェックインし、車と荷物を預けたら、3人で盛岡の繁華街へと繰り出しました。

盛岡の町は流石に県庁所在地だけあり、人通りも多く都会です。
美味しそうな選択肢も多々ありますが、地ビールとクラフトビールのお店でまずは一息。
続いて、二次会向きのカフェ風なお店でもう一杯と続き、18時過ぎから22時頃まで夜の街を満喫して寝床に着きました。


日曜日はアリソン氏の車でひたすらドライブする日です。
盛岡を出発して、まずは西の方へ。
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初めに向かったのは山を越えて秋田県の田沢湖です。
日本一の水深を誇る火山性の湖、水の透明度もかなりのものなのだとか。
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湖畔には浮木神社、御座石神社と、神社が2社鎮座しているので、ぐるりと湖畔をめぐりながら御朱印集めです。
神社もさることながら、覗き込んだ湖水が噂に違わぬ透明度なのが驚くばかりでしょうか。
エメラルドブルーの水面と、切り立った形がそのまま目の当たりにできてしまう岩場。まるで沈んだら浮かべないのではと想像してしまうほど、透き通った色合いをしていました。

田沢湖を一周したら、そのまま北上して山の中へと分け入り、山間の道をたどって秋田と岩手の県境の山、八幡平へと向かいました。
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何やかや行っても付いた頃にはそれなりの時間です。
あまり遠くまでは散策せず、高原の風情を味わう方向でふらふらと巡りましょう。
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山頂直下の駐車場から山頂までは、片道30分ほどの距離なのだとか。
時間があれば山頂まで行きたかったのですが、思いの外距離があり到着したのは16時頃のこと。
その後のことも考えると、見送らざるを得なかったのだけが心残りでしょうか。

この後は諸々の都合もあるため、ひたすら岩手県をひたすら東へ。
内陸側の県境から太平洋岸の町、宮古市まで、ほぼ東西全長を夕方の間に横断してしまいました。
やればできてしまうものなんですね……。
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この日の晩も、到着後は3人で飲み会の流れ。盛岡ほど繁華ではないですが、宮古の町も飲み屋街はあります。
遅い時間だったせいか、数軒は既に満席でしたが、なんとか座れるお店を見つけて三陸の海鮮を堪能して過ごすことができました。


連休最終日の月曜日は、基本的に帰るだけの方向性です。
ただ、宮古と盛岡を結ぶ山田線は、9時台の列車の次は14時台と超がつくほどの閑散路線。もう少し手頃な時間の列車があれば宮古観光もできたのでしょうが、14時台では流石に遅すぎてどうにもなりません。
起床して早々に9時台の列車に乗り込み、ひとまず盛岡まで戻ることになりました。
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盛岡に到着後は、折よく開催していたミュージックフェスタを見物し、音楽を肴に露店の地ビールでしばらく過ごしてから、お土産を揃えて帰路につくことにいたしました。


そんなこんなで終わってしまった9月の3連休2連続。いよいよもって研修課題も大詰めの時期に入るため、当面は遠出する予定がありません。
予定がないだけで……行かないとは言ってないですが、どうにも見通しが不透明です。
研修課題も一段落したら、身の振り方も考えたいですし、次の遠出はいつどこになるか……。
死なない程度にどうにかしたいものです。

竹富島のんのん紀行

色々と思うところが山積みの昨今の就業状況のなか、心の深いところを抉ってきた「のんのんびより」の劇場版にアテられてのた8月末のことです。
そこから最短の空いている休日といえば、この敬老の日の3連休でありました。

そういう次第で、実は映画をみた翌日にはうわ言のように石垣行きの航空券を探し回っていたりします。
無事に宿泊先も確保して、あとは急な休出と台風さえやり過ごせれば……と、祈り過ごして迎えたこの週末。
仕事は放り投げ、台風も南に逸れて、無事に沖縄行きの条件が揃ったので、喜び勇んで飛んで行ってしまいました。

そんな訳で、過酷な状況なので掻い摘んだ沖縄竹富島の聖地巡礼(?)備忘録です。


飛行機は11時過ぎに羽田を発って、14時半頃に到着する便。早速、石垣空港の看板で、劇場版のカットを回収です。
2018_09@沖縄竹富島006 2018_09@沖縄竹富島015
空港から市街地までは少々距離があるので、バスで移動します。
15時頃に市街地の離島フェリーターミナルに到着したら、まずはたまたま石垣島に来ていたフォロワーの粟蟹さんと合流です。
流れるように、昼からせんべろ酒場へ飲みに入り、到着早々の空きっ腹に泡盛を流し込んでできあがりました。

