月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


晩夏の閑日

世間の一部では今日までがお盆休みだそうですが、6連休からの木金出勤となった私には普通の週末に過ぎなかったこの週末。
先週までの活動から一転して、土曜日に飲み会の予定が入った以外は特段の行き先もなし。久しぶりの「完全に暇な週末」となりました。

そんな訳で昼まで寝太郎を決め込んで11時頃起きた土曜日は、そのまま都内に買い出しへ。
カメラ用の種々の用品やアウトドアグッズの調達を行いつつ、フラフラと隣街に向かい飲み会をして実家へと帰りました。

日曜日もはたまた特に予定がないため昼前まで布団に潜り込んで惰眠を貪り、起動したのは昼食時のこと。
2日連続でこういう過ごし方をするのも大概久しぶりです。
流石にこのまま何もしないというのも気が済まないので、昼過ぎからのっそりと外に出て目指したるは小田急江ノ島線の大和駅。
駅から東方に10分少々歩いていくと、とある神社に行き当たります。
この大和の鎮守、深見神社は延喜式の式内社にも列せられる由緒正しき古社。新興住宅が並び、小田急と相鉄が交差する郊外都市然とした町に似合わず、かなりの歴史を備えています。
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由緒書曰く、深見の地名は和名類聚抄にも記載がある古い地名であり、当時は神社の周囲のみならず境川の下流域一帯を指した広域地名だったのだとか。
往古にはこの近辺まで相模湾の入江が繋がり、深見の地から船出したという伝承もあるそうですが……その辺の逸話は眉に唾して読んでおきましょう。
いずれにしろ、神奈川県内では屈指の古さを誇る町と社。相模国の式内社リストにも名前が上がっていたのですが、実家から近すぎるために機会はいつでもあると先延ばしになっていた参拝を、ようやく達成しました。
残る式内社は松田の寒田神社だけですが……これはいつになることやら。

深見神社の参拝後は大和駅に戻ろうとしたのですが、その道すがら、駅前の文化施設の看板に気になるものがあったので、少し寄り道です。
“エントランス”や“店舗”の文字と並んで、シレッと書かれた「大和天満宮」の文字。例大祭を告知する立て看板も近くにあったので、遠くないところに鎮座するのだろうと暫く探したところ、なんと文化施設の2階の一角、屋上庭園とも言える箇所にありました。
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周囲を新造のコンクリートに囲まれた灰色の社。風情の欠片もないと言えばそれまでですが、ここまで灰色に囲まれると一周回って総石造りに似た荘厳な印象を受けてしまうから不思議なものです。
奈良や平安の頃、社寺の権威が歴史の重みや大自然の威厳ではなく、贅と技術の粋を尽くした建造物の偉容によって担保されていた時代を思わせる力強さがある……とまで言ってしまうと過言かもしれませんが、これもまた悪くない気がしました。
ちなみに天満宮でも御朱印を頂戴。あまり期待してなかったのですが、見かけ以上に手入れされ地域で大切にされているようです。


大和から実家に帰ったあとは、荷物を整えて、この日もまた出張があるので早めに内房に帰還して、さらに出張先へと移動。
あわただしきこと、この上なしです。

内臓過負荷のお盆休み

相も変わらずの出張続きから、11日の早朝に発って自宅にタッチ・アンド・ゴーしつつ始まったお盆休み。

3日間のコミケと、その後の長野観光。なかなかに類を見ない弾丸行程に、すっかり疲労が溜まってしまいましたが、どうにか生きているので覚書を残しましょう。


出張先から渋滞をすり抜けて自宅に帰り、小一時間ほどの準備を経て出立したコミケ初日。
出足が遅れてしまいましたが、11時半頃には毎度お馴染みの有明に到着です。
国際展示場の駅前ロータリーに、ビックサイト方面へ向かう想定外の待機列が形成されていましたが、少し進んでロータリーを抜ければ列は解消。
なおさらに不思議を感じる待機列でしたが、何はさておき想定通りに待ち時間皆無で入場です。

