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月曜備忘録

東奔西走したり、近場をさまよったり、お家でぐったりしたり……週末の所業や所感を記録する場所(旧名:兵站の鬼を目指して……)

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2020-08-03 (Mon)

河口湖の夏

河口湖の夏

7月を目一杯使った梅雨が、まるでスイッチを切り替えたかのように夏へと变化した8月冒頭。先週までの曇り空と涼しい日々が嘘かのように、酷い暑さと夏空がやってきました。8月初週の週末といえば、個人的には1年で一番夏を感じるタイミング。毎年恒例、茅原実里さんの河口湖ライブの時期……でした。今年は折からのコロナ禍と諸般の事情でライブ開催自体が絶望的な情勢。しかしながら、関係者の尽力のお陰か、同日程にて河口湖ステラ...

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7月を目一杯使った梅雨が、まるでスイッチを切り替えたかのように夏へと变化した8月冒頭。
先週までの曇り空と涼しい日々が嘘かのように、酷い暑さと夏空がやってきました。

8月初週の週末といえば、個人的には1年で一番夏を感じるタイミング。
毎年恒例、茅原実里さんの河口湖ライブの時期……でした。
今年は折からのコロナ禍と諸般の事情でライブ開催自体が絶望的な情勢。
しかしながら、関係者の尽力のお陰か、同日程にて河口湖ステラシアターからの無観客オンラインライブが配信される運びとなりました。

そんな訳で10年以上通い続けた河口湖。
もはや習慣を通り越して呪い染みてきていますが、無観客でもライブがあるなら行かない理由を見つけられません。
会場そのものには行けずとも、いつものキャンプ場からライブ配信を観ることで折り合いをつける夏になりました。


一人でしんみりとキャンプからの動画鑑賞も、選択肢にはあったのですが折角のキャンプの機会です。
釣りキャンプがしたいといいながらもタイミングを逸していた大学の友人連中を誘いましょう。
河口湖駅に現地集合したら、河口湖大橋の袂のキャンプ場へチェックインして、土曜日が始まりました。
2020_08@河口湖エアみのり001 2020_08@河口湖エアみのり003
いつもの駅、いつもの湖畔のキャンプ場……駅の横断幕がないのだけが寂しいところですが、こればかりは仕方ないこと。
チェックイン後に少しだけ買い出しに出て、お酒とお肉を買い込んだら、もう楽しくなってきますね。

気分的にテントを張るのは手間だったので、広めのバンガローを借りて十分な空間を確保です。
明るいうちから早々に焚き火を始めました。
2020_08@河口湖エアみのり009 2020_08@河口湖エアみのり019
15時過ぎから焚き火で調理しながら酒を飲み、何をするでもなく過ごして18時。
オンラインライブが始まる頃にはすっかりできあがっていました。

斯様な次第で焚き火をしながらのライブ配信鑑賞も、これはこれで楽しいですね。
友人曰く「お前のテンションが上がると、火力も上がって怖い」「サイリウム代わりに焚き上げるな」と好評を博す楽しい時間となりました。
アレコレと気を使うこともなく過ごしながら歌を聴けるのですから、もう少し音響が良ければライブの代替手段としては良いのかもしれません。
時間的にも余裕があり、22時の消灯時間に追われることもなく、夜半まで火を眺めながら過ごして就寝となりました。


翌日はしこたま飲んだ影響もあって、朝は8時頃までは死屍累々の有様です。
チェックアウトの時間が気に掛かりだした頃合いで、ようやく起き出して朝食といたします。

ご飯を食べてちょっと元気が戻ったら、片付けをして撤収といたしましょう。
晴天夏日の河口湖畔をブラブラと散策してから、銭湯まで足を伸ばして一息です。
2020_08@河口湖エアみのり037 2020_08@河口湖エアみのり040
昼食を食べたら、時世もあるので渋滞に巻き込まれないうちにと早めの帰路につきました。
帰り際、未練がましく最後にステラシアターの外観だけ押さえて、日が沈む前には神奈川の実家へ帰還です。