その後、17時半の船でなんとか本来の目的地、竹富島に渡航です。
2018_09@沖縄竹富島020 2018_09@沖縄竹富島032
あの夢にまで見て渇望した……と、言うには既に気分はほろ酔い。天気も曇り気味でしたので、まずは無事に宿に到着することに意識は傾注されていました。

無事に宿を見つけ出し、チェックインも済ませたら、最初のハードルはクリアです。
今回泊まったのは集落の一角にあるゲストハウス。綺麗な設備と南国情緒溢れる共用スペースが魅力的なお宿に、2連泊です。
宿の方が夕暮れ時に浜辺に連れて行ってくれるとのことだったので、まったりと待機して移動。
日没のコンドイビーチで、夕暮れを肴にビールを一杯引っ掛けました。
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ビーチのあとは、近くの居酒屋で夕飯を食べてから、宿に戻って“ゆんたく”の時間です。
“ゆんたく”とは、沖縄言葉で“おしゃべり”の意味だそうですが、言ってしまえば飲み会の時間です。
泡盛を片手に宿のスタッフも交えて、取り留めもない話を23時過ぎまで楽しみました。
ちなみに、実のところあまり記憶に無いのですが……私はかなり酔っていたそうで、翌日に「だいぶ面白かった」と言われてしまいました。

そんなしこたま飲んだ訳ですから、翌朝は当然のようにお酒が残っています。
なかなか起きられず10時過ぎまで、朝寝坊してしまってから、ようやく島の散策に出発です。
もっとも、食事処が開店し始める11時頃までは空腹と二日酔いであまり元気がなかったのが正直なところ。
レンタサイクルを借りたはいいものの、遠出する気力もなく集落内をぐるぐるしながら食事処の開店を待つ有様です。
開店直後を狙って早めの昼ごはんを摂取したら、ようやく判断力と元気を取り戻したような状態でした。
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それはそれとして、元気が戻ったらひとまずは“のんのんびより”の作中に出てきた宿と学校はとりあえず見に行きます。
毎度おなじみの間抜けな感想、「アニメと一緒だ!!」を発して満足したら、あまり深入りせずに次へ向かいます。

キービジュアルにも登場し、もともと島内でも屈指の有名スポットと言えるのが、西表島の方へと突き出たコンクリートの桟橋、西桟橋です。
夕日がきれいに見えるスポットとしても有名なのだとか。
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西桟橋から海辺を伝うようにしばらく行くと、前日に日没を見に来たコンドイビーチへと至ります。
パッと見た感じでは、島内唯一の遊泳可能なビーチな様子です。
エメラルドグリーンの海と白い砂浜が眩しく、サンゴ礁で波も穏やか。9月といえど、海水浴に興じる人がたくさん見られました。

さらに海沿いに進んでいくと、星砂が取れるというカイジ浜にたどり着きます。
こちらの浜は遊泳禁止なのですが、それでも浜辺で水と戯れたり、星砂を探したりと、思い思いに楽しむ人の姿が見受けられました。
ただ、作中では歩きでここまで来ているのですが、実際に行ってみると、なかなかどうして距離があります。
作中でも、私の日程でも丸一日あるのでなんとかなるのですが……散々歩き回った後に連れてくるにはなかなかタフな場所でありました。
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主要な浜辺を巡ったら、集落に戻って町並み散策です。
集落の中心近くにちょっとした高台があり、その頂上部には“なごみの塔”という謎の展望台的な建物があります。
本土復帰頃の時期に、建てられたもので昔は上まで登って町並みを見渡すことができたのだとか。
今も基台部分までは行くことができます。登って見やれば、赤瓦と石垣、白い道の古き良き沖縄の町並みが一望できました。

またなごみの塔から少し歩いた集落のハズレには、喜宝院という“日本最南端のお寺”があります。
併設する蒐集館には、かつての住職が集めたという民俗資料が、所狭しと展示されています。
藁算という藁の編み物で数字を示す伝統的な方法や、カイダ文字という八重山独特の象形文字の実物も展示されていました。
百聞は一見に如かずの言葉通り、話としては知っていても不思議に思っていたものが、現物を目の前にすると納得できてしまうのですから、不思議なものです。
2018_09@沖縄竹富島160 2018_09@沖縄竹富島182
そんなこんなでぐるりと主だった観光地を巡ってしまったら、実はネタ切れの状況です。
この時点でまだ15時過ぎのこと。二日酔いあがりで、お酒を飲むにはまだ早い気分。代わりに二度目の昼食を食べるため、作中にも登場したカフェで休憩することにしました。
カフェはなごみの塔の向かい側。2階部分がお店になっています。
ここで沖縄名物のタコライスとパインジュースでしばらく時間を潰したら、もう一巡りだけ集落を歩いて宿に戻ってしまうことにしました。