今年の夏はビックサイトの工事の影響で、薄い本は東ホールに集中。
下調べの時間もなかったので、大雑把な巡回となってしまいましたが艦これ島や東方島の類を巡ってお買い物です。
合わせて、天野しきさんはじめフォロワーのサークル主諸兄も巡回、先日の河口湖で購入したご当地キャラメルをばら撒いて過ごします。
午後からは、友人の“えめろん”氏が来たので彼を案内したのち、近場の飲み屋さんで一息。
閉会の時間も近付いたので、ビックサイトを離脱してエメロンとも別れ、高校の友人らと合流し小振りな同窓会をして夜を過ごしました。


鉄道・ミリタリーがやってくる2日目も、前日の影響で少し遅めに実家にて起床。
11時頃に会場に到着し、前日に引き続きキャラメルをばら撒きつつお買い物。鉄道島やメカ島は見るものが多くて良いものです。
半月クラスタの和泉冴さんのところで暫く管を巻いてから、フォロワーのつぼっちさんと合流しカフェでお茶の時間に。
買い物しに来たのだか、交流しに来たのだか、酒を飲みに来たのだか……ここ数年来の葛藤ですが、楽しいことが一番ですから仕方ないですね。
夜は夜で大学の友人・先輩連中の誘いに乗って、秋葉原で飲み会となり、再び実家へと帰りました。


そんなこんなで瞬く間にエロ本が飛び交う最終日。
前2日間はお盆としては珍しく涼しい日々が続いたのですが、最終日は流石に晴れ間が見えてしまい気温も高めで過酷な環境に。
創作島初め、買いたい場所も多くありましたが、会場入りしたのはやっぱり11時頃です。
このくらいが待機列も捌けて、飲み会混じりの連日参加でも耐えられる夏のボーダーラインといった感覚。
買い物が一段落したら、フォロワーの優月さんと合流して昼食を取ってもうひと踏ん張り。最後の落ち穂拾いにと創作島を巡ってから、大学院時代の友人と合流して大崎にてビールを飲み実家に帰りました。


そんなこんなで押し切ったコミケ3日間から一転して、月曜の朝は少し早起きして中央線の特急に乗車。
満員の自由席に立って耐えて塩尻まで。ここで大学時代の友人連中と合流し、長野人の車に乗ってさらに北西方向へ向かいます。
安房峠方面へ向かう道から、途中で分岐して沢渡温泉一帯の駐車場に車を置いたら、さらに少しだけタクシーで先へ。
行って来たるは穂高岳の袂、景勝地と名高き上高地です。
最も下流側の大正池付近で下車して、ここからは上流方向へトレッキングの時間です。
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山頂の露頭した活火山の焼岳、鏡のような水を湛えた沢や池の数々。噂に違わぬ美しい景色です。
加えて自然豊かな高原地帯、周囲の森に目を向ければ様々な昆虫達も。
羽を喰われながらも、華麗に飛び回るキレイな模様の蝶もいました。
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一方で、川筋に戻れば枯れ木が川面から立ち上がる不思議な光景も。大正期に焼岳が噴火したとき、川を堰き止めて池を作り木々を枯死させてできた光景なのだとか。
斯様な次第で森林散策を続けたまま、何度か写真で観たことのある河童橋へ。
ここで写真を撮ったり、昼食を補給してしばらく過ごしたら、さらに上流の明神池の方向へ行きました。
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河童橋から明神池までは小一時間ほど。着いてから知ったのですが、明神池は穂高神社奥宮の御神域。池に臨むには拝観料が必要です。
社務所にて御朱印授与と併せて払い、社殿の裏手へと回れば、すぐに池の畔です。
明神池からは透き通った浅く鏡のような水面越しに雄大な明神岳の山容が望まれ、曇り空でも十分に神々しい光景です。
快晴の日など、如何程の絶景になることでしょうか。深山を分け入った先とは言え、最奥でもない土地に穂高神社の奥社を建てた理由もわかるような光景でありました。
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――が、そんな感動もつかの間。河童橋近くのバスのりばまで戻ってみれば、驚くほど長いバス待ち行列……。
タクシーの列も同様に長く、正直お盆時期の混雑を侮っていたと言わざるを得ません。
とは言え、他に足もないので、友人連中と雑談でもしながら待つより他なし。小一時間ほどと、思ったよりは待たされずに乗れたので、良しとしましょう。