実家に戻ってからはいつもの週末の延長ですね。夕飯を食べてからぼちぼち内房へ戻ります。
気分的にはいつもの“楽しい夏が始まった”というよりは、天候も相まって“ようやく夏らしくなってきた”と言った気分でしょうか。
来週にはお盆休みなのが、未だに今ひとつ実感のわかない状況です。

コミケもありませんし、かと言って特段の遠出の算段もありませんし……果たしてどうして過ごしたものでしょうか。
2020-07-28 (Tue)

半月と鳥羽の話

半月と鳥羽の話

時世を鑑みるに、あまり多くに触れ無いほうが良いかと存じますが、太平洋岸で強めの雨が降った4連休の話。何もなければオリンピックが始まるハズであったこの7月の祝日連続期間は、毎年恒例と化した「半分の月がのぼる空」好きのオフ会に乗っかって鳥羽に行ってきました。自由気ままに過ごす一派なので、何とは無しにも互いの距離を確保して、ふわりふわりと伊勢鳥羽観光です。初日となった木曜日は、新幹線で名古屋を経由し、近鉄...

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時世を鑑みるに、あまり多くに触れ無いほうが良いかと存じますが、太平洋岸で強めの雨が降った4連休の話。
何もなければオリンピックが始まるハズであったこの7月の祝日連続期間は、毎年恒例と化した「半分の月がのぼる空」好きのオフ会に乗っかって鳥羽に行ってきました。

自由気ままに過ごす一派なので、何とは無しにも互いの距離を確保して、ふわりふわりと伊勢鳥羽観光です。


初日となった木曜日は、新幹線で名古屋を経由し、近鉄宇治山田駅へ。
駅近くのお馴染み、まんぷく食堂で唐揚げ丼を食べつつ「半分の月がのぼる空」好きの面々と合流です。

2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)021 2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)033
その足のまま、伊勢神宮外宮に参拝してから外宮前のお店で赤福氷を食べます。
結局、この日の活動はこれくらいなところで、何だかんだと移動だけでいい時間です。鳥羽駅前の宿へと移動しました。

近くのラーメン屋で夕飯を食べて、宿の部屋でお酒を飲みつつ就寝です。


続く金曜日は朝から早起きしてドライブに行った一派もいれば、何をするでもなく部屋でダラダラ過ごす者もいるバラバラの状況で始まります。
私は部屋でダラダラ過ごす方です。
遅めに部屋を出て朝ごはんを食べたら、段々と再集合してきました。
そこそこの数が揃った段階で、鳥羽のフェリーターミナルより離島への連絡船に乗りました。
2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)074 2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)113
行きたるは伊勢湾に浮かぶ比較的大きめの島、答志島です。
漁業で成り立ち、九鬼水軍の遺構が残る離れ島で、何をするでもなく半日ほどダラダラと過ごします。
離島独特のおおらかな空気を楽しんだり、海鮮丼を味わったり……言葉にするとおおよそ虚無ですが、それなりに楽しい時間を過ごしました。
2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)145 2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)171
答志島から戻った後は、同行者の車を借りて鳥羽市街の裏山に鎮座する金比羅宮鳥羽分社を参拝です。
昭和30年代と比較的新しい時期に創建された神社ですが、山の上に佇むさまは風格がありました。

神社のあとは何故か三々五々に夕食を摂って……部屋で軽く飲んで夜となりました。


鳥羽旅行も3日目となる日曜日は、前日に続いて朝のドライブに出ている人々もいたので、私は鳥羽市街で神社をめぐります。
市街地の中心部にある鳥羽の氏神様、賀多神社は市街地とは思えないほど濃い緑に囲まれた神秘的な境内でした。
2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)192 2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)206
一方、鳥羽城址の片隅に鎮座する大山祇神社は拝殿にこれでもかと言うほど風鈴が吊るされ、夏の風情を先取りです。

神社のあとは近隣の資料館や古民家巡り。特に詩人伊良子清白の旧居は、珍しい大正期の町医者の建屋を今に残しています。
古めかしい木造家屋でくつろぎのひと時を過ごしてから、昼飯代わりに近隣のお店で“飲むチーズケーキ”をいただきました。
2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)211 2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)214
そんなこんなで一人で気ままに過ごしている間に、ドライブ勢も帰ってきたので再合流です。