宿でビールを購入し、何をするでもなく南の島の風を味わいながら、他の宿泊客と駄弁って過ごします。
普段は時間いっぱいまで歩き回るか、さもなくば飲み屋に行ってしまうのですが……たまにはこういう過ごし方も良いものですよね。
余談ながら、現実的なもう一つの事情として現金の枯渇もありましたが……。
うっかり、十分な現金を用意せずに島に来てしまったものの、島唯一のATMである郵便局は日祝休業です。手持ちが数千円しか無い状況では、景気よくカフェでビールとはいけませんでした。
2018_09@沖縄竹富島206 2018_09@沖縄竹富島218
閑話休題。
この日も夕暮れ時になれば、コンドイビーチへ行って黄昏観望です。
浜辺にはサバニ船という沖縄の伝統的な船が停泊中。さらには浜辺で三線を練習する方もいて、この日のコンドイビーチは狙って飾り立てたかのような沖縄感を醸し出していました。
まったりとした空気ときれいな空、海に浮かぶ小舟に、三線のBGM、何も不足のない夕暮れを過ごすことができました。

この日も浜から戻ったら、夕飯を食べに出てから“ゆんたく”です。
メンツは変わっても、楽しく話すことができたのはありがたい限りですが、お酒が少なかったせいか「今日はおとなしい」と言われてしまったのは……なんと応えればよかったのか、わかりません。
また、この“ゆんたく”で「のんのんびより」の話をしたところ、スタッフの方も作品をご存知だったのに驚かされてしまいました。
曰く、劇場版の存在も、竹富島がモデルなことも知らなかったけど、知り合いでこのアニメが大好きな人がいるので、たまたま名前だけ知っていた――とのこと。それもまた、よく覚えているなと思うところですが、意外なところで何がつながるかわからないのですから、面白いです。

この晩は星が綺麗だとのことで、“ゆんたく”の後にひっそりと星を見に行くことに。
集落を外れて街灯がないところに行けば、あっという間に真っ暗闇です。見上げれば当然、満天の星空です。
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折角なので、西桟橋へも繰り出してみましたが、夜の海に天の川まで見える星空。
同宿の人と呆然と語り合いながら、しばらく過ごしてしまいました。


この後もかなり遅くまで飲み語らって、起きた竹富島滞在の最終日。
何の因果か、この日が一番の快晴です。抜ける青と透き通る海、境界を彩る夏の雲! 帰らなければいけないことが泣けてくるほどの好天でした。
2018_09@沖縄竹富島271 2018_09@沖縄竹富島286
そうはいっても、予定は変えられないのが悲しい会社員の定めです。
最後に島の数少ない売店でアイスキャンディーを買って、食べながら港へ向かい、後ろ髪を強烈に引かれながら石垣島へと戻りました。


石垣島へ戻ってみると、その景色は間違いなく都会のそれです。
活気もあり、商店が多々あり、下手をすれば私の住処よりも栄えているように見えます。
そんな石垣の市街地から、空港まではバスで30分強。安全を見て石垣島に戻りましたが、飛行機の時間まではしばらく余裕があります。
本当は車でも借りて観光をしたいところですが、そこまでは余裕が無いので、お土産物を物色したり、地ビールを堪能したりして過ごしながら、時間を調整して空港へと向かいました。
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最後に飛行機から眺める景色も見事な快晴です。せめてもう1日、有休が取れていたら……と涙しながら、美しいサンゴ礁の景色を心に留めて、羽田へと戻りました。




ちなみに羽田に到着したはいいものの、ゲリラ豪雨の直撃により空港機能が休止してしまい30分ほど機内で待機する羽目になってしまいました。
まるで、私の帰りたくない未練が乗り移ったかのような所業です。
諸々積み重なって1時間ほど遅れての到着となってしまいました。

きっと夕日も見れたことでしょう、海も町並みも陰影が濃い方が絵的に映えたでしょう。
未練を連ねれば際限なく、宿やツイッターで見た秋休みを取れる人を妬ましく思ってしまうばかり。
最後の最後で、心にダメージを負ってしまった感もありますね。
ただ、珍しく時間的にかなりの余裕を持って動いた今回の旅行。過ごした時間は間違いなく楽しかったです。

いずれ、もっと有効にこういう旅を楽しむため、時間的に余裕のある、すなわち休みの取れる職場に移らねばならない――そんな妙な決心をしながら、日記を書いて今に至りました。
リゾートバイトのような生き方の人とも巡り会いましたし、短い割には、色んな生き方を考える旅行にもなった気がしました。
こういう経験も面白いものですよね。

