月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)


惰性恒例の伐採行事

梅雨時恒例、親の実家の枇杷の木の収穫と剪定を実施した週末。
然るに特段の記載事項もなく、隙を見てはお出かけを繰り返す昨今にしては比較的移動距離の少ない部類となった週末です。
小さな日常から変化を見出したいARIA精神ですが、庭木に咲いた紫陽花と美味しく頂いた枇杷の実程度でありましょう。
そういえば、ここ数年は紫陽花の名所にいけてないので、そろそろ何処かで紫陽花鑑賞とでもいきたいものです。

言い訳しておけば、出張案件が続きで慌ただしいままに駆け抜けてしまったのが主な理由。
出張先から金曜に内房に帰って、土曜の午前中に所用を済ませたら静岡へ。夕方から日暮れとの競争のごとく庭木の剪定を行い、夜は酒を飲んで就寝です。
日曜も飛んで帰るかのごとく昼前には静岡を発って、内房を経由し出張先へと向かってしまいました。
気の休まる間もないとは、このことでしょうか。まぁ、最大の問題点はアニメを消化する暇もないことですが。

愚痴と埃はいくらでも出てくるので、処置なしですね。

もっとも、出張続きで自分で言うのも何ですが……少々羽振りがよい今年の上半期。
思えば半分以上の日数を外泊で過ごし、もともと旅行好きの身としては割と楽しい状況です。
種々の機材に対する設備投資も捗り、次は何を導入しようかと夢が広がる日々が続きます。

寝袋の更新か、折りたたみ自転車か、はたまたレンズか鉄道模型か……欲求は膨らみますが、宿ぐらしでは買い出しに行く間もないので、吟味の甘いまま衝動で買ってしまうのだけはいただけない状態。
節制精神を思い出したいところですが、外泊するとついテンションが上がってしまうのは如何ともしがたいことです。

立山連峰横断の話

資格試験に追い立てられて、思うところが多々ある今日この頃。
その向こうには出張案件の影もちらつき、遠出もままならぬ日々が続く予感が重なります。
色々と投げ出したい衝動に駆られた果て、思いつくがままに宿を予約し高いところへ挑んでしまいました。


土曜日、朝は5時に起きて電車に乗り込み千葉駅から特急へと乗り換えます。
6:38発のあずさ3号、またの名を千葉あずさ。首都圏の東縁千葉駅から新宿を経由して長野の北辺、南小谷駅まで走り抜ける狂気じみた長距離特急です。
以前から乗ってみたかったのですが、この機に使わない手はないことでしょう。
2017_06@アルペンルート003 2017_06@アルペンルート007
今回は経路の都合上、途中の信濃大町駅で下車しなくてはならなかったのですが、それでも随分と楽ちんでした。
いずれ、南小谷駅までも行きたいですね。

信濃大町駅からは路線バスに乗り込み、立山黒部アルペンルートの長野側の玄関口、扇沢駅へ向かいます。
2017_06@アルペンルート009 2017_06@アルペンルート012
既に小雨がちらつく不穏な天気のなかですが、ここから関電トンネルトロリーバスに乗り込み黒部ダムを目指します。

車内で流れるトンネル打通の歴史案内に耳を傾けながらバスに揺られていれば、噂の黒部ダムには比較的すぐ到着。
途中、赤沢岳の下辺りで富山県に入ってしまいます。
アルペンルートというと富山長野をつなぐ山岳路線といったイメージですが、長野県部分はほんの一瞬しか無いも同然なのですね。
それはそれとして黒部ダムは何度見ても圧倒的な大きさです。
2017_06@アルペンルート042 2017_06@アルペンルート073
もっとも、降ったり止んだりの天気に、オフシーズンで観光放水も無し。偉大なるダムの大きさに感銘を受けつつも、雨の合間を縫ってダムを渡り次の乗り物へ急ぎます。