合流後は鳥羽市街から車で少し南下した位置にある海の博物館を見学して、夜は部屋で映画と雷雨を鑑賞しつつ夜を迎えました。


そんな勢いであっという間に最終日の日曜日です。

この日は朝で他の面々と別れて、気ままに鳥羽周辺での取り零し観光を回収です。

最初に訪れたのはミキモト真珠島。世界で初めて真珠の養殖に成功したミキモトの企業博物館です。
真珠の宝飾品としての歴史から、真珠貝の生態に養殖技術と盛り沢山の展示は想像以上に充実した時間を提供してくれました。
真珠と言えば真ん丸な印象がありますが、天然のそして古来からの真珠は不定形だったのだとか……考えてみれば当たり前でも、実物を見ないとなかなか想像できないもので、不揃いな天然真珠を巧みに組み上げた宝飾品などは眼を見張る美しさがありました。
2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)248 2020_07@半月伊勢オフ(鳥羽)279
その後は近鉄の未乗車区間となっていた鳥羽線に乗車し、賢島まで。
ただ行って引き返すだけでは芸がないと思い、志摩マリンランドなる水族館を見物してから引き返しました。
施設としては小ぶりな水族館ながら、マンボウや生きた化石の生体展示など、独特の展示が目を引く水族館です。
特に足が90本以上に分岐したマダコの標本などは、突飛すぎてつい本当に足の数が足りてるのかと数えてしまうほどでした。

そんなこんなで、水族館のあとはまだ15時過ぎですが帰路につく算段です。
この日は静岡県内で大雨が降っているとかで、新幹線が断続的に運転見合わせをしている状況です。
普段ならギリギリまで遊び倒すのですが……己の勘が早めに帰るよう言っているのですから従うより他にありませんでした。


結局、普段の感覚より早めに出立したものの、静岡県内での徐行運転や、その後の新横浜や品川手前での運転調整の影響で、新幹線は2時間弱の遅れで品川駅へ。
乗り継いで帰宅する頃には日付が変わるギリギリのラインとなっていました。

もし、もう少し粘って遊んでいたら帰れなかったかも知れない危ういライン。己の勘を信じるのは、大事なことですね。
2020-07-20 (Mon)

三浦半島の付け根の話

三浦半島の付け根の話

コロナ禍は第2波の様相がいよいよ明確になり、またしても遠出が憚られる風潮となってきた昨今。自粛解除の空気に乗って手配してしまった夏の旅行を、どう処置したものかと……要らぬ悩みと冴えぬ天気に滅入る気分でニュースを眺めて過ごすこととなった7月第3週です。皮肉なもので、こういうときこそ仕事が忙しいのはありがたいですね。目の前の課題に注力していれば、当座の評価は得られるのですから……これもある種の現実逃避かも知...

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コロナ禍は第2波の様相がいよいよ明確になり、またしても遠出が憚られる風潮となってきた昨今。
自粛解除の空気に乗って手配してしまった夏の旅行を、どう処置したものかと……要らぬ悩みと冴えぬ天気に滅入る気分でニュースを眺めて過ごすこととなった7月第3週です。
皮肉なもので、こういうときこそ仕事が忙しいのはありがたいですね。
目の前の課題に注力していれば、当座の評価は得られるのですから……これもある種の現実逃避かも知れません。


そんなこんなでも週末が巡ってくれば、お出掛けしたくなるのが人の性です。

土曜日は先月末から大学の先輩と約束していた釣り船での海釣りの日です。
先輩氏に加えてヘク猫氏と朔氏も誘い合わせ、4人編成で金沢八景駅近くの釣り船屋さんへ行きました。