山形横断家族旅行

一段落したと思った研修が再び生活を蝕む脅威と化し始めた9月第一週目。
数日も誤魔化しが効かないとは、本当にたまったものではないですね……。

しかし、それはそれとして捨て置いても、家族旅行には行かなければなりません。
金曜は退勤後に迅速に荷造りを済ませて、神田のカプセルホテルへ前乗し、土曜の朝に備えました。


そんな訳で朝8時頃に東京発の山形新幹線で家族と合流したら、山形駅までは列車に揺られるばかりです。
山形駅にて駅レンタカーを借り受けたら、いざ2泊3日の山形旅行に出発です。

カーナビに導かれるままに、山形駅から西の方へ。
最初に向かったのは修験道の建築様式を今に残す岩根沢三山神社神社です。
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本来は山伏のための寺院だったという神社。出羽三山への登山口の役目も果たし、往年には隆盛を極めたと言います。
廃仏毀釈の余波により、今では山の中の立派な神社といった雰囲気です。
それでも往年を忍ばせる立派な建物は目を見張るものがあります。
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本殿の祭壇や、天井が高く柱の太い炊事場など、昇殿料を払っても観る価値のある建築でありました。

岩根沢三山神社のあとは、道中の口之宮湯殿山神社を経由しつつ、湯殿山神社へ。
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自家用車は国道から外れて専用の有料道路にを進み、仙人沢と呼ばれる地点まで行くことができます。
ここで、大きな鳥居に出迎えられて、車は駐車場へ。
徒歩か、シャトルバスでさらに山間へと分け入ることになります。
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ただし、バスを降りた先からは撮影禁止、御神体も他言無用の秘密の霊域です。
一見の価値ある非常に良い神社だったとしか、言えないでしょう……。


湯殿山神社から下ったら、次に立ち寄ったのは湯殿山瀧水寺大日坊というお寺です。
こちらは今でこそ、小さなお寺になってしまいますが、廃仏毀釈以前には湯殿山の本山として隆盛を極めたのだそうです。
伝来の法灯を絶やさぬため、出羽三山の主だった箇所が神社へと転換した後も、お寺として維持することを選んだのだとか。
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この大日坊、歴代の寺宝や即身仏も興味深いですが、住職の解説もまた特徴的です。
少々、話が散らばって長すぎるきらいもありますが、あまり神社の由緒書では語られない神仏習合の“仏”側の視点で歴史が語られます。
悪口や下世話な冗談も少々混じりるので、万人にオススメとは言い難いのですが、個人的には面白い話を聞けて良い経験となりました。

ただ、大日坊ですっかり時間を喰ってしまったため、この後の予定がズレてしまったのは、困った点でしょうか。
大急ぎで国道を駆け抜け、この日の宿のある羽黒山の宿坊街へと向いました。
宿坊とは本来、僧侶や参拝者を受け入れる寺院に付帯した宿泊施設です。富士山や武蔵御岳などなど、修験道の盛んな山で多く見られる印象があります。
しかし、昨今では一般の観光客も受け入れるようになっていますし、さらに羽黒山の場合には神社へと転換していることから寺院の付帯としての意義も薄れていると言えましょう。
それでも朝には祈祷が行われたり、食事は精進料理だったりと、相応の形態を遺しているあたりは、今でも普通の観光用の宿とは一線を画する存在です。
この土曜の晩は、そんな宿坊に一泊です。
広い部屋と大きな風呂に、質素ながらも手間のかかった美味しい精進料理。どんなところかと思っていましたが、居心地の良い宿でありました。
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また余録として、羽黒山の出羽三山神社では夜間に五重塔のライトアップを実施中でした。
折角なので見物です。夜の闇に浮かび上がる五重塔は荘厳な光景でありました。


一夜明けて日曜日は、朝ご飯を食べてから、手始めに羽黒山の出羽三山神社本殿を目指すことにします。
羽黒山はその名の示すとおり、ちょっとした山となっています。
宿坊街のあたりに境内の入口があるものの、本殿はここから2千段以上ある石段を登った先に位置します。徒歩で大凡1時間、軽トレッキングと言って良い行程ですね。
一応は車道も整備されているのでバスや車でアクセスすることもできるのですが、折角ですから伝統ある石段と杉並木の光景を体験したいところです。
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そういう次第で、六根清浄と呟きながら行って帰って往復2時間ほどの行程です。
想定以上の急坂に難儀し、途中のお茶屋さんで休憩を挟んだりしながらも、無事に山頂の本殿まで行くことができました。
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月山、羽黒山、湯殿山の三山の神々を祀った神社は、丹塗りの立派な社殿が非常に立派でした。
また何よりも、その名高き石段の風情が、歩いていて楽しい神社でありました。