車に辿り着いたら、中央道を下って長野人の実家のある飯田まで向かい、彼の実家で夜の宴会。
翌日の15日にかけて、素晴らしい歓待を受けて神奈川に帰ることになりました。


そんな次第で、見事に反動を喰らったお盆休みの最終日16日。
コミケ3連チャン(+飲み会)からのトレッキングと大量の酒ですから、効かない訳がないですね。
何とはなしに体調不良のまま、実家でゴロゴロしているうちに一日が過ぎてしまい、日が暮れてからは内房を経由して再び出張先へ。
未だ半分はお盆気分の町で、大過なく2日間の出張をこなし、どさくさ紛れには宿近くの飲み屋さんとすっかり顔なじみになれたのが、良い息抜きと言ったところでしょう。
ようやく平穏な週末に戻ってきたところで、今となります。
幸か不幸か、今週末は目立った用事もなし。積み上がった荷物とタスクとコミケの戦利品を片付ける頃合いかなと感じるところです。

夏が始まる恒例行事

8月に入っても変わらず続く出張攻勢。イレギュラーの続く年に、休日の日程策定も四苦八苦です。
しかしそれでも例年通りにやってくるのが、真夏のお楽しみ、茅原実里さんの河口湖ライブ!
今年はみのりさんの通算100公演目のアニバーサリーライブともあって、気合を入れて万全のチケット確保です。

一方、こちらも例年通りに確保に苦慮したのが宿泊場所。今年は河口湖の湖上祭とも日程が重なってコテージすら確保できない惨状です。
仕方がないので、ついにテント泊に手を染めることにしたのですが、問題は道具一式を収容する暇がないこと。
万難を排しても河口湖へ――と知恵を絞った結果、編み出したのは出張先にキャンプ道具一式を持ち込み、河口湖にに直行する案。
我ながらアクロバットな遠出に磨きがかかってきた気がしますが、是非もないことです。


そういう次第で出張先から早起きして、高速バスと中央線を経由して、大月から371系を改造した特急に乗り込み河口湖駅へ。
車内で同行の元寮生とも合流したら、駅ではいつも通りのみのりさんのアナウンスがお出迎えです。
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いよいよもって見慣れてきた河口湖駅では、これまた毎年のように遭遇する改札前の人だかりが今年も見受けられます。
ちょうどみのりん仕様の臨時列車が来るタイミングだったようで、人混みを避けて昼食をとっている間に、茅原さんご本人がパネルの前に現れていたようです。
この一連の流れも9回も繰り返していれば、身に沁みつくもの。毎年のように思いますが、河口湖駅で聞くみのりさんのアナウンスが私にとっては盛夏を告げる風物詩になっています。

そんなこんなで駅前で食事をしたら、湖畔で時間調整しながらキャンプ場のチェックイン開始である13時を待ち受けて、早急に設営へ。
初めて車なしでテントをキャンプ場まで運びましたが……想定以上に重い代物ですね。
持てないものではなかったので、今後は電車キャンプも現実的な視界に収まる気がしますが、ひとまずは車があった方が圧倒的に楽なことを実感です。
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設営が済んだら、貴重品以外をテントに押し込んで、みんな大好き河口湖ステラシアターへ。
9年目の道のりを南下して会場に着いたら物販で旗も購入。
フォロワーのアッシーさん、こーたさんとも挨拶したら、あとは開演まで今は遅しと待ち構えるまでです。