こういう釣り船屋さんの船に乗るのは初めての経験です。
キャビンもない小型の船で東京湾へ漕ぎ出すのですから、ワクワクしてしまいますよね。

先輩氏の指導に従って乗船手続きを済ませたら、出港まで少々時間があるので近くの神社で豊漁祈願としました。
2020_07@金沢八景諸々002
金沢八景駅近くに鎮座する瀬戸神社は、鎌倉時代初期に創建されたと伝わる古社です。
かつての金沢八景駅周辺は深い入り江を繋ぐ水路、すなわち瀬戸に面した土地だったのだとか。
そんな古の瀬戸に隣接する境内地近辺からは、古墳時代の祭祀跡も見つかっており、実際には神社の形が整う以前から聖なる地と見做されていた可能性が高いのだとか。
今でこそ大都会横浜の一角として、八景島などの観光開発が進む町ですが、背後に横たわる歴史の深さには背筋が伸びる思いでした。

閑話休題。
神社で歴史に思いを馳せつつ、御朱印を頂戴したら、船上での食事を買い出して、釣り船屋さんに戻ります。
釣り船に乗り込んで、準備を整えたらいよいよ船は定刻の12時過ぎに東京湾へと漕ぎ出して行きました。

平潟湾を発して野島運河から八景島の沖合へ。
福浦岸壁近くの定番スポットを手始めに、船長の判断でアジの魚群を探して船は進みます。
途中、有望そうなスポットを見定めては一時停泊し、海釣りタイムです。
前半は釣り糸を垂れても今一つの反応だったり、狙っていない魚がかかってしまったり、手応えのない時間が続きました。
ただ、そんな状況も14時を過ぎた頃から一転します。
どうやらついにアジの群れを捉えたらしく、釣り糸を垂れて上手く扱えば、すぐに反応はある程の入れ食い状態が始まります。
不慣れな我々は思うように釣れない状況が続くものの、それでも食い付いたときのヒキがあるだけでも気分はだいぶ違います。張り合いがあるのはいいものですよね。
同船した別グループのベテラン勢などは比喩でもなく、釣り糸を垂れるごとに釣果が増えていく状況になっておりました。
2020_07@金沢八景諸々003 2020_07@金沢八景諸々006
結局、港に戻ってきたのは16時半頃でしたが、その間に多い人では15匹近くのアジを釣り上げたのだとか。
素人の私でも、好条件の恩恵でアジが3匹釣れました。ついでにサバとイシモチも1匹ずつ。
こういう釣り船では、今回でのアジのようにそれぞれの回で狙っている魚以外が釣れるのは、あまり歓迎されない文化があるようですが……個人的には初めての船釣りで多様な魚が釣れたのですから、随分と楽しい体験になりました。

釣りの後は鮮魚を携えた状態ですので、飲み会という訳にも行かず早々に解散です。
そのまま実家に持ち帰って、四苦八苦しながらそれっぽく調理して、この日の晩御飯といたしました。
例え釣れたて新鮮な魚であっても、素人が捌いた刺身より、塩焼きや煮付けの方が無難に美味しい。そんな新たな知見を得ながら、夜が深まるに任せて過ごしました。


明けて日曜日は久しぶりに気持ちよく晴れて、青空の見えるお出かけ日和です。
10時過ぎの起床になってしまいましたが、遅めのハイキングに行くにはうってつけのタイミングです。

実家から横浜へ出て京急に乗り継ぎ、この日もまた金沢八景へ向かいました。
ただしこの日はここで下車せずに逗子線に乗り換えて2駅隣の神武寺駅で下車いたしました。
ここから逗子横須賀界隈に残る雑木林の中のハイキングコース、鷹取山を目指します。

鷹取山はかつて石切り場として使われた山なのだとか何とか。
神武寺駅側のハイキングコースは、初っ端から鋸山を彷彿とさせる石壁の道が続きます。
2020_07@金沢八景諸々012 2020_07@金沢八景諸々016
連日の雨で泥濘んだ足元と、湿った滑りやすい石畳に難儀しながらも、何とか登り進んでいくと森の中に小さな山門が現れます。
これが鷹取山の中腹に建立された神武寺、行基が開基したと伝わる古刹です。

このお寺の梵鐘は“三浦八景”の一つに数えられる景勝地なのだとか。
イチオシは夕景だそうですが、快晴の真っ昼間でも立派な梵鐘と鐘楼ではありました。
2020_07@金沢八景諸々018 2020_07@金沢八景諸々023
ただ残念ながら本堂への拝観はできないとかで、ハイキングコースの一部となっている境内地の通路を通り抜けることしか出来ませんでした。