羽黒山を下山した後は、この旅行一番の駆け足行程の始まりです。
山裾を下って庄内平野へ降り、そのまま広々とした田園のなかを一路、鶴岡の市街地へ。
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下の妹の希望で、致道博物館を見学して回りました。
博物館の後は隣接する鶴岡城内の荘内神社を参拝です。
ご朱印も頂戴したら、市街地で昼食を食べて、今度は庄内平野北部の酒田へ向かいます。
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酒田では最上川水運の拠点、山居倉庫を見物。倉庫裏手の並木道が、大人の休日倶楽部のCMにも取り上げられた景勝地なのだとか。
確かに風情のある光景でありました。

そして、さらにここから最上川と沿うように国道を東へ向かい、山を越えて新庄側へ。
さらに車を走らせて、この日の宿のある銀山温泉まで……実質的に山形県を東西に横断してしまいました。

そういう次第で到着したのは夕刻になってしまいましたが、大正ロマンと名高き銀山温泉の夜景を満喫です。
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宿自体は諸々の都合で、温泉街から歩いて5分ほどのところでしたが、その分広々とした構造で部屋も近代的です。
いずれは温泉街側にも泊まってみたいですが、今回は深山幽谷に忽然と現れる大正ロマンの町並みを見ただけで満足でした。
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ちなみに夜景の光景が有名ながらも、朝の銀山温泉もこれはこれで風情がある光景です。
複雑な大正建築の技巧を見物でき、夜とは別の顔を味わった気分でした。


有休を取って休みとした月曜日は、山形旅行の最終日です。
朝の温泉街観光を済ませたら、一気に南下して山形市方面へ。最後の主だった観光地は山寺立石寺です。
その名の通り、山の上方に貼り付くように堂宇が並び、芭蕉の句にも歌われた名刹です。
また悪縁断ちのご利益もあるとかで……いろいろと思うところがあったりなかったりです。
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まずは麓の本堂に参拝し、道中の安全などを祈願します。
その後は入山料を支払って、石段を一気に登りましょう。
目指すべきは山の上の方にちらりと見えた眺望良好な五大堂と、山かげながら最上部にあたる奥の院です。
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まず先に参った五大堂からは、先程までいた山寺の麓の町並みを一望することができます。
谷底を挟んだ反対側の斜面にも町並みが広がっている様が、なかなかに幻想的で良い光景です。
一方、来た道を見返せば、道中にも段々にお堂が連なり、なんとも現実感の薄い不思議な景色が広がっていました。
名刹と呼ばれるのも納得の風景、坂道に建物が並ぶ光景はどうしてこうもワクワクしてしまうのでしょうか。
ワクワクついでに奥の院の写真を撮り忘れてしまったのも、ご愛嬌でしょう。

悪縁断ちも念入りに祈願して、信心深い心持ちのうえで下山といたしました。

立石寺のあとは帰りの新幹線の都合もあるため、少し早めですが山形駅へ戻ることになります。
途中、最後に近くを通りがかった鳥海月山両所宮を参拝して、最後の観光といたしました。
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もっとも、両所宮に着いたタイミングでにわか雨に見舞われてしまい、あまりちゃんと境内を見学できなかったのだけは残念な点でしょうか。
時間の都合もあったので致し方ないことですが、いずれまたゆっくりと参拝したいところです。


斯様な次第で、山形駅へ車を返し、お土産を物色したら、後ろ髪を引かれながらも帰りの新幹線に乗車です。
楽しかった3日間もあっという間に終わり、現実に帰ってきてしまうのがしんどい限りです。
帰ってきてもしんどくない現実を作りたいところですが……解決には気の長い対応が必要そうですね。

ところで、今回の出羽三山ですが、羽黒山と湯殿山は参拝したものの、実は主峰月山には登拝していません。
山頂に奥宮を擁する月山神社、登山道も整備されて比較的気持ちの良い道のりだそうです。
当面の“登りたい山”リストに、また一つ名前が挙がってしまいましたね。
いつ行けることか……予想も付きませんが、いずれ行きたいものです。

映画鑑賞の週末

今シーズン何度目になるかと「今シーズン最大」の台風が襲いかからんとする9月第1週。その冒頭に位置する9月最初の週末。
憎き研修も一息つけそうな頃合いでありながら、折も悪く台風の影響で活発化した前線により、ご機嫌斜めな空模様です。
当初の目論見では富士山に登る予定であり、山小屋の確保まで済んでいたのですが、雷の予報まで出てきてしまっては安易な登山もままならない状況に陥いってしまいました。