次は黒部湖から黒部平まで、ケーブルカーであっと言う間です。
2017_06@アルペンルート084 2017_06@アルペンルート095
黒部湖と長野県境の赤沢岳を望む小さな平地。雲に覆われた山並が雄大です。
展望台から逆側、アルペンルートの進行方向を見やれば、立山連峰の岩肌に張り付くような大観峰駅も望めます。
一体全体、誰が何を思ってこんなところに駅を拵えてしまったのでしょうか……狂気を感じる険しい立地です。
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この頃から風も強くなり、ロープウェイ内では散々に煽られ揺れる有様。
ふらふらしながら大観峰駅に至る頃には、雲も私を出迎えに降りてきて、外は真っ白な霧の世界に陥っていました。
斯様な状況で狭い駅構内に長居も無用と、次いで乗ったは立山トンネルトロリーバス。
連峰主峰、雄山の直下をくぐり抜けて、アルペンルートの最高点、標高2400mの室堂に到着です。
2017_06@アルペンルート127 2017_06@アルペンルート140
室堂の駅はアルペンルートのハイライトであり、雄山登山の玄関口でもあって充実の設備です。
建屋内で一式揃い、直結のホテルもある大規模なもの。最上階には、かつて雄山山頂にあった江戸時代の雄山神社峰本社の社殿も展示してあります。

しかして、この日の私の宿も、この室堂駅から歩いて10分ほどのところにあるのですが……。
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びっくりするほどの視界不良と土砂降り、さらに足元は一面の銀世界。6月でも冬のようとは聞いていましたが、よもやこれ程までとは思いもよらぬ有様です。
しばらくは駅の建屋内で様子をうかがっていたのですが、最終的には意を決して宿へ向かい踏み出すしかありませんでした。
雪原に目印のごとく連なるポールを頼りに、横殴りの大粒の雨に耐えながら歩くこと10分ほど。
この旅のハイライトと言っても過言ではないほどの鮮烈な経験です。
道はあっているのだろうか、距離は後どれ程なのだろうか……いろんな不安が去来しながら歩み、宿の影が見えたときには心から安堵しました。
本当に、この時ばかりは冬山の恐ろしさの片鱗を味わった気分です。

そんな訳でいまだかつて無い苦労をして辿り着いたのは「日本一高所にある温泉」みくりが池温泉です。
室堂平、みくりが池の傍に佇む山小屋兼温泉宿といった風情のお宿です。
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名前の通り、温泉です。散々寒い目にあいましたが、温泉に浸って一息ついたらビールを飲んで、もう幸せのできあがりです。
場所柄、素泊まりの選択肢はなく1泊2食付ですが、夕飯も朝食も非常に美味で文句のつけようがありませんでした。

晩御飯後は宿泊客は早々に就寝の体制です。
登山といえば明け方からの活動が多いからでしょうか、21時を過ぎればすっかり静かになってしまいます。
かくいう私も早めに寝たのですが……ふとトイレに見を醒まして窓を見やれば、月が明るいです。
すわ、これは満点の星空かと外に飛び出せば、煌々と輝く満月が東南の空に登っているではないですか。
その明るさときたら、私の影が地面に映し出されるほど。天体観測には支障をきたすレベルですが、これはこれでまた風情があります。
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西側には遠くどこかの町の夜景が望見されます。確信はもてませんが、方角的には富山か高岡でしょうか。
眠気と寒さをこらえながらも、しばし夜の散策と撮影に勤しんでから、再び布団に帰りました。


翌朝は室堂平に日が昇る明け方5時過ぎに起床です。
東側に立山を控えるココでは、地平線上の日の出から実際の日の出まで1時間ほどの時差があります。
ただし、空が黄昏色に染まるのは地平線における日の出の時間帯のこと。単純な話ですがすっかり失念していたため、起きて外を見たら青空が広がっていたときは、何が起こったかと一瞬悩んでしまいました。