神武寺を過ぎると、しばらく木々に覆われた稜線を辿ることで最高地点のある鷹取山公園へと至ります。
この鷹取山の山頂周辺は石切り場として特に栄えた場所なのだとか。
切り出された跡の平坦地と、切り残されて独特の形になってしまった岩峰が続く、不思議な景観が広がります。
その中でも一番高い岩峰の上に設置された展望台からは、岩峰群やその向こうに広がる東京湾が一望できます。
横須賀の海軍施設から、対岸の房総半島の山並みに製鉄所、或いは横浜側のビル群とクレーン群……見慣れているようでも、何度見ても良い景色ですよね。
特にこの日のような久々に晴れたタイミングで高いところに行くというのは、実に気持ちが良かったです。
2020_07@金沢八景諸々027 2020_07@金沢八景諸々035
またこの山頂部から少し離れた場所には石切り場の跡地に掘り込まれた磨崖仏も鎮座しています。
木々に覆われた大岩に仏像が掘り込まれている様子は、南国の遺跡のような風情です。実際には戦後になって作られたものなのだそうですが……実際以上に深い歴史を感じさせる威厳ある仏様がそこには居られました。

磨崖仏を拝んだら、今回のハイキングの目的は概ね達成です。
ただ来た道を戻っては面白くないので、鷹取山の反対斜面を下って京急田浦駅方面から下山することにしました。

しかし、関東郊外のハイキングコースと侮るなかれです。夏の生命力旺盛な植物達は、メジャールートから外れた途端に牙を向いてきます。
田浦駅方面ルートをしばらく歩いていくと、その道程は一気に道の所在も怪しくなるほどの深い茂みに覆われてしまいました。
辛うじて残された踏み跡とスマホのGPSを頼りに藪を掻き分けて進む状況は、とても住宅街の裏手を行く2時間コースの散歩道とは思えない惨状でした。
木々の切れ間から見える新興住宅街の町並みや幹線道路と、目の前の大自然のギャップには認識が少々混乱します。
2020_07@金沢八景諸々043 2020_07@金沢八景諸々044
挙句の果てに、何とか強行突破した先の光景は「ヨコハマ買い出し紀行」の如き様相です。
目の前の横須賀のイメージとは乖離した趣深い世界には、狐に化かされたかもと思わせるものがありました。
それでも、舗装路に戻ってこれただけで一安心ですね。
階段や入り組んだ路地は一直線に駅へと連れて行ってはくれないものの、地図にはっきり描かられた道を辿れば良いというのは実に心強いです。

歩きながら気付いたのですが、この藪から抜け出した一体は横須賀市船越町という山間の急斜面に貼り付くように家々が建てられた独特の景観を擁する一体でした。
2020_07@金沢八景諸々048 2020_07@金沢八景諸々050
階段と路地、斜面に張り出した家並み――尾道とかを思わせる趣きある町並みに予期せず出会い、ちょっと得した気分になれました。

斯様な次第で無事に下山したら、京急田浦駅から京急に揺られて東神奈川駅へ。
2020_07@金沢八景諸々053
東神奈川駅では東海道沿いに往古から鎮座するという熊野神社に参拝してから、実家へと帰ることにいたしました。


そんなこんなで実家に帰ったら晩御飯を食べて、諸般の荷物回送をこなすために車を借りて帰宅といたしました。


私個人としてはコロナ禍中での手配済みのお出掛けの対応が悩みごとなのですが……どうにも実家で聞いたところでは、こちらも何やら一筋縄ではいかないトラブルを抱えているのだとか。
あまり深入りはしたくないのですが、親が悄然としている様子は見るに堪えないところがあります。
家庭の悩みを抱えてしまうと、仕事の悩み事など割り切りが効く分、随分と扱いやすいようにすら思えてくる始末です。
困り事ばかりの日々が続きそうで困ってしまいますが……ひとまずは来週の4連休を楽しみに生きていくしか無いですね。
なんだかんだで、何とかなるはずと信じて、今週もやって行く所存です。
2020-07-12 (Sun)