致し方ないので、富士山の登山予定はキャンセルとして、たまには特段の予定もないままに大人しく過ごす週末と決めました。
ちょうど、観たい映画もあったのでいいタイミングでしょう。

そんな訳で、富士山に行かないと決めたら、早寝早起きも気にする手間が省けます。
金曜の夜から実家に戻り、夜半の隣街に繰り出してフォロワーの朔さんと一杯キメて、朝起きる時間も気にせず金曜の夜を過ごしてしまいましょう。

土曜日は、一緒に富士山に行く予定だった小学校時代の友人、えめろん氏と映画を見に行く日に。
急ぎチケットを手配して、ららぽーと横浜でまずは2回目となる劇場版「のんのんびより」を視聴です。
何度観ても素晴らしいアニメ映画ですね……またしても目を潤ませながら観てしまいました。

映画の後は川崎に移動して、ふらりと時間潰しがてらに御朱印巡りです。
一社目は川崎周辺の鎮守、稲毛神社。元来は山王社と称されていたそうですが、この周辺の地名稲毛庄にちなんで明治期に開明されたのだとか。
都市部のよく整備された神社ながら、神楽殿からは秋祭りに向けた囃子の練習も漏れ聞こえ、歴史と伝統が今に根付くさまを感じさせる神社でした。
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もう一社は川崎駅の北側に鎮座する女躰大神です。
名前はなかなかに効いてますが、歴史は室町時代まで遡れるという古い社です。
曰く、この周辺がまだ多摩川の氾濫に悩まされる小さな村だった頃、1人の女丈夫が水害を抑えるために身を投げたのだとかなんとか。
その女性を祀って以来、ほぼ変わらぬ位置に鎮座し続けているそうです。
境内には幼稚園も併設され、少し独特な雰囲気を醸し出していますが、歴史を感じさせる古風な社殿がいい雰囲気です。
真向かいは大都会川崎だというのに、そんな様子を感じさせぬ落ち着いた住宅街の神社と言った様子です。
都会の良いところを抜き出したような町並みと合わせて、いい界隈だと感じました。

神社巡りのあとは軽く飲んでから、再び映画鑑賞へ。


土曜日2本目は森見登美彦原作のアニメ「ペンギン・ハイウェイ」です。
ツイッター上ではおねショタSF良アニメと評判だったのですが、観てみれば実際、そういう感想がしっくりきます。
また本筋となる現象自体は荒唐無稽ながらも、主人公アオヤマくんの不思議へのアプローチは、地道な観察と慎重な実験、諦めない沈思黙考と、非常に科学的な意味で地に足の着いた手法に終始していたのが印象的でした。
流石は森見登美彦先生の本が原作と言ったところでしょうか、冷静に科学者かくあるべしと思わせるものがあり、別の意味で感心してしまいました。

加えて、これも本編そのものとは関係ないのですが、舞台が北生駒界隈をモデルにしていたのも、個人的には感激すべきポイントです。
実際の町並みよりもだいぶ緑豊かに改変されていますが、紛うことなき近鉄けいはんな線の車両や学研北生駒駅に、奈良登美ヶ丘のイオンまで出てきます。直接的な特定こそできませんが、山並みや竹林もどこか見覚えのある雰囲気を感じさせたのは、気の所為ではないでしょう。
大学院の2年間を過ごした青春の風景が、少しだけ美化されて作中で展開される様は、なかなかどうして感慨深いものがありました。


ちなみに映画の後は、沖縄料理の居酒屋で軽く飲み直し、列車の都合もあるので21時過ぎに解散といたしました。


帰ってから、なんとはなしに夜更かしをして、朝の惰眠を貪った日曜日。
やりたいことは沢山あったはずですが、天気と疲れでモチベーションが低いまま昼を迎えてしまいました。

そんな予定も定まらない昼下がりに、急遽降って湧いたのが下北沢に遊びに行くプランでした。
フォロワーの和泉冴氏が「三ツ星カラーズ」のイベントの会場推しで、下北沢に行くのだとかなんとか。
ついでに物販冷やかしてから、なんか飲みに行こうとなった次第です。

14時過ぎに集合して、ひとまずは物販の冷やかしへ。
ただ、それ自体はすぐに終わってしまったのですが、追加要素として近場での夏祭りに遭遇です。
2018_09@富士山キャンセル019 2018_09@富士山キャンセル023
さすがは下北沢のお祭りと言いましょうか。人口密度もなかなか高く、担ぎ上げられる神輿も随分に立派です。
しばらく、夏祭りの喧騒を肴にビールを味わえば、今夏はすっかり忘れていた夏要素の一つ“お祭りの喧騒”を摂取してしまったも同然ですね。
これで、土壇場滑り込みに、また一つ今年も夏を満喫してしまったと言えましょう。