閑話休題、朝食を取ったら2日目の行程にいざ出発です。
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あわよくば雄山の山頂も狙えるかと思っていましたが、外に出て少し散策すれば、それがいかに無謀であるかが理解できます。
澄んだ空気のせいか、ちょっと行けばたどり着いてしまいそうなほどにはっきりと見えるその頂も、道程は一面真っ白な雪化粧です。
服装だけならいざしらず、足元の装備が心許ない状況でこれに挑むのは身の程知らずにも程があるというものでしょう。
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しばらく室堂平の雪原散策を楽しんだら、ふと大観峰駅まで引き返して赤沢岳の山並みを拝むアイデアが降って湧いてきました。
思いついたら、居ても立ってもいられないのが性分。室堂駅から往復のきっぷを追加購入して、今一度の大観峰駅です。
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目論見通り、そこには澄んだ空気でくっきりと姿を表す青々とした奥立山連峰の山並みがありました。
土曜日はそれどころではなかった立山側の急傾斜も落ち着いて眺めることができます。
改めて見ても、ここに駅を作ったのは狂気と言わざるをえないでしょう……。

大観峰から再び室堂駅に戻ったら、続いて“雪の大谷”も見物です。
毎年、4月の半ば頃に立山の風物詩として報じられる、あの雪の谷間をバスが走り抜ける道。写真や映像ではしばしば目にしますが、本場では6月でもお目にかかれるとは知りませんでした。
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特に今年は雪が多いとかで、例年よりも高い壁が拝めます。加えて前日の雨で綺麗になった雪面と、雪の白がよく映える青空、6月には望むべくもない好条件が揃ったとかで、なんと運がよいことかと日頃の行いを自画自賛したくなります。

しばらく雪の大谷を散策して飽いたら、いよいよもって室堂を後にして下りの行程へうつります。
ギリギリまで最高点に居たい思いもありますが、寄り道もきっと楽しいはずと、悩んだ末にだいぶ後ろ髪を引かれながら、富山方面へ向かう路線バスに乗り込みました。

乗り込んだと言っても終点まで直行せず、途中の弥陀ヶ原でバスを降りて散策へ。
初夏になれば湿原が広がり、素晴らしい眺望が――とパンフレットには書いてあったのですが、どうやら初夏というには早かった模様。バスを降りても湿原ではなく雪原が広がる様には、早まったことをしたかと焦りの念が生じます。
しかしながら、湿原はなくとももう一つの目的地へは行くことができる様子です。
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立山は室堂平から南西側に、大地が大きくえぐれた立山カルデラと呼ばれる一帯があります。
これを一望できる展望台があるとのことで、是非とも見たいと散策に挑む次第です。
昨日に続いての、ポールだけが頼りの雪中行軍。雪山を舐めているとの誹りは免れない気もしますが、大学時代だったらもっと気楽なスニーカーで突っ込んでいたレベルの道程でしょう。
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15分ほど登れば道が途切れて、急な斜面に行き当たります。
この巨大な谷間こそが立山カルデラ。日本海屈指の暴れ川、常願寺川の源流にして終わりなき砂防工事が続く大崩落の現場です。
少し目線を上げれば白山まで望見できる好条件のもと、雪渓と青山と青空が織りなす雄大な景色に息を呑むばかりで、先程の焦りも何処かへと飛んでいってしまいました。

立山カルデラを眺めながら一息入れたら、続行のバスで終点美女平まで下ります。
途中、日本一の落差を誇る大瀑布、称名滝の前でバスが徐行してくれるイベントなどを挟みつつも、終点へ。
美女平まで下れば雪はすっかり姿を消してしまいました。
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美女平からはケーブルカーに乗り換えればアルペンルートの終点、立山駅に至るのですが……ここまで来て寄り道しない手は一切ないでしょう。
一山登り終えて帰路を急ぐ人波から外れ、探勝歩道へと足を踏み入れます。
高所の雪山とは一点、そこは初夏の高原の森林です。こちらの方が今の季節らしい風景でしょうか。人も少なく実に快適です。
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この一帯は立山杉の産地だとかで、巨大な杉の木が方々に聳え立っています。
豪雪地帯なせいか、奇妙な曲がり方をした木も散見され、不思議な森に迷い込んだかのような感覚に陥りながらも、思いがけず緑を満喫する機会となりました。

駅に戻ったら、いよいよもって観念して最後の乗り物、ケーブルカーで麓の立山駅にいたり、アルペンルートの行程は完遂と相成りました。
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山小屋風の駅では冬山装備のレンタルも行っているようで……こちらに先に来ていれば、あるいは雄山に挑めたのかもしれませんが、過ぎてしまっては詮無きことです。