県内散策の週末

県内散策の週末

コロナ禍の話題も一掃しかねない強烈な雨が降り続く7月第2週。関東も災害級の豪雨にこそならなかったものの、降ったり止んだりの冴えない天気で洗濯物がままならない有様です。着替えの備蓄も払底し、数年ぶりにコインランドリーのお世話になってしまいました。深夜のコインランドリー、人気のない空間で、ただ回り続ける洗濯機を眺めるだけの時間を過ごします。何をしているわけでも無いはずなのに、万事滞りなく“やるべき事”が進...

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コロナ禍の話題も一掃しかねない強烈な雨が降り続く7月第2週。
関東も災害級の豪雨にこそならなかったものの、降ったり止んだりの冴えない天気で洗濯物がままならない有様です。
着替えの備蓄も払底し、数年ぶりにコインランドリーのお世話になってしまいました。

深夜のコインランドリー、人気のない空間で、ただ回り続ける洗濯機を眺めるだけの時間を過ごします。
何をしているわけでも無いはずなのに、万事滞りなく“やるべき事”が進捗して行く不思議な空間です。
なんとも説明しにくいのですが、個人的には乗り物に乗って移動する時間と共通する居心地の良さがありました。
常に何かをしていないと落ち着かない性分なのもあるのでしょう。
こういう、何をするでもなくぼんやりと過ごすだけで、物事が進捗していく空間は“何もして無くても焦る必要がない”と心から感じられて、妙に落ち着く気がします。
これもまたある種の癒やし空間と言えるのかも知れません。
素敵な時間を味わいたくて、また近いうちにお世話になっても良いかも知れません。


それはそれとして、外出自粛とは無関係ながら、諸々の都合が重なって県内で大人しくすることとなった今週末。
土曜日は船橋方面で飲み会となったので、日中は以前から気になっていた成田の航空科学博物館へ行くことにしました。

成田駅から京成線に乗り換えたら、成田空港の地下を潜る枝線から日本一短い私鉄、芝山鉄道線へ直通です。
10分内外、列車に揺られたら終点の芝山千代田駅に到着します。
駅から目的の航空科学博物館までは、空港沿いに歩くこと30分ほどの道程です。
幸いに雨が降る予報でもなかったので、そのまま軽い気持ちで向かいました。
2020_07@成田とその他008 2020_07@成田とその他015
想定以上の気温上昇でいい汗をかく羽目になりながら辿り着いた航空科学博物館は、日本初の航空関連の博物館なのだとか。
成田空港の滑走路に隣接した立地で、展望台からは離着陸する機体や駐機場の様子を間近に見ることができます。

館内の展示は設立年代を反映してか、少しばかり古めのものが目立ちますが、ボーイング747の実物断面などは圧巻と言うしかないでしょう。
2020_07@成田とその他017 2020_07@成田とその他029
図解等で何となく理解しているつもりでも、実寸大で見るとやはり印象が違います。
飛行機の大きさを目の当たりにすると、むしろ逆に“なぜこんな鉄の塊が飛ぶのか”と不思議に感じてしまいました。

目玉のボーイング747関連以外には、いくつかの体験型の展示にも力を入れている印象です。
フライトシミュレーターの体験などが定番なのでしょうが、個人的に特に印象深かったのはエンジンのデモンストレーションです。
ヘリ用の小型ジェットエンジンや、今や数少ない星型エンジンの剥き出しでの回転を見れるのは、こういう博物館ならではと言った展示でした。
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また完全に余談ですが、体験館への誘導パネルもデフォルメされながらも要点を押さえた可愛いキャラ絵が非常に良いです。
ヘルメットはちゃんとあご紐を締めているのと、ツナギの上に反射材チョッキを着ているのが、個人的にグッと来ました。