ひとしきり、神輿が過ぎていくのを眺めたら、お祭りから離脱して新宿方面へ移動することにします。
冴氏がまだ観てないということなので、3回目(!)の「のんのんびより」を鑑賞することになってしまいました。
流石に3度目ともなると、中身を覚えてしまい……だいぶ、気持ちよく微睡みながらの視聴です。
それでも、耳に心地よいSEと声を感じながら過ごす時間と言うのも悪くないものです。
映画の後は昨日に続いて、また沖縄料理で一杯。当分、過ごし方に困ったらこの流れでいいかもしれませんね。
沖縄への憧憬をつのらせながら、日曜が終わり行くのを惜しんで、休日が終りを迎えました。


そんなこんなで、懐かしい大学院の日々と、ノスタルジックなのんのんびよりを投与されてしまった今週末。
どんなに過去を振り返っても、現実は日々過ぎていきます。
もう少しだけでも、気安く、前向きに取り組める日々にしたいのですが……平日は虚無のまま。救いがなくて困ってしまいますね。

突貫する那須高原

色々と降り積もる鬱憤もありますが、何よりも涼しい日々が終わりを告げて、過酷な残暑が帰ってきたのがつらい8月最後の週末。
平成最後の夏を全力で楽しむためにも、なんとか気力を振り絞っていかねばなりません。

そんな覚悟を抱いて退社した金曜の20時。ここから、大急ぎで実家へと戻り、車を調達します。
道すがら、元下宿生を同行に誘って集合時間を決めたら、いざ準備は完了ですね。
山に登りたい欲が沸騰しつつも、天気予報を見れば本命の乗鞍岳は悪天候の模様。次善の策として、以前から気になっていた茶臼岳に行くことにしました。


土曜日は朝の5時過ぎから圏央道を経由して那須高原方面へ。
那須温泉の辺りを過ぎて、さらに山の上の方。那須ロープウェイの乗り場まで一気に向かいました。
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ここからはロープウェイに乗って那須の茶臼岳9合目まで一気に駆け上がります。
ついてしまえば、そこはもう標高1684mの山の中腹。これだけで割と満足してしまいますが、折角ですからもっと上まで目指しましょう。
上に見えるこんもりとした頂上までは片道で45分程度でしょうか。
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あれよあれよと登り上がって到着です。
360度の夏山大パノラマ。これを感激と言わずして、なんと呼べば良いのでしょうか。
素晴らしい眺望です。
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ひとしきり山の頂きを堪能したら、もう少し歩いてみたくなるのが人の性でしょう。
登山地図を確認すれば、向こうに見える尖塔、朝日岳までおよそ1時間半ほどの距離なのだとか。
小一時間のトレッキングでは物足りないので、行ってしまうことにしてしまいました。
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もちろん、思いつきと見せかけても、可能性のありそうなところは予め下調べしています。
流石にそこまで山を舐めてはいません、念の為。

途中の避難小屋の前で昼食を食べたら、そこからは一気にアプローチしましょう。
nasu(42).jpg nasu(52).jpg
崖の脇を抜ける鎖場や無限に続きそうな石段を経由して、慎重かつハイテンションに進んでいきます。
稜線を伝う登山道との合流地点に至ったら、もう一息です。
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那須岳の3つの峰の一つ、朝日岳も登頂です。
頂上には小ぶりな可愛らしい石鳥居が鎮座していました。
良い光景ですね。

行きはよいよいで、帰りはなんとやらとも言いますが、幸いにも大過なく来た道を辿って避難小屋のところまで下山。
ここからはロープウェイではなく、普通の登山道でロープウェイの駐車場へ戻ります。
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下り道なので小一時間ほど。自然を満喫しながら道を下り、登山口の茶屋で一服して車のもとへ戻りました。

14時過ぎと、山登りにしては良い時間に下山したら、残りの行程はドライブの時間です。
手始めに、ツイッターを見ていた大学時代の友人のオススメで、レトロな雰囲気の「北温泉旅館」で日帰り入浴。
一部の界隈では有名な旅館らしく、レトロと言う言葉では説明できないほどの趣ある旅館でした。
内部を撮影できないのが残念なところですが、建屋によっては江戸時代からあるのだとかなんとか……いずれ泊まってみたいものですね。
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温泉の後は、那須温泉の温泉街まで下って温泉神社に参拝です。
その名の通り、湯の湧く地を祀った式内社です。
火山と言えば、有力な社寺があるのがある種の定番でしょうか。
ここの名蹟と言えば“殺生石”とその近隣の噴煙地帯です。谷筋だけがピンポイントに荒涼としている光景は、確かに異様なものを感じます。
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古の人々がここに地獄や賽の河原を見たのも納得の光景でした。