そして、16時半を過ぎれば待ちに待ったみのりさんの河口湖ライブ「Summer Dream5」、土曜日の開演です!
今年のライブツアーに行き損ねてしまったこともあり、1年ぶりのみのりライブ。
「Freedom dreamer」から始まった土曜日は、アップテンポな曲から夏らしい曲を推して終始楽しい最高の時間です。
途中のMCでのバンドメンバーも巻き込んだ締まらないやりとりや、声優にあるまじき告知を噛む芸も、もはやお約束の領域。
飛んで叫ぶライブが久々だったことも相まって、「Lush March」の旗振りや、各種のコール&レスポンスも喉が枯れるほど全力を出し、楽しみ切ることができました。
終いには河口湖で打ち上げてるにも拘らず、いつものの打ち上げ花火で締める恐れ知らずぶりを示して終演。
これを楽しむために1年生きているのではと思えるほどステラシアターを満喫し、充実した気分の余韻を河口湖の打ち上げ花火で彩りながらキャンプ場へと戻りました。
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キャンプ場に戻ったら、帰路に調達した地ビールで乾杯してささやかに打ち上げ。
明るいうちからビール片手にたき火をするのも楽しいですが、この薄暗い中でひっそりと肴を焼く飲み会もまた非日常の楽しさがあります。
余談ながら、この日はお隣のテントもみのりさん組だった模様。たまにそれらしき人を見かけることはありましたが、ライブTシャツが干してあるほどあからさまだったのは初めてでしょうか。

日付が変わるころまでひっそりと続いたサマーキャンプから、ひと眠りした翌朝は爽やかな青空の下でお目覚めです。
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深い青の空にもくもくと立ち登る白い雲が濃い緑の山並みに大きな影を描く光景は、まさに山の夏を体現するような絶景。
麦わら帽子と白ワンピースとひと夏の思い出を夢想したいところですが、現実は前夜の残りで朝から一杯です。
これも楽しいのですが……落差があると言われれば返す言葉がないところです。

この日の日中は色々と河口湖のアクティビティも考えたのですが、結局キャンプ場でだらだらとデイキャンプすることに。
怠惰なアウトドアもたまには悪くないもの。
昼食時まで何をするでもなくキャンプ場で湖を眺めてから、近場の温泉で一服して風呂上がりのビールを決め込み、最高の夏を過ごしていました。
しかし、こういう油断しきった時こそ急転直下の災難が降りかかるもの。能天気に見上げていた雄大なる入道雲が、いつの間にやらこちらに黒い底面を接近させていたのですからひとたまりもありません。
あれよあれよと大粒の雨が降ってきたかと思ったら、あっという間に本降り。夏らしいにわか雨の襲来です。
タッチの差で屋根のあるところに逃げ込んだものの、テントは雨に洗われすっかりキレイになってしまいました。
キレイになるのは結構ですが、濡れてしまうと撤収が大仕事です。こんなことなら晴れているうちにテントだけでも片しとくべきだったと嘆きますが、どうにもこうにも後の祭り。
幸いにすぐに晴れ上がってくれたので雨粒を叩き落としながらテントを片付けて、良い頃合いだとキャンプ場を引き払って河口湖駅へと戻りました。

駅へ戻れば、日曜分のライブチケットが無い元寮生と別れて、大きなキャンプ道具も宅配便に預けてしまい、再び身軽になってステラシアターへ。
高校の友人、総統代行が先に会場に来ている手筈なので、合流してチケットを受け渡し日曜のライブに備えます。