斯様な次第で一通り展示を見学したら、良い時間になってしまったので船橋に向けて撤収です。
再び歩いて芝山千代田駅に戻り、1駅隣の東成田駅で下車。旧成田空港駅として、知る人ぞ知る古い遺構が残された駅です。
ただ、今回はのんびりと観光する時間はありません。ネットで知ってから一番の関心事項であった、成田空港第2ターミナル駅までの徒歩移動ルートに的を絞って、探索いたしました。
このルートの存在、第2ターミナル側は時折使う機会があったはずですが、全く心当たりがなく不思議に思っていた次第です。
実際に歩いてみれば何のことはなし。第2ターミナル駅の出口専用改札の目の前に通路の出入口がありました。
空港方面に気を取られて、一番周囲への関心が薄いタイミングです。一度通り抜けてしまえば、まず戻ってくることがない場所ですから、記憶にないのも当然ですね。
ここ半年以上気になっていた不思議が解けたので、安心してJRに乗り換え、そのまま飲み会へと参加いたしました。

件の飲み会は例のごとくの半月クラスタ、朔氏、ヘク猫氏、まんだむ氏と終電まであれこれと飲み歩いて帰宅いたしました。


翌日曜日は、好天の予報だったので鴨川の方まで原付ツーリングの心算でした……そのつもりでした、朝までは。
土曜日の飲み過ぎで、朝はあえなく二日酔いです。
七転八倒するうちに午後になってしまったので、大人しく近所を散策することにいたしました。

手始めに近所の床屋で散髪してから、原付を駆って国道沿いを南下し御朱印未回収の神社へ向かいます。

一社目は富津市佐貫町の鶴峯八幡宮です。
佐貫町は江戸期には藩庁も置かれた歴史ある町。先日、内陸側の城址も探索したばかりのおなじみの町です。
鶴峯八幡宮はそんな佐貫の町の外れに位置し、鎌倉時代には史書に名を残すという由緒ある八幡宮です。
最近は頻繁に前を通りかかっていたのですが、なかなか時間の都合がつかず立ち寄れなかった次第。
ようやく無事に御朱印を頂戴することが出来ました。
2020_07@成田とその他045 2020_07@成田とその他057
もう一社は国道465号線沿いの古船浅間神社。規模こそ小さいものの宝永年間に建築された立派な本殿が残る神社です。
残念ながら御朱印の頒布は行われていませんでしたが、代わりに御神水が有名なのだとか。
私が境内をフラフラしてる合間にも、数組の参拝客が水を汲んでいるのが見受けられました。

最近の原付ツーリングでだいぶ近隣に詳しくなったつもりでしたが……まだまだ知らないことが多いですね。


そんなこんなで気付けば県内だけで過ごした今週末。
コロナに大雨にと懸案事項は多いですが、来週からは真夏のイベントが目白押しの予定です。
計画通りに出掛けられることすら危うい情勢ではありますが、上手くいくと信じて過ごしたいです。
2020-07-06 (Mon)

梅雨空待機の週末

梅雨空待機の週末

九州に強烈な雨が降ったというこの週末。当初の予定では山梨へハイキングに行きたいと考えていたのですが、全国的に天気が不安定との予報を前に家で大人しくする選択といたしました。都内はまたぞろコロナ禍による自粛の空気になってしまい、適当なところへ出掛ける気力も今一つ湧かない始末です。先週のお出掛けから一転して、実家の本を整理したり、3月以来となる隣街散策に興じたり、或いは何をするでもなくゴロゴロと過ごした...

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九州に強烈な雨が降ったというこの週末。
当初の予定では山梨へハイキングに行きたいと考えていたのですが、全国的に天気が不安定との予報を前に家で大人しくする選択といたしました。


都内はまたぞろコロナ禍による自粛の空気になってしまい、適当なところへ出掛ける気力も今一つ湧かない始末です。
先週のお出掛けから一転して、実家の本を整理したり、3月以来となる隣街散策に興じたり、或いは何をするでもなくゴロゴロと過ごしたりと、怠惰の限りを尽くした次第です。

特段に書き記すべき出来事もないのですが、そういう週末こそ“何もなかった”とメモしておかないと、後日の混乱のもとになったりとか。
うっかりしていると、前の週にどこに行ったかも記憶が曖昧になる事があるので、気をつけないとです。