ここからは富山地方鉄道に乗りかえて、順次富山駅へ向かいます。
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もちろん、直行とは言わず途中の岩峅寺駅で途中下車。この駅も含め、富山地方鉄道は驚くほどに風情ある田舎のローカル線です。
なかでもこの岩峅寺駅は立派な外観ながらも歴史を感じる趣に、映画“点の記”でもロケ地にされたのだとかなんとか。
静かに放っとくのが勿体無いほど、田舎の良い部分を絵にしたような光景の駅です。

しかし、駅が格好いいだけで下車するほど、時間に余裕がある訳ではないので、この駅で下車したのもちゃんと理由があります。
駅から歩いて10分ほど、駅のある岩峅集落の外れに鎮座する雄山神社の前立社壇に参拝です。
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雄山神社は立山の主峰雄山の山頂を峰本社とする越中国一宮、その里宮にあたる社がこの前立社壇になります。
本来であれば峰本社も参拝したかったのですが、先の雪山状況に加えて、そもそもが夏季7~9月しか参拝受付していないのだとか。どちらにしても訪れようがなかったそうですから、里宮だけの参拝になってしまったのは仕方ないことでしょう。

次は山頂への参拝を祈願したら、駅へ戻り、今度こそ富山駅へと向かいました。

締めに富山駅ビル内の居酒屋さんで地酒を飲みつつ指定券を取った北陸新幹線を待って、帰路へ。
1泊2日の行程にしては、思った以上に要素を詰め込んだ充実した旅は3度目の北陸新幹線で締めて終りとなりました。


斯様な次第で非常に楽しんだのは良いのですが、山歩きは全身運動……せっかく復調してきたのに、また全身筋肉痛です。
運動不足がたたっているのでしょうか、世話ない話です。

ひとり遠足と生音

梅雨も間近に迫り、晴れ間の貴重さに若干の焦りを感じる6月頭。
もうすぐ1年も半分を過ぎようとしています、信じがたい速さです……って毎年言っていますね。
幸いにまだ“気付いたら年末”と言うほどには時計の針は加速していないのが救いでしょうか。


幸いにも好天に恵まれた先の週末。
予定らしい予定もなく開放感を味わえるかと思いきや、土壇場で土曜も日曜も夕方から譲れない予定が入ってしまい、思うがままに出掛ける訳にはいかない仕様です。
予定自体は詮無きことですが、日中くらいは外をフラフラと回りたいところです。

そんな訳で土曜日は起き抜けから内房線の下り方面に乗り込み、房総沿岸をガタガタと進みます。
館山から千倉を抜けて安房鴨川の少し手前、太海駅にて下車します。
房総の田舎町を感じさせる独特の青みがかった駅に降り立ち、青空のもと漁港の方へ歩めばすぐに波太の漁港です。
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つげ義春の「ねじ式」のモデルになったと言われる漁港を横目に、海沿いの道を進めば、この日の主たる目的地はすぐそこです。

向かったのは手漕ぎ渡船で渡れる房総半島最大の自然島、仁右衛門島。島名の由来は、島の所有者にして唯一の住民の名前をとったものだとか。
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天気が良いから島に行きたい、そこに理由はいらないと思います。
漁港側の突堤でしばらく船を待って、折よく現れた渡船に乗り込み向こう側に渡りました。

入島料兼渡船代は島側の売店にて支払い。知ってはいましたが、なかなかいい値段がします。
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売店と休憩所の建物は、島唯一のコンクリート建築でしょうか。奥ゆかしく表現すれば、年季の入った趣深い味わいを醸し出していました。
しかしながらも、晴天下の外房の漁港と小島です。景色の悪くない理由はないでしょう。
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本土側を向いた展望台からは、透き通る海水を湛えた小さな漁港と、それに寄り添う家並みが一望できます。
水深が浅いのか、人の手の多いに入った港にありながら、その水底が透けて見えることには驚くばかりです。
他にも島唯一のそれと思われる古民家も公開中。一体全体どういう立場の人間だったのかと不思議に思うほど立派な家が、城壁じみた塀に囲まれた中に建てられていました。