茅原実里さんにとって通算100回目のライブとなるSummer Dream5の3日目、日曜公演。ステラシアターでのライブもこれで20回目となる記念すべき回です。
余談ながら単純に計算すれば5回に1回は河口湖で歌ってる計算、意外と高い比率なことに驚きです。
それはそれとして、ライブ本編は概ね土曜日と同様。MCのぐだりっぷりも大体……むしろ磨きがかかって酷い有様。全然締まってない「締まっていこうぜ!」コールで始まる「HYPER NEW WORLD」のインパクトは絶大でした。つまり最高に楽しいライブの2夜目です。
当然、いくつか変更点はあるのですが印象的だったのは旗振り曲が「Best mark smile」になっていたことでしょうか。
久々に聞いた気がしますが、振り付けは体が覚えているので問題なし。最初の頃は少し複雑に感じた旗振りも、慣れてくると変化に富んでて楽しいです。
そしてまた最後に歌った曲は、これまた100回目となる「純白サンクチュアリ」。そういえば確かに毎回聞いていた気がする……と思いながら、ぼんやり眺める白いペンライトの統一感は流石の練度というより他にはありません。
お約束の花火の後、終演間際にはスタッフからみのりさんへのサプライズもあって、終始祝祭感のあるライブでありました。


斯様な次第でライブ後は余韻を引き擦りながら河口湖駅へ。
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終電の都合もあるので、まったりする間もなく来た列車に乗り込み、どさくさ紛れに買い込んだ葡酎で一杯やりながら河口湖を後に帰路へと就きました。

ただし、私の帰り着く地は内房ではなく神奈川の実家の方。内房の終電など、1時間前に走り去っているので是非もないことです。
代わりに月曜は早起きして、荷物を実家に置き去りにしたまま……再び出張先に来ています!!
まだまだ続く出張攻勢、次はコミケに無理していく予定です。

鮮魚の週末

週末を全力疾走している間に、気付けば夏運用真っ盛りの8月に突入。

そんな季節の巡りとは一切関わりなく、終わりの見えない出張案件はまだまだ続きます。
そろそろ出張先に移住した方がいいのではとも感じますが、終わりが見えないので不意に終わる可能性も捨てきれないのが険しいところです。


そんな訳でデスクトップPCが着実に埃に埋もれはじめている状況。日記も出先で書くので、まさに備忘録にならざるを得ないのですが……言い訳として上等な部類に入りますでしょうか。

金曜日に出張先から帰った翌日、先の土曜日はいつも通りに都内に出て、高校時代の友人と久しぶりに新作の出た「劇場版リリカルなのは」を観に行きました。
劇場版A'sを見たのは何年前だったでしょうか……Vivid Strikeはなのはにカウントしてもいいのでしょうか……何はさておき、もはや少女だったなのはさんなど記憶の彼方ですが、久々に見たそれはやはりいつも通りといった印象です。
ストーリーにシレっと紛れ込む絶大な権力体系は脇に置いて、迫力の魔砲撃アクションや要所で炸裂する登場人物の戦闘狂ぶり、何食わぬ顔で成される外道な闘い方、久しぶりに大きな画面で見れて大いに満足です。
前後編だったそうで、良いとこで終わってしまったのは残念ですが、その分だけ次回作が楽しみです。


映画の後は少し秋葉原で買い物をしてから友人と別れ、フォロワーの朔さん、ずーこさんと海鮮と日本酒のおいしいお店で飲み会。
途中からヘク猫も合流し、終電ぎりぎりまで飲んで実家へと帰りました。


一転して、日曜日は健康的にお外でアクティビティ。大学の先輩に連れられて、横浜は本牧の海釣り公園で青魚を狙ってきました。
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サビキ釣りなど大学で友人に連れられて以来です。
海釣り公園の立地は過酷な海上桟道。風も日差しも遮るものはない立地で、天日干しでも作ったら捗りそうな環境です。
幸いに曇天で風も穏やかなため、命拾いしましたが……海釣りって過酷ですね。

先輩から道具を借りて、簡単なレクチャーを受けながら釣り糸を垂れること半日ほど。
釣果は小さいイワシが2匹に小あじも2匹。実質初めてとしては悪くない成果だと思います。
釣りの後は先輩邸で魚を捌いて、軽く宅飲みをして解散となりました。