この後は、なんとなく帰るのも億劫に感じたので、この近隣で宿泊することにします。
観光案内所に飛び込んで、ダメ元で当日宿泊の相談をしたところ、1軒だけ都合のいい場所が見つかりました。
実に運のいいことです。
市街地からは少し距離があるということなので、ひとまずお酒を買い出してから宿にチェックインして、再び夕飯を食べにドライブです。
那須高原の蕎麦屋さんで、珍しくノンアルコールな夕飯を食べたら、宿に戻ってからが本番でしょう。
惜しいのは宿に冷蔵庫がなかったことだけでしょうか。
24時間入れる露天風呂と、目の前に広がる茶臼岳の絶景。高原の涼しい夜風にあたりながら、地酒を傾けていれば健康的に時間は過ぎていきます。
早めに飲み始めたせいか、健康的に運動していたせいか、この日は日付が変わる前には就寝の流れに。
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うっかりカーテンを開け放っていたために、朝の日差しで目が覚めるところまで健康的に過ごしてしまいました。

健康ついでに、ちゃんとした朝食を食べたら、のんびりと朝の準備をして出発です。
この日に最初に向かったのは、アルパカがいっぱいいることで有名な那須アルパカ牧場です。
「けものフレンズ」でアルパカが栃木弁だったことから、一躍アニメファンの間での知名度を高めてしまった不思議スポット。
受付のお姉さんが、まさにけもフレ中のアルパカの如き栃木弁だったのは、少し驚いてしまいました。
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それはそれとしてもアルパカです。
夏場なので毛を刈り取られてもふもふしてないですが、可愛らしいですね。たまに凄みがあるやつも居ますが……。
アルパカがいるだけと、侮るなかれ。本当にアルパカしか居ないストイックな観光地です。
餌をやったり触れ合ったりすることこそできますが、カフェもレストランも何もありません。
ただ、アルパカを眺め触れ合う癒やしのスポットです。
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何やかやで1時間ほど楽しめてしまったので悪くないところです。
次はもう少し、もふもふした季節に行ければなお良いかなと思いました。


斯様な次第で、もふもふ(?)したら、締めに那須ラーメンを食べてから、少し早めですが首都圏へ向かって来た道を戻ります。


次の目的地はさいたま新都心にある映画館で劇場版の「のんのんびより」を見ることです。
東北道を急ぎなんかして、途中で元下宿生の家に荷物を置いたら、さいたま新都心へ。
行き掛けの駄賃に、この日開催していたアニサマの会場推しをしたり、ウィンドウショッピングをしたりして過ごしてから、アニメを見る流れと行きましょう。


さて、のんのんびよりといえば田舎の良いところだけを抽出したような日常系アニメの一派です。
日常系アニメの劇場版と言えば、友人曰く「砂糖を口に押し込まれて」いるような、ある種心の強さが求められるタイプの作品が多い印象です。
正直に言えば、今作もそうだろうと思って、それでものんのんびよりが好きなので観に来てしまった状況でした。
……が、結論から言えば、終盤はボロ泣きしていたのですから、始末に終えません。
本筋自体は原作の沖縄旅行編を切り出したものなのですが、要所要所でオリジナル要素を入れ込んできて、見事な一夏の出会いが描かれていました。
加えて、微に入り細に入りの自然描写と、映画館の音響を有効活用した大自然のSE。
気付けば、作中の子どもたちと一緒に沖縄旅行を体験しているような感覚に陥ってしまいます。
そして旅行からは帰らなければいけません。小さい頃、少し長い休みに家族旅行に行くと、帰るときに妙に物悲しくなった記憶があります。
終盤はまさに、そんな頃の思い出を想起させるような描写と展開が続きます。泣きますよね、仕方ないですよね。
まさか日常系アニメで、映画館ならではの体験をすることになる日が来ようとは思いも寄りませんでした。

大穴というと失礼かもしれませんが、今季屈指の良作アニメ映画と言って間違いないと思います。
副作用として、だいぶ精神に打撃を負いましたが……まだ大丈夫です。


この後は、そんな不安定な精神のまま友人と別れて、内房へ。
呻くように沖縄行きの航空券を探しながら眠りについて、今日に至りました。

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