島の裏手、海を望む側には祠も祀らています。源頼朝が潜伏したという岩屋は眉唾にしても、おそらくは古くから祀られてきたものがあることでしょう。
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すぐ外の磯は奇岩が連なる景勝地。あまりの透明感にテンションが上がり、うっかり靴を海没させたのはご愛嬌です。

斯様な次第で復路の渡船で漁港側に戻り、駅へ向かいつつ漁港散策も。
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初夏の浜と町並みも絵になりますよね、多分。

島のあとは安房鴨川駅まで移動して、鴨川シーワールドへ行きました。
実は鴨川シーワールドに行くのは初めてのこと。比較的近場にありながら、なんだかんだと機会が巡ってこなかったので、行くのが後回しになっていた状況です。
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水族館自体も1年ぶりくらいかもしれません……久しぶりですが、やっぱり面白いですね。
鴨シーの目玉といえばシャチやイルカのショーだったのですが、この日は残念なことに既に全演目終了のこと。、
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それでも、ショーの後の寛いだイルカや、常設の水槽見学だけでも十分に楽しむことができました。

閉館時間まで鴨シーで粘ったら、この日の締めは関東に遊びに来ている友人のえめろん氏と合流すること。
外房線経由で千葉駅まで向かい、恙無くランデブーを果たしたら、千葉駅近くの繁華街で軽く飲んで私の家で一泊と相成りました。


鴨川観光に費やした土曜日に引き続き、日曜日も良好な天気に祝福されたお出かけ日和。
えめろん氏はこの日、幕張で開催されたレッドブル・エアレース見物に行くとやらで、朝から早めに起きて出立です。

釣られる形で飲み会あけにしては比較的早くに家を出たこの日は、夕方から都内で用事があるので必然的に目的地も都内方面となります。
どこに行こうかと思案しながら東京駅に着いたら、上野動物園に行く案が降って湧いたので決まりです。
幾度か門前までは行っておきながら、毎回別の用件に引きずられて入園を延期していた因縁の動物園、ついにようやくフレンズになれますね……。
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ひとまずミーハーなので、パンダを見てから楽しみ方を考えましょう。
かの名高きパンダさん、近くで見るためには並ばなければならないのですが、離れて望遠するだけならほとんどノータイムで観覧可能です。

目的を達して満足したら、園内をフラフラしつつ足元で蠢く物体が目に留まります。
よくよく見やれば随分と大きなクモを引き摺る狩りバチさんがいらっしゃるじゃないですか。
聞くところによると、狩りバチは麻酔で昏睡させたクモを巣穴に運び込み、幼虫の生き餌にするのだとか。ファーブル昆虫記に記されているそうですが、実際にその現場に立ち会うのは初めてのことです。
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しばらく観察しているとなるほど然り。時折、餌から離れて周囲を哨戒しつつ道の脇の小さな穴へと進んでいきます。
最後にはズルリとクモを巣穴に引き摺り込んでお仕事終了。恐らくは、卵を産み付けて巣穴にフタをするのでしょうが、そこまで見届ける程の暇はなかったのが残念なところです。

その他に特筆すべき印象に残った動物といえば、檻の中でサービス精神旺盛のシロテテナガザルでしょうか。
ガラス越しにヒトを睥睨し、数多のカメラの注目を浴びる様はカリスマを感じるレベルです。
定期的に見栄えのするポーズをするあたり、言い知れぬ賢さも感じてしまいます。
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コアリクイもまたその悪魔的可愛らしさは素晴らしいの一言。凶悪な爪を隠し持っているのもご愛嬌でしょう。
ぬいぐるみにしたくなるような、いい感じに丸みを帯びたフォルムで木に登るさまは見飽きることのない光景でした。

動かないことで一部で有名だったはずのハシビロコウさんはすっかり野生を失って落ち着き無く動いてくれます。
羽を広げて白目を剥いたときなどは、言葉にならないインパクトがありました。全体的に言えば「聞いていた話と違う!」という感想が一番しっくり来るでしょう。
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アルマジロの疾走もなかなかコミカルで良かったです。