そうこうして月曜からは再び出張先運用。
来週は少し大きなイベントがあるので、大荷物を手配しての出社です。
出張先に直行直帰も辞さない体勢で……うまく誤魔化しきれるといいのですが

群馬を知るために

空梅雨のまま台風を意識する盛夏を迎えた今日このごろ。
JR東日本のあちこちの駅で「お前はまだ夏のグンマを知らない」と妙に煽りの入ったポスターが掲げられ、今年も何故か群馬県がフィーチャーされるシーズンになりました。

しかして考えてみれば、伊香保や草津の温泉に行き、横軽の急坂も見に行っていますが、未だに上野国一宮にも参拝できていない状況。
いい機会ですし、ちょっと群馬観光に行こうと思い立ったが吉日です。
折よく、有休を分捕る隙もみつけたので、金・土の泊りがけで遊びに行くことにしました。


内房から総武本線と高崎線を乗り継いで、高崎へ至り上信電鉄上信線に乗り換えて小一時間。
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一足飛びに一宮である貫前神社の最寄り駅、上州一ノ宮駅に向かいます。
風情ある駅舎に迎えられて、ここから歩いて10分ほどのところに目指す社はありました。

上野国一之宮貫前神社は堤防のように聳える鳥居を越えると、降った先に拝殿がある特殊な形態です。
謂れは色々とあるようですが、よくわからないのが正直なところ。
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由緒書きに曰く、元はもっと近隣の川の上流にある霊山に鎮座していた神様が下り来たものなのだとかなんとか。
近辺には古墳もあるそうで、古くから人々が住んだ土地の社ではありそうですが……どうにも暑さで、それどころではなかったのが残念なところです。

無事に御朱印もいただいたら、行き掛けの駄賃に上信電鉄の終点、下仁田駅まで追加の乗り鉄。
本当は行って帰るだけのつもりだったのですが、駅前の観光案内板で文化財指定された神社の存在が目についたので、少しばかり待ちを散歩してみることにしました。
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駅前から目的の神社までは町の目抜き通りだったようで、細い路地ながら左右に古いお店やお店の跡が並び立ちます。
「撞球場」や古風なパチンコ屋さん、古風な食堂などなど……往時の賑わいを感じさせるその様子は、どこか町全体がセピア色をしているのではと思わせる何かを湛えていました。
そんな通りを抜けて5分少々でしょうか、目的の諏訪神社は町場の小さな氏神様といった境内です。
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しかしながら近寄って社殿を見れば文化財指定も納得の見事な彫刻ぶり。本殿の壁面まで彫刻が施され、そのどれもが立体的な彫込をされています。
巧技を評するほど彫刻に詳しくはないですが、そんな素人にも一目で豪華とわかる存在感です。
町並みといい、豪華な神社といい、おそらくは製糸業が盛んだった時代の名残なのでしょう。
町の歴史資料館にも寄りたかったのですが、駅から少し距離のある町外れだったので見送ってしまったのが惜しまれるところです。

駅前の食堂で下仁田かつ丼なるソースカツ丼の一種で腹拵えして、折り返しの列車に乗車。
後から知ったのですが、下仁田の一帯は地質学的にも非常に特殊で面白い土地だったのだとか。そちらの方面を展示した資料館もあったそうですし、次は下仁田そのものを主眼においた観光もいいかもしれません。

それはさておいても列車は富岡製糸場の最寄り駅を過ぎ去り、高崎の郊外に差し掛かります。すると、ぼんやり前展望を眺めていれば駅の近くに大きな鳥居が目に入ってしまいます。とりあえず途中下車をするしかないですね。
降りたのは山名駅なるこれまた少し風情のある駅舎の駅です。
上信電鉄はどの駅も古びたローカル線の雰囲気を残していて趣深いです。
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ここから鳥居の方へ向かうと目についたのは線路の下を潜る参道。跨線橋や踏切は見たことありましたが、アンダーパスは初めてです。
色んな参道があるものだと感心しながら、社殿側に目をやればこちらは至って普通の神社な雰囲気です。
鎌倉時代に創建されたと伝わる山名八幡宮は、近隣では安産祈願のお宮として名を馳せているのだそうです。
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安産に縁はないのですが何はさておいて石段を上がって拝殿で参拝。
御朱印を貰おうと社務所に入ってみると、またしても驚き。社務所が小洒落た雰囲気の電灯や調度で彩られています。
神職の方の趣味なのか、町おこしか何かなのか……よくわからないところですが、参道といいなんとも不思議な神社でありました。

ちなみにこの近隣もまた古くから人が住んでいることが確かな由緒ある土地。
時間の都合で行きませんでしたが、この山名駅から少しばかり歩いた先には飛鳥時代の石碑が現存し一般公開されているのだそうです。
当時の僧侶が母親の墓碑として建てたもので、近傍の古墳の被葬者と対応すると考えられているのだとか。当時の家族関係や系図や、上代日本語そのものの文献として、学術上非常に価値がある代物なのだそうです。
この近辺には同じような日本屈指の古碑が他にも2つ現存しているそうですし、いずれまとめて見学に行ってみたいものです。

高崎駅に戻ったのは17時を少し過ぎたくらいのこと。宿に入るには少し早すぎる気がしたので、乗り潰しも兼ねて信越線を横川駅まで一往復して、1時間ほど過ごしてからチェックインして高崎の夜に飲みに出かけました。


翌朝、土曜日は少しだけ早起き。私が酔いどれていた夜半の間に高崎入りした元寮生と合流し、上越線で北上します。
水上駅で一度乗り換えて降り立ったのは“モグラ駅”と名高い土合駅です。
下り線のホームが地下深くにあることで一部で有名なこの駅、谷川岳登山の玄関口でもあり朝一番の列車で至れば意外と利用客がいることに気付きます。
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噂の長大階段もインパクト十分。先行する利用者の背中があるので気持ちは軽いですが、これに独りぼっちで降り立った日には、なるほど心が折れるかもしれません。
そしてまた階段ばかりが有名で知らなかったのですが、地上に上がった後の通路もなかなかに凄みのある雰囲気を備えています。
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他のお客さんの背中が遠くなり、友人と2人で物静かで古けたブロック塀の通路を進んでいると、曲がり角からゾンビが姿を現すのでは――と思わせるような退廃感が醸し出されているようでした。

さて、いくら物好きといえど、モグラ駅を見るためだけにわざわざ土合駅まで来た訳ではありません。
地上にでたら、この日の真の目的地、谷川岳を目指して行動開始です。
駅舎を出て夏の陽光を浴びれば、先程までの静かな緊張感は吹き飛び、一挙にアクティブでアウトドアな気分です。
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先程、おっかなびっくり通り抜けた回廊の下を陽気に潜ってロープウェイ乗り場から、一挙に標高1300m級の高みに登ります。
ここから道程およそ3km、標高差600mの行程を谷川岳目指して歩きましょう。
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目指す山頂は遠近感が狂うほど間近に見えますが、ここから標準で片道2時間半。慌てず騒がず着実に、です。

初めて見る“避難小屋”を経由して、初めての本格的な岩場を歩みます。
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夏山の暑さと、想像以上に急峻な傾斜にへばりながらも頑張ります。

1時間半ほど歩いて進めば、徐々に木々の背が低くなり見晴らしが良くなります。
振り返って見れば尾根筋を登っている実感が湧いてきて、今までの苦労が報われたような気持ち良さがあります。
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横に見える切り立った尾根筋は、名も知らぬ谷川連峰の上級者向けの山々。雲が稜線に巻き付く姿は幻想的の一言で済ますには、あまりに変幻自在で見飽きない魅力がありました。