この日もなんやかやと動物園で遊んでいるうちに、気付けば時間は閉館1時間前。ギリギリまで留まりたいところではあったのですが、この日の本題はこの後です。
品川ステラボールに移動して、中島愛さんの復帰ライブに参加しなくてはなりません。
大急ぎで開場へと向かい、素知らぬ顔で入場して4,5年ぶりのまめぐライブの始まりを待ち受けました。
セトリは毎度のごとく省きますが、3年ぶりの復帰ライブだけあり、曲目自体は聞いたことがある“懐かしい”曲ばかり。
過去3枚分のアルバムを概ね年代順に並べたような内容で、待ち望んでいたライブがそこにはあったような気がしました。
「天使になりたい」やラグリン関係の楽曲、アンコールでは「金色」も流れて、思い残すことはもうない……と思わせておいてのさらにダブルアンコールにおける「ノスタルジア」。
一番好きな曲を最後の最後で歌われて、息が止まるかと思うほどの感激でした。
MCではまたアルバムを出して、ツアーもしたいとの言葉もあり、その時を心待ちにして生きていけるような気がするライブでありました。


そんなこんなで、充実した遠足から、懐かしくなるようなライブを経て過ぎ去ったこの週末。
一息ついたところで、今度は資格の実技試験が待っているので、強く生きなければなりません……。

初夏山挑戦の話

気温の乱高下が続く5月末、日中は暑くとも夜風はまだまだ涼しいです。

出張に塗りつぶされた平日を切り抜け、どうにか自宅に戻った金曜日。午後から半休を取って、アウトドア用品の買い出しやら「夜は短し歩けよ乙女」の映画を見に行ったりやらと、久しぶりの文化的生活を満喫しながら生活を日常軌道に戻します。

明けて土曜日も、引き続きふらりふらりと都内へ。この日はフォロワーのヘク猫氏、朔氏と池袋に集合し、期間限定のARIAカフェに行きました。
多く語るところではありませんが、なかなかに楽しい一時。ARIAイベントから、ヴェネチア探訪に続いてのARIAカフェ、今年は空前のARIAイヤーとなり幸せな限りです。
もちろん、件のメンツですからカフェの後には軽くお酒も飲んでから帰路につきました。


しかして迎えた日曜日、金曜日に配備したアウトドア用品を引っさげて朝から電車を乗り継ぎ西武線の飯能駅へ。
ここで元寮生と合流したら、バスに揺られて名栗地区へ向かい、ここから満を持して棒ノ折山の登山に挑戦です。

経路は飯能からバスで名栗湖方面に向かい、白沢谷登山口から岩茸石を経由して往復するもの。検索すればハイキングマップや登山記が山ほど出てくる著名ルートなようです。

昨年は7月の金時山で、丸腰登山の限界に直面してから約1年、装備を整えて余裕を持った大人の登山に成長しました。
バス停から名栗湖を横目に白沢谷の登山口へ。
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ここから西武鉄道の提供するハイキングマップを頼りに沢登りをしつつ山頂に向かいます。

白沢谷の登山道は初っ端からなかなかに強烈な急傾斜。“山登りって坂多いな”とかマヌケなことを抜かしながら歩いていけ、このルートの一押しポイント、沢筋の道に到ります。
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一般的にはあまり不慣れな人がやるべきではないとされる沢登りですが、ここでは人通りも多くよく踏み慣らされた道筋が示され、子供連れだって見かける程の安心感があります。
もちろん、十分な注意は必要でしょうが、それでも初心者の体験版としてはうってつけな雰囲気。湿った岩場や沢の横断はちょっとした冒険気分を味わえました。

小規模な鎖場を抜けて、沢の果てを過ぎたら再び坂道に戻り、尾根筋へ向かって一息に駆け上っていきます。
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岩茸石と呼ばれる奇岩に辿り着けば、ここで尾根沿いの登山道とも合流して、後は山頂まで尾根筋を登るだけです。
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崩れかけた木製の階段や木の根道に辟易しつつも、ここまで来れば気分的にはもう一息といったところです。