途中から雪解け水で泥濘みだした登山道を辿って、源流にあたる草木も絶えた雪渓を迂回したら、いよいよ頂上は目前です。
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最後のチェックポイントである肩の小屋で一休みしたら、雲が増えてきましたが山頂目指してアタックです。
雲に巻かれた尾根筋の小径を慎重に歩んだ先が目的地です。
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無事にどうにか、五里霧中ながらも山頂に到達することができました。

山頂では休憩がてらに昼食を取りつつ、雲が切れ間を見せるのを待ち構えます。
お茶でも飲んでぐったりしながら、望むこと20分ほどで幸運にも青空が顔を出し、朝日岳も姿を表します。
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青い空と白い雲と青い山並み、目に優しい色合いの絶景が拝めて、もう思い残すことはないでしょう。
人が苦しい思いをしても山を目指す気持ちがまた一つわかってしまいました。

またこういった高山は当然ながら自然の宝庫でもあります。
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警戒心の足りない気がする昆虫が、目と鼻の先で好き放題するのですから見ていて飽きることがありません。
トンボとこんな近くでにらめっこができるなんて、なかなかある機会ではないと思います。

山頂で30分ほど高山を満喫したら、今度は下山の番です。
遠足は帰るまでが遠足、登山は登りより下りのほうが危険が多いと言いますが、岩場の多い谷川岳では下りの滑落が何より恐ろしいです。無理はせず、必要なら手をついてゆっくりと下ります。
肩の小屋から雪渓を巻いて、避難小屋の屋根が見えた辺りで雨が降り出してきました。
山の天気は変わりやすいとか、雷鳴が聞こえたら気をつけろとか、色々と言われますが、正しくな状況。慌てず騒がず先日買ったレインウェアを着ようとしたら、何たることかバックパックの底で持ってきたシャンプーが爆発し、レインウェアの一部が妙なぬめり気を放っていました。
テンションだだ下がりですが処置しようもなし。デビュー早々にとんだ目にあっているウェアを着込み、雨に濡れて滑りやすさが増した道程を、先程以上に慎重に下ります。
想定より少しばかり遅くなってしまいましたが、無事になんとかロープウェイ乗り場に到着したら、ようやく一安心といったところです。
水場でレインウェアを洗って、撥水性が失われていることにげんなりしながらも、あとの処置は帰ってからと割り切り、麓へ向かいましょう。
ロープウェイとバスを乗り継いで水上駅まで戻ってきた頃には、空はすっかり晴れ上がり遠くに入道雲が顔を覗かせる夏空です。
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水上温泉の日帰り湯で一息ついてビールを飲んだら、ようやく一心地ついて無事な帰還と達成感に浸ることができました。
日が暮れるまで休憩室でだらけきっていたら、雨が追いついてきてしまい駅に戻るのも躊躇うほどの土砂降りになったのはご愛嬌でしょう。
飲み屋に立ち寄る気持ちを折られ、ホスピタリティ溢れる温泉の職員さんの勧めに従って、休憩室で地酒を飲みながら雨が収まるのを待ち帰路へと就きました。


高崎からグリーン車に乗り込んで飲みなおしつつ、家に帰り着いたのは日付が変わった頃。
倒れるように寝入って、今日は朝から荷物の片付けと手入れで日曜を磨り潰して過ごしました。
昨日の今日で余韻に浸っているからでしょうか、レインウェアを洗い直したりバックパックを乾かしたりしていれば、不思議と充実感があったのが印象的です。

そうこうしているうちに夜になり……明日からはまた出張業務、自宅の荷物置き場化が捗って困りますね。

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molmol

Author:molmol
連絡先:aria_freak@ホットメール、mixi


社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

何かにつけて神頼みする近所のお稲荷様に感謝

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私が勝手に(無断で)貼ったリンクもあります……。 どうか、ご配慮願います。

分類……してないなぁ?

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