徐々に目指す先が明るくなり、最後に木々が途切れたら目指すべき山頂に到達です。
行程にしてバス停からおよそ2時間半、初めてながら標準的なペースで到着する事ができました。
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昼食はそのまま山頂で。山頂でお湯を沸かしてカップ麺、手垢のつくほどやり尽くされた最高に美味しいカップ麺の食べ方ですよね、多分。

一緒に持ってきたコーヒー、紅茶で一服しながら、しばし風景を堪能して下山へ。
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下りは尾根筋の道を選択。転げるように下りますが、膝や腿への負荷は登りより過酷なそうですね……若さで押し切ってしまった感があるので、次はもう少し慎重に余裕を持って下れるようにしたいです。

下山後は登山口から歩いてすぐのさわらびの湯という温泉で一息。
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休憩所でビールを飲みながらバスを待って、飯能へと帰還しました。


ちなみに飯能といえば山登りアニメの「ヤマノススメ」の舞台。棒ノ折山も含めて、方々で今もコラボが続いています。
少し前のアニメのはずですが、今でもイベントがあるとかないとか……と聞きます。
私は観てないのですが、行く先々で遭遇してしまうので、そろそろ観るべき頃合いかと悩み始めている今日この頃です。

忌明けの宴席の話

夢のようだった束の間ヴェネチア渡航から帰国し、時差ボケに悩まされながら迎えたこの週末。
初夏の陽気を通り越し、7月並の暑さを先取りしてきた土日ですが、当方ではちょうど祖母の四十九日に当たります。

理屈は不要ですね。
法要のため静岡に向かい、親戚連中と午後からお寺でお経をあげて諸事済ませたら、夕方からは宴会の始まりです。
半分くらい、親戚のちびっ子の相手をして過ごしていた気もしますが……ドタバタしているうちにあっという間に週末が過ぎてしまう勢いです。
久しぶりにプラレールを引きずり出し、親の実家いっぱいに線路を敷いてやったのがハイライトでしょうか。レールを敷く行為も幾年ぶりかと思いましたが、存外楽しいものです。
もう少し親戚の子が大きくなったら、Nゲージを再開しても良いかもしれないと感じてしまいました。

日曜日も特記事項はないまま、神奈川の実家を経由して帰宅するのみ。特段の寄り道もなく、淡々と過ぎて気づけば月曜日です。
今週はまたしても出張があるのですが……来週こそは何かしたいものですね。


ところで、少し発売から期間が開いてしまいましたが、久しぶりに強烈に心を掴むラノベに遭遇してしました。
どちらも電撃文庫の「賭博師は祈らない」と「オリンポスの郵便ポスト」の2冊。
「賭博師~」は奴隷少女と情に絆された賭博師の物語と、どこか数年前に強烈な瞬間風速が吹いた同人ゲーム“奴隷との生活”を思わせる内容。産業革命期のイギリスを舞台に、陰鬱な背景を負いながらも軽妙な語り口で、王道的な物語が颯爽と展開されます。
期せずして奴隷を手にしてしまい、最初は無関心を装うも段々と放っとけなくなる主人公の変化と、人間的な扱いに徐々に心を開き、たどたどしくも感情を表すようになる少女の組み合わせ……ニッチな層にぐさりと刺さりそうなシチュエーションを、丁寧な伏線と題材の処理で、真っ当な物語に仕上げた印象です。
設定自体が好きな類に読みやすさも加わって、久しぶりに“ドハマリした”という表現が合う気がする一作です。

電撃は思い出した様に1冊完結型の気持ちのよい本を出すので大好きです。
もう一方の「オリンポスの~」も同様に陰鬱気味な背景を舞台に、二人組が世界の果ての郵便ポストを目指す旅物語。嫌いな訳がない代物です。
こちらについては難点を言うこともできるのですが……そんな物はさておいて、淡々と進んだ旅の先にある出会いと別れに目頭が熱くなって、それで十分です。

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社会的圧力に負けて働き始めた巫女好き提督。2年かけて回復したSAN値を瞬く間に失い、工場街のおんぼろアパートでサバイバルなう。

何かにつけて神頼みする近所のお稲荷様に感謝

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私が勝手に(無断で)貼ったリンクもあります……。 どうか、ご配慮願います。

分類……してないなぁ